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楽水庵ブログ 2016年8月 2ページ目

「立ちっぱなしの仕事で足底が痛い」

5か月ぶりの20代男性。

今春大学を卒業して大手ゼネコンに就職し、現在研修で各現場を渡り歩いているとの事。

お盆で里帰りした際にメンテナンスで来院してくれたのだが、「どこか痛い処は?」と聞くと上記の理由で足の裏が2ヶ月ほど前から痛くなっているとの事。

そこで、この足底筋膜テープを貼ってみると、「かなり楽!」との返事。

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自分で貼るやり方を教えたので、是非しばらくの間貼り続けてもらいたい。

考えてみれば、就職するまではそれほど立ちっぱなしになる事はないんですよね~
働き出して、特に現業の方で結構きついのが、この「立ちっぱなし」。
血流も悪くなるし、この足裏の痛い状態を続けていると腰とかにも影響が出てきます(というか、出ていた)。

テーピングもそうですが、エア縄跳びとかの踵を上げるエクササイズもして対応してください。


楽水庵

久しぶりの片頭痛

kinesio ≒ pain buster & performance upper 京都府長岡京市の楽水庵です。

久しぶりに片頭痛(ひだり)になりました(^^ゞ
朝起きると症状が。
最近エアコンをドライで掛けっぱなしにしているので、「風邪か」と思いましたが朝ロードワークに出てもシンドイ兆候はない。

セルフチェックして、肩甲挙筋・後斜角筋・板状筋にアプローチしてみました。
症状はマシにはなってきているが、側頭部にまだ時々痛みが残っていました。

最後に少し中斜角筋のリリースをしてみた処、スッと痛みが消えたので小さなπテープを貼りました。
その後2時間少々細かい作業をしていましたが、痛かったのを忘れていました(笑)

こういう時、この仕事を選んでつくづく良かったと感じますね。


楽水庵

公認コーチ講習受講しました

8月6日から10日まで5日間連続で、新大阪のホテルで行われた「公認コーチ共通科目講習」を受講してきました。

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私もよく判っていなかったのですが、公認指導員・公認上級指導員・公認コーチ・公認上級指導員等の日本体育協会の制度があり、それぞれ地域レベル・もう少し広域のレベル・都道府県レベル・国レベルの指導者を養成しています。
このうち、公認上級コーチは受講者自身が代表レベルの選手でなければ受講資格がないので、私は端から資格がありません(T_T)
また、ボート競技では公認コーチの資格を持っていなければ国体の監督にはなれません。
ただ、競技によって監督に要求される資格はマチマチで、硬式野球などは公認指導員の資格で良いようです。
バレーボールからは、少しバレーに詳しい方なら「あ!」というような有名な方も受講されていました。

余談ですが、この制度を一番必要としているが、実はプロ野球ではないでしょうか?
某在阪人気球団でも、全くコーチングを勉強して来なかったような元選手をいきなり監督にしたりするのは本当に如何なものでしょう。
サッカーの方は、Jリーグの監督をしようとするとSライセンスが要るようなので、そこのところはしっかり精度ができているようです。
もちろんライセンスを取る為に勉強しただけでは現場では不十分ですが、それさえも必要としないプロ競技がある事自体違和感を感じます。
今回東京五輪で野球が復活しましたが、監督になられる方には是非公認上級コーチを取得してもらいたいし、日本体育協会やJOCも要求すべきでしょうね。
メジャーリーグの監督もマイナーから下積みを重ねてやっとなれるそうですから。

さて、何故受講したかというと自分の新しい可能性を見つける為と、ボート選手に対していろいろアドバイスを送る時にこういう資格を持っていれば更に説得力が増すと思ったからです。
もちろん、何でもそうですが講習を受けた事をそのまま受売りでやっていても実践では役に立ちません。
また、メディカル系の講義はハッキリ言って少し問題があります。
あれでは整形のドクターの独壇場になってしまい、本当にケガが良くならず困っている選手に対しこのアプローチだけで本当に良いのか、という疑問が沸々と起こってきます。
とはいえ、試験がありますから解答の方はテキストどおりにしなければいけませんがね(笑)

しかし、それ以外のコーチング理論、特にコミュニュケーションスキルの講座などは正直言って「目から鱗」でした。
こんな素敵な講座をこんなリーズナブルな受講料で受けさせてもらえるなんて、と本当に思いました。

コミュニュケーションスキルは私も是非日々の施術に取り入れなくては、と感じました。
というのも、やはりスポーツのコーチと同様に「こうしたら」という一方的なアドバイスやその方の身体に関する「ダメ出し」に終始してしまいがちになるからです。
そうではなく、お互いにしっかり話し合ってその方の身体を良くしていこうとする事が必要なんだなと痛感しました。
本当にそう思っております。

もし、これをお読みになって当院に来られた際に、私が一方的に話をしていたら、「お前、この前ブログで書いていたのと全然違うやん」とおっしゃってくださいm(__)m

なお、今回は共通科目の講習で、11月にはボートの専門科目の講習がまた5日間埼玉の戸田であります。
またご迷惑をお掛けしますが、折角いただいたチャンスなのでしっかり勉強していきたいと思っております。

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楽水庵



大腿直筋に力が入らない原因

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

大腿直筋、大腿部の前面にある大きな筋肉ですが、これの機能が低下しているケースが多々あります。

ただ、だからといって大腿直筋にテーピング等でアプローチさえすれば問題は解決するのかといえば甚だ疑問です。

いつも我々が考えなければいけないのは、「何故そこの機能が働かないのか?」という点です。

大腿直筋は股関節から膝下まで繋がっている比較的長い筋肉です(人間の筋肉で一番長いのは縫工筋)。
そこで、様々な筋肉との絡みがあり、それにつられて機能を低下させている事がかなりあります。

大腿直筋の筋肉テストの代表的なものは、仰向けで膝を伸ばした状態で脚を挙げ抵抗を掛ける、といったものです。
その際に大腿部の近位(股関節に近い方)に力が入らないのか、それとも遠位(膝関節に近い方)に力が入らないのか、で原因になる者は変わってきます。

近位に力が入らない場合、主に大腰筋や腸骨筋といった腸腰筋の機能低下につられている事がほとんどです。
ですから、こういう時は腸腰筋の調整をすれば大腿直筋の力は戻ります。
また、近位に力が入らなくても遠位で頑張れている場合は、大腿直筋が原因ではありません。

逆に遠位の場合は、大殿筋や縫工筋、それに膝の裏にある膝窩筋(しっかきん)といったものの影響で力が入りにくくなっています。
大殿筋と大腿直筋は拮抗関係にあり、大殿筋の機能が弱っていると大腿直筋も機能低下を起こします。
また、膝窩筋(膝を曲げる機能)が拘縮していると膝が伸び辛くなり、同様に大腿直筋も機能を発揮する事ができません。
加えて、反対側の首のC3神経が詰まっているとL3神経も同調してしまい、やはり機能低下になります。

本当に大腿直筋由来なのかどうかを見極めて調整する事が非常に大事になってきます。


楽水庵

ほぼ日帰りで島根のブースのお手伝いに(^^ゞ

先月29日から4日間島根県雲南市の「さくらおろち湖」で開催されたインターハイのボート競技。
今回キネシオテーピング協会中四国支部がテーピングブースを出されたので初日お手伝いに行ってまいりました。

ただ、日程が超ハードで26時間中仮眠2時間で、730㎞を走り、かつ朝から夕方までブースをやっていました。
我ながらよく身体がもったものだと思います。
その前の週は石川県へ全中のサポートに行ってきました(リンク参照)が、2日間で初日は宿で爆睡してましたので帰りそれほど辛いとは思いませんでした。
しかし、ほとんど寝ずに、なおかつどのルートで帰ろうかと迷った末に松江道から山陽道を選びましたが、この山陽道は「眠くなる道」と後で言われました。
なるほどそうでした。
松江から米子を経て舞鶴という9号線で帰る事も考えましたが、初日のレース終了時刻が思っていたよりも遅かったので上のルートで帰った次第です。

会場は本当に大自然の中で、我々の駐車場の横は乳牛を放牧している牧場で、朝から「牛さん、おはよう」状態でした。

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触ろうと思ったら触れたのですが、ブースをやる前に怪我とかしたらいけないので自重しました。(T_T)
ここの牛乳は評判が良いらしく、会場でも個々の牛乳を使ったアイスクリームをゴチになりましたが、確かにまろやかな触感でした。

さて、なぜこんな無理をしたかというと、やはり私が行くと顔見知りが多いのでブースをやっているという事をPRしやすいからでした。
まあ、逆に「あいつがいるから嫌だ」と思う人もいたかもしれませんが(笑)
また、こういう複数日に渡ってブースを出すのはキネシオテーピング協会では稀で、昨年の和歌山国体ボート競技(会場は琵琶湖)で私も4日間やりましたが実際大変です。
ただ、最初の方で弾みが付くと、何度も大会期間中訪ねてくれます。
その為にも是非とも初日でなければと思い行動した次第です。
ブースを出したからには、一人でも多くの選手達がキネシオテーピングの良さを実感してほしいからです。

ありがたい事に、縁のあった役員や指導者の方々が挨拶に来てくださったりしました。
また、別に「痛い」ところがなくても、自分達のコンディションをチェックして調整できるとも伝えたので、宮城県の高校生達が「監督に行ってこい」と言われて来てくれました。

また、ブースを出して上手くいくかどうかの目安に、役員をされている方々が訪ねてくれるかどうかというのもあります。
今回は初日に競漕委員長が「肩が痛い」と来られてテーピングで調整させてもらいました。
やはり役員の方々で評判になると、それをいろんな処で言ってくれるので非常にブースもやりやすくなります。
私が帰ってからの話ですが、救護担当の看護師さんから「こんな症状の選手が来ているのですが」という問い合わせもあったそうです。
これなどは役員の方々が言ってくださってくれたお蔭と思います。

正直初日はそんなに選手達は来ませんでしたが、種を蒔いておいたせいか2日目以降結構多くの選手達が来てくれたそうです。
もう一つ大きいのは、支部長と一緒に3日間活動された女性指導員の存在もあります。
やはり女性スタッフがいると、女子選手が来やすい側面は否定できません。
初日のスタッフ写真を見てみても、このおっさん二人では女の子は行きにくいでしょうね、スミマセン強面のおっさんでm(__)m

来年のインターハイを開催する宮城県を担当されされている方から打診もいただきました。
早速東北支部に連絡して、返答はまだですがやってもらえると思っております。
その際には、2日間ほどまたお手伝いに行くつもりです。

ハッキリ言って、これが私の現在の趣味みたいなものです。
観光みたいな旅行はできなくなりました。
東京に行っても用事のないところはサッパリ行かなくなりました。
観光スポットに行くよりも、いろんな処へ行ってサポートするのが、結構疲れますが楽しいですね。
いつまで続くか判りませんが・・・

しかし、初日終了時に撮った写真の私の眼、完全に死んでます(^^ゞ
寝不足もありましたが、テント内は非常に暑かった!
そんなシンドイ目をして帰った翌日・翌々日と結構仕事がハードでしたが、エアコンの効いている中での施術でしたので、それほど辛くなかったですね。
やはりたまにはこういう事も経験しておくと、普段の環境が恵まれているのが実感できますね。

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楽水庵







僧帽筋の張りが強い場合は・・・

京都府長岡京市 kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

僧帽筋、特に上僧帽筋の盛り上がりが強い場合は腸腰筋のチェックをするべきだと感じます。

この前首のコリとかを訴えて来られた30代前半の男性ですが、趣味で山登りをされています。
上僧帽筋の盛り上がりが凄いので、何かトレーニングをされているのか聞いたところ別に何もしていないとの事。

実は私も数年前まで右上僧帽筋の盛り上がりが結構ありました。
それを、ある方が「大腰筋が弱いからだ」と指摘してくださり調整してもらってからは盛り上がりは以前ほどではなくなりました。

腸腰筋の機能が低下すると胸郭が下がってしまうので、それを防ぐ為に無意識に僧帽筋で持ち上げているようなのです。

この男性もそのパターンではないかと推測しチェックしてみたところ、右は大腰筋・左は腸骨筋の機能低下がありました。

それらを調整する事で、以前ほどの僧帽筋の盛り上がりはなくなる筈です。
過度な盛り上がりは皮膚・筋膜を引っ張るので、首や肩の張りを起こす可能性が高いと思われます。


楽水庵

ピロティニュース8月号『健康豆知識』

キネシオテーピング協会指導員の、京都府長岡京市 楽水庵です。

4月から連載させていただいている、『健康豆知識』のコラムで様々な「一般生活の中でのキネシオテーピング」を紹介しております。

早いもので今回で5回目です。

今回は肩の靭帯について、特に利き手側の肩の靭帯の傷め方とその改善策を掲載させていただきました。

*写真が不鮮明で申し訳ありませんm(__)m
 もし、ご希望ならFAXで送らせていただきますのでご連絡ください。

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「喋ると痛い、じっとしていても顎が重ダルイ」

「アゴ・首・スポーツ障害」専門、京都府長岡京市の楽水庵です。

今日2回目だった、奈良市内からお越しの30代女性。
声を使うお仕事をされているのですが、元々顎が弱く、1年ほど前から段々と喋り辛くなってきたそうです。
じっとしていも左顎が重ダルイという事で、先週初めて来られました。

ただ1回目の施術ではあまり楽になったという感じがなかったとの事なので、もう一度細部にわたってチェック。
すると、左の顎二腹筋の状態が良くない事が判明。
少し調整すると、かなり楽な感じになられました。

問題は、ではこの左顎二腹筋の状態が良くないのかとチェックしたら、右は腸骨筋・左は大腰筋と股関節の筋機能が低下していました。
特に右は、先天性股関節脱臼があったそうで、そのせいか小殿筋が良くありませんでした。

おそらくこれらの不具合が左顎二腹筋に影響を与えていると思われます。
それらを調整して、再び顎周辺も調整すると非常に顎の動きが軽くなり喋るのも楽になられました。

やはり、痛いと言っておられる周辺だけを見るのではなく、全身を通してしっかり診ていかなければと自戒を込めて書かせてもらいました。


楽水庵

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