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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2016年11月

仙結節靭帯炎に朗報か、新たなアプローチ

京都府長岡京市の 『痛みの探偵!』 kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

メンテナンスで2週間毎に来ていただいている30代後半の男性ですが、下半身の疲れが溜まると左仙結節靭帯炎を起こされます。
ホームベースのような形をしている仙骨の、下の角辺りです。
この場所が前屈する時に引っ掛かって痛みが出るとの事。

ただ単に仙腸関節の緊張を取っただけではこの引っ掛かり・痛みは解消しませんでした。

そこで、どういうアプローチをと考えた際に、主訴のある個所は左だがそれは先ず置いておいて右の股関節の調整をしてみました。
というのは、本当の問題は反対側に隠れている事が多いからです。

すると、右大殿筋の調整をしてみたら、前屈した時に出ていた仙結節靭帯炎の痛みは解消しました。
ただ、まだ引っ掛かりは残っていました。

次に仙骨上の筋膜を右に誘導してあげると、少し楽な模様だったので、今度はそれをどう活用す売るか思案しました。
仙骨上にEDFテープを貼って右から誘導してみましたが、これは逆効果でした。
それでも何らかの原因で左に引っ張られているのでは、と考えました。

次に右股関節の前方をチェックしてみると、どうやら恥骨筋が良くない模様。
テープで調整して再度立位から前屈してもらいました。

これは私も本当に驚きましたが、ほとんど引っ掛かりが消えました!!
今更ながらなんですが、恥骨筋って結構重要な筋肉です。
ここを少し調整するだけで、結構楽になられる方が多くおられます。
とはいえ、全ての仙結節靭帯炎でお困りの方が、反対側の恥骨筋の調整だけで痛みから解放されるとは思いません。

単にテキスト通りとかそんなものだけでは、本当に辛い症状の方には効きません。
いくらビジネス感覚が優れていても、常に学ぼうとする気概のある者でなければ、この仕事は無理だと思います。


楽水庵



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