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楽水庵ブログ 2015年11月 2ページ目

久しぶりにトレーナー勉強会に参加、足し算と引き算の違い

アスリートのコンディショニングを含めた、皆様の日常の快適な生活をお送りする、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

今週久しぶりにスポーツトレーナーの勉強会に参加してきました。
最近は各種のトレーニング法の紹介(実践しもっての)をしているようで、今回は背筋のトレーニングでした。

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結構自分の状態も再確認する事ができ、またその中で仙腸関節の動きを良くするトレーニングに早速神経伝達の味付けをして実践したところ、以前よりかなり楽に、そしてまた短時間で仙腸関節の動きが改善する事ができるようになりました。

やはりヒントはいろんなところにあります。
これからもできるだけ様々な勉強会に顔を出したいと思っております。

それでもつくづく考えさせられるのは、やはりスポーツトレーナーの方々と自分のような立場ではまず発想が違うなという点です。
要約すると、「足し算」と「引き算」の違いです。

トレーナーの方々は、ともすれば「この動きは、この機能が向上するともっと良くなる」という考え方に立っている事が多いのです。
しかし、私のようなものは、どちらかというと「この動きをするには、この機能が低下していてパフォーマンスを低下させている、よってこの機能のマイナス点を解消すると動きが良くなる」という考え方に立っています。

よく似ているようですが、足し算をするか引き算をするかで診るところが変わっていく事も多々あります。
主働筋を見るのか、拮抗筋を見るのか、協調筋を見るのか、それとも神経の動き、靭帯、etc。

どちらが正しいとは断言できません。
結果としてその人が快適になればそれで良いのですから。

ただ、立脚点が異なるのは間違いなく、自分は自分でその「引き算」の観点から診ていく方が良いのだと再認識しました。


楽水庵


この肋骨の痛みの原因は?

様々な身体の不調を緩和して、もっと快適な生活をしていただくように務めている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

ある女性ですが、左肋骨下部の中央寄りを触ると痛みが出ました。
同じ肋骨下部でも外側ですと季肋部の調整で症状が改善されるのですが、この方の場合は逆に痛くなりました。

では、原因は?
試しに、いつもの季肋部と逆、つまり右に皮膚を誘導すると楽に。
そこで反対の右腹筋の皮膚・筋膜を誘導すると肋骨の痛みが緩和しました。
という事は、右腹筋の機能が低下していて、つまり弛緩してしまっているので肋骨が正常な左の腹筋に引っ張られていると考えられます。

では、どうして右腹筋の機能を回復させるか?という事になると、前回の「腹筋と仙椎3番の関係」(リンク参照)を考慮し、仙椎3番からの神経の流れがどうかテストして、陽性だったので右仙椎3番にπテープを貼付。

すると、右腹筋の機能が回復して左肋骨下部の痛みもほとんど解消しました。

反省の念を込めて書きますが、今まで肋骨下部を触った際の痛みがあれば、機械的に前鋸筋や季肋部にテーピングしていたような気がします。
こういうケースに巡り合えたのは、まさしく僥倖だと感じます。
本当にありがたい事です。


楽水庵



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