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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 25ページ目

テープにかぶれやすい人・かぶれやすい部位

現在通われている60代の女性だが、
肩とか腰にテーピングをすると直ぐにかぶれてしまう。

しかし、下肢やお腹は問題なくテーピングできる。
一般的に言えば、本当にかぶれやすい体質なら
お腹は絶対に弱い個所なのだが大丈夫だ。
何故に?

その事を話していて何となく判ってきたのは、
かぶれやすい肩や腰はロキソニン入りの湿布をよく貼っていたという点。

それなら合点がいく。
一般の人は腰が痛く感じたらそこに貼りますもんね。
実は腸腰筋や腹筋に問題があったとしても、大概痛い腰に貼られる。

従って、この方の場合ロキソニンテープを普段貼っている場所はかぶれ、
貼っていなかった箇所は普通に大丈夫と考えられる。

また、身体全体テープにかぶれやすい方も結構おられるが、
ひょっとしたらモーラステープをかなり貼っておられたのではないかとも想像される。

モーラステープも「光線過敏症」等の副作用があるらしい(リンク参照)。
自分の母親も敏感肌用のテープを貼っても直ぐにかぶれるのは、
以前からモーラステープを頻繁に貼っていたからではないかと思われる。

なかなか厄介な事です。
肌にトラブルのある方はやはりテーピングしにくいですね。
キネシオテープ自体は薬品を一切使っていないので、
本来なら何も副作用がないのですが、
その方が以前からそういう強い薬品入り湿布剤を使っていたかどうか
しっかり確認をしてからキネシオテープを貼付した方が良いでしょう。





基礎講座 スミマセン、だいぶ押しましたm(__)m

7月6日にキネシオテーピング基礎講座を開催。

今回は7名参加、石川県や福井県から来て下さった方もおられ、
なおかつ現役医師の方も参加して下さった。
非常にありがたい事です。

ただ、自分も余興をやり過ぎたのもあるが、
かなり時間が押してしまい、皆さんにご迷惑を掛けてしまった。

前回はキッチリ終える事ができたが、
まだまだ調整能力が足りないと反省。

持参して下さっているハサミの性能如何でも
かなり所要時間に差があるようだ。

う~ん、まだまだ未熟です。

この後移転もあるので、次回は長岡京市に移ってからにする予定。
駅から近くなるので、受講者の方も便利になると思います。

今回参加された皆様、お疲れ様でした。

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ぎっくり腰の男子大学生

ある運動部に入っている男子大学生。
前日夕方の練習中にぎっくり腰を発症。

ただ、予兆はあった模様で、
発症日の朝練後に少し腰が重かったそうだ。

おまけに発症後に入浴してしまった。
これは皆さんよくやる間違いです!!

患部を温めるか冷やすか論議の分かれるところで、
絶対こちらの方が良いというのはありません。
しかし、これは患部の血液やリンパの流れを促進し、
より早く回復させるための方法論で、
スキルやツールのアップデートで考え方も変わっていきます。

ただ、これだけは言えるのは、、
患部以外の血流を良くし過ぎてしまうと、
肝心の患部への血流が促進されない、という事です。
急性の症状の場合、特に急性期の72時間は入浴しない方が良いでしょう。
シャワー程度なら大丈夫です。

そして、食事についても同様で、
消化器官への血流は怪我の回復を遅らせます。
絶食しろとは言いませんが、できるだけ食事量は減らした方が良いでしょう。
加えて、消化に良いものにした方が良いでしょう。


さて、この男子学生に戻ります。

毎度の事ながら、ぎっくり腰は緊張します。
本当にいろんなケースがあり、また炎症が強いので動いてもらうのも大変です。
少しずつテーピング等で痛みを和らげながら可能な限りの事をします。

この学生の場合は、まず一番痛みを感じている、そして熱のある個所に
リンパコレクションテープを貼ってリンパの流れを促進を図りました。

そして、機能の低下している左中臀筋・内腹斜筋・腸骨筋、それと右梨状筋等にテーピング。
また、神経圧迫のあった神経根にジェルフィッシュテープを貼付しました。

まだ、完全に炎症が治まっていないので痛みは多少残ります。
それでも、姿勢も歩行もかなり良くなりました。
この状態でアイシングをしながらしばらく安静にしていれば直ぐに良くなるでしょう。


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膝の靭帯損傷の方、順調に回復

先月下旬に右膝内側側副靱帯を損傷された男性。

最初のうちはテープを剥がした後膝を曲げると痛かったらしいが、
そのうちにそれも消え、段々と左右に揺らすと少し痛い、
とういうように動きを複雑にしても痛みが和らいでいくようになった。

そして、前回のテーピングで貼付後いろんなうごきをしてもらっても
痛みは全く出なかった。

これに関しては、後1回ぐらいで良いかと判断している。


それにしても、最初言っておられた「このサポーターって一体何なんでしょうね?」
という言葉が非常に印象深い。

実は、昨年 Facebook で知り合った福島県喜多方市の方が、
高校でレスリングをされている息子さんが国体県予選前に膝の靭帯を損傷し、
何とかなりませんかと尋ねてこられたので、電話で対応した。

電話で簡単なテーピングをアドバイスして貼られた途端に、
「あ、あまり痛くない」と言ってすんなり歩けたらしい。
そのまま順調に練習を再開でき、国体予選では
残念ながら準優勝で国体本選には出られなかったが、
思いっきりできたと感謝していただけた。

今回会津若松に行った際に、当院に来られている方の話をしていたら、
「うちの息子も全く同じで、でっかいサポーターを買わされるところでした」との事。
ただ、部の監督には病院に通院しなかったと怒られたそうだったが、
その監督は試合を見て考えを変えてくれただろうか?

そういった縁もあり、今回会津若松で講習会を開く事ができた次第です。

最近勉強会とかで病院のリハビリ室に行く事があるが、
その全員とは言わないが、かなりの割合で簡単なテーピング等で、
症状が良くなる選手たちがいると思われるのに、
安易にメスを入れる方を選択する、また直ぐにメスを入れたがるドクターに対し、
それは少し違うのではないかという思いはずっとある。


新発見した鼻炎テープと脛のつり対策テープ

週に一度通院している高校球児。

今回は鼻が詰まっていて、いつもの足趾を刺激しても効果が少なかった。
そこで、母趾にある別の鼻の反射区を刺激すると効果てきめんだった(写真左)。

また、よく最近左脛をつるとの事。
調べてみると、長趾伸筋と第3腓骨筋の状態が良くなかった。
おまけにスライディングのせいか下腿部の擦過傷がかなりあったので、
6本スリットのテープで両方に貼った(写真右)。

これで擦過傷もかなり良くなると思う。

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「肋骨が痛いんですけど・・・」

2日続けて、肋骨の前方下、やや横の辺りが痛いという人が出た。

一人は、毎週来ている高校球児で、背筋運動をすると痛いとの事。

もう一人は福島の県立医大のボート部男子で、前屈・後屈をした時に痛いと言っていた。

そして、どちらも原因は、内腹斜筋の機能低下だった。

外腹斜筋・内腹斜筋、どちらを傷めているかを見極めるのは
最初結構難しいが、それができればこの2人の場合のように
テープ1枚貼るで痛みが全くなくなります。

会津若松で講習会

6月14日の午後、3時間に及ぶ講習を行ってきました。

以前から一度会津若松に行ってみたいと思っておりましたところ、
昨年にFacebookで田部さんという私より1歳年下で、
喜多方商業高校でボートを漕いで世界ジュニア選手権に2度出場され、
その後も会津楽水会というボートクラブで活躍されている方と知り合いました。
同じ「楽水」同士で親近感を持っていただいたようです。

昨年夏に高校でレスリングをされている田部さんの息子さんが膝の靭帯を傷めれれ、
そのままでは国体予選に出られない恐れがあり、
何か良いテーピングはありませんかとメッセージが届きました。

電話口で靭帯の弛みをロックするテーピングを紹介したところ、
貼った途端に痛みが軽減し、練習も再開できるようになり、
残念ながら準優勝で国体出場こそ逃しましたが、高校最後の試合を無事終えられました。

それから田部さんはキネシオテーピングに興味を持たれ、
本を購入して仲間に貼ったりされていたようです。

そして、昨年末私が高倉先生のセミナーを受講した後に、
私主催の「腰椎・仙椎への神経圧迫に対するジェルフィッシュテープ」講座に
わざわざ福島から日帰りで参加して下さいました。

そんな事もあり、田部さんに「会津へ行ってみたい」と言うと、
田部さんは私の出掛けの駄賃を目論んでいるのを察知して下さり(笑)、
会津楽水会やランニングのメンバーに声を掛けて下さった次第です。

当日は、親しくしている、これも昨年の講座に参加してくれた、
昨年まで東京都ボート協会の高校担当コーチをしていた渡邊君、
彼も東京から電車を乗り継いで来てくれました。
本当にありがたい事です。
そして、渡邊君の同郷の後輩で東北大学医学部の勝木君も来てくれました。
とある病院の看護婦長さんとかも来ておられました。
福島県立医大ボート部の学生とかは週末レースがあったので参加できず。
それでも総勢13名来てくださいました。aizu_seminor.jpg

講習の内容としては、後で反省したが3時間の講習では少し量が多過ぎた感がありました。
単なる自分のデモンストレーションではなく、受講された皆さんが直ぐに実践できるものを
伝えようとしましたが、抑えたつもりでもやはり時間が足らなかった。

具体的には、単にテープの貼り方を教えるのだはなく、
何故そういう症状が起こっているのかを考え、
そして日本人は肌が弱くテーピングでかぶれる人が多いので、
必要最小限のテーピングで最大効果を出す方法、
別にテーピングしなくても済むのならそれで良し、
その為には筋肉リリースや足の反射区も利用していく、
という事を学んでいただきました。

靭帯の弛みを少しテープを貼るだけで抑える方法、足元のコンディショニング、
本当に3時間では足りませんでした(T_T)

あ、そうそう例の看護婦長さんは結構な五十肩で、鍼やカイロに通っても駄目だったらしいのですが、
たまたまモデルでやらしてもらい、足の反射区とかを利用してデモンストレーションすると、
ものの数分で腕が真上まで挙がるようになって非常に喜んでおられましたね。

最後は後ろ髪を引かれる(前髪はありませんが《涙》)思いで、
飛行機の時間が迫っていたので、田部さんに空港まで送っていただきました。

ジェルフィッシュはデモンストレーションをしたのみになってしまいましたが、
21日に田部さんがフォローアップをして下さいます。

また、アンケートをしていただいたところ、
継続してやってほしいとの意見が多く寄せられたようです。
本当にありがたい事です。

また会津観光に行って、出掛けの駄賃をさせていただきます。
もちろん、今回以上の内容のものを、今度は1日掛けてやらせていただきたいと思っております。

 





 


鼻と眼の反射区へのテーピング

半年以上通っておられる30代の男性。

先週風邪をひかれていたのでまだ鼻の調子がもう一つ。
それと眼も疲れているので、一緒に足の反射区へのテーピング。

2趾の方に貼っているのが眼の反射区で、
3趾に貼っているが、鼻の反射区。
3趾は鼻・眼共にこの方の場合効果があるのだが、
動かす方向が逆になり、両方ともに貼ると効果が薄れてしまう。

今まで鼻の反射区は全ての足趾に貼っていたが、
一番効果の高い趾1本に貼るだけでもかなりの効果がある事が判った。

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「このサポーターって一体何なんでしょうね?」

肩のこりで月に一度程度来られる40代前半の男性。

数日前に趣味のフットサルをしている最中に右膝の靭帯を傷められた。

今朝ごっついサポーターをして来院。
行っていた整形外科では「切れている」と言われたらしいが、
どう診てもせいぜい部分断裂程度。
それよりも鬱血しているのにこんな大きなサポーターをさせるってどうなんだろう?

幸い鬱血も引いてきているようなので、まず膝蓋骨を包むテーピング。
これで靭帯部分の痛みが少しマシになる。
ただ、膝の屈曲はまだそれほどいけない。

次に膝窩筋にテーピングするのと、膝の屈曲を助ける目的で穴あきのⅩテープを貼付。
これでまた膝の屈曲が楽になる。

それから梨状筋のリリースをするが、意に反して少し膝が痛くなったので、
大腿部の筋膜コレクションテープを追加。
皮膚が弱い方なので、スリットを入れた。

最後に大腰筋・腸骨筋・縫工筋等の股関節を屈曲させる筋肉のリリース。
これで膝の屈曲がさらに楽になった。
サポーターをしている時よりも痛みがなく膝が曲げられるようになったとの事。

そして、その後シミジミ言われた。
「このサポーターって一体何なんでしょうね?」
さあ、私には判りませんね~(笑)

聞けば、整形外科では受傷部分だけしか診てくれていなかったらしい。
膝の傷害では、かならず股関節・足関節等も診なければ根本治癒にはならないのだが・・・

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基礎講座開催

18日にキネシオテーピング協会の基礎講座を開催。

柔道整復師2名、スポーツトレーナー1名、スポーツトレーナーを目指し勉強中の学生1名、
の計4名の方が受講して下さった。
先頃面識ができた柔道整復師の方も直前に連絡して下さったが、
教材の関係で次回に受けてもらう事に。

協会の正規の講座をするのは2年ぶり。
依然やった時は、どれも30分以上時間が押して受講者の方々にご迷惑をおかけしたが、
今回はピッタリ時間通りにいけた(^_^.)

結構いろいろな余禄もやったが(鼻炎テープや中臀筋代替テープ)、
これも自分の臨床家としてのキャリアができてきたからだと思う。
詰め込んで教えようとせずに、大事なポイントだけ覚えてもらおうという意識で行った。

基礎講座で一番大事な点、それはテープを引っ張らずに貼っていく事。
だから、最初のテーピングは自分が最初全員に貼り、
その後、パートナーに貼ってもらってどう違うかを実感してもらった。

しっかり、皮膚の遊びを取ると違和感が全くないが、
それが甘いと何か違和感が残ってしまう。
貼った後にいつまでも貼られ感があるのは、貼り方としては未熟。
自分もこの点で苦労したので、それを徹底的に学んでいただいた。
もちろん、いきなり最初からそういう貼り方はできないが、
違いを肌で知ってもらう事がこの基礎講座では一番大事。

皆さん、熱心に習得して下さり、講師冥利に尽きた。

最後に、向かいのワンコと記念撮影。

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