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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2014年6月

膝の靭帯損傷の方、順調に回復

先月下旬に右膝内側側副靱帯を損傷された男性。

最初のうちはテープを剥がした後膝を曲げると痛かったらしいが、
そのうちにそれも消え、段々と左右に揺らすと少し痛い、
とういうように動きを複雑にしても痛みが和らいでいくようになった。

そして、前回のテーピングで貼付後いろんなうごきをしてもらっても
痛みは全く出なかった。

これに関しては、後1回ぐらいで良いかと判断している。


それにしても、最初言っておられた「このサポーターって一体何なんでしょうね?」
という言葉が非常に印象深い。

実は、昨年 Facebook で知り合った福島県喜多方市の方が、
高校でレスリングをされている息子さんが国体県予選前に膝の靭帯を損傷し、
何とかなりませんかと尋ねてこられたので、電話で対応した。

電話で簡単なテーピングをアドバイスして貼られた途端に、
「あ、あまり痛くない」と言ってすんなり歩けたらしい。
そのまま順調に練習を再開でき、国体予選では
残念ながら準優勝で国体本選には出られなかったが、
思いっきりできたと感謝していただけた。

今回会津若松に行った際に、当院に来られている方の話をしていたら、
「うちの息子も全く同じで、でっかいサポーターを買わされるところでした」との事。
ただ、部の監督には病院に通院しなかったと怒られたそうだったが、
その監督は試合を見て考えを変えてくれただろうか?

そういった縁もあり、今回会津若松で講習会を開く事ができた次第です。

最近勉強会とかで病院のリハビリ室に行く事があるが、
その全員とは言わないが、かなりの割合で簡単なテーピング等で、
症状が良くなる選手たちがいると思われるのに、
安易にメスを入れる方を選択する、また直ぐにメスを入れたがるドクターに対し、
それは少し違うのではないかという思いはずっとある。


新発見した鼻炎テープと脛のつり対策テープ

週に一度通院している高校球児。

今回は鼻が詰まっていて、いつもの足趾を刺激しても効果が少なかった。
そこで、母趾にある別の鼻の反射区を刺激すると効果てきめんだった(写真左)。

また、よく最近左脛をつるとの事。
調べてみると、長趾伸筋と第3腓骨筋の状態が良くなかった。
おまけにスライディングのせいか下腿部の擦過傷がかなりあったので、
6本スリットのテープで両方に貼った(写真右)。

これで擦過傷もかなり良くなると思う。

jin11.jpgjin12.jpg

「肋骨が痛いんですけど・・・」

2日続けて、肋骨の前方下、やや横の辺りが痛いという人が出た。

一人は、毎週来ている高校球児で、背筋運動をすると痛いとの事。

もう一人は福島の県立医大のボート部男子で、前屈・後屈をした時に痛いと言っていた。

そして、どちらも原因は、内腹斜筋の機能低下だった。

外腹斜筋・内腹斜筋、どちらを傷めているかを見極めるのは
最初結構難しいが、それができればこの2人の場合のように
テープ1枚貼るで痛みが全くなくなります。

会津若松で講習会

6月14日の午後、3時間に及ぶ講習を行ってきました。

以前から一度会津若松に行ってみたいと思っておりましたところ、
昨年にFacebookで田部さんという私より1歳年下で、
喜多方商業高校でボートを漕いで世界ジュニア選手権に2度出場され、
その後も会津楽水会というボートクラブで活躍されている方と知り合いました。
同じ「楽水」同士で親近感を持っていただいたようです。

昨年夏に高校でレスリングをされている田部さんの息子さんが膝の靭帯を傷めれれ、
そのままでは国体予選に出られない恐れがあり、
何か良いテーピングはありませんかとメッセージが届きました。

電話口で靭帯の弛みをロックするテーピングを紹介したところ、
貼った途端に痛みが軽減し、練習も再開できるようになり、
残念ながら準優勝で国体出場こそ逃しましたが、高校最後の試合を無事終えられました。

それから田部さんはキネシオテーピングに興味を持たれ、
本を購入して仲間に貼ったりされていたようです。

そして、昨年末私が高倉先生のセミナーを受講した後に、
私主催の「腰椎・仙椎への神経圧迫に対するジェルフィッシュテープ」講座に
わざわざ福島から日帰りで参加して下さいました。

そんな事もあり、田部さんに「会津へ行ってみたい」と言うと、
田部さんは私の出掛けの駄賃を目論んでいるのを察知して下さり(笑)、
会津楽水会やランニングのメンバーに声を掛けて下さった次第です。

当日は、親しくしている、これも昨年の講座に参加してくれた、
昨年まで東京都ボート協会の高校担当コーチをしていた渡邊君、
彼も東京から電車を乗り継いで来てくれました。
本当にありがたい事です。
そして、渡邊君の同郷の後輩で東北大学医学部の勝木君も来てくれました。
とある病院の看護婦長さんとかも来ておられました。
福島県立医大ボート部の学生とかは週末レースがあったので参加できず。
それでも総勢13名来てくださいました。aizu_seminor.jpg

講習の内容としては、後で反省したが3時間の講習では少し量が多過ぎた感がありました。
単なる自分のデモンストレーションではなく、受講された皆さんが直ぐに実践できるものを
伝えようとしましたが、抑えたつもりでもやはり時間が足らなかった。

具体的には、単にテープの貼り方を教えるのだはなく、
何故そういう症状が起こっているのかを考え、
そして日本人は肌が弱くテーピングでかぶれる人が多いので、
必要最小限のテーピングで最大効果を出す方法、
別にテーピングしなくても済むのならそれで良し、
その為には筋肉リリースや足の反射区も利用していく、
という事を学んでいただきました。

靭帯の弛みを少しテープを貼るだけで抑える方法、足元のコンディショニング、
本当に3時間では足りませんでした(T_T)

あ、そうそう例の看護婦長さんは結構な五十肩で、鍼やカイロに通っても駄目だったらしいのですが、
たまたまモデルでやらしてもらい、足の反射区とかを利用してデモンストレーションすると、
ものの数分で腕が真上まで挙がるようになって非常に喜んでおられましたね。

最後は後ろ髪を引かれる(前髪はありませんが《涙》)思いで、
飛行機の時間が迫っていたので、田部さんに空港まで送っていただきました。

ジェルフィッシュはデモンストレーションをしたのみになってしまいましたが、
21日に田部さんがフォローアップをして下さいます。

また、アンケートをしていただいたところ、
継続してやってほしいとの意見が多く寄せられたようです。
本当にありがたい事です。

また会津観光に行って、出掛けの駄賃をさせていただきます。
もちろん、今回以上の内容のものを、今度は1日掛けてやらせていただきたいと思っております。

 





 


鼻と眼の反射区へのテーピング

半年以上通っておられる30代の男性。

先週風邪をひかれていたのでまだ鼻の調子がもう一つ。
それと眼も疲れているので、一緒に足の反射区へのテーピング。

2趾の方に貼っているのが眼の反射区で、
3趾に貼っているが、鼻の反射区。
3趾は鼻・眼共にこの方の場合効果があるのだが、
動かす方向が逆になり、両方ともに貼ると効果が薄れてしまう。

今まで鼻の反射区は全ての足趾に貼っていたが、
一番効果の高い趾1本に貼るだけでもかなりの効果がある事が判った。

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「このサポーターって一体何なんでしょうね?」

肩のこりで月に一度程度来られる40代前半の男性。

数日前に趣味のフットサルをしている最中に右膝の靭帯を傷められた。

今朝ごっついサポーターをして来院。
行っていた整形外科では「切れている」と言われたらしいが、
どう診てもせいぜい部分断裂程度。
それよりも鬱血しているのにこんな大きなサポーターをさせるってどうなんだろう?

幸い鬱血も引いてきているようなので、まず膝蓋骨を包むテーピング。
これで靭帯部分の痛みが少しマシになる。
ただ、膝の屈曲はまだそれほどいけない。

次に膝窩筋にテーピングするのと、膝の屈曲を助ける目的で穴あきのⅩテープを貼付。
これでまた膝の屈曲が楽になる。

それから梨状筋のリリースをするが、意に反して少し膝が痛くなったので、
大腿部の筋膜コレクションテープを追加。
皮膚が弱い方なので、スリットを入れた。

最後に大腰筋・腸骨筋・縫工筋等の股関節を屈曲させる筋肉のリリース。
これで膝の屈曲がさらに楽になった。
サポーターをしている時よりも痛みがなく膝が曲げられるようになったとの事。

そして、その後シミジミ言われた。
「このサポーターって一体何なんでしょうね?」
さあ、私には判りませんね~(笑)

聞けば、整形外科では受傷部分だけしか診てくれていなかったらしい。
膝の傷害では、かならず股関節・足関節等も診なければ根本治癒にはならないのだが・・・

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