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楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ 5ページ目

下肢の痺れが上肢の痺れに繋がるか?

こんにちは、京都府長岡京市で痺れに対するアプローチを得意としている、スポーツ整体院 楽水庵です。

さて、タイトルに書きましたが果たして下肢の痺れ、主に坐骨神経痛のような痺れが手や腕に繋がるか?という疑問をお持ちの方がおられます。

その問いに対しては、たまにですが胸椎の動きが特に悪い方は出る事があるというのが私の答えです。

胸椎の横を走っている板状筋の動きの悪い方は、腰椎の状態の悪さがそのまま頸椎・肩甲骨等を通して伝わってしまう事があります。

そういう場合、元々手や腕に痺れが出やすい状態(筋肉の硬直等)であるのですが、それが板状筋等の状態如何では下肢の痺れが伝わってしまうようです。

現に足を刺激した時に手の痺れが出た人に対し、硬直した板状筋を弛めてあげると直ぐに痺れが止まった事もあります。

もちろん、これで全てに対応できるとは言えません。
同側の手足の痺れの場合、脳が原因の事もあります。
その場合は、脳外科等で検査してもらう必要があります。

ただ、こういったアプローチで痺れが解消した時、その痺れはそれほど深刻なものではないと考えられます。

楽水庵

「脛のもぞもぞ」も坐骨神経痛?

こんにちは、手の痺れや、坐骨神経痛等の下肢の痺れを専門に施術している、京都府長岡京市の整体院 楽水庵です。

今回は自分自身のケースです。

時々ですが、寝付こうとした際に脛がもぞもぞとして何か落ち着かない時があります。
正直、この仕事に着く以前は何か脛のトラブルかと思っていました。
知り合いの鍼灸院で診てもらった事もあります。
その時はあまり効果はありませんでした。

現在こういう仕事をさせていただいて、なおかつ痺れに関していろいろ知識を得た上で、この症状は軽い坐骨神経痛と感じています。

自分がなるのは脛の前脛骨筋という、下腿部の上部外側から内果に向けて走っている筋肉上です。
ですから、以前は前脛骨筋に何かあるのでは?と感じていました。

しかし、この前脛骨筋は腰椎5番からの神経が走っている場所であり、もぞもぞするのは大元の腰椎5番の神経が出ている横突起周辺に問題があるのでは、と感じています。

それでも、自分の場合時々しかこういう症状が出ない、また症状が重くなれば「もぞもぞ」どころではなくハッキリした痺れ等には移行せずに単発で終わってしまうのは、単に梨状筋とかの問題ではないと思われます。

そうすると、何が原因か?と考えた時に、一番疑わしいのが仙腸関節上部。
ここの動きが悪くなっている時に、そういう「もぞもぞ」が起こっていると考えています。

まだハッキリとは断定できませんが、次回そういう症状が起こった際にはアクティベータで仙腸関節を調整してみようと思っています。

まあ、あまり嬉しくない症状ですが、またその内に出ると思いますので、その時はまた報告させていただきます。


楽水庵

「アナトミー・トレイン」の『らせん状』に痺れが・・・

こんにちは、痺れでお悩みの方にキネシオテーピング療法等を用いて楽になっていただいている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先週からお見えになっている50代女性。
10年ほど前から腰の具合が悪くなり、現地点では脊柱管狭窄症と診断されています。
また、左臀部から大腿部外側に掛けての痺れが時折出ています。

狭窄症から来る痺れもあるのですが、それは脊柱の周りにキネシオテーピングで隙間を作ってあげる事でかなり楽になってはいるのですが、この方の場合は右肩甲骨や右外腹斜筋を刺激すると左下肢に痺れが出ます。

これは下の画像のような筋膜の流れを図解した「アナトミー・トレイン」の『螺旋状』というどちらかというと浅筋膜の流れに沿って痺れが出ているのです。

rasenjyou.jpg











このように、上半身に問題があっても下肢に痺れが出たりもします。
もちろん、下肢の状態が良ければ少々上半身でトラブルがあっても痺れは滅多に出る事はありません。

どちらかというと、筋力の低下した場合に起こりやすいと思われます。

この方の場合も、右肩甲骨周りや腹筋も下肢と同様にコンディションを上げていく必要がありますね。

楽水庵




板状筋の機能低下による足の痺れ

こんにちは、手や脚の痺れでお困りの方に、キネシオテーピングを主に用いた独自のアプローチでそのお悩みを一緒に解決していく、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先日お見えになった20代の女性ですが、重い頭痛と右の手足の痺れを訴えておられました。
同側の手足の痺れは脳の障害も考えられますので、こちらのアプローチが全然聞かない場合は脳外科に行かれるように勧めるつもりです。
ただ、幸いな事に当院に来られた方で、私のアプローチに効果がなかった方は未だおられません(といって、これから絶対にないとも言い切れませんが)。

さて、この女性の場合は、右の後斜角筋・板状筋という首の筋肉の張りが強く機能低下を起こされていました。
手の痺れは後斜角筋がメインに引き起こしていました。
そして、足の痺れは板状筋の起始部を押さえると症状が出てきたので、先に板状筋の機能を少し回復してあげると痺れは出にくくなりました。

普通、足の痺れは腰から下の状態で起こりますが、この方のように板状筋、また胸腸肋筋のように胸椎に繋がっている筋肉の状態が悪い場合でも起こったりします。
ただ、腰から下の状態が良ければそうは起こりえません。
たまたま、トリガーが板状筋や胸腸肋筋だっただけで、そこを良くしただけではまた何かのきっかけで痺れは再発するでしょう。
板状筋や胸腸肋筋は、それこそデスクワークをされている方ならかなりの割合で傷めておられます。

もちろん、この女性も腰から下の状態はそれだけで何時痺れが発生してもおかしくない状態でした。
どちらも一緒に改善していかなければ、本当の意味での根本治癒人には程遠いものになってしまいます。

一応痺れはスッカリなくなりスッキリして帰っていかれましたが、まだまだ少し油断すると元の状態に戻ってしまいます。
生活や仕事での癖に気付き、それに対応しながら頭痛や痺れが出にくくなるようになっていただければと思っています。

ただ、この女性で救われているのは、安易にロキソニン等の鎮痛剤に頼らなかった事です。
ロキソニンやボルタレンには鎮痛効果はあるのでしょうが、その元を治す効用はありません。
また、精神的に依存してしまいます。
喫煙者の僻みでしょうか、喫煙の依存癖にはあれだけ喧しい世間が鎮痛剤の常用による依存癖にはあまり言わないのが不思議です。
まあ、所謂「大人の事情」があるのでしょう。
当方、53歳ですが未だに「大人」になり切れていませんので(笑)

安易に薬に頼らず、痛みや痺れと上手く付き合って、それを解消していけるのがベストだと確信しています。

楽水庵


仙椎2番の神経圧迫、仙結節靭帯の調整をすると・・・

こんにちは、京都の長岡京で痺れのある方等にキネシオテーピングを中心とした施術を行って効果を上げている、スポーツ整体院 楽水庵です。

前回のブログでも少し書きましたが、仙椎2番から出ている神経圧迫(障害)と仙結節靭帯の関連性について少し書きたいと思います。

仙結節靭帯とは仙骨下部と坐骨を繋いでいる靭帯です。
ここの弾性がなくなると仙腸関節に痛みを感じたりします。
「座っていたらお尻が痛い」とかの症状も仙結節靭帯が硬くなっている事から起こっているケースが多いのです。

ここで興味深いのは、肩のトラブルは肩関節を構成している靭帯が弛む事によって起こるのですが、股関節の靭帯はその硬直性によって起こる事です。
これは股関節がしっかりとした(安定した)関節なのに対して、肩関節が浅い臼に乗ったような不完全(不安定)な関節だからなのでしょうか。
昔は先天性の股関節脱臼で子供の時からびっこを引いて歩いている方(特に女性に多かった)もおられました。
先天性というより、出産時に股関節が脱臼してそれに気付かず、歩き出すように周りが初めて気付くケースがほとんどだったようです。
歩き出す頃にはかなり関節が固まってくるので、それから矯正するのは難しかったようです。
産婆さんが家で取り上げていた時代はそういう事も少なからずあったようですが、病院で出産するようになって出産時に産科医がチェックして外れていたらその場で矯正するようになってからは見掛けなくなりました。

さて、仙結節靭帯のトラブルは仙骨側の付着部が硬直している事から起こると思われます。
そうすると、仙椎2番からの神経にトラブルを起こします。
ハッキリした理由は判りませんが、神経の通り道だからなのでしょう。

症状としては、足の3趾(中指)が痺れる、3趾に力が入らない、SLRテストという仰向けで下肢を挙げるテストをするとお尻の部分で引っ掛かりそれ以上挙がらない、という現象が起きます。
また筋機能的には、特に内転筋やハムストリングの力が入りません。
仙椎1番からの神経が末端までスムーズに通っていれば大丈夫な事が多いのですが、上に書いたように3趾に力が入らないので足先が上らない為によく躓いたりします。

今までは、仙椎2番の神経障害を見つけたら迷わずジェルフィッシュテープを貼っていましたが、最近は仙結節靭帯の調整をする事が多くなりました。

ただ、これは俗に言う、「卵が先か、鶏が先か」の世界かも知れません。
人によっては、仙結節靭帯の調整をした方が、またある人にはジェルフィッシュテープの方が良い結果になる可能性もあります。
それを見極めていきたいと思います。

人の身体はそれぞれです。
同じ症状で同じ原因だとしても、同じ方法で同じ結果が出るとは限りません。

楽水庵



激しく急ブレーキを踏まされたが為に・・・

こんにちは、手や脚の痺れに対してのエクスパート、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

毎週通われている40代の女性のケースです。
先日スーパーから出た処で、前を走っていた原付に乗った高齢者が、後方確認もせずに急にUターンしようとした為に思いっ切り急ブレーキを踏まされる羽目になりました。

幸い接触はしなくて済んだのですが、それから背中が固まり両脚に痺れが出始めました。
昨年秋に当院に通われ出した時と似た症状になったようです。

3日後が予約日だったのですが、どうも仕事に行けないようなのでテーピングだけでもしてほしいという事で急遽遅い時間にお越しになられました。

その時は両胸腸肋筋にテーピングしてヒットマッサーでほぐしたのと、両梨状筋と仙腸関節を弛めました。
遅かったのでそれぐらいしかしませんでしたが、それだけでもかなり楽になられたようです。

その2日後の予約日。
痺れもかなり軽減したのですが、更に良くなってもらいたいので再度チェック。
左胸腸肋筋はまだ少し張りがあり、右腰腸肋筋も少し機能が低下していたのでテーピング。
それに、腰椎1番から3番辺りまで動きが良くありませんでした。ですから一時的に脊柱管狭窄症のような症状が出ていたようです。
その部分をEDFテープで弛め、尚且つ右仙棘筋で硬くなっている部分(おそらく急ブレーキを踏んだ時につっぱたと思われる)にもEDFテープを貼付。

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更に楽になっていただけたようです。
必ずしも急ブレーキを踏んだからといって全ての方がこのような症状になるとは限りませんが、少し筋力の弱い方等はこういう症状が起こっても不思議ではないのかも知れません。
踏まないに越した事はありませんが、今回は状況が不運でした。
その高齢者の方も気を付けていただきたいですね。

楽水庵

右のお尻にジーンとした痺れが

こんにちは。京都府長岡京市の楽水庵です。
手や脚・腰の痺れを得意としております。

カヌー部に所属している男子大学生。
数年前に腰椎ヘルニアを発症している。
そのせいもあり、最近腰に痺れが出てくるようになったので通ってもらっている。

今回は右のお尻にジーンとした痺れが出ていた。
梨状筋症候群と呼ばれる、梨状筋の筋機能低下によるものと思われる。

他のチェックもやりもって右梨状筋にテーピング。

かなり楽になったが、右仙腸関節下部の張りがまだあった模様。
自分も仙腸関節炎かと考えたが、念の為に仙椎2番の検査をしてみると神経障害があった。
ジェルフィッシュテープを貼ると症状は解消した。

写真の腰中央に貼っているのは、腰椎ヘルニア(症状は出ていないが念の為)対策のEDFテープです。
*画像が少し乱れて申し訳ありません。

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楽水庵

足の痺れ、法隆寺マラソンにて

お元気ですか。
手や足の痺れを得意とする、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先日、奈良斑鳩町で開催された「斑鳩法隆寺マラソン」へキネシオテーピング協会関西支部の仲間とテーピングサービスに行った際の事。

私が別の方にテーピングをしていると、隣の仲間に30代の女性が「足の指が痺れる」と言っておられたのが聞こえた。
手が空いたので、その女性に話を聞くと右の3趾に痺れが出るとの事。

これは仙椎2番の神経障害だなと感じたので、仲間と交代してその方を受け持つ。
案の定、右内転筋のテストをすると反応できず。
仙椎2番の神経障害があると内転筋が働かない。

他にないかとチェックすると右仙椎3番の神経障害もあった。
これは筋肉テストは無理なので、皮膚感覚テストのみ。
下腹部(かなり下)の左右を軽く叩いてみて感じ方で確認する。
右の感覚がかなり薄い。

この症状だと腰痛を感じる筈なのだが、腰は痛くないとの事。

しかし、実際に仙椎2番・3番にジェルフィッシュテープを貼ったところ、腰が軽くなった実感を持たれた。
痛いというのではなく、重怠い感覚だったのだろう。
普段慣れっこになってしまうと判りにくいのかも知れない。

これで痺れも取れたようだったし、快適に走られたのではないかと信じている。

カヌー選手、しばらく漕いでいるとお尻から大腿部に痺れが

小学校からカヌー競技をやっている男子大学生。

高校2年の時に腰椎のヘルニアを発症し、今でも少し長い時間カヌーに乗っていると右臀部から大腿部に掛けて痺れが出る。

まずヘルニアが完治したかどうかチェック。
一番簡易な「ミルグラムテスト」を実施。
約20度両足を挙げ、20~30秒こらえられるかどうかをチェック。

彼の場合腹筋が強いので何とかこらえられるのだが、10秒ぐらいで既に腰に軽く来ていた。
まだヘルニアの後遺症が残っている模様。

次に皮膚感覚テストと触診で、右腰椎3番と4番からの神経障害が起きている。
右大臀筋・中臀筋・梨状筋のテストをすると、やはりかなり低下していた。

腰椎自体もチェック。
3ー4番間に問題あり。

そこで、写真のように右腰椎3番と4番の神経の出口である横突起にジェルフィッシュテープ。
腰椎3-4番に隙間を作る為にEDFテープ。

これだけで上に書いた筋機能はある程度正常化したが、やはりアスリートでハードトレーニングをすることを前提にしなければいけないので、筋肉テープも貼付した。

非常に腰が楽になり、パドリングの際に悩みの種だった「猫背」もかなり解消された。

このテーピングをしばらく続けると、数ヶ月でテーピング無でも大丈夫になるだろう。


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昔骨折して肘が伸びにくい、以前に痺れが出た

腰の不調等で通院されている50歳女性。
マラソンをされていて、来月京都マラソンにエントリーされている事もありコンディショニングをさせていただいている。

今日来られた時に「5年前に転倒して右肘を圧迫骨折し、それから肘が伸びにくい。また一度肩が冷えた時に、肩先から親指・人差し指まで痺れた事がある」と言われた。

おそらく肘を骨折した際に靭帯を弛めたのだろうとチェック。
確かに靭帯が弛んでいて、それのせいもあるが上腕三頭筋遠位の状態が悪く力が出ない状態。
肘の内側側副靱帯・外側側副靱帯の弛みをロックさせるテーピングをする。

それだけで肘が伸びやすくなり、上腕三頭筋も力が入るようになる。
念の為に上腕三頭筋遠位に効かすXテープを貼付。
更に反応が良くなり腕が振りやすくなった。
上腕三頭筋の状態が良くないと、ランニングの際に腕が後ろに振りにくい。

上腕三頭筋の近くには上腕神経等の太い神経が走っている。
おそらく肩を冷やした際、いつも以上に上腕三頭筋が硬直し上腕神経に触ったのが以前の痺れの原因と思われる。
上腕三頭筋の状態を改善していくと痺れは多分でないと思われる。

ただ、肘の靭帯が弛んでいると上腕三頭筋の状態が不安定になるので、まずは靭帯をテーピングで弛まないようにするのが先決だろう。

また、左も烏口腕筋の状態が悪かった。
烏口腕筋が悪いと今度は腕を前に振りにくい。
それもテーピングで改善した。

明日10㎞走られるそうだ。
結果が楽しみです。

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