月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ > 4ページ目

楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ 4ページ目

頚椎1番が悪いと腰や背中の皮膚感覚が薄い?

こんにちは、京都府長岡京市で「アゴ・首・スポーツ障害」専門院をさせていただいている楽水庵です。

これは恥ずかしながら、ついこの間気が付いた事です。
もちろん、全ての方に当てはまるかどうかは判りかねますが・・・

30代の女性の腰を施術をしている際に、左の腰から背中に掛けての皮膚感覚が薄い事に気付きました。
さては、腰椎の神経障害かと思いましたが、筋肉テストをしても問題なし。
神経障害を起こしていると、必ずと言っていいほど当該筋肉の機能は低下します。

それでは、何故皮膚感覚が薄いのか?
腰椎等には問題がないという事は、頚椎か?

という訳で再度頚椎をチェックしてみた処、出てきました!頚椎1番左横突起の異常が。
軽く押すとやはり痛みが出ます。
テーピングしたいところですが、頚椎1番辺りは髪の毛があるので貼れません(T_T)

しかし、アクティベータという便利なツールがあります。

activator.jpg











これで頚椎1番横突起を刺激すると頚椎1番を押さえた痛みも消え、そして腰や背中の皮膚感覚も正常に戻りました。

この方の跡に来られた方数名もやはりこのような症状で、やはり頚椎1番に問題があると腰や背中の皮膚感覚が薄くなっていました。

何故だかは判りませんが、現実にこういう症状が起こっているのは確実です。
もちろん、全ての方に当て嵌まるかどうかまでは判りませんが・・・

楽水庵


「今まで肩こりをしたことがなかったのに・・・」、いやいや肩頚腕です(^_^;)

京都府長岡京市のスポーツ整体院、特にキネシオテーピングに関してはエキスパート(を自負してます・・・)楽水庵です。

9月27日から30日まで、連日国体ボート競技へキネシオテーピングでのサポートの為に行っておりました。
ブースへ来てくれた選手には非常に喜んでもらえ、優勝・準優勝・入賞などの優秀な成績を収めてくれました。
本当にサポート冥利に尽きたと感じています。

私自身は若い頃に漕いでいた琵琶湖での国体(わかやま国体なのですが、ボート競技に関しては諸事情があり琵琶湖で開催)だったので、4日間ともフルに参加しました。
とはいえ、一人ではやれないので、毎日仲間に交代で来てもらいました。
そして、暇な時間帯にお互いに勉強会(のようなもの)をしていました。

その中で2日目に来てくれた静岡の仲間ですが、「今まで僕は肩こりを感じた事がなかったんですが、最近左肩から先が非常に怠い」と言っていたので、じゃあやってみようという事に。

調べてみると、頚椎に異常がありました。
ヘルニアというほどでもありませんが、左上肢への神経が少し詰まっています。
そこで、写真のようにジェルフィッシュテープを貼って神経の流れを良くした処、左肩から先のダルさは大幅に軽減しました。

yanagihara_20150928.jpg











これは、立派な肩頚腕症候群です。

ただ、腰にはジェルフィッシュテープは貼ろうと思えば貼れますが(自分も貼っています)、頚部はちょっと難しいかも。
ジェルフィッシュテープが一番効果が出ると思いますが、無理な場合は後斜角筋等の神経の流れを圧迫している筋肉にアプローチしても有効でしょう。
別に解決方法は一つとは限りません。
ただ、自分が他人にする場合は、このやり方が性に合っているし、即効果が出るので多用しております。

楽水庵

頚椎4番からの神経が詰まっていたので・・・

こんにちは、首や腰の神経の詰りを良くして身体のバランスを整えている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

常連の50代男性、最初のスクリーニングテストではそれほど問題がないように見えたのですが、MUST(マッスル・ユニット・ストレングス・トレーニング)で左大胸筋をやっていると力が入らない。

何が原因かともう一度チェックすると、少し肩甲上腕靭帯が弛んでいました。
靭帯をロックするテーピングをしてもう一度テストしてみても、まだ少し力が入らない。

大胸筋に力を入れてもらう時は上肢を内旋しますが、その内旋した時に上腕二頭筋が痛いとの事。
では単刀直入に上腕二頭筋に問題があるのかというと、そこはもう一度頚椎をチェック

上腕二頭筋の上の皮膚を支配しているのは頚椎4番の神経。
そこで頚椎4番を押してみると陽性がありました。
どうやらここからの神経が詰まっている「肩頚腕症候群」の模様です。

一般的に「肩頚腕症候群」は腕や手の痺れを伴うと考えられがちですが、必ずしも痺れを伴うとは限りません。
何かしらの痛みや、あるいは何故か腕とかに力が入らない、といった出方をする事もかなりあります。

この方には頚椎4番の棘突起ににジェルフィッシュテープを貼りました。
その後上腕二頭筋のテストをすると正常になり、お蔭で大胸筋のMUSTを無事こなす事ができました。


楽水庵

「本当に肘部管症候群?」、肘から先の痺れ

こんにちは、痺れ対策を得意とする(と思っています・・・)、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近当院にお越しになられる方に、「肩頚腕症候群」という頸椎から上肢に延びている上腕神経、この上腕神経の流れが乱れる事による様々な症状を持っておられる方が結構おられます。

今回来られた男子大学生。
大学の野球部でピッチャーをされているのですが、先月から肘より先に痺れが出たようです。

近所の整形外科に行ったところ、尺骨神経に問題のある「肘部管症候群」という診断を受け、しばらく静養を勧められました。
じっとしていると痺れはあまり出ないようですが、少し動かすと痺れてくるという事で来院されました。
主訴は痺れと肘が伸びにくい、の2点です。
ただ、肘は中学時代から伸びにくかったそうで、「ネズミ」があるそうです。

さて、肘の伸びにくい原因の一つに、肘の側副靱帯に弛みが出ているのもあるので、先ず側副靭帯の弛みをロックするテーピングを行いました。
これにより、少し肘が伸びやすくなりました。

次に頚椎をチェックしたところ、異常のある個所を発見。
棘突起と左横突起を触診すると痛みが出ました。
棘上筋や中僧帽筋のテストをすると、右に比べてかなり弱い。
これは頚椎からの神経がどこかで詰まっている為に起こる「肩頚腕症候群」の症状です。
整形外科で頚椎を調べてもらったか訊くと、それはなかったとの事。
少し残念です。

「肩頚腕症候群」ですが、一般的に手や腕の痺れを起こすとされています。
しかし、実際には痺れを起こさない事も結構あり、単に腕や手に力が入らない→その為に普段からどこか無理をして余計に肩等を傷める、というパターンが多いのも当院に来られている方にかなりあります。
痺れが出ないから肩頚腕症候群ではないとは言い切れないのです。
肩や肘が痛い方は頚椎も調べてもらう事をお奨めします。

この彼ですが、下の写真のように頚椎の棘突起と横突起にジェルフィッシュテープ、そして手首から頚椎と胸椎に向かって上腕神経テープを貼りました。

ogata_20150918.jpg











結果、痺れは感じられなくなり、肘も更に伸びやすくなりました。
後数回テーピングすると、ほとんど症状は出なくなるでしょう。

楽水庵




右肩の筋肉が働かない、神経障害が原因のケース

こんにちは、「アゴ・首・スポーツ障害」を専門にやっている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

今回は、頸椎の神経障害から右肩の動きがおかしくなった50代男性のケースを紹介します。

首や背中の強い張りと右肩の痛みを訴えられて来られました。
かなり前に頸椎と腰椎のヘルニアと診断された事があるとの事で、テストをしてみた処陰性だったのでヘルニアはないと判断して、右肩の問題は靭帯と筋機能に絞ってテーピング等を行いました。

先日2回目の際に、まだ痛みがあると言われたので再度チェック。
すると、右の棘上筋や中僧帽筋のテストをすると全く力が入らない。
「弱い」というレベルではなく、ある地点から力を入れようとすると「スッ」と力が抜ける。
これは神経的な問題ではないかと判断して、頸椎の触診を行うと棘突起と横突起に異常がありました。

そこで、異常があった棘突起と横突起にジェルフィッシュテープを貼付。
貼付後にもう一度前述の筋肉テストをすると、今度は「グッ」と力が入りました。
やはり、神経障害があった模様です。

kegasa_20150906_1.jpg











なお、写真の背中に貼っているのは、上後鋸筋テープと下後鋸筋テープです。
ベンディングのお仕事をされていて、物を抱えたりする動作が多いので、如何せん普段から肋骨が詰まりやすくなっておられたようです。
それをこのテーピングによって肋骨の柔軟性を戻しました。

この神経障害がヘルニアの後遺症かどうかは判りません。
そんなに以前から右肩の痛みがあった訳ではないそうです。
ひょっとしたら下の写真のように、右肩の靭帯もかなり傷められていて、かなり無理をされていたようです。

kegasa_20150906_2.jpg











それが周り回って頸椎にまで影響を与えた、とも考えられます。

楽水庵

この方もモートンの症状が

京都府長岡京市で坐骨神経痛・胸郭出口症候群・肩頚腕症候群等の痺れ対策をしている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

少し前に左2・3趾間にモートン病の症状が出ていた女性にテーピングして、気持ちの悪い痺れが解消しました(リンク参照)

今回は右3・4趾間に前日に激しい痛みが出た40代女性。
やはり3趾と4趾間を押さえると痛みがあり、また甲の部分に痛みがあります。

神経指針領域(デルマトーム)から調べてみると、これは大丈夫。
仙椎1番や2番の神経の詰りはありません。

そこで、前回の女性と同様にボタンホールテープとスリットテープを3-4趾間の付け根に貼付しました。
ボタンホールテープは長趾伸筋と長趾屈筋の流れに沿って貼っております。

ishida_20150826_1.jpgishida_20150826_2.jpg
これで、痛みはほとんど消えました。

結構モートン病で悩んでおられる方は多いようです。

楽水庵

段々と腰椎5番のヘルニアが改善されている女性に

お疲れ様です。ヘルニアを初めとする痺れ等に対応する施術を行っている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先月に頸椎と腰椎どちらにもヘルニアを発症され通っていただいている女性。
頸椎も腰椎もかなり良くなってきています。

今回は触診では腰椎5番の棘突起に痛み、それに3番・4番の感覚が少し薄い、という訳で写真のようなテーピングをしてみました。

sumino_20150820_1.jpg











なお、腰の上の方にそれぞれ横に拡がったテーピングをしておりますが、これは「腹横筋」という腹筋群の中でも一番奥にある筋肉です。
これを貼っておくと、腹式呼吸がしやすくなるのと同時に姿勢の保持になります。
別の女性ですが、この腹横筋テープを剥がすと「徐々に姿勢が悪くなってくるのを実感する」という方もおられるぐらいです。

話をヘルニアのある女性に戻して、腰椎5番の棘突起にジェルフィッシュテープ、それと3番から5番に掛けて皮膚をゆるめるEDFテープというテクニックを用いています。

腰椎5番に問題があると母趾周りにトラブルを起こします。
何回か書いていますが、「外反母趾」なんかも足元だけの問題ではなく腰が原因でなっている事もあるのです。
特に片足だけ外反母趾の強い方は一度腰をチェックしてみる必要があるでしょう。

このテーピングだけでも「真っ直ぐに立てている」感覚はできましたが、施術中に両母趾を触ると他の足趾よりも冷たい事に気付きました。
まだ少し血流が足りないという事は、まだ神経の流れが詰まっているという事です。

棘突起にジェルフィッシュを貼って神経根にアプローチしましたが、実際に左右それぞれに神経が出ているのは横突起の方。
ですので、追加で横突起にもジェルフィッシュテープ。

sumino_20150820_2.jpg











これで母趾の冷たさも解消。

まだしばらくはこういうテープを貼る必要があるでしょうが、徐々に減っていく筈です。
現にこの女性のテーピングはかなり貼る枚数が減ってきています。

もう少しでしょうね。

楽水庵


モートン病の症状が出ている女性に

お元気ですか、足や手の痺れに対する施術も得意としている京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

50代の女性ですが、最近左の2・3趾に気持ち悪い痺れが出ていたようです。
神経的には仙椎2番からの神経が支配している領域ですので、先ず神経の詰りを検査しましたが、それは大丈夫でした。

という事は、所謂モートン病の症状が出ていて、指間神経が過敏になっている模様。
対策としては、下の写真のようなテーピングを施しました。

まず、足底筋膜テープ。
これは普通熊手状に貼る事が多いのですが、私は3本スリットで貼ります。
この方が剥がれにくいからです。

次にボタンホールテープという、指を通す穴をあけたテープを用いて、先ず2:3趾に穴を通して足甲部は長趾伸筋に沿って、足底部は長趾屈筋に沿って貼りました。

これでかなり感覚が良くなってきました。
更に小さなスリットテープを2-3趾間に跨ぐように、最後に2.5㎝のテープを足の付け根に2-3趾間をセンターにするように足甲に少し届く程度の長さで貼りました。
これは縦・横共にもう少し隙間を作りたかったからです。

お蔭で、ほとんど痺れはなくなったようです。

nakano_20150812_1.jpgnakano_20150812_2.jpg
楽水庵

頸椎ヘルニアに対し、ジェルフィッシュテープ

お疲れ様です。痺れやヘルニアに対し、独特のアプローチで効果を出している 京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

頸椎や腰椎のヘルニア、その他さまざまな悩みで通われている30代の女性ですが、ヘルニアの症状はかなり改善してきています。
初期の頃は下の写真のようにEDFテープというスリットを入れたテープを組み合わせた貼り方をしておりましたが、最近は頸椎を押して少し間隔の薄い個所が限定されてきました(EDFテープの下方、肩甲骨の間に貼ってあるのは上後鋸筋テープといい、呼吸を補助する目的のテープです)。

sumino_20150728_1.jpg











そこで、最近はジェルフィッシュテープで貼っております(写真下)。
この方が、ピンポイントで神経の流れを阻害している皮膚等の上部組織を持ち上げてくれるので、現時点では最適の選択と思われます。

sumino_20150806.jpg











ただ、頸椎ヘルニアの症状が軽減してきてくると、頚部の張り等は逆にはっきり自覚できるようです。
現在資格を得る為にスクールに通っておられ、授業の多い日は9時間ほど授業を受けられるそうなので、結構首に応えるそうです。
この前も、首を傾けたままで6時間ほど教材のDVDを観てたら、結構左の前斜角筋にきていました。

それでも、ヘルニアの何とも言えない状態ではなくなってきているので、普段から首のエクササイズをしてもらうとダメージは減るでしょう。
この場合によくある間違いは、傷めた首の筋肉を「ストレッチ」しようとする事です。
伸ばされて傷めた筋肉を更に伸ばそうとするのですから、余計に悪化させてしまいます。
こういう方が結構おられます。

傷めたと思われたらその筋肉を「縮める」事です。
まあ、なかなか難しいです。
ある程度解剖学を知っている必要もあります。
現在施術で使っている、MUST(マッスル・ユニット・ストレングス・トレーニング)テクニックではこれが簡単にできます。
少しずつセミナーを開催していきたいと思っております。

楽水庵

「ギックリ腰は遺伝しますか?」

お疲れ様です。スポーツ障害を専門にしている、京都府長岡京市のスポーツ整体院楽水庵です。

現在通われている若い女性ですが、この間チェックしていたら右の広背筋が弱っていました。

広背筋が弱るとギックリ腰を起こす要因になる事があります。
それで、「このままだとギックリ腰になるかも」と伝えると、「私のお母さんが良くギックリ腰をするんですが、これって遺伝するんですか?」と聞いてきました。
彼女のお母さんは頻繁に(年に一度)ギックリ腰をするらしく、それも起こすと1週間ぐらい寝込むほど重い症状だそうです。

う~ん、どこか変な癖が身体に付いている気がしますね(^_^;)

ギックリ腰が遺伝するかどうかについては、おそらくそれはないと思います。
もちろん、筋肉の質なども関係しますので、全然ないとは言えませんが。

しかし、坐骨神経痛や胸郭出口症候群、肩頚腕症候群等の痺れに関しては遺伝は関係すると思います。
骨格を受け継ぐという事は神経や筋肉の走行も受け継ぐという事です。

そうすると、どうしても痺れが出やすいタイプの方というのは現実おられます。

ただ、そういった方でも日頃のケアで痺れを軽減させることは十分可能です。
特に筋肉の硬直を防ぐ事は大事ですね。

楽水庵

<<前のページへ1234567891011

« 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ | メインページ | アーカイブ | 楽水庵の顎関節症ブログ »

このページのトップへ