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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 20ページ目

左ひらめ筋の機能低下の原因、靭帯の弛み

ボートをやっておられる50代男性。

以前から左ひらめ筋の機能が低下しているのは承知していたが、今日来られた際に詳しく聞くと踵でしっかり踏み込めないとの事だった。

そしてひらめ筋を詳しくチェックしてみるとアキレス腱の直ぐ上 内側の筋肉が未発達。
これは何か原因があると足関節の靭帯を調べると何カ所か弛みが生じている。
本人もかなり以前の事ではっきり思い出せないようだが、捻挫は何度かしている模様。

そこで、本来ならもう少し太いのを貼った方が良いのだが、切れ端でも何とかなるというのを証明する為かなり細いテープを貼ってみた。

すると、その細いテープでもしっかり効果は出ていて、ひらめ筋テープと相まって左踵にしっかり体重を乗せても大丈夫なようになった。

ボートを漕いでいる時でも左踵に体重を載せられなかったそうなので、これでしっかり踏み込めるようになるでしょう。

また、足関節が安定している上でエクササイズをしてもらうと、ひらめ筋も発達すると思います。


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バネ指が首へのテーピングだけで解消!

会津若松市でのセミナー中に、右手人差し指のバネ指でお困りの女性が。

何でも左手にもバネ指の症状が出て、そちらの方は手術したのだが右手に関してはもう手術をしたくないとの事。

リハビリとかを考えるとさもありなんと思います。

バネ指の原因で案外見過ごされがちなのが首の筋肉。
問題を起こしている首の筋肉を弛めるだけで症状が楽になる事が多い。

この方も後斜角筋と中斜角筋の張りがかなり強かった。
この2つの筋肉に対してπテープを貼付。

最近首へのアプローチはπテープで行っていて、またセミナーでもそう勧めている。
1、首にノーテンションでテーピングするのは結構難しい。
2、テーピングしているのを見た人がピップエレキバンとかと勘違いしてくれるので大騒ぎにならない。
  首の筋肉でラインでテーピングすると結構騒がれたりするので、勘違いして下さると助かります(笑)
  まだまだキネシオテーピングは市民権を得てないものですから・・・

そして、この女性のバネ指の症状は・・・消えました。
「手術しないで済む」と非常に喜んでいただけた。

肘にガングリオンもあったそうなのだが、それは知人に貼り方を教えて貼ってもらった。
そちらの方の報告はまだ受けていないが、快方に向かっていただければと願っています。

踵の痛い女性、坐骨神経痛の兆候も

左踵の痛い女性、なかなか苦戦しております(^_^;)

ヒラメ筋や後脛骨筋の機能も低下しているが、問題は踵の痛い部分の皮膚・筋膜をどう誘導すれば痛みが減少するのかをやってみるのだが、なかなかこれが非常に難しい(T_T)

いろいろ試行錯誤を重ね、視点を変えやってみる。

もう一度原点に戻り、この痛みは母趾外転筋の関連痛ではないかと推測し、母趾関連の筋機能をすべてチェックすると全て陽性。
そして左腰椎5番の横突起を探ると神経障害が認められた。
一種の坐骨神経痛とも言えなくもない。
違う箇所に痛み等が出た可能性もある。

そこで、そこにジェルフィッシュテープを貼ると母趾関連の筋機能がすべて正常化され、踵の痛みもかなり減少し、階段を下りられる際もだいぶマシになられた。

やはり何か原因があるのだが、まだまだ未熟者でスッと見つけれない事もある。
もっと観察眼と知識を深めなければ。

自律神経のアンバランスが脊柱テープで解消!

今日来院した19歳の男性。

足にテープを貼ろうとすると両足に大量の汗(*_*)
手も同様に汗びっしょり。

本人は新陳代謝が良いからと勘違いしていた模様だが、これは自律神経のアンバランスで、交感神経優位から起こっているもの。

掌・手の甲と試してみたがあまり効果はなく、次に脊柱にスリットテープを貼ってみる。

そうすると、面白いように汗がピタッと止まった(*^。^*)

2年前に加瀬会長が講演していたのを思い出せて良かったです。こちらも(^_^;)でした・・・

上腕二頭筋長頭腱炎(腱滑膜炎)を靭帯テープで

上記の症状は野球のピッチャーや、ウエイトリフティングの選手に多いスポーツ障害。

大胸筋と上腕二頭筋の繋がっている部分(上腕二頭筋長頭腱)に炎症が起こり、上腕を水平伸展(野球でいえばテイクバックの動作)する時に痛みが発生する。
そして、この症状を放置しておくと常に肩甲骨が外転状態になり、肩甲骨を内転させたり肩関節を外旋させたりする筋肉が機能しなくなるので、年配の人はそのまま五十肩状態になってしまう。

この症状になると、上腕二頭筋と大胸筋の筋機能が著しく低下する。
以前は上の二つの筋肉をカバーするテーピングをしていたのだが、今日来られた方には長頭腱の靭帯部分を弛みにくくするロックテープを貼っただけでその症状が改善された。

もちろん、この症状全ての方に適応できるかどうかは不明だが、まずロックテープを試してからという手順で考えても良いのも知れない。

左肩の痛みに

40代男性。

最近娘さん(3歳)を抱く姿勢のせいか、左肩の痛みを訴えられたのでテーピング。

痛みを感じる個所は肩甲骨から上腕三頭筋にかけて。

検査をしながら、まず後斜角筋にπテープ、三角筋後部から棘上筋に掛けてスリットテープ、下僧帽筋の外側ラインにπテープ、棘下筋テープを貼る。

そして、上腕三頭筋の遠位の状態が悪いのでXテープを貼付、上腕の動かして一番痛みを感じる個所にEDF テープを貼ってみた。

結構いろんな機能が低下していた。
やはり不自然な姿勢を長時間していたせいなのだろうと思われます。

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新しいテーピングの試み

毎週通っている、機械体操をやっていて椎間板症を発症した中学生。

かなり楽になってきているが、開脚をするとまだ少し痛みがある。

椎間板を傷めている箇所には狭間テープを貼っていたのだが、今回療法学会で加瀬キネシオテーピング協会会長が発表してくれた皮膚・筋膜へのアプローチ法を参考に貼り方を少し変更してみた。

すると、貼付後開脚で痛みが出てこずそのまま前屈しても楽だった模様。

やはりいろんな事を学ぶ必要があると実感。

益々快方に向かって言ってくれているので、春の試合には間に合うと思われる。


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手術痕に対するテーピング

22日東京品川で開催したセミナーにおいても該当する方はおられたが、怪我、もしくは女性の場合帝王切開や子宮摘出に於いての手術痕で皮膚の動きが悪くなり、その為に様々なトラブルを抱えている方が多い。

品川の方は、昔自転車での事故で右足首を骨折され、その手術痕により皮膚の動きが制限され痺れの原因の一つになっていた。

また最近来られる女性の何人かは子宮全摘手術を受けられたので、下腹部に大きな手術痕がある。
それによって腹部が突っ張るだけでなく、便通等にも影響が出ている模様。

手術痕を境界に皮膚はそれぞれ反対方向に動こうとする。
それが突っ張る原因。

では、テーピングでそれを緩和するにはどうすれば良いか?
非常に簡単で、2.5㎝幅程度のテープを両方からの皮膚が寄ってくれるように貼れば良いだけ。

理屈さえ判れば非常に本当に簡単です。

とは言っても、一度は直に説明を受けていただいた方が勘違い等を防ぐ為にも良いと思います。

愛媛松山の講習へ参加、早速役立つ

先週末に夜行バスで松山へ。
「畑中代替医療学院」院長の畑中先生から講習のお誘いがあり参加させていただいた。

講習後の夜にまた夜行バスで帰ってきて仕事だったので、かなり強行軍だったが(笑)

今回の講習は本当に実践的なもので、帰ってきてから早速役立った。

女性のお腹の画像だが、この方は坐骨神経痛や頭痛等全身の不調で来られた方。
坐骨神経痛も稀なケースだが、上肢にも影響している。
整形外科で「そんな事はない」と言われたそうだが、現実に当院で棘下筋の機能低下でモートン病の症状が出る方もおられる。
全身を浅筋膜で覆われているので、どこでどう影響するかは人それぞれ。

この方は子宮を全摘手術されているのだが、その前から卵巣が腫れる事が多かったそうだ。
今回も右下腹部の圧が高く、卵巣周辺を押すとかなり痛がった。
そのせいで、大腰筋の機能がかなり低下しており、また右肩の関節可動域にも影響を及ぼしている。

そこで、畑中先生に教わった「クロコテープ」を貼ってみると、先ほどまで痛かった卵巣周辺の痛みが無くなり大腰筋も正常に戻った。
右肩関節の可動域も拡がった(*^。^*)

また、子宮全摘出した手術痕がどうしても突っ張り下腹部の皮膚・筋膜の動きが良くないので、それを良くするテーピングも施した。

次に下腿部の画像に写っている丸いテープだが、これは膝窩筋(しっかきん)に効かす目的で貼ったπ(パイ)テープ。
畑中先生は最近膝窩筋はπテープで貼っているそうだ。
確かにラインで貼るのも良いのだが、膝の屈伸とかで剥がれやすいのでπテープの方が良いかも知れない。

確かに強行軍でしんどかったが、得たものがそれ以上だったので、また機会があれば参加したいと思っている。

ただ、夜行バスはちょっとやめとこうかな(T_T)

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スネークテープ・ひらめ筋テープでシンスプリントの症状が大幅に改善

テニスをされている50代女性。

少し前に右ふくらはぎがつりそうになってから脛骨内縁附近が痛くなった。
症状的にはシンスプリントに近い。

シンスプリントに対するテーピングは様々あるが、なかなか1枚程度では痛みが消えない。
つい沢山テープを貼ってしまう傾向がある。

またシンスプリントの症状が出ている人は、筋膜がずれて脛骨の骨膜と癒着している事が多い。
この女性も筋膜を少し戻すと楽になるようだったので、画像の左側の「スネークテープ」を貼付。

細いテープだが、いろいろなテクニックが含まれている「優れもの」テープである。

これを貼ると痛みがかなり消え、筋機能低下で初期反応が全くできなかったヒラメ筋の反応が良くなった。
その上でヒラメ筋テープを貼った。

施術後階段を下りた際に、「今まではちょっと力を入れるとつりそうになったので力を入れるのが怖かったが、これだと安心して力を入れられる」と喜んでおられた。

シンスプリントは中高生等若年層に多いスポーツ障害だが、この方のように年齢の高い方でもなる可能性がある。

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