月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2014年11月

楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2014年11月

左肩の痛みに

40代男性。

最近娘さん(3歳)を抱く姿勢のせいか、左肩の痛みを訴えられたのでテーピング。

痛みを感じる個所は肩甲骨から上腕三頭筋にかけて。

検査をしながら、まず後斜角筋にπテープ、三角筋後部から棘上筋に掛けてスリットテープ、下僧帽筋の外側ラインにπテープ、棘下筋テープを貼る。

そして、上腕三頭筋の遠位の状態が悪いのでXテープを貼付、上腕の動かして一番痛みを感じる個所にEDF テープを貼ってみた。

結構いろんな機能が低下していた。
やはり不自然な姿勢を長時間していたせいなのだろうと思われます。

okushima01.jpgokushima02.jpg

新しいテーピングの試み

毎週通っている、機械体操をやっていて椎間板症を発症した中学生。

かなり楽になってきているが、開脚をするとまだ少し痛みがある。

椎間板を傷めている箇所には狭間テープを貼っていたのだが、今回療法学会で加瀬キネシオテーピング協会会長が発表してくれた皮膚・筋膜へのアプローチ法を参考に貼り方を少し変更してみた。

すると、貼付後開脚で痛みが出てこずそのまま前屈しても楽だった模様。

やはりいろんな事を学ぶ必要があると実感。

益々快方に向かって言ってくれているので、春の試合には間に合うと思われる。


matuura01.jpg

手術痕に対するテーピング

22日東京品川で開催したセミナーにおいても該当する方はおられたが、怪我、もしくは女性の場合帝王切開や子宮摘出に於いての手術痕で皮膚の動きが悪くなり、その為に様々なトラブルを抱えている方が多い。

品川の方は、昔自転車での事故で右足首を骨折され、その手術痕により皮膚の動きが制限され痺れの原因の一つになっていた。

また最近来られる女性の何人かは子宮全摘手術を受けられたので、下腹部に大きな手術痕がある。
それによって腹部が突っ張るだけでなく、便通等にも影響が出ている模様。

手術痕を境界に皮膚はそれぞれ反対方向に動こうとする。
それが突っ張る原因。

では、テーピングでそれを緩和するにはどうすれば良いか?
非常に簡単で、2.5㎝幅程度のテープを両方からの皮膚が寄ってくれるように貼れば良いだけ。

理屈さえ判れば非常に本当に簡単です。

とは言っても、一度は直に説明を受けていただいた方が勘違い等を防ぐ為にも良いと思います。

愛媛松山の講習へ参加、早速役立つ

先週末に夜行バスで松山へ。
「畑中代替医療学院」院長の畑中先生から講習のお誘いがあり参加させていただいた。

講習後の夜にまた夜行バスで帰ってきて仕事だったので、かなり強行軍だったが(笑)

今回の講習は本当に実践的なもので、帰ってきてから早速役立った。

女性のお腹の画像だが、この方は坐骨神経痛や頭痛等全身の不調で来られた方。
坐骨神経痛も稀なケースだが、上肢にも影響している。
整形外科で「そんな事はない」と言われたそうだが、現実に当院で棘下筋の機能低下でモートン病の症状が出る方もおられる。
全身を浅筋膜で覆われているので、どこでどう影響するかは人それぞれ。

この方は子宮を全摘手術されているのだが、その前から卵巣が腫れる事が多かったそうだ。
今回も右下腹部の圧が高く、卵巣周辺を押すとかなり痛がった。
そのせいで、大腰筋の機能がかなり低下しており、また右肩の関節可動域にも影響を及ぼしている。

そこで、畑中先生に教わった「クロコテープ」を貼ってみると、先ほどまで痛かった卵巣周辺の痛みが無くなり大腰筋も正常に戻った。
右肩関節の可動域も拡がった(*^。^*)

また、子宮全摘出した手術痕がどうしても突っ張り下腹部の皮膚・筋膜の動きが良くないので、それを良くするテーピングも施した。

次に下腿部の画像に写っている丸いテープだが、これは膝窩筋(しっかきん)に効かす目的で貼ったπ(パイ)テープ。
畑中先生は最近膝窩筋はπテープで貼っているそうだ。
確かにラインで貼るのも良いのだが、膝の屈伸とかで剥がれやすいのでπテープの方が良いかも知れない。

確かに強行軍でしんどかったが、得たものがそれ以上だったので、また機会があれば参加したいと思っている。

ただ、夜行バスはちょっとやめとこうかな(T_T)

hatanaka01.jpgishida02.jpgishida01.jpg

スネークテープ・ひらめ筋テープでシンスプリントの症状が大幅に改善

テニスをされている50代女性。

少し前に右ふくらはぎがつりそうになってから脛骨内縁附近が痛くなった。
症状的にはシンスプリントに近い。

シンスプリントに対するテーピングは様々あるが、なかなか1枚程度では痛みが消えない。
つい沢山テープを貼ってしまう傾向がある。

またシンスプリントの症状が出ている人は、筋膜がずれて脛骨の骨膜と癒着している事が多い。
この女性も筋膜を少し戻すと楽になるようだったので、画像の左側の「スネークテープ」を貼付。

細いテープだが、いろいろなテクニックが含まれている「優れもの」テープである。

これを貼ると痛みがかなり消え、筋機能低下で初期反応が全くできなかったヒラメ筋の反応が良くなった。
その上でヒラメ筋テープを貼った。

施術後階段を下りた際に、「今まではちょっと力を入れるとつりそうになったので力を入れるのが怖かったが、これだと安心して力を入れられる」と喜んでおられた。

シンスプリントは中高生等若年層に多いスポーツ障害だが、この方のように年齢の高い方でもなる可能性がある。

nakano_rightleg.jpg

またまた右頚部のリンパ浮腫(画像あり)

先ほどの右頚部のリンパ浮腫(リンクはこちら)の男性の後に来られた20代男性も同様の症状。
彼の場合は顎が弱く、頚部の状態が悪いと顎関節が引っ張られアゴが痛くなってしまう。

そこで先の男性と同様のテーピングを施す。
追加で直接右の鎖骨下リンパ節から腋下リンパ節に流すテープも貼った。

このテーピングとリリースで頚部の張りも解消し、顎の痛みも治まった。

kobori_rympa.jpg

「踵痛い」恐怖症からおさらばか?

以前に足底筋膜炎から踵が痛いという事で来られた女性。

最初の施術で楽になったと喜んで帰られたのだが、しばらくするとまた痛くなった(T_T)
それからも何回か試行錯誤を重ねやっているのだが、まだ決定打が出せず悩んでいた。

少し「踵痛い」恐怖症になって来ているのかも(笑)

そうすると、また近所の剣道をやっている高校生が「踏み込んだら踵が痛い」という事で来院。

先ほどの女性と結構症状が似ている。
ただ、彼の場合は足底筋膜はしっかりしている。

椎間板症の中学生でもやったが、キネシオテープで両方から隙間を作ってやれば圧痛が軽減するのではないかと推測。
まず甲にある舟状骨(しょうじょうこつ)に痛点があるのを見つけ、そこにジェルフィッシュテープを貼付。

次に、踵の痛点周辺に隙間を作るテープを貼ってみた。

それで確認してもらうと、ハッキリと痛みが大幅に軽減。
良かった(*^。^*)

これで、次回の前述の女性が来られた時に役立つ経験ができた・・・筈。

足底筋膜の強弱がどう影響するかは微妙です(^_^;)

椎間板症の体操をしている中学生、かなり改善(*^。^*)

腰の痛みはかなり軽くなり、大股で走っても痛みは感じなくなってきているそうだ。

ただ開脚(前後、左右とも)をするとまだ少し痛いとの事。
開脚の体勢はかなり腰椎に負担を掛ける。

そこで、今回は神経障害を取り除くのと同時に、固くなっている腰椎4-5番間に前後から持ち上げスペースを作ってやるテーピングをした。

すると、開脚をしても腰に痛みが出なくなった。

まだ本格的復帰までには時間が掛かるかも知れないが、これで基礎練習に支障は出なくなると思われる。

これから寒くなるので無理をせずに、来年春の試合に向けて再スタートを切る事ができればと願っている。


右手首・肘、それに左肩の痛み、意外な原因(*_*)

9月に腱鞘炎で来た剣道をしている高校生、右手首の痛みなどで久しぶりに来院。

手首は前回の痛みと異なり、尺屈(小指側に曲げる)したり捻ったりすると痛みが出るとの事。
前回の原因は前腕の筋膜のずれと首の張りだったが、今回の原因はそれではなかった。

肘周辺も痛いとの事だったので、まず上腕三頭筋遠位に効かす三頭筋Xテープ。
それと尺側手根屈筋テープに尺側手根伸筋テープ。
尺骨側の筋機能が少し低下している。
加えて骨間膜を弛めるテーピング。

ここまでやって、まだ捻ると少し痛いという事なので、知ったかをしないで本で関連痛をチェック。
そうすると一番当て嵌まるのが、何と広背筋。
スクリーニングテストをしても確かにその辺りが引っ掛かている。
広背筋のテストをすると陽性だったので、だが停止部付近だけが悪かったので停止部のみのテーピング。
すると捻ってもすっかり痛みがなくなった(*^。^*)

その他に、左肩を動かすと痛いという事なので、棘上筋テープと肩関節が少し不安定だったので肩甲上腕関節テープも貼った。

iwasaki01.jpgiwasaki03.jpgiwasaki02.jpg

移転後初の講座

長岡京市に移転してから初のキネシオテーピング基礎講座。

浜松からと神戸からの受講者の方々だったが、共にJRで来られたので以前の場所よりはかなり便利だったと思う。

今回は男性2名だったので、中臀筋テープを初め全て直接貼ってもらった。

普段の講座では、諸々の事情がありそういった事はしにくいのだが、やはり直接貼る事・貼られる事によりどういう変化があるかを肌で感じていただきたいと思ったから。

特に股関節周辺のテーピングは、私自身も療法家の資格を得てからでないと直接貼る事がなかったので、やはり最初は本当に効果が出るのか不安だった記憶がある。

本当はそうするのが一番良いのだろうが、会場の問題や男女混同の参加だとなかなか難しい。

その点今回は、自分の院で尚且つ男性2名だったというのが、そういう事ができた一番の要因。

今日は、お二人とも最初から違和感のない貼り方を習得されていたので心強かった。
ただ、流石に首は難しかった模様。

まあ、自分も首は施術であまり貼らない。
難しいというより、お仕事をされていると首のテーピングはどうしても目立ってしまう為。
ただ、まだまだ貼る練習をしなければいけない段階では、直ぐに剥がしても良いからドンドン首へのテーピングも練習してほしい。

貼った数だけ上手くなる。
根性論ではないですけどね(笑)

20141102kisokouza01.jpg20141102kisokouza02.jpg




1

« スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2014年10月 | メインページ | アーカイブ | スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2014年12月 »

このページのトップへ