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楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2015年9月

頚椎4番からの神経が詰まっていたので・・・

こんにちは、首や腰の神経の詰りを良くして身体のバランスを整えている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

常連の50代男性、最初のスクリーニングテストではそれほど問題がないように見えたのですが、MUST(マッスル・ユニット・ストレングス・トレーニング)で左大胸筋をやっていると力が入らない。

何が原因かともう一度チェックすると、少し肩甲上腕靭帯が弛んでいました。
靭帯をロックするテーピングをしてもう一度テストしてみても、まだ少し力が入らない。

大胸筋に力を入れてもらう時は上肢を内旋しますが、その内旋した時に上腕二頭筋が痛いとの事。
では単刀直入に上腕二頭筋に問題があるのかというと、そこはもう一度頚椎をチェック

上腕二頭筋の上の皮膚を支配しているのは頚椎4番の神経。
そこで頚椎4番を押してみると陽性がありました。
どうやらここからの神経が詰まっている「肩頚腕症候群」の模様です。

一般的に「肩頚腕症候群」は腕や手の痺れを伴うと考えられがちですが、必ずしも痺れを伴うとは限りません。
何かしらの痛みや、あるいは何故か腕とかに力が入らない、といった出方をする事もかなりあります。

この方には頚椎4番の棘突起ににジェルフィッシュテープを貼りました。
その後上腕二頭筋のテストをすると正常になり、お蔭で大胸筋のMUSTを無事こなす事ができました。


楽水庵

「本当に肘部管症候群?」、肘から先の痺れ

こんにちは、痺れ対策を得意とする(と思っています・・・)、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近当院にお越しになられる方に、「肩頚腕症候群」という頸椎から上肢に延びている上腕神経、この上腕神経の流れが乱れる事による様々な症状を持っておられる方が結構おられます。

今回来られた男子大学生。
大学の野球部でピッチャーをされているのですが、先月から肘より先に痺れが出たようです。

近所の整形外科に行ったところ、尺骨神経に問題のある「肘部管症候群」という診断を受け、しばらく静養を勧められました。
じっとしていると痺れはあまり出ないようですが、少し動かすと痺れてくるという事で来院されました。
主訴は痺れと肘が伸びにくい、の2点です。
ただ、肘は中学時代から伸びにくかったそうで、「ネズミ」があるそうです。

さて、肘の伸びにくい原因の一つに、肘の側副靱帯に弛みが出ているのもあるので、先ず側副靭帯の弛みをロックするテーピングを行いました。
これにより、少し肘が伸びやすくなりました。

次に頚椎をチェックしたところ、異常のある個所を発見。
棘突起と左横突起を触診すると痛みが出ました。
棘上筋や中僧帽筋のテストをすると、右に比べてかなり弱い。
これは頚椎からの神経がどこかで詰まっている為に起こる「肩頚腕症候群」の症状です。
整形外科で頚椎を調べてもらったか訊くと、それはなかったとの事。
少し残念です。

「肩頚腕症候群」ですが、一般的に手や腕の痺れを起こすとされています。
しかし、実際には痺れを起こさない事も結構あり、単に腕や手に力が入らない→その為に普段からどこか無理をして余計に肩等を傷める、というパターンが多いのも当院に来られている方にかなりあります。
痺れが出ないから肩頚腕症候群ではないとは言い切れないのです。
肩や肘が痛い方は頚椎も調べてもらう事をお奨めします。

この彼ですが、下の写真のように頚椎の棘突起と横突起にジェルフィッシュテープ、そして手首から頚椎と胸椎に向かって上腕神経テープを貼りました。

ogata_20150918.jpg











結果、痺れは感じられなくなり、肘も更に伸びやすくなりました。
後数回テーピングすると、ほとんど症状は出なくなるでしょう。

楽水庵




右肩の筋肉が働かない、神経障害が原因のケース

こんにちは、「アゴ・首・スポーツ障害」を専門にやっている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

今回は、頸椎の神経障害から右肩の動きがおかしくなった50代男性のケースを紹介します。

首や背中の強い張りと右肩の痛みを訴えられて来られました。
かなり前に頸椎と腰椎のヘルニアと診断された事があるとの事で、テストをしてみた処陰性だったのでヘルニアはないと判断して、右肩の問題は靭帯と筋機能に絞ってテーピング等を行いました。

先日2回目の際に、まだ痛みがあると言われたので再度チェック。
すると、右の棘上筋や中僧帽筋のテストをすると全く力が入らない。
「弱い」というレベルではなく、ある地点から力を入れようとすると「スッ」と力が抜ける。
これは神経的な問題ではないかと判断して、頸椎の触診を行うと棘突起と横突起に異常がありました。

そこで、異常があった棘突起と横突起にジェルフィッシュテープを貼付。
貼付後にもう一度前述の筋肉テストをすると、今度は「グッ」と力が入りました。
やはり、神経障害があった模様です。

kegasa_20150906_1.jpg











なお、写真の背中に貼っているのは、上後鋸筋テープと下後鋸筋テープです。
ベンディングのお仕事をされていて、物を抱えたりする動作が多いので、如何せん普段から肋骨が詰まりやすくなっておられたようです。
それをこのテーピングによって肋骨の柔軟性を戻しました。

この神経障害がヘルニアの後遺症かどうかは判りません。
そんなに以前から右肩の痛みがあった訳ではないそうです。
ひょっとしたら下の写真のように、右肩の靭帯もかなり傷められていて、かなり無理をされていたようです。

kegasa_20150906_2.jpg











それが周り回って頸椎にまで影響を与えた、とも考えられます。

楽水庵

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