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楽水庵ブログ 過去のコラム 7ページ目

テーピング効果のあるサポーター

最近いろんなメーカーからテーピング効果のあるという謳い文句の、膝・足首等のサポーターが出ています。

予防の為には少なからず効果はあると思いますが、
実際障害が出てからはやはり直接テーピングした方が良い考えます。

何故かと言うと、まず膝を例にとってみると膝に繋がっている筋肉は多く、
そのほとんどは骨盤周りから始まっています。
弱っている筋肉の膝の辺りだけの機能が弱っているのなら
サポーターの覆っている範囲でカバーできるかも知れませんが、
時によってはその筋肉全体をカバーしなければいけないこともあります。

また、サポーターは被覆と、不完全ですが密着もしてくれるかも知れませんが、
皮膚の動きをコントロールする事はできません。
これがキネシオテーピングの重要な点で、
キネシオテーピングとはつまり皮膚の動きをどうコントロールするかで決まるのです。
ですから、たとえ同じ人に同じ箇所のテーピングをするのにも
その時々の状態により貼る方向を変えたりもします。

という訳で、障害が出ている場合はサポーターよりもテーピングをお勧めします。
テーピングした上にサポーターはより効果が出て良いと思います。

歪みについて

よく体の歪みをとって痛みから解放というフレーズを目にします。
だけど、本当でしょうか?

私自身油断すると右肩が下がります。
これは体の右側に肝臓があるので自然な現象とも言われてますが・・・

人それぞれ特徴があり、特に年齢が上がれば上がるほど
ある程度の歪みに対して筋機能とかでバランスを保っている方がほとんどです。
逆にそういう方に対して歪みを完全に取るような事をすれば、
逆に普段と違う体の使い方になり違和感や新たな痛みを発祥する恐れもあります。

大事なことはそれぞれの普段のバランスを考慮し、
そこから逸脱している分を戻してあげれば良いのではと考えます。

横隔膜

よく腰痛の原因はいろんなところにあると述べております。

腹部の筋機能などもその原因の一つに挙げられますが、
その機能を低下させている問題として横隔膜もあります。

横隔膜がちゃんと動いてくれないのです。
横隔膜は結構体幹の中心に鎮座していて、「膜」とありますが、実は筋肉です。
基本的に下がって肺に空気を入れますが、
腹式呼吸がしっかりできない方は横隔膜が下がりにくいのです。

また、逆に下がったままで上がらないとか呼吸が起こりやすくなります。

どちらにしても普段から横隔膜をしっかり動かすことが快適な生活への
第一歩になると確信しております。

あわやムチ打ち?

21日に堺へテーピングのボランティアに行った時の事。

昼食後椅子で休んでいたら突風で隣に立てかけてあったホワイトボードが倒れ側頭部がまともに衝突。

タンコブも出来ましたが頸に違和感があったので、一緒にやっていた方に即テーピングしてもらいました。
お陰で事無きを得ましたが、ムチ打ちってこういう感じでなるんだろうな~と実感しました。

テーピングは飯の種でもありますが、
自分の体を守る一生の財産としてありがたい存在だとつくづく感じました。

更年期?

最近、どちらも男性ですが自律神経に関わるようなケースが2名おられました。

お一人は60歳手前で、どうも男の更年期障害の症状が出ておられました。
そして、もうお一人は所謂クーラー病で顔だけ大量の汗が出ると言った症状。「冷えのぼせ」とも呼ばれています。

どちらの方も、頭蓋仙骨療法や末端(掌や足裏)を施術すると直ぐに症状が治まりました。

自律神経のバランスを取り戻すと本当に楽になるみたいです。

なぜに?

定期的に通っておられる方で、特に男性ですが、
なぜか結構がに股気味で徐々に脚の向きが真っ直ぐになってきていた方が
なぜかこの時期またがに股気味に戻ってきています。

なぜなんでしょう?


顎関節症

今月1日の高倉セミナーで顎関節症へのアプローチを学んだところ、
この間その症状で来られた方がありました。

顎関節症は歯科医と整形外科、そして私のような軟部損傷専門では
それぞれ見立てが異なります。

どれが正しい・間違っているとは申しませんが、
私のところでは頚部や頭蓋骨の筋肉の状態を見て
具合の悪いところを改善するようにしています。

この前の方はそれでかなり症状が良くなられました。
もちろん長年悩まれていた症状ですのでしばらく掛かるとは
思いますが、光明が見えて喜んでおられました。

キネシオテーピング臨床研究発表会

6日から2泊3日で、東京海洋大学に於いて開催された
キネシオテーピング協会臨床研究発表会に参加してきました。

結構ハードな日程でしたが、良い勉強及び刺激になりました。

毎年新しい貼り方が紹介され、それに目を通し吸収していくのは本当に大変です。

しかし、今回一番思い知らされたのは、
もっと基本に戻ってみるという点です。

やはり、いい格好しようと痛みを最初からゼロにするという思い上がりがあったのは事実で、
本来は三分の一、もしくは半分以下にしてあげて、
痛みを徐々に減らしつつ根本原因をちゃんと根絶やしにする、
このことが一番大事なことであるのを逸脱したような気がします。

大いに反省し、これからの施術のコンセプトとしていきます。

頚部の回旋

最近、マッスル・ユニット・トレーニングという、
筋機能をフルに発揮できるようにその準備段階として、
体幹から遠い筋肉から徐々に収縮させる運動16種類を
毎朝しております。

その中で頚部を回旋(横に回す)運動がありますが、これは意識していないとなかなか効果が出ません。

というのも、例えば右に回す時には普通首の右側の筋肉が収縮すると
思うのですが、実は反対の左側の筋肉が収縮して右に首を回します。
その際には右側の筋肉は緩んでいます。
右側を意識して回すとこれはストレッチングの考え方になります。
どちらが良い悪いとはいいませんが、少なくとも収縮させる目的なら間違っています。

めまい・偏頭痛をよく起こされる方は
こういう回旋運動を毎日されるだけでも
頚部の血行が良くなる事によって症状が改善する事もあるので
一度やってみてください。

坐骨の痛みとストレッチング

坐骨周辺の痛みを訴える方が結構おられます。

原因は様々で検査をしてみないと判りません。

坐骨神経痛の方もいらっしゃいます。
坐骨神経痛も必ず痺れを伴うものばかりではなく、
症状も様々な出方をします。

坐骨周辺の痛みで結構多いのが、
坐骨から仙骨にかけて扇状に靭帯が走っている、仙結節靭帯、
これを痛めておられる方です。

坐骨神経痛でもそうですが、仙結節靭帯を痛めている方も
お尻の筋肉が伸ばされると痛みがひどくなります。

無理にストレッチングなどせずに、MUT(マッスル・ユニット・トレーニング)などの
運動で臀筋やハムストリングなど体の裏側の筋肉を収縮させるようにしましょう。

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