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楽水庵ブログ 2014年1月 5ページ目

ほとんど口が開かなかった女性、もっと嬉しいニュースが・・・

時々左顎がカクカクする程度になるまで良くなってこられたhappy01
最初の頃は効果が数日しか保たず、なかなか手強い感じだったが、腰などの下半身もしっかり施術する事で首等の状態が更に改善したようだ。

左の側頭骨下顎骨靭帯の弛みもかなり軽減。
調整していても、そんなにスリップしなくなってきた。
左外側翼突筋の調整も一番奥まで指が届いた。かなり痛かっただろうが(^_^;)

そして、もう一つ嬉しいニュースが。
先月初めて来られた際に不妊治療をされていると言われていたが、どうやら懐妊されたようだ。
ちょうど1ヶ月との事。うちに来られてから、という事になる。

別の方も、以前不妊治療で当時整体に通っていて、そこのアドバイスを受け足のエクササイズをしたら妊娠した、と言われていた。
この方に関しては、腰の手技は前回からだが、最初から腰椎等の神経圧迫があったのでテーピングをしていた。
どこまで自分のやった事が妊娠に役立ったかは判らないが、少しは貢献できているのでは、と思うことにしています(^_^)

体全体の調子が良くなれば、不妊で悩んでおられる方々に吉報が届く可能性も高くなる筈です。
その中でも、仙椎3番の神経の働きが一番重要だと考えております。

額の痛み、首の筋肉が原因

顎関節症で通院されている30代の女性。
最初は口がほとんど開かない状態だったが、今では左顎が時々カクカクする程度まで良くなっている。
腰から肩・首・頭と全体的に施術しているので、かなり悩みも解決されつつある。

今日お見えになった際に、「額のところが痛い」と言われる。
聞けばかなり前から痛かったらしいが、問題の多い方は一度に全部を言われる事は滅多にない。
優先順位の高いところを先ず言われ、そこが楽になってくれば次のところ、というパターンが多い。
痛い箇所は左の額、目の真ん中のちょうど上辺り。
トリガーポイントで調べてみると、どうも首の胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が原因のよう。
左胸鎖乳突筋の筋肉テストをすると、全く抵抗できない。

そこで、左胸鎖乳突筋の筋肉リリースをすると共に、右の胸鎖乳突筋も更に状態が良くなれば、もっと楽になるので施術する。

結果は良好、ほとんど痛みが消えました。

ちなみに胸鎖乳突筋の状態が良くないと、めまいの原因にもなります。
一番簡単なチェック方法は、左右に首を回してみて回しにくい方があれば、その反対側の胸鎖乳突筋の機能低下が疑われます。
というのも、胸鎖乳突筋は反対側に首を回す機能があるからです。

眼の周りとかが痛い時、一度チェックしてみて下さい。

やはり頭を最後にすると効果覿面!(^^)!

今日来られた女性。
今までの、頭を最初に方にほぐす順序でやっていくとかなり痛がられていた。

それが、最近の腰を中心とした下半身の施術、そして首や肩中心の上半身の施術の後に頭をすると、張りも今までより少なく、「気持ち良い」感覚になっていた。

勿論、必要なら痛くてもある程度我慢してもらうが、必要以上に痛みを与えるのは申し訳ない。

という訳で、結構良い感触で施術を終える事ができました。

完全に「胸郭出口症候群」

ほぼ2週間毎に通われている30代の女性。
昨年の3月に初めて来られた際には、両足・両手に痺れが出ていた。
少し前は坐骨神経痛が出ていたが、それは現状では収まっている。
ただ、左梨状筋の機能がまだ弱いので、条件が重なればいつ痺れが出てもおかしくない。

そういう訳で、下半身からしっかり筋肉リリースで調整。
かなり痛い箇所もあったみたいだが、効果を確認すると納得してもらえた。

下半身が終わり、首の施術に移る。
まず、前斜角筋。筋肉リリースをすると肘から指まで痺れが出た。
次に中斜角筋。今度は上腕部に痺れではないが重ダルイ感覚が出る。
程度の差はあれ、左右共に出た。
完全に「胸郭出口症候群」です。

勿論、その箇所の筋肉リリースが終われば、痺れや重ダルさは直ぐに消え凄く楽になるが、こういう「胸郭出口症候群」の症状のある方等は、施術中に一時的にせよ痛み・痺れ・重ダルさを施術中に我慢してもらう必要はあります。

よく来られる方に言いますが、最近多い「無痛整体」の『無痛』って本当に良くしようと思えば無理なのです。
本当に悪い箇所はどんなに優しく触っても痛いのです。
最初から強い圧を掛けるのは論外ですが、痛がられるのに対しビクビクしていては、その方を本当に良くすることはできないと感じます。

必要以上に痛みを与える事はダメですが、最低限の痛み等は納得して我慢してもらう、それが私の施術方針です。
ですから、ホームページのトップページに『少しでも痛いのがダメな方』は当院に向いていません、と断りを入れさせていただいています。

話を戻して、この方のような「胸郭出口症候群」の場合(まあ、自分も少しその気があるので判りますが)、骨格等の問題で条件次第で神経が触わりやすいのは仕方ありません。
ですから、余計に上に挙げた筋肉の張りをコマメに取り除いていく必要があるのです。
坐骨神経痛等も然りです。




頭痛対策エクササイズ、左右ともやりましょう

第1回で上僧帽筋の「筋肉リリース」を用いたエクササイズを紹介しました。

如何でしょうか、試していただけましたか?

そして、大事な事は痛いのが左側として、左側だけやれば良いのかと言えばそうではない、という事を覚えていただきたいのです。

動かし方にもよりますが、左右についている同じ筋肉は協調して動く事が多いのです。
例えば、前回で説明したスタートポジション、首をやや反らし左側に首を回すと、ターゲットである「上僧帽筋」は収縮し、の「上僧帽筋」は弛みます。
この「収縮と弛緩」のコンビネーションが上手くいって、初めて筋肉はスムーズに動いてくれます。
片側をやるだけでは、やはり期待できる効果が限定されてしまいます。

できるだけ両方ともやってください。

自分の母親、足の痺れ

左足の小指付近が痺れて、寝てても気になると言うので、チェック。

どうも第3腓骨筋の具合が良くない。
テープを貼れば良いのですが、シワシワの婆さんでテープの効きが悪く、いつも困っています(^_^;)

そういう訳で、第3腓骨筋の「筋肉リリース」をしてみました。
「痛い、痛い」と喚いていましたが、「我慢せえ」と言って続行。
悪いところは痛いの当たり前。

しばらくすると、第3腓骨筋がほぐれてきて痺れもかなりマシになり、立った時の足の運びも良くなりました。


首の詰まりをとると頭もスッキリ、タグルボード

「痺れブログ」でも紹介した、タグルボードというカイロプラクティック用のツールです。

これは関節の位置を正すのに使うものですが、、頸椎の詰まりにこれを用いると状態が改善します。

内科的や脳内部が原因でない限り、頭痛持ちの方のほとんどに頚部の詰まりがあります。

首が詰まっていると、頭部の筋肉を引っ張り頭痛を引き起こす、また頚部の詰りにより頭部への血行が阻害されそれが頭痛を引き起こしたりします。

tuggleboard.jpg



自分でやってみましょう!頭痛対策エクササイズその1

当サイトの「頭痛、首こりや手のしびれ」でも説明しているように、頭痛の主な原因は頭蓋骨や首・肩の血行不良です。
特に頭蓋骨と繋がっている首や肩の筋肉の状態が悪いと頭痛になりやすいですね。

勿論、頭蓋骨の筋肉をいきなりほぐすような施術をしても直ぐに効果が出る方もおられますが、症状が強い方は一時楽になられても一番の原因が首や肩(ひいては腰)なので、その根本原因が解決しない限りしばらくするとまた頭痛が出てきます。

と、講釈ばかり書いていても何なので、しばらくこのブログでは現在私が施術で使っている「筋肉リリース」で、ご自身でやれるエクササイズを紹介させていただこうと思っています。

1回目は、「上僧帽筋」に対するエクササイズ。
上僧帽筋は後頭部から肩峰(けんぽう、肩の付け根)に繋がっています。
この筋肉の状態が良くないと、後頭部が重くなったりしますね。

左側のやり方で説明しましょう。
まず左の後頭部髪の生え際にある後頭骨付近を親指で触って張りのある場所を軽く押さえます。
次に首を軽く反らせ、左に回しゆっくり右に回していきます。首は軽く反らしたままです。
右に回していくとかなり痛いかも知れません。
痛いところでまた左に回し、スタートの戻ったらまた右に、を繰り返します。
親指の圧ですが、最初は軽い目にして、押さえている箇所がほぐれてきたら左に戻った時に加えていきます。

これだけでもかなり後頭部がスッキリしますよ。
理由などは後々説明していきます。
騙されたと思って、一度試してみてください。

右手を機能喪失した方の痺れ、1週間後

小指の感覚麻痺はまだあるが、血流は良くなって温かくなったとの事。
今までは右手だけ手袋を重ねなければ冷たくて仕方なく、左手の分は余りまくっていたと笑っておられた。

先週のテーピングで中指の痺れがマシになってきたので、今回は薬指と人差し指にアプローチするようにテーピングを追加。
薬指の痺れのポイントが見つけられたみたいで、薬指の痺れも軽減した。
ただ、人差し指と親指はちょっと難しかった。

ただ、手技で中斜角筋の筋肉リリースをすると、人差し指の痺れも軽減したhappy01
これは首の影響がかなりあった模様。

結構難しいが、本人も諦めておられた痺れが少しずつでもなくなってきているので、非常に喜んでおられる。

hayashida6.jpg

頭の筋肉をほぐしてみて

「顎関節ブログ」でも書いておりますが、今までどちらかというと施術の順番を、まず鎖骨下リンパを流して次に「頭蓋仙骨療法」で頭の筋肉を弛める、という順番でやっておりました。
頭痛のひどい方は、とりあえず先に楽になってもらおうと考えていたからです。

しかし、この手順では頭の筋肉の張り、特に後頭部・頭頂部・側頭部の張りが思ったほど改善しない方もおられました。
何故かというと、首等の筋肉がほぐれていないからです。

人間の体(他の動物でもそうでしょうが)は「浅筋膜」という、一種の「ボディスーツ」で覆われています。
よく「痛みが移動する」という表現をされる事がありますが、これは浅筋膜の流れに沿って痛みが出現する箇所がいくつかあるからです。
そして、大事なのは、首には頚椎があり、その頚椎は脊柱の一部分であり仙骨(本当は尾骨ですが)で繋がっているという事です。

この事実を鑑みて、最近では顎関節の施術等で頭をほぐす場合は、首や肩から始めるのではなく、まず腰を含めた下半身の施術をしてそれから首や肩の施術、そして頭に行くようにしています。
こうすると、本当に今までよりも頭の筋肉が柔らかくなり、今まで施術していて結構な痛みを感じておられた方も、「イタ気持ち良い」程度の感覚になっておられます。

施術というのも、その時々の考え方によって変化していきますが、現時点ではこの流れでやっていく方が一番効果が出ると確信しております。





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