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楽水庵ブログ 2014年9月 3ページ目

「前回はかなり痛かったので覚悟してきました・・・」

先週顎関節症で初来院された若い男性。

この前はその方の足関節の事を書いたが、今回はアゴの事を。

前回はモチロン首の張りとかも強かったが、何よりも右外側翼突筋の張りが非常に強かった。

施術後歯科医で麻酔を打たれたようなジーンとした痺れが出て電車に乗るぐらいまで痛かったそうだ。

その後楽になったそうだが、前回の痛みがあったので、「前回はナメて掛かってましたが、今回は覚悟して来ました」と。

ところが・・・既に前回で右外側翼突筋の張りがなくなってきているので、今回は非常にスムーズに済んで少し拍子抜け。

自分も前回の様子では少し時間が掛かるかなと思っていたが、案外早く良くなりそうな気配が感じられる。

ただ、この方は腰、特に左梨状筋の状態がまだまだ良くないので、それをしっかり良くしないと首に負担が掛かり、結局また顎にダメージを受ける可能性がある。

もっともっと腰が良くなってほしい。

「靴下を履こうとすると痺れる」

昨日お見えになった60代の男性。

20年以上前に左腰を傷められてから長い間腰痛に悩まされているご様子。

以前MRIでヘルニアも見つかり、医師に手術を勧められたようだが、ヘルニア手術の予後が良くない人を多く見られていたので断ったとの事。

現在の状況はというと、それから色々とエクササイズ等をされていたようで、以前よりは楽になってきているそうだ。
ただ、長い距離を歩くと左脚が突っ張ってくる、座って靴下を履こうとして股関節を外旋すると左下腿部の内側に痺れが出る、という点。

今は4㎞ほど歩けるそうなので、どこか神経障害はないかと先ずチェックする。
すると、左下半身はほとんどが神経の流れが良くない。
そして、神経根の触診をすると、それほど圧迫されている個所はなかった。

次に坐骨をチェック。
すると、かなり左坐骨リンパ節の詰まりが感じられた。
ヘルニア云々よりも、この坐骨リンパ節の詰まりが神経の流れを悪くしている。
また、リンパの流れが抑制されているので、長い距離を歩くと疲労が蓄積されて左足が突っ張ってしまう。

確かに坐骨神経痛ではあるが、リンパの流れを良くすればかなり改善すると判断して、先ず坐骨リンパ節にリンパの流れを良くするテーピング。
そして、大腰筋や腸骨筋の代替テープを貼りもってリリースを行った。

施術が終わり、ちょうど足裏に代替テープを貼っていたので、靴下を履かれたが上記のような痺れは出なかった。

長い距離を歩いてどうかはまた教えてもらわなければいけないが、以前よりも長い距離でも大丈夫の筈。




指を切ったので...

うっかり缶詰の蓋で親指をザックリ切ってしまった(>_<)

基本通り、心臓より高い位置に指を上げてクッキングペーパーで圧迫して止血。
かなり出血が治まってから絆創膏を貼った。

それでも、親指の絆創膏はうっとおしいのと、いくら通気性が良くなったといっても蒸れるし結構も悪くなるので、完全に止血しているのを確認してスリットテープを貼付。

指に貼るのは一緒でも絆創膏とキネシオテープでは全然違う。
近位から貼るとリンパの流れも良くなるので、皮膚の修復も促してくれるのを期待しています。


my_finger.jpg



自分の足の甲の痺れ

長岡京市への移転、そして情けない事に暑かったので移転するまでダラダラした生活を送っていたせいか結構(T_T)腹が出てきた。

これはイカンと折角新しい所へ移ってきたのだからと、週末から競歩的な歩き方でソコソコ距離を歩くようにしている。

すると、やはり脛の辺りがそういう歩き方をしていると若干痛くなる。
毎日のようにエアー縄跳びやひらめ筋のエクササイズをしてきていたが、まだこういうウォーキングの強度には下邰部の筋肉が耐えられていないようだ。
普通に歩いている分にはあまり痛くないが、競歩的にスピードを上げると来る。
こういう場合、軽いコンパートメントシンドロームという症状になっていて、脛の前側だけではなく腓腹筋やひらめ筋とのコンビネーションも問題。
腓腹筋テープと前脛骨筋スリットテープを貼ってみたが、少しまだウォーキングすると痛い。

まあ、長い間距離を歩いたり走ったりするのサボっていましたから・・・・

そして、前々日に本格的に歩きだしたら左足の甲の部分、母趾側にジーンとした痺れが発生。
昨日もそうだった。

これは長母指伸筋がすこし圧迫されている、靴のせいかもしれないが。
そこで、今日歩く前に左長母趾伸筋テープを貼ってみた。

結果は、正解!でした(*^。^*)
それ以来痺れはなくなった。
これで痺れが治まらなかったら腰椎5番を疑ってみるところだったが、そこまではいかずに済んだ模様。

しかし、ダラケていたツケは高く付きます(笑)

足首が外反できない・・・

顎関節症で来院された若い男性。

顎の痛みも勿論だが、高校まで陸上(跳躍系)をやっていて酷い捻挫をしてから腰も悪くしたとの事。
今でも左足関節が外反できない。

最初調べてみると、後脛骨筋の機能低下かなと感じた。
だが、それよりも足首の内・外の靭帯の弛みが気になったので、靭帯をロックするテーピングをしてみる。

すると、後脛骨筋にテーピングするまでもなくスッと外反できるようになった。

想像するに、この靭帯が弛いまま(安定しないまま、ましてや踏み切り足だった)足元が安定しないので、無意識に腰とかでバランスを取ろうとして無理をしたのだろう。

「5年前に診てもらいたかった」と嬉しい事を言って下さったが、その後の顎関節の施術がかなり痛かったらしく帳消しになった可能性もある(笑)

翌日来られた60代の女性も下腿部のリリースをしていると右足首がユルユルだったので、1本靭帯テープを貼付すると物凄く足首がしっかりした。

本当にちょっとしたテープで変わるものだと張っている自分が驚くぐらいだ。

ただ、その女性は帰りを急がれていたのもあるが、首の痛みをしっかり取ってあげられなかったので(T_T)、これも帳消しか・・・


「半月板が分厚い・・・」

移転先のリフォームをしてくれている若い男性。

「このテーピングって膝にも効くんですか?」と尋ねてきた。

子供の頃からサッカーをしていて、膝をよく傷めたので検査をしてもらうと、通常よりも半月板が分厚いと言われたそうだ。
半月板が分厚いと筋肉等に負担を掛けるようだ。
それが原因かどうかは判らないが、今でもサッカーの試合にフルに出ると試合後膝が曲がりにくくなり、3日ほど症状を引きずるとの事。

仕事をしてもらっている最中なので、チョットだけ貼ってみるかという事で下半身だけチェック。
それほど股関節や足関節に問題はなかったが、左膝窩筋の機能がかなり低下していた。
本人は試合後だけと感じていたようだが、実は普段からパフォーマンスは落ちている。

本来のパフォーマンスが 10 だとすると、おそらくあの状態では 5 あるかないかだろう。
それが試合で更に低下して、試合後は 2-3 位になっていると想像される。
傷害の元ににもなるし、もっともっと試合で活躍できるのに非常にモッタイナイと思う。

左膝窩筋と両膝蓋骨を覆うテーピング、それと右長内転筋にも貼った。

貼付後、階段の上り下りが既に楽になっていたが、その後梯子で屋根に上がる作業をしてくれていたが、やはり非常に膝が楽だった模様。
また今度の日曜に試合があるので、土曜の夜に貼りに来ると言っていた。


左右交互に顎が痛い

移転作業をしている際に電話して下さった新規の60代男性。

ただ、住所が以前のものと思われていたらしくご迷惑をお掛けしたm(__)m

さて、元々首の状態が良くなかったが、半年ぐらい前から顎のアンバランスが気になり出し、2か月ほど前から痛みが出てきたとの事。
そして、交互に痛みが出ると言われた。

また、奥さんには顔がよくピクピクしていると指摘されているらしい。
これは、顎関節周辺の筋肉の状態が良くないので、三叉神経が悪戯しているせいだと思われる。

耳もよく痛くなるらしい。

今回は右顎が痛いとの事だった。
確かに右の外側翼突筋の状態も良くなく痛かったらしいが、左も結構状態が良くない。

これは首の張り等の諸条件次第で、左か右どちらかに痛みが走る模様。
首の状態をもっと良くする必要がある。

今回右顎は直ぐに楽になられたが、油断は禁物。
先ずは首から、そして腰からです。

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