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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 24ページ目

「半月板が分厚い・・・」

移転先のリフォームをしてくれている若い男性。

「このテーピングって膝にも効くんですか?」と尋ねてきた。

子供の頃からサッカーをしていて、膝をよく傷めたので検査をしてもらうと、通常よりも半月板が分厚いと言われたそうだ。
半月板が分厚いと筋肉等に負担を掛けるようだ。
それが原因かどうかは判らないが、今でもサッカーの試合にフルに出ると試合後膝が曲がりにくくなり、3日ほど症状を引きずるとの事。

仕事をしてもらっている最中なので、チョットだけ貼ってみるかという事で下半身だけチェック。
それほど股関節や足関節に問題はなかったが、左膝窩筋の機能がかなり低下していた。
本人は試合後だけと感じていたようだが、実は普段からパフォーマンスは落ちている。

本来のパフォーマンスが 10 だとすると、おそらくあの状態では 5 あるかないかだろう。
それが試合で更に低下して、試合後は 2-3 位になっていると想像される。
傷害の元ににもなるし、もっともっと試合で活躍できるのに非常にモッタイナイと思う。

左膝窩筋と両膝蓋骨を覆うテーピング、それと右長内転筋にも貼った。

貼付後、階段の上り下りが既に楽になっていたが、その後梯子で屋根に上がる作業をしてくれていたが、やはり非常に膝が楽だった模様。
また今度の日曜に試合があるので、土曜の夜に貼りに来ると言っていた。


腕立てとかをすると手首が痛い

2週間に一度来られている40代男性。

前回来られた時は突き指したらしく、右手親指の第一関節を曲げると痛いと言われていたので側副靱帯をロックさせるテープを貼ったところ痛みは解消していた。
今回は、第一関節ではなく付け根を曲げると痛いらしい。

最初靭帯かなと思ったが、回外筋の状態が悪いので少しリリースをすると曲げても痛みがなくなった。

そして、前回来院される前に左手首に痛みがあったがもうなくなったと言われていたので、こちらも気にしていなかった痛みがまた再発したとの事。

腕立て伏せなどで手首を背屈し負荷を掛けると甲側に痛みがある。

まず従来の手首テープではなく、橈骨側と尺骨側の靭帯ロックテープ。
次に実は甲側ではなく掌側、手根管上の皮膚が突っ張っていたので、2・5㎝のスリットテープを2枚。

そうすると背屈して負荷を掛けても痛みは出なくなったが、親指と人差し指の股の部分、母指対立筋のところの痛みが少しあった模様。

それを右手同様回外筋のリリースをする事で痛みが消えた。

上手くいく時は本当の原因(といっても、そうなる最初の問題は判りかねるが・・・)を掴めた時。
即ち、「木を見て森を見ず」に陥らなかった時。

逆に上手くいかない(そうなりたくないが・・・)時は、近視眼的になっている時。

まず、診る側に俯瞰図的発想が必要ですね。

okushima_lefthand.jpg



膝の前後と肩の痛みに

少年野球をしている中学生。

先週に久しぶりに肩が痛いと来院。
その際は主に中僧帽筋と肩甲下筋が良くなかったのでテーピングをするとほとんど痛みがなくなっていた。

そして、今回。
まだ少し肩が痛いのと、朝起きると左膝が前も後ろも痛かったそう。

先に膝の方を診る。
膝の周りに問題があるのではなく、坐骨リンパの詰まりが一番の原因。
詰りを取るテーピングと腰椎3番の神経障害が出ていて大臀筋や梨状筋がちゃんと機能していなかった。
そこでジェルフィッシュテープ。

この2種類のテープでもう膝の痛みは消えた。

次に肩。

前回と原因は異なり、今回は中斜角筋と肩甲挙筋の機能低下だった。
その2枚を貼るとシャドーピッチングをしても大丈夫だった。

そういう風に上手い事いっても、次の方の肩頚腕症候群が結果出なかったので、少し落ち込み気味です(T_T)

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「投げていたら肩が痛くなった、そして段々と力が入らなくなった」

少年野球でピッチャーをやっている中学生。
元々野球肘で小学生の時に来た少年で、その時以来何か異常を感じると当院を頼ってくれる。

今回はタイトルの症状で、今日起こったばかり。
直ぐに異常を感じて来てくれるのは良いが、急性の痛みの場合は入浴は避けておいてね(^_^;)

各種テストをしていると、中僧帽筋の反応がかなり悪い。
大円筋の状態も良くなかった。
それで最初に大円筋テープを貼付。
そして次に中僧帽筋テープを貼ったのだが、どうも今一つ反応が良くならないし痛みもあまり軽減していない様子。
何故に?

という訳で、更に原因を探っていくと、肩甲下筋の状態が悪い。
腋下リンパ節の詰りが強い。
「前の日に何か変わった事した?」と聞くと、母親から「宿題をする為に珍しく机に向かっていた」との返答。
う~ん、それが正解かどうかは判らないが、一種の肩こりの症状なのでそうかも?

まず、足にあるリンパの反射区を刺激して肩甲下筋を弛める、念の為に肩甲下筋テープも貼付。
それから三角筋後部テープや大胸筋鎖骨部テープを貼って、もう一度中僧帽筋テープを貼ったのだが、一般的な中僧帽筋テープを貼るよりも中僧帽筋で傷めているラインにだけスリットテープを貼って、なかかつ炎症の強いところに狭間スリットテープを貼ると痛みがほとんどなくなった。

後は、これから夕食という事なので、急性期なので食事量を控える事と中僧帽筋の炎症部分への数時間毎のアイシングをアドバイス。

どうして傷めたかまでは判らないが、何らかの原因で腋下リンパの詰まりがあり肩甲下筋の機能が低下、それにより肩関節の動きが悪くなっている処を無理したので中僧帽筋にかなりの負担が掛かり、力が入らなくなったのではと思われる。

明日も一応投げるとの事だが、無理しないようにとは言っておいた。


長母趾伸筋の腱鞘炎?

この間来院した高校生男子。

クラブの合宿中に左足甲から母趾に掛けて痛みが出て、指導者にアスレチックテープで固定してもらって練習を続けたが痛みが引かないという事で来院。

特に母趾の付け根からちょうど長母趾伸筋の腱になっているライン上で、母趾を屈曲したりするとギシギシする。

聞けば、痛みが出た後も入浴し、食事量や内容も全然気を付けていなかったらしい。
また、アイシングも全くしなかったとの事。

来院した時点で、受傷後72時間経過したかどうかぐらいのタイミング。
ハッキリ受傷箇所が判らなくとももう少し何とかならなかったかと悔やまれる。

まず、遠因としては開帳足気味で足趾5本ともで踏ん張れない。
従って、母趾にその分負担が掛かっていたと思われる。
しばらく足底アーチで5本の足趾全てで踏ん張る事を身体で覚えてもらう。

リンパコレクションテープ・長母趾伸筋テープ・長母趾屈筋テープ・後脛骨筋テープと少し腰椎5番にも問題があったのでジェルフィッシュテープを貼付し、来院した時点で少し足を引きずっていたのはなくなったのだが、少しまだギシギシとした感触は残った。

これに関しては、長母趾伸筋の腱鞘が炎症を起こしていて少し腫れているので、アイシングをこまめにやってもらうしかない。
帰宅後数時間おきにアイシングしてもらうように説明した。

次の日も練習でまたその翌日試合という事で、どの程度あれから改善したかは不明だが、本当に傷めた直後だと回復はこういう高校生だと尚更速いのに、対応が拙ければ何時までも痛みを引きずってしまう。

変にアスレチックテープで固定とかに頼らずに、無理せず痛かったら直ぐに休ませて取り敢えずアイシングだけでもしっかりやってほしいと願う。

自分の足のタコが痛い事に関しての考察

2日前から右足の母趾球のタコに裂け目ができ、体重が掛かると結構痛い(T_T)

結構若い時から足のタコは分厚くなっていて、
今まではあまり気にしていなかったが、
現在こういう仕事をしているので考察してみた。

一般に、タコができるのは足のアーチが足りない事の方が多いようなのだが、
自分は逆にアーチが大きすぎる「ハイアーチ」のようだ。
「踵・母趾球・小趾球」の3点アーチで身体を支えるのが理想的なのだが、
自分はアーチが大きすぎる為にその3点に体重が掛かりすぎているようだ。

まあ、今更アーチを弱くするのは考えられない、
逆に(特に)下腿部の筋機能が低下したらアーチが少なくなるかも知れないが、
それはあまり喜ばしい事ではない。
これも「ハイアーチ」を持つ者の宿命なら、足裏のケアを続けましょう。

まあ、それはさておいて、
何故今回右の方だけに症状が出たのか、
たまたまなのか、別に原因があるのかチェックしてみた。

そういう訳で、最近暑いのでサンダルばかり履いているので
先ずサンダルの底の写真。

そうすると、左右で減り方が少し異なっていた。
左に比べ右の小趾球の減り方が小さい。

左右共に少し内反小趾気味だが、
右の方が傾向が強いのかなと思って写真を撮ってみるが、もう一つ判断し辛い(^_^;)

まあ、それでも実験的に右の内反小趾の方が強いと仮定して、
右の小趾に矯正テープを貼ってみた。

これでしばらく様子を見てみよう。

一度、ご自分の普段愛用している履物の底をチェックしてみては如何でしょう?
思わぬ発見があり、それが足とかの悩みを解決してくれる糸口になるかも知れません。

my_foot02.jpgmy_sandal.jpgmy_foot01.jpg

外反母趾になりかけ

慢性的な頭痛で来られている30代の女性。
昨日お見えになった際に、右足が少し外反母趾になりかけていると言われた。

少し母趾球が腫れ、また擦れると痛いとの事。

以前にも書いたが、外反母趾の原因に腰椎5番の神経障害がある。
腰椎5番の神経伝達に問題があると、母趾を動かす筋肉の機能が正常に働かない。
具体的に言えば、母趾が開かない・曲げにくい・伸びない等の問題がある。
こういう場合、まず腰の状態を改善させる必要がある。

この女性に関しては、母趾の運動に関しては問題なく、
また母趾を触られた感触にも左右差はなかったので、
神経障害はないと判断した。

ただ、母趾が少し外旋していた。
これを修正するのと母趾球を少し内に引っ込めるテーピングを2枚。

原因は立ち方か靴かどちらかだと思われるが、
まだなりかけなので、このテーピングを根気よくやっていただければ大丈夫だと感じる。

会社の体力測定で(T_T)

月に一度の割合で来院される40代の男性会社員。

昼間に会社で体力測定があり、背筋力計で頑張り過ぎて、
それから左の脇腹が痛くなったとの事。

おそらく、広背筋が絡んでいるなと思い検査してみると、案の定だった。
加えて、腰腸肋筋も傷めておられた。

その2つの筋肉をサポートするようにテーピングすると、
痛みをほとんど感じなくなったようだ。

田中マー君に見られるような投手の肘トラブル

田中マー君が右肘内側側副靱帯の部分断裂になって現在治療中とか。

「トミー・ジョン」手術をするかどうか、世間では手術を勧める論調も結構ある。

自分も少年野球や高校球児で肘を傷めた投手に対してテーピングをしてきたが、
こんなことを書いて「エラそうに」と思われる向きもおありでしょうが、
案外このトラブルは簡単に解消されます。

大事なのは「皮膚・筋膜の流れを是正する」事です!

よく投手の肘のトラブルは出てきますが、
キャッチャーが肘を傷めた話は聞きませんね?

しかし、考えてみればキャッチャーもピッチャーにボールを返すから
同じ数だけ投げている筈です。

では、何故キャッチャーは肘を傷めないのでしょうか?
そして、ピッチャーの場合肘を傷めるのはほぼ内側です。
これもまた何故でしょう?

思いっきりボールを投げようとすると腕は内に捻られます。
特に前腕はかなりです(前腕の場合は回内と呼びます)。
この動きを続けると特に前腕の皮膚・筋膜は内にドンドンずれていきます。
そしてドンドン肘の内側周辺を圧迫していくのです。

これが所謂「野球肘」の主たる原因です。

ですから、前腕の皮膚・筋膜を外に、つまり元の状態に戻してあげるだけで、
痛みはかなり軽減されます。

現に、以前肘が痛くて半年投球できなかった小学生が、
一度そういうテーピングをしてあげると2回目に来るまでに
既にピッチングをできていた、というような事もありました。

「小学生とメジャーリーガーを一緒にするな」というような意見もあるでしょうが、
傷めている原因はその人のステータスとあまり関係ありません。

どんな名プレーヤーでも傷め方は一般の人と大して変りないのです。

また、内側側副靱帯ですが、これは靭帯を弛めない簡単なテーピングを施す事で、
かなり症状が改善されます。
後は、無理をしないでテーピングやアイシングをしながら、
その時々に応じたエクササイズをする事で回復のスピードは上がっていきます。

反射区テープの展開例

足の反射区を利用したテーピング例です。

以前も紹介した胃と食道の反射区テープを両足ともに貼ると更に効果を感じられた。

左足の坐骨神経の反射区テープは、前回貼り方が適正ではなかったと反省し、
今回は横一文字に貼る。

左足は更に、頭部の反射区と梨状筋の代替テープを。
右足は、大腰筋と腸骨筋の代替テープを貼付した。

もっと足の反射区テープを開発できれば、皆さん手軽に貼り替えできるようになるので、
症状の改善スピードも上がっていくと思います。

azuma02.jpg

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