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楽水庵ブログ 2017年2月

オスグッドの症状でチェックすべき箇所

京都府長岡京市の 『痛みの探偵!』楽水庵です。

この間昨年夏に足関節捻挫で2回ほど来ていた男の子が中学生になり、どうやらオスグッドの症状が出ているという事で久しぶりに来院しました。

確かに膝下の脛骨の近位部(膝に近い方)が盛り上がって、触ると痛みを感じていました。
しかし、膝の曲げ伸ばしでの痛みはそれほどでもなく、まだまだ症状としては軽度です。
本当に重症になると全く膝を曲げられなくなりますし、そうなるとその場での大幅な改善は期待できないでしょう。

オスグッドは『成長痛』と呼ばれています。
主に大腿骨が伸びていっているのに対し筋肉の発育が追い付かず、そういう時期に激しい運動をすると大腿直筋の停止部、つまり脛骨粗面(けいこつそめん)と呼ばれている脛骨の付け根部分が引っ張られて起こるものです。

仕方ないといえば仕方ない部分もありますが、ある筋肉の機能を回復させればかなり症状が軽くなる事もあります。
それは、『腸骨筋』です。
時には大腰筋の場合もあるかも知れませんが、私が今までやってきた中では腸骨筋ばかりでした。

何故なのか?と考えてみました。
もちろん腸骨筋は脛骨には直接繋がってはいません。
しかし、大腿骨の骨自体が伸びている時は骨端の成長線から伸びていきますので、おそらく腸骨筋の停止部に当たる小転子(大腿骨の内側の付け根、外側は大転子)付近の状態が改善すれば直接脛骨まで繋がっている大腿直筋の力も働きやすくなるのでは、と考えています。

軽度の場合は腸骨筋へのアプローチ+アルファで症状は改善しますが、上にも書きましたが膝を少し曲げるだけで猛烈な痛みを訴えるような重度のオスグッドではこのやり方は即効性はないと思います。

是非そこまでの痛みになるまでにこのやり方を試していただきたいと思います。
そんな痛みを抱えながらスポーツをしていても楽しくはないでしょうから。


楽水庵


仙腸関節についてのイメージ

『痛みの探偵!』 京都府長岡京市の楽水庵です。

腰痛の一つの原因に、『仙腸関節』の詰りがあります。
この仙腸関節についてですが、私なりのイメージがあります。
そして、そのイメージに沿って施術しています。

首や肩の張りを緩めるのに前腕の筋肉をほぐす事が非常に有効です。
首・肩と前腕は浅筋膜の繋がりが強く、どちらかの状態が悪くなればもう片方にも影響を及ぼします。

最近は母指(親指)の靭帯テープをする事でそうはならないのですが、以前は仕事が忙しい時(それも特に冬)に親指が「バネ指」になり曲げると痛みが出ました。
そして、その状態になると今度は首が張ってきます。
親指と首、それが互いに影響を及ぼしていたのです。
前述のように最近はテーピングのお蔭で幸いこの症状は出ていません。

こういう関係が『仙腸関節』にもあると私は思っています。
腕と脚は似たような構造になっています。
上腕と大腿、つまり体幹に近い方は骨が1本で、前腕と下腿という体幹から遠い方は骨が2本で構成されています。

前腕をほぐすと特に肩関節の可動域が上がるのと同様、下腿部をほぐすと仙腸関節の詰りが緩和されます。
特に「ひらめ筋」と「後脛骨筋」、この2つの筋肉が物凄く仙腸関節と関わっています。

ただ、下腿部のこれらの筋肉をほぐすには、それらの筋膜の動きを把握していなければいけません。
前腕部の筋膜の流れは皆さんほとんど一緒なのですが、下腿部のそれは本当に人によって異なります。
特に女性は「横座り」をされる事が多いので、左右で異なる事が多く見受けられます。

しかし、これを把握していれば仙腸関節の痛みはかなり解消できるのです。


楽水庵




「眉が描きやすくなった!」

最近 『整顔』をキャッチフレーズにしようと思っている京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

以前取り上げた50歳女性です(リンク参照)。

施術を重ねる毎にドンドン状態が良くなり(こんな事を言ったら失礼ですが)10歳以上若返られた感があります。
顔の表情が本当に輝いています。

そして、これはもちろんやった事がないので私には実感がないのですが、「眉が描きやすくなった」そうです。

これには理由が二つあると思います。
一つは目の位置が左右揃ってきたので合わせやすくなった事。
全身のチェック及び調整が絶対必要なのです。

そして、もう一つは何と言っても顔の筋肉が動かしやすくなった事でしょう。
これはやはり顎の施術も関係しています。
しかし、ただ顎を調整するだけではなかなか揃いません。

この積み重ねが実を結んだ結果が「眉が描きやすくなった」という事なのでしょう。
ただ理屈では理解できるのですが、やはり実感はないですね(^_^;)


楽水庵





う~ん、難しい高校女子アスリートの調整、男子と大違い(^_^;)

京都府長岡京市の楽水庵です。

最近高校生の女子アスリートが数名来てくれています。
最初女子高生が来てくれるという事で、単純に「嬉しいな~」と感じましたがそれがトンデモナイ!
高校女子アスリートでとことん身体を傷めた人達の調整は、男子高校生のそれと比べ感覚的に倍近くシンドイですね。。。

最初は「何でかな?」と疑問でしたが、続けている内に一番の原因が判りました。

それはズバリ、『女性器官』の問題。
男子のそれが体外にあるのでスポーツをしていく中での様々なトラブルに関して考慮する必要がないのに対し、女子のそれは下腹部にあり高校生の頃はそれが充実する時期にあります。

肘や手首みたいなトラブルだとこういった点はあまり考慮しなくても良いのかも知れません。
しかし、部活(特に強豪校)でハードな練習をしていて腰を傷めた場合などは、月経不順・生理痛・下肢の冷え等の問題も同時に起こってきます。
活発に部活をやっている高校生が冷え症?と思われるかも知れませんが、凄い冷え症の人もいます。
仙骨付近を傷めた場合はそれが顕著です。
特にS3神経が詰まっていると腹筋も働きませんが、子宮の動きも鈍ります。
子宮の上にある皮膚を神経支配しているからです。

もちろん中学生や大学生でもこういう問題はあるのでしょうが、時期的に高校生の頃が一番こういう問題に直面するような気がします。

そして、こういうものを一つずつ解消していかないと、彼女達が本当に競技生活をエンジョイする事はできないでしょう。
その為にも是非力になりたいと思っております。


楽水庵








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