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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 5ページ目

第7回公開セミナー行いました

こんにちは、楽水庵です。

この間(9月17日)に第7回の公開セミナーを開きました。

今回は、弟子を含む常連2名の都合が付かなかったので、いつもと違う事をやってみました。

どちらにしても参加者は全員ボート関係者なので(笑)、エルゴメーターを漕いで調整のビフォー・アフターを実感してもらいました。
予めその人の身体のクセをチェックしておいて、まず何も調整せずに漕いでもらい、次にテーピングで主にバランスを調整してからもう一度漕いでもらいました。

今回は痛みを軽減させるとかよりも、いつものアンバランスな状態を調整するとエルゴを漕いだ時の感覚がどう変わるかを感じてもらう事に主眼を置いていました。

20170916kouza1.jpg20170916kouza2.jpg
やはり皆さんいろいろと細かいトラブルはあったようで、エルゴを漕いでいたら肩がこるとかもありました。
これも肩甲骨周りのバランスが良くなかった事に起因します。

まあ、大した調整をした訳ではありませんが、それでも皆さん懐が深くなったり前に出やすくなったりと、普段漕いでいるよりも改善されました。

また機会があれば、こういうのもやってみようと思っています。

次回は、10月21日(土)の17時から行います。
「肩・首」を中心に、最近発見した調整法を伝えていきたいと思っています。



楽水庵


難度のきついトレーニングは、ちゃんと条件を整えてから

こんにちは、楽水庵です。

この間来た球技をやっている男子学生です。
主訴は右肩と右膝の痛みです。

肩の痛みの主たる原因は、小円筋の機能低下と肩甲上腕靭帯が弛みでした。
これは野球・テニス等の腕をよく振り下ろす競技の場合は効き腕に、そして興味深いのはラクロスの場合は逆の腕に起こりやすい症状です。
ラクロスの場合、右利きの場合クロスを左に振り上げて下ろす動作がある為です。

これを痛いまま放置しておくと、特にピッチャーの場合「手投げ」になってしまう(胸の筋肉と腕の筋肉のリンクが切れている為)ので肘も傷めてしまう事になります。
案外プロのピッチャーで肘の靭帯を傷めてトミー・ジョン手術を受けた人達の中で、肘を傷める前に肩甲上腕靭帯を傷めて「手投げ」になってしまっていた人は結構いる気がしますね。

さて、今回は「肩」ではなく「膝」がメインテーマになります。
この高校生の膝痛ですが、しゃがんだら痛いとの事。
膝窩筋・大殿筋・梨状筋等の機能も低下していましたが、一番の問題は膝関節周りの靭帯等が弛んでしまっていた事です。

半月板・前十字靭帯も状態が良くなかったので、テーピング。
その状態で深く屈伸してもらったら、伸ばしかけた時にまだ痛みが出ました。
もう一度内転・外転ストレステストに触診をしたら側副靱帯に弛みがありました。
この靭帯の弛みがある為に膝を伸ばそうとした時、筋肉が正常に機能できずに結果痛みが出るのでした。
早速、側副靱帯に対するテーピングをしたところ痛みは解消しました。

それはそれで良いのですが、では何故こういう障害を発症したのでしょうか?
どうやら仲間を背負ってのスクワットが原因のようです。

私自身はバーベルでのスクワットばかりやっていたので、あまりこのスクワットをやった記憶はありません。
ただ、私の若い頃はよく他のクラブでやってましたね。
適切にやれば筋力も付きバランス感覚も良くなると思います。

ただ、今の若い子は足元が危うい。
足のアーチがちゃんとできていない子が多く、足趾でしっかり「地面を掴む」事ができません。
この状態でそういうスクワットをすれば、足元が不安定な分それだけ膝に負担が掛かります。

ましてや、最近の子は我々の子供時代と異なり普段の生活で「しゃがむ」という習慣がありません。
そういう子達にいきなりハードなスクワットは良い結果をもたらしません。
まず、足元を整えるようにテーピング等を行い鍛えさせ、同時にしっかり「しゃがむ」事ができるように教える事から始めるべきでしょう。
それから高度なトレーニングをさせるべきです。

指導者はどうしても自分達が若い頃にやった事を今の若い子達も普通にできるだろうと思いがちです。
しかし、先ほども書いたように生活様式の変化でハッキリ言って「退化」している機能も多々あるのです。
単に体格等で判断するのは危険です。

楽水庵







「この子は力を出す方法を知っていない・・・」、施術後に!!

こんにちは、楽水庵です。

先週に以前通っていた中学生と同じ野球チームの男子(3年)が坐骨神経痛から来る腰痛で来院しました。
体格的にもそれほど小さな訳ではないのですが、付いてきた母親が「腕相撲で私に負けるんですよ」と言うのでビックリ!
別に北斗 晶や吉田 沙保里みたいな母親ではないですよ(笑)、部活経験もないと言っておられたし。

普通部活をやっていたら中学1年辺りで親父に勝つはず。
私もそうでした。
うちの親父は魚屋でまあ肉体労働者でしたけど普通部活で鍛えていればそれぐらいで親父にも勝てるようになっていきます。
まあ、最近トレーニングで鍛えている親父連中も増えてきているみたいなので、一概にはそういえないかも(笑)
実際私も56のおっさんですが、レッグマジックを使った「パーフェクトプッシュアップ」をやらせたら大学の現役ボート部員よりもできちゃったぐらいですから(笑)

でもそんなに筋力があるはずもない母親になぜ負ける?
また、母親が「チームの指導者が『この子は力の出す方法を知っていない』と言っていました」と話してくれました。

力の出し方を知っていない?
違いますね、神経的に問題がなければ身体のバランスが良くないだけです!!
今の子達は足の形も悪いし、普段しゃがむ事もないしスマホの普及で首・肩の状態も良くありません。
もちろん、誰でもある就寝時のポジションで首のクセもあるし、第一「反り腰」の子も多くそういう子は仰向けで寝辛いのです(これについてはまた書こうと思っています)。

この子のポジションはショートなのですが、足の形が良くないので横に来た球を獲っても(翌日また新たにチームメイトが来院して、その子の父親がこの子はグラブ捌きは上手いと言っていました)足元が踏ん張れないのでしっかり投げられない、そして下半身が決まらないので肩を傷めます。
この悪循環が子供達のパフォーマンスを余計に下げていきます。
決して「気合」とか「やる気」だけで解決できる問題ではないのです。
翻って本当に少し筋道をつけてあげるだけで、発達途上ですから物凄く変化します。

その子ですが、2回目来た時に母親に腕相撲の結果を聞いたら「コテンパンに負けました」と嬉しそうに言っていました。
そらそうでしょう。
余程負けず嫌いで尚且つ体力自慢の母親でなければ中学3年の息子に勝つ事自体が変ですからね。

それと物凄く話すようになったとの事。
家でも良く話すようになったし、前述のチームメイトの父親も「今までそんな事なかったのに、この前向こうから話しかけてきたのでビックリした」と話していました。

今まで本当にしんどかったんでしょうね。
もちろん身体が楽になったのもあるでしょうが、私のように彼の状態をキッチリ理解してくれるものが見つかったので精神的に楽になったのもあるかと思います。

ですから、彼はまだまだポテンシャルが出せていないのでパフォーマンスが低かっただけで、ちょっと調整するだけでもっともっとパフォーマンスが上がります。
その状態でプレーする事により、また新たな世界が見えてくるでしょう。

しかし、「よく話すようになった」というのは意外でしたが・・・

楽水庵








バイクで転倒して左手首に痛み

こんにちは、楽水庵です。

この間のブログで書いた妊娠7ヶ月の女性のご主人ですが、2週間ほど前にバイクでちょっと転倒したそうです。
そのせいでマシになってきたとはいうものの、この2つの体勢で手に体などの重みが掛かると結構痛いとの事。

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この間の全中(全国中学選手権ボート大会)でも漕いでいる間に左手首がフェザー(手首を回す)すると痛いという女の子にテーピングしました(リンク)。
この時も首や肩甲骨の状態をチェックして、後斜角筋と小円筋にテーピングしただけでしたが大会期間中漕いでいても全く痛みは出なかったそうです(汗等で剥がれたのは貼り替えました)。

今回の男性も同様に後斜角筋と小円筋に問題がありました。
特に小円筋に問題があると広背筋に力が入り辛くなるので、余計に前腕の尺側(小指側)の力が入らなくなります。
手首の尺側に痛み等がある時には広背筋に問題がある事が多いのですが、最近その広背筋の機能低下は小円筋が関わっている事が判ってきました。
ですから、小円筋の状態を整えると広背筋の機能も正常になる事が結構あります。

ただ、今回に関してはこの2つの筋肉のアプローチだけでは足りませんでした。
小円筋のテストをする際に左手首を掴むとそれが痛いとの事。

では、何か?という事でこの辺りの状態を触診。
すると尺側手根伸筋に問題がありました。
そこで、こういう小さなπテープ2枚で尺側手根伸筋にアプローチ。

20170813okushima3.jpg

結果は良好で、貼付後に左手首を掴んでも痛みは出ませんでした。
もちろん上記の体勢で体重を掛けたりしても問題なし。

とかく手首の痛みというと、その周りにしか目が行きません。
しかし、首や肩甲骨周りにまでチェックがいくと、本当に少しのアプローチで痛みが取れます。
外的な要因に、元々その方の内包している問題が重なってこういう症状が出る事が多いからです。

楽水庵




妊娠7ヶ月の妊婦さんに対するテーピング

こんにちは、楽水庵です。

以前に妊婦さんに対するテーピングに関して少し書きました(リンク)。

妊娠前期のツワリに関しては、当院に来られている経産婦の方々に聞き取りしてみると頚椎の詰りがある方はツワリに凄く悩まされていていたようで、逆に首や肩は凝っているものの頚椎の詰りが見られない方はツワリが軽かったという傾向があります。

特に頚椎6-7番間の詰りがあると、カイロプラクティックでいうところの「ジンクパターン」で胸椎11-12番間が詰まってしまいます。
ちょうど胃の入口「噴門」の真後ろに当たるので、この詰りが胃の不快感を増長させているのではと考えられます。

さて、妊娠7ヶ月(第2子)の35歳女性に対するテーピングです。
2週間毎に来ていただいていたのですが、お子さんの入院、それに私の東北遠征などが重なってしまいほぼ1ヶ月ぶりでした。

主訴は足がダルイ、腰が重い、胃がスッキリしない、等。
この方については、妊娠前期のツワリがひどく、上に書いた頚椎6-7番間の詰りがありました。
それに対応している頚椎11-12番間にジェルフィッシュテープを貼りました。
このテープの目的は、この椎間板を直径15㎝の幅でターゲットの椎間板を中心として持ち上げる事です。
これによって椎間板に隙間ができ神経の流れが良くなり、筋肉の機能も正常化されます。

ちょうど前にある噴門周辺の動きが良くなるので、胃も楽になります。
もちろんこれでツワリが完璧に消える訳ではありませんが、かなり楽になるとの事です。

そして、画像でもう一つジェルフィッシュテープ(車輪のように貼っているテープ、人によっては「蓮」とも言いますが)は仙椎2-3番間に貼っています。
ここは腹筋関係に効かす目的で貼っており、ここの機能が正常化されると鼠蹊部がほぐれます。

余談ですが、よく「股関節が固い」と言われている人の中でこの仙椎2-3番間の詰りがある人が結構おられます。
先ほど書いたように、ここが詰まる事によって鼠蹊部の動きが阻害されているからです。

話をこの妊婦さんに戻すと、仙椎2-3番間のジェルフィッシュテープを貼る事によって鼠蹊部の固さをほぐすと、鼠径リンパ節の働きが正常化されます。
妊娠後期の「下肢の浮腫」に対するアプローチとしてもかなり効果的です。
もう一つの画像にある「膝窩筋」に対するテーピングで膝窩リンパ節の働きを良くするのと併用すれば、妊婦さんの下肢の浮腫はかなり防げると思います。

以前に妊婦さんの下肢浮腫に対するアプローチとしてスパイラル状にテーピングする方法を文献で読んだ事がありますが、そういった大層なテーピングをしなくてもこれで十分でしょう。

また、背中から腰に掛けての画像に戻ると、頚椎1番の傾きを腰椎5番で調整しているアジャストテープ(と私は勝手に呼んでいます)を貼っています。
これを貼ると仙椎5番の棘突起を押した時の痛みが消失します。

それに仙腸関節の動きを改善するテーピング。
これは私の方法では5つの方向があり、その5つを試してみて一番気持ち良く仙腸関節が動く(つまり仙骨が楽に動く)方向に貼っています。

最後に腰の真ん中に貼ってある大きなπテープ(真丸のテープ)は腹横筋という、4種類ある腹筋の一番インナーになる筋肉に効かすもので、特に妊娠後期にお腹が前にせり出す事によって起こる腹筋に対して非常に効果的です。
ただ、妊娠前期ではこの腹横筋にアプローチすると良くなく(気持ち悪くなった)、6ヶ月を過ぎてからアプローチすると良い具合になりました。

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時折、妊娠後期でせり出したお腹にテーピングする方法が紹介されていますが、この女性は特にそうなのかも知れませんがお腹に触られる事自体気持ち良くないし、まして妊娠後期で胎動があれば余計に気持ち悪くなってしまうのではないかと話されていました。
1日の内でもお腹の状態はかなり変わるので、私も妊娠中の女性へのお腹へのテーピングはあまりお奨めしません。
もちろん大丈夫な妊婦さんもおられるでしょうが、非常にデリケートな状態なので慎重にすべきだと感じます。

お腹がある程度突っ張るのは仕方ないとして、それよりも妊娠中の下肢浮腫・腰痛・胃の気持ち悪さ等を軽減させてあげられれば十分なのではないでしょうか。

何度も書きますが、本当にデリケートな状態なので「誰かがこう貼ったら楽になる」と書いていたからとお気楽にされるのもどうかと感じます。
お一人お一人状態が異なりますし、妊娠のどの段階化によっても異なります。
2週間前に良かった方法も次回ではNGになる事もあります。
こう書いては身も蓋もないですが、私のやり方がどうしても合わない妊婦さんもおられる可能性も十分あると書いておくのがフェアでしょうね。

楽水庵




暇なのも嫌だが忙し過ぎるのも・・・そして最後に(^_^;) IHボート初日

こんにちは、楽水庵です。

院を休ませてもらって宮城県登米市に来ております。
ここで今日3日から始まったインターハイボート競技のサポートです。
私自身は明日までやって残り2日は仲間に交代し、今度は東京に向かいます。

naganuma1.jpgnaganuma2.jpg昨日からボチボチやりだしていました。
今日は7時過ぎから現地で準備し、さてどうなるか期待と不安が入り混じっていました。
というのも、折角自腹でここまで来ているのに暇過ぎるのも嫌ですからね(笑)

ふたを開けてみれば・・・
かなり忙しかったですね(^_^;)
昼食を摂っている以外はずっとやっている感じでした。

高校選抜や中日本レガッタでいつも来てくれている美方高校のメンバーやその他顔馴染みになったチーム、それに今回初めての選手達も多くテーピングを受けに来てくれました。

naganuma3.jpgnaganuma4.jpg
それと前日から来てくれた選手達も全員来てくれ、やはり私達のサポートは役に立っていると実感した次第です。
本当に宮城まで来て良かったと感じました。

ただ、忙し過ぎて最後は少し嫌になりかけてましたけど(^_^;)
最後の方で、地元選手の母親が肩こりで受けに来られ、それでまた選手達を呼び寄せたのでフラフラになりかけました。

そこへ、少し前に右肋骨の痛みで来た男子が急に左膝裏に鈍い痛みが出たと言ってきました。
え、そんなんで坐骨神経痛が出る?とこちらも頭が回転せずに変な方向で考え出してしまい、なかなか痛みを軽減する事ができませんでした。

焦る焦る(T_T)
そこで開き直って一から立て直し、いろいろとアプローチしているものの結果が出ない.・・・
う~ん、一体何なんだと悩んでいた時、その彼が「何か痛みはかなり奥からしている感じなんです」とヒントをくれました。

やっとそこで判りました。
ああ、これは前十字靭帯損傷なんだと。
肋骨のテーピングをした直後にその痛みが出たので関連があるのかと疑いましたが、たまたまだったんですね。

それでも前十字靭帯なんですが、案外整形外科テスト(引き出しテスト)をしても陽性にならないものです。
しかし、前十字靭帯テープを貼ったところ、痛みが物凄く軽くなりました。
本当にホッとしましたね。

明日も多くの選手が来てくれると思うので頑張ります。

楽水庵



全中初日に来た右手首の痛い女子選手

こんにちは、楽水庵です。

院を休ませていただいて8日間の遠征に出ています。

その為のポスターも作りました(笑)

oarsman_poster.jpg

まず初日は、福井県美浜町で開催されている全中(全国中学生選手権競漕大会)のサポートです。
2日目も同様に全中をサポートします。

kugushiko1.jpgkugushiko2.jpg
といいながら・・・
初日は開店休業状態(T_T)
2日目はちょっと切り口を変えようかなと思案中。
また報告します。

それでも、早朝早速来てくれた女子選手がいました。
なんでも右手首がフェザーしたら痛い、漕いでいると段々と痛くなるとの事。
結構ボート選手でこういう症状の人は多いようです。

痛いのはどちらかというと小指側(尺側)。
それと、常に痛いのなら別ですが普段は大丈夫で漕いでいる間だけ痛いので、手首自体の問題ではないと判断。
先ほども書きましたが尺側なので、小指のテストをすると右は反応できず。
こういった場合、後斜角筋の機能低下が考えられるのでチェックするとやはり陽性。

加えて、広背筋のテストをするとこれも陽性だったのですが、これは小円筋の絡みがあるので一旦保留。
次に小円筋をチェックすると陽性だったので、小円筋にアプローチ。
小円筋の機能回復を確かめてから再度広背筋をテストすると正常になっていました。

一応調整はここまでで、その後レースで確認してからという事にしました。
その後また同じチームの子が来たので一緒にその子も来ましたが、レース中大丈夫だったようです。

一概に「手首が痛い」といっても原因は様々です。
単に手首周辺をチェックするだけでなく、いろんな可能性を考慮する必要があると思います。

楽水庵


セミナーでやった肩甲下筋で自分の腰痛が楽になる

こんにちは、楽水庵です。

先日8日に第5回公開セミナーを開きました。
今回も名古屋大ボート部のトレーナーG君が遠路来てくれました。
熱心に学びに来てくれる人がいる限り、細々とでも続けていきたいと思っています。

今回は主に後頚部や肩周りの調整についてやりました。
その中で、特に私が最近になって施術の初めに必ず行う「肩甲下筋」のリリースを実際にやってもらいました。

肩甲下筋は、所謂「腋」にある筋肉で肩甲骨と肋骨に挟まれています。
リンパ節や神経叢もこの中に走っているので、丁寧にほぐしていくと凄い効果があります。
腕や肩・首が軽くなるのもありますが、五十肩や手・腕の痺れも楽になります。
上半身で一つだけやるとしたら、今の私なら迷わず肩甲下筋を選びます。

写真は、肩甲下筋に貼るπテープです。

20170708ohnuma.jpg

本来はもっと大層なY字テープを貼るのですが、よほどの状態でない限りこのπテープで済ませています。
このテープを貼った状態で筋膜リリースをします。
このπテープ2枚が有る・無いでリリースをした時の痛さが全然変わります。

最近は初めと途中で2回肩甲下筋のリリースを掛けるのですが、初めのリリースで「それほどでもないか」と思って直後に剥がしてしまい2回目の時に物凄く痛い思いをさせてしまった方もいますm(__)m

そしてこの肩甲下筋ですが、前に大学のボート選手の腰痛(リンクあり)でも肩甲下筋のアプローチで症状が改善したのですが、私もです。
その1週間ほど前からどうも左の仙腸関節附近の動きが良くなく、四股を踏んでいても左脚を挙げる際に結構違和感がありました。
自分なりにいろんな処をアプローチしてみたのですが、あまり良くならず正直セミナーの直後は結構悪化していました。

それが、セミナーの翌日にふと思い付いて、お越しになっていた男性にお願いして肩甲下筋のπテープの肩甲骨上に貼ってもらったら途端に左腰が楽になりました。
セミナーの際に私をモデルにリリースをさせてみたのですが、まだまだでしたね(笑)
四股を踏んでも、左脚を挙げた際の違和感がなくなりました。
やはり適切なテーピングも必要という事でしょう。

普段の肩甲下筋をどうケアするかですが、ときどき「ナンバ歩き」をするのが良いでしょうね。
二の腕を内旋したり外旋したりするので、自然と肩甲骨周りの筋肉を刺激してくれます。
実際に歩かなくても「ナンバ」の腕振りをするだけでも効果はあると思います。
私も左肩甲下筋の機能低下で腰痛になっていたので偉そうな事は言えませんが、それでもお越しになられている方々よりは肩甲下筋の張りがマシなのは毎日「エアー縄跳び」をしている際に「ナンバ」の腕振りをしているからもあるのでしょう。
それで、昨日思い出したように「ナンバ」でランニングしてきました(笑)
ノルディックも良いですが、たまにはナンバもですね~

楽水庵



8月5日(土)に神楽坂でセミナーやります!

こんにちは、楽水庵です。

タイトル通り、8月5日土曜日の18時より東京神楽坂でセミナーを開催させていただきます。
東京の仲間にまた段取りしてもらいます。
インターハイボート競技のサポート(後半は別の仲間と交代)からの帰りです。
このセミナー終了次第京都まで車で帰ります、またハードですね(^_^;)

今回のセミナーでは、今年になってから発見した首から全身のバランスを整えていく『ニュートラルにリセットする』テーピングパターンを紹介して実践してもらいます。
このパターンを実践していくと、本当に「真っ直ぐ立てる・真っ直ぐ歩ける」のを実感してもらえると思います。

20161126tokyo_2.jpg



また、頚椎の詰りがある方に対してその詰りを胸椎や腰椎からのアプローチで緩和するテーピング、腹筋が効きにくい方へのアプローチ、首・肩・上肢を楽にする肩甲下筋のリリース等も紹介して実践していただきます。

ただ紹介するだけではなく、参加される皆様がこのテクニックを実践できるようになっていただきます!


日時は、8月5日(土)18時~21時
場所は、申し込まれた方に連絡させていただきます(東京メトロ東西線 神楽坂駅から徒歩5分程度)。
参加費は、4,000円(大学生以下は3,000円)


楽水庵







第5回公開セミナーは7月8日(土)、第6回は7月22日(土)

こんにちは、楽水庵です。

第5回公開セミナーを、7月8日(土)17時~19時に開きます。
テーマは、『後頚部と頚椎の詰り』です。
後頚部の筋肉を整えていくのと、頚椎の詰りがある人はどう解消していくかをやっていきます。

後頚部に関しては肩甲骨周りと密接に繋がっていて、肩こりや痺れの原因にもなっています。
その現象をどうすれば改善していけるか学んでいきます。

第6回公開セミナーは、7月22日(土)17時~19時です。
テーマは、『仙腸関節と股関節周り』
ボート選手には仙腸関節の動きが良くない人が結構多いので、どうすれば動きを良くできるか、いろんなパターンからその人に最善のテーピングができるようになってもらいます。
それと、一度やりましたが再度仙腸関節と併せて股関節も勉強していきます。

20170617kouza.jpg20170527toda_shindo.jpg会場は当院楽水庵。
参加費は、どちらも¥2,000です。





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