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楽水庵ブログ 2014年2月 4ページ目

声が通らない男子大学生、4回目

前回の時は、歯医者さんで治療をして状態が少し戻ってしまったが、今回は小康状態を保てた模様。
ただ、固いものを食べると少し左顎が痛い、との事。

全身の調整をしてから顎関節へのアプローチ。
やはり、左の肩甲下筋の張りが強かった。
寒い時期は仕方ないのだろうか?
靭帯の弛みも改善していて、外側翼突筋の癒着も更に取れていった。

次回3月の卒業式にまた京都へ戻ってきた時が最後の機会なので、それまでは自分で指を入れて刺激しておくようアドバイス。
まあ、何とかなるでしょう。

自分の片頭痛にリリース

昨夜、遅い仕事を終えそれからパソコンで作業していて、床に就いたのが4時だった(-_-;)

そのせいか、今朝起きると久しぶりに偏頭痛。
自分で「加圧リリース」をやってみる。

前斜角筋・中斜角筋・上僧帽筋・肩甲挙筋等をやってみて、かなり楽になるが左側頭部の痛みが少し残っていた。
そこで側頭筋のリリースをすると、ほとんど頭痛が消える。

これらのリリースや「頭蓋仙骨療法」は本当に頭痛に効く。
頭痛の多くは、首や頭部の筋肉の不具合による結構不良がほとんど。
筋肉の状態を良くする事で、痛みが消える場合が多い。

そう言えば、今日来られた常連さんの女性も、「最近頭痛がしなくなった」と話されていた。
安易に薬に頼るのもどうだろうか。
まず、やれる事をやって、それで駄目なら服用しても良いが、最初から薬というのはあまり感心しない。

シンスプリントの高校生、脛骨内縁へのテーピング

やはり、脛骨の内縁に沿って痛みが出ているので、スリットテープを貼付。
写真の高校生の場合は、皮膚を膝の方へ寄せた方が楽になったので上から貼っている。

右は内果の少し上が一番痛かったので、スリットテープ2枚を狭間テープで貼った。
それと、長趾屈筋が弱っていたので、左右とも貼る。

そして、シンスプリントを発症している人はほとんどひらめ筋が弱いので、それも貼付。
この彼の場合は、足底筋膜テープを併せたひらめ筋テープを貼っている。

これで、かなり楽な状態になった。

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足の爪が当たって痛い・・・

斑鳩法隆寺マラソンにテーピングサービスに行った際の事。

レース後にクールダウンに来られた女性が、「両足の爪(2趾)が痛い、一度爪が剥がれて生えてきたが、やはり痛いので何とかなりませんか?」と言われた。
見ると、両2趾に絆創膏を巻いている。
女性としては、キネシオテーピングを巻いた方が効果があるのではないか、という考えだったと思う。

別のメンバーがその女性を担当していたが、交代。
女性にまず、開帳足、つまり横のアーチが足らないので、2-4趾が浮き気味ですっと伸びていない。
その為に、本来は指腹で接地しなければならないのに、2趾が爪先で着地するような形になっている。
このままでは、何を巻いても爪を傷めてしまう。

外反母趾(特に右の状態が良くない)もあったので、矯正テープをまず貼る。
幸い母趾は外旋していなかったので、案外良くなるのも早い。
次に足底テープで横アーチを作る。
そして、右の母趾の力が入りにくいので、右腰椎5番にジェルフィッシュテープ。
右腰椎5番の神経圧迫は、右鼠蹊部リンパ節が詰まっていたので、日頃から手で誘導してもらえればジェルフィッシュを貼る必要もなくなっていくだろう。

そうして立ってもらうと、すっと指腹が接地して爪が当たる事はなくなった。
「こんなのは生まれて初めて!」と言われていたが、「10代の女の子がそう言えばかわいいんやけど・・・」と交ぜ返す自分(-_-;)
まあ、要らん事言いですわ(笑)

結構こういう方はおられ、高校で野球をやっている子も、自分が足底テープを貼るようにアドバイスをするまでは走ると、2-4趾のうちどれかは忘れたが、着地する時に第1関節が当たっていたらしい。
本当に足のアーチを整える事で、必要のないトラブルを避ける事ができる。

斑鳩法隆寺マラソンでテーピングサービス

2月11日奈良斑鳩町で行われた大会に、昨年に続き参加させていただいた。

今回から有料化する事になり、お一人500円いただいて行ったが、昨年より若干総数では減ったもののシニア層の需要は相変わらず多かった。

やはり何と言っても、足首・膝・腰のトラブルを抱えておられる方がほとんど。
レース終了後のクールダウン(10分程度)もおまけしたので、走った後「前よりもメチャ楽でした」と言って下さった方もおられ、本当に参加して良かったと感じた。

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鼠蹊部リンパ節の詰りと神経圧迫

本当に思っていた以上に、神経圧迫を起こしている人に鼠蹊部リンパ節の詰まりが多い。
今のところ右側の詰まりばかりだが、これは効き足の問題もあるのだろうか。

そして、テーピングや手でのリンパの誘導(詰まっている側から詰まっていない側にリンパの処理を担ってもらう)をすると、神経圧迫のあった個所が減っていく。
すべて消滅する事はほとんどないが、本当に不思議なくらい神経圧迫が減り、その神経の支配領域の筋肉の機能が回復していく。

リンパの流れというのが、神経の走行に大きな影響を与えているのだろうか?
自分如きには難しすぎて理論では理解できない現象だが、臨床ではハッキリとそういう傾向が出ているので、これからも神経圧迫を起こされている方へのアプローチは複眼的にしていかなければならないと、肝に銘じておかなければ。

管楽器をされている女子大生、過ぎたるは...

昼からの約束だったが、午前中に「3日前から耳が痛いんですけど、どうしましょう?」と電話が掛かってきた。
診てみない事には何とも言えないので、来てもらう。

痛いので今朝耳鼻科に行ったが、耳には問題はないとの事。
左の顎関節の方が痛かったのが、耳が痛いのは右。
何故、右?

そして、耳も痛いが右目の奥も痛いというので、胸鎖乳突筋を検査すると右のそれが良くないのでテーピング。
それと顎二腹筋も良くなかったので貼付。
どうも、右の首が良くない。
左に首を傾ける癖があるので、それも原因か。

そして、全身の調整をしてから、顎関節への直接手技。
すると、左に比べ悪くなかった右の靭帯・外側翼突筋・内側翼突筋の状態が悪化していた。
逆に左はかなり良くなっている。

何故?

最後に話していて判ったが、左側に負担のかかる楽器なので注意するようにアドバイスしたのだが、やり過ぎたようだ。
鞄を持つのも右、食事も右側だけで噛んでいたらしい。

う~ん、気持ちは判るが、左右万遍なく使わなければ…
ちょっと焦り過ぎたか(-_-;)

結局、耳が痛かったのは、やはり顎関節から来ていた可能性が高い。
全て右側に負担が掛かり過ぎていた。

ちょっと後戻りしてしまったが、今日アドバイスした事を実践してもらえれば挽回は十分可能。
頑張りましょう!!



パワーリフターの高校生、2回目

膝の具合はかなり改善してきている。
股関節の使い方が段々判ってきていたようだ。

ただ、ひらめ筋・梨状筋の筋機能がまだ良くない。
足関節・股関節の筋機能が低下していると、それだけで膝関節に負担が掛かる。
それらを「加圧リリース」で調整していき、神経圧迫があった右腰椎1~4番にジェルフィッシュテープ。
左外腹斜筋・腸骨筋も少し状態が悪かった。

肩甲骨周りでは小円筋に難あり。
首とかのリリースも併せて行うと、本当に肩甲骨の動きが凄く良くなる。

最後にベンチプレスのポーズをしてもらうと、「よく左腰がつりそうになります」との事。
腰方形筋か腰腸肋筋のどちらかだろうと推測、テストをすると腰腸肋筋だった。
テーピングをすると非常に楽にポーズが取れると言ってくれた。

まだまだ改善余地があるが、今の状態でもベスト更新できる雰囲気だ。


少し光明が...(*^。^*)

この間少し泣きが入った「もっとも口が開かなかった方」の施術。

やはり外側翼突筋の癒着が強いという事を理解していただきたかったので、手袋を着けてもらって私の口の中に指を入れ、外側翼突筋の状態が良い場合はどうなっているかを触っていただいた。

そして、全身のリリースを行ってから顎関節へのアプローチ。
まず顎二腹筋のリリースを行ってから口腔内への手技。
今回は「できるだけ奥へ」という意識を捨て、より手前を十分にほぐしてからという事を心掛けた。
すると、段々と手前がほぐれていって癒着がかなり取れたhappy01
奥の外側翼突筋にもかなり触れることができた。

かなり自分も挫きかけたが、これでこの方もどんどん良くなってくれる筈。
懐妊されているので、お腹があまり大きくならないうちに目途を付けてあげたい。



右手の感覚異常

経理の仕事で趣味がピアノ、だと結構腕や手に負担が掛かる。
動きのない状態で指だけ使うのは本当につらい作業。
今来られているピアノ講師の方が、同業者もほとんど腱鞘炎や肩のトラブルで悩んでいると話されていた。

さて、この方。
タッチパネルだとそうでもないが、テンキーを叩いていると2~3分で右手(特に中指と薬指)の感覚がなくなっていくらしい。
という事は、まず浅指屈筋が良くない。
次に中指・薬指に特に影響を与えているのはどこかを探すと、棘下筋が候補に挙がる。
棘下筋のリリースをすると改善したが、次に掌の付け根とかの感覚がおかしいとの事。
おかしくなったのではなく、他の部分の感覚が正常になってきているのだろう。
その次の候補が回外筋、これのリリースでさらに改善。

だが、まだ少し感覚異常が残っていたので、最後に残ったのが少し離れた所にある前鋸筋。
ここの筋膜を少し誘導すると、右手全体の感覚が正常になった。

う~ん、前鋸筋も影響があったのか、まだまだ奥が深いangry

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