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楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ 11ページ目

右手の痺れと感覚麻痺に、筋肉リリース編

「テーピングブログ」でも書いた、右手の機能喪失の女性。

テーピングで若干改善したが、もっと痺れを軽減してもらいたいので筋肉リリースも施術。
首が主体だが、それだけでは得られる効果は限定的、首と腰は密接に繋がっているので、腰からしっかりやっていく。

すると、首の前斜角筋と中斜角筋の筋肉リリースで人差し指と中指の痺れがだいぶ薄らぎ、次に後部の後斜角筋と上僧帽筋の施術で薬指に結構効果が見られた。

今のところ、筋肉リリース1本でどこまで効果が期待できるか読めないので、テーピングも併せてやっていく方針である。

肩頚腕症候群の男性

久しぶりに北摂から来られた40代の男性。

元々頚椎にヘルニアがあるのだが、これは奇跡的に神経に障っていない模様。
ただ、最近になって左腕の痺れが再発したそうなのでお見えになった。

頚椎を伸展(反らす)させ左へ傾けるテストをするとピリピリっとした痺れが出る。
完全に「肩頚腕症候群(けんけいわんしょうこうぐん)」による痺れ。
この方の場合、左の前斜角筋や中斜角筋という前部の筋肉の張りも強く、それで余計に肩が後ろに行きにくくなっていた。
ただ、そちらの方の筋肉リリースをしても痛がれていただけで、痺れや腕のダルさは出なかったので、痺れの直接原因は首の後ろを走っている筋肉の問題。
しかし、その首の後ろに筋肉の状態を正常にする為には、まず周りの筋肉の状態を良くしなければならない。
首の前の筋肉が突っ張ていては、後ろの筋肉は上手く働かない。

この方の場合、腰の状態も良くなかったのもあるので、下半身から始めて首周り・肩周りの筋肉リリースを行うと、非常に関節稼動域が拡がって突っ張りも解消し、痺れも出なくなった。

また、上腕三頭筋の状態が良くないと痺れが出やすい。
上腕神経はこの筋肉の近くを走っていて、特に肘近くの状態が良くないと痺れが出やすいようだ。

結局、ある部分とかではなく、トータルで調整していくのが一番の近道ではないかと考えています。



完全に「胸郭出口症候群」

ほぼ2週間毎に通われている30代の女性。
昨年の3月に初めて来られた際には、両足・両手に痺れが出ていた。
少し前は坐骨神経痛が出ていたが、それは現状では収まっている。
ただ、左梨状筋の機能がまだ弱いので、条件が重なればいつ痺れが出てもおかしくない。

そういう訳で、下半身からしっかり筋肉リリースで調整。
かなり痛い箇所もあったみたいだが、効果を確認すると納得してもらえた。

下半身が終わり、首の施術に移る。
まず、前斜角筋。筋肉リリースをすると肘から指まで痺れが出た。
次に中斜角筋。今度は上腕部に痺れではないが重ダルイ感覚が出る。
程度の差はあれ、左右共に出た。
完全に「胸郭出口症候群」です。

勿論、その箇所の筋肉リリースが終われば、痺れや重ダルさは直ぐに消え凄く楽になるが、こういう「胸郭出口症候群」の症状のある方等は、施術中に一時的にせよ痛み・痺れ・重ダルさを施術中に我慢してもらう必要はあります。

よく来られる方に言いますが、最近多い「無痛整体」の『無痛』って本当に良くしようと思えば無理なのです。
本当に悪い箇所はどんなに優しく触っても痛いのです。
最初から強い圧を掛けるのは論外ですが、痛がられるのに対しビクビクしていては、その方を本当に良くすることはできないと感じます。

必要以上に痛みを与える事はダメですが、最低限の痛み等は納得して我慢してもらう、それが私の施術方針です。
ですから、ホームページのトップページに『少しでも痛いのがダメな方』は当院に向いていません、と断りを入れさせていただいています。

話を戻して、この方のような「胸郭出口症候群」の場合(まあ、自分も少しその気があるので判りますが)、骨格等の問題で条件次第で神経が触わりやすいのは仕方ありません。
ですから、余計に上に挙げた筋肉の張りをコマメに取り除いていく必要があるのです。
坐骨神経痛等も然りです。




自分の母親、足の痺れ

左足の小指付近が痺れて、寝てても気になると言うので、チェック。

どうも第3腓骨筋の具合が良くない。
テープを貼れば良いのですが、シワシワの婆さんでテープの効きが悪く、いつも困っています(^_^;)

そういう訳で、第3腓骨筋の「筋肉リリース」をしてみました。
「痛い、痛い」と喚いていましたが、「我慢せえ」と言って続行。
悪いところは痛いの当たり前。

しばらくすると、第3腓骨筋がほぐれてきて痺れもかなりマシになり、立った時の足の運びも良くなりました。


右手を機能喪失した方の痺れ、1週間後

小指の感覚麻痺はまだあるが、血流は良くなって温かくなったとの事。
今までは右手だけ手袋を重ねなければ冷たくて仕方なく、左手の分は余りまくっていたと笑っておられた。

先週のテーピングで中指の痺れがマシになってきたので、今回は薬指と人差し指にアプローチするようにテーピングを追加。
薬指の痺れのポイントが見つけられたみたいで、薬指の痺れも軽減した。
ただ、人差し指と親指はちょっと難しかった。

ただ、手技で中斜角筋の筋肉リリースをすると、人差し指の痺れも軽減したhappy01
これは首の影響がかなりあった模様。

結構難しいが、本人も諦めておられた痺れが少しずつでもなくなってきているので、非常に喜んでおられる。

hayashida6.jpg

右手を機能喪失した方の痺れ

昔に機械に巻き込まれ、右肘関節を失い機能喪失された女性。

左手だけで生活しておられるので、どうしても体のバランスが良くないので10年ほど前から非常に重い腰痛、部屋に掃除機を掛けると3日ほど寝込まなければいけないほどの、になっておられました。

通院されて腰痛の方がかなり良くなってきているので、最近は上半身の方の施術も増やしています。
今までは右手を触る事はなかったのですが、今日少しやってみて初めて右手の痺れがある事をお聞きしました。

どうやら、事故に遭った際に神経がグチャグチャになった模様で、親指から薬指までずっと痺れているそうです(ちなみに小指は感覚麻痺で、こちらの方はテーピングブログで紹介しております)。

普通なら指の痺れには首や肩甲骨周りの筋肉が関わっているのですが、どうやらこのケースの場合は前腕で神経が圧迫している箇所があるようなので、触診でそれらしきところ2箇所にジェルフィッシュテープを貼付。
すると、中指の痺れがなくなり、今まで曲がったままだった中指が伸びるようになりました。

次回は、他の箇所もチェックしてみて、もっと痺れが取れるようになってもらいたいと思っています。

hayashida4.jpg

頚椎の神経圧迫にもジェルフィッシュ

5ヶ月ぶりに来られた男性。
以前から左親指と人差し指の感覚異常(少し麻痺)がある。

自分も現在やっているので良く判るが(ちなみに自分は親指だけ)、頚部前部の前斜角筋・中斜角筋等の張りの強さで起こす「胸郭出口症候群」と肩甲骨付近の筋肉の張りから起こる「肩頚腕症候群」、この2つの症状がある。

頚部の筋肉をほぐしだして徐々に指の感覚は戻っていっているが、まだ少し弱いので、頚椎6番の横突起に写真のジェルフィッシュテープをに貼付。
これで人差し指の感覚が正常になる。ただ、親指はまだ麻痺が残っている。

その後、前腕・上腕や肩甲骨周りの筋肉リリースを行うと、かなり親指の状態も良くなってきた。
ただ、人差し指よりは少し回復が弱い。

この方の場合、人差し指は主に「胸郭出口症候群」から、親指は「肩頚腕症候群」から起こっている可能性が高い。

suzuki_hajimu.jpg

以前の痺れブログのリンクです

ホームページリニューアル以前の痺れや頭痛専門のブログのリンクです。

外部リンクになっております。

今朝軽い頭痛が

起きると右に軽い偏頭痛と寝違いの症状。
どうやら第1頚椎辺りが重い。

原因は肩甲挙筋みたいだったので、筋肉リリースをしてみる。

結果は良好、第1頚椎辺りの重ダルさが消えたhappy01



筋肉リリース、結構「気持ち良い」!(^^)!

月に1度のペースで来られる男性。

頚椎の詰まりや首の張りが強いので、最近始めたタグルボードや筋肉リリースを施術。

今までのやり方よりもやはり少し痛いみたいだが、「気持ち良いですよ」と言って下さり、そして効果もかなり出ていた。

筋肉リリースを始めた当初は、全てこちらが相手の体を動かしていたが、この頃は「こう腕を動かしてください」等の指示を出して動いてもらっている。
共同作業をする事によって、自発的に良くしているという感覚を持っていただきたいのもあるので。
自分がやっているFB Method と名付けた施術もそうであるが、自分で動かしてもらう事によって「脳」に「ああ、この部分の状態はこうなんだな」という情報を伝えて、「脳」から「良くしろ」という命令が伝わるのを期待して施術を組み立てています。

所謂、自己治癒力を向上させる方法だと確信しています。


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