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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ: 2014年2月

「顎のラインが揃ってきていますね」

前回顎関節症で来られた女性の顔が整ってきたと書いたが、
その話を今朝やはり顎関節症で来られた(3回目)20代後半の男性にしたところ、
「ええ、そうですね。自分も顎のラインが揃ってきているのが判りますよ。」と話されていた。

男性でもそうなのだから、女性は更に顔のラインが揃っていない時になるだろう。
もちろん、症状が強い時はそれどころではないのかも知れないが・・・

顎がずれている23歳女性、顔が変わった(*_*)

中学時代から顎が痛くなり、口を開ける時顎がずれて時には閉まらなくなる、との事。
やはり欠伸をすると痛いらしい。 

う~ん、明らかに右の開くのが遅れて口元のバランスが崩れているm(__)m

いつものように下半身からの調整。
若い割に全体的に筋機能が低下していて、かなり痛がっておられた。
頭・顎の施術を残した時点で口を開けてもらうと指3本ほど開くようになった。
ただ、その時点では顎がずれた開き方だった。

その間に顔の変化をチェックしていたが、どんどん顔がシャープになっていくのが判った。

そして、顎関節への直接手技。
左右とも靭帯は弛め、外側翼突筋はやはり右の状態がかなり悪かった。

そうすると、「ちょっと変」と言われるので、どうしたのかと思ったら右顎がずれなくなって開き方が変わった模様。
今までのようにカクカクしなくなり、しっかりするようになったのに却って違和感が出たようだ。
ただ、以前のずらしながらの開き方ではなくなったので、指2本分に減ってしまった…

改善の仕方は人によって様々で、この女性の場合はずれが先になくなったと思われる。
回数を重ねれば直ぐにもっと開くようになる。
現に顎は楽になったと言われていた。

そして、開き方のバランスがそろってきたのもあるが、顔が非常に整ってきた。
指摘すると、長い間鏡で確認して満足な様子だった。




顔のこりが強い女性、久々の来院

ペットの猫や家族の具合が悪く、結構間隔が空いてしまったが、案外重い自覚症状は出なかった模様。

自分がいつも施術しているように、ご自身で口の中に指を入れほぐしておられたようで、それをしているとかなり楽な状態がキープできたと話されていた。
顎関節症で来られている方には、ある程度症状が緩和したらご自身でやってくださいとアドバイスするようにしている。
私も時々やっている。結構スッキリします。

それでも、いざ施術で指を入れると結構痛がっておられた。

最近元々左の方が悪い方だったのが、直近に来られた時には右の張りが強いケースが続いている。
顎関節の弱い方はやはり大丈夫な方に比べると、首の張りなどの諸条件に直ぐ影響を受けやすいので、少しいつもと違う行動をすると変化が起こりやすい。
もちろん、左右どちらも施術しているのだが、それ以上の負担を掛けるような事があればやはり張りは強くなってしまいます。

この女性の場合、いつも家族に「よく喋るから凝るん違う?」と言われているそうだが、確かにインフルエンザで寝込んでいて喋らなかったら顔は楽だったそうだ(笑)

ある程度口を開けて顔の表情筋や深層筋を活性化させる必要はあるが、使い過ぎかな(-_-;)

ほとんど口が開かなかった女性、かなり開くようになりました(*^。^*)

かなり自分も苦労したが、諦めずよく毎週通って下さいました。
毎週送り迎えして下さったご主人にも感謝しなければいけません。

下半身からの調整はもちろん、肩甲下筋・中斜角筋に加え側頭筋・顎二腹筋のリリースが結構効果的だった模様。
頭蓋骨の施術中に側頭筋や顎二腹筋のリリース(口を開けてもらう)をする。
頭の上方から口を開けるのを見て、「今日もあまり開かないかな」と少し弱気が出ていた。

が、実際直接手技で口を開けてもらうと、今まで歯が自分の親指に当たっていたのが、今回はスムーズに開くようになっていた・・・
その後の外側翼突筋へのアプローチもスンナリいき、終わってから開けてもらうと今までよりかなり開いていたhappy01

そろそろ2週間毎ぐらいのペースにしても良いかなと感じていたら、ちょうど来週末は忙しいという事なので、次回は再来週。
いや~、良かったよかった。
まだ少しカクカクはするが、それも時間の問題だと思われる。

本当に少しも効果がなければ「自分には無理です」と伝えて、他所をさがしてもらっていたが、この方の場合は最初から多少なりとも効果が出ていたので、何とかなるとは思っていたが、他の方より回復のペースが遅いので結構ヤキモキしていた。

更に改善していって、お腹が目立つ頃にはもう来なくても良いようになっていただきたい。

管楽器をされている女子大生、オペラのリハーサルで...

右顎は順調に回復。
ただ、今週は左顎がずっと重怠い症状が続いているとの事。

聞けば、今週は来週末にある声楽科の院生によるオペラのリハーサルがあり、多い日には6時間掛かりっきりだったそうだ。
首の状態が、特に前斜角筋が非常に張っていた。
自分もサックスをやっていたので、何となくこれは譜面台の位置が高いので顎が上がりっぱなしではないかと尋ねると、やはり他の人よりセッティングが高いとの返答。
肩甲下筋・前斜角筋・中斜角筋・上僧帽筋・肩甲挙筋のリリースをやっていくうちに少しずつ顎の状態が楽になっていたが、「痛い位置が上がってきました」との事。
そこで、先に側頭筋のリリースをするとかなり楽になった。
顎関節の直接手技では、左外側翼突筋の張りが少しあった。
かなりお疲れですね(-_-;)

自分の方針では、顎関節に悪影響を及ぼしている諸々の要素をできるだけ排除し、なおかつ顎関節周辺のキャパシティ上げるようにしている。
彼女の場合は、まだキャパシティが小さい。
もう少しキャパシティが増えれば、それほど症状は出ないのだが。

来週末までは、オペラのリハーサルで来れないので、自分で出来る首の筋肉のリリースと共に、譜面台の高さを調整するようにアドバイスした。
自分もオペラ観に行こうかな、何より無料だそうなので(笑)

声が通らない男子大学生、4回目

前回の時は、歯医者さんで治療をして状態が少し戻ってしまったが、今回は小康状態を保てた模様。
ただ、固いものを食べると少し左顎が痛い、との事。

全身の調整をしてから顎関節へのアプローチ。
やはり、左の肩甲下筋の張りが強かった。
寒い時期は仕方ないのだろうか?
靭帯の弛みも改善していて、外側翼突筋の癒着も更に取れていった。

次回3月の卒業式にまた京都へ戻ってきた時が最後の機会なので、それまでは自分で指を入れて刺激しておくようアドバイス。
まあ、何とかなるでしょう。

管楽器をされている女子大生、過ぎたるは...

昼からの約束だったが、午前中に「3日前から耳が痛いんですけど、どうしましょう?」と電話が掛かってきた。
診てみない事には何とも言えないので、来てもらう。

痛いので今朝耳鼻科に行ったが、耳には問題はないとの事。
左の顎関節の方が痛かったのが、耳が痛いのは右。
何故、右?

そして、耳も痛いが右目の奥も痛いというので、胸鎖乳突筋を検査すると右のそれが良くないのでテーピング。
それと顎二腹筋も良くなかったので貼付。
どうも、右の首が良くない。
左に首を傾ける癖があるので、それも原因か。

そして、全身の調整をしてから、顎関節への直接手技。
すると、左に比べ悪くなかった右の靭帯・外側翼突筋・内側翼突筋の状態が悪化していた。
逆に左はかなり良くなっている。

何故?

最後に話していて判ったが、左側に負担のかかる楽器なので注意するようにアドバイスしたのだが、やり過ぎたようだ。
鞄を持つのも右、食事も右側だけで噛んでいたらしい。

う~ん、気持ちは判るが、左右万遍なく使わなければ…
ちょっと焦り過ぎたか(-_-;)

結局、耳が痛かったのは、やはり顎関節から来ていた可能性が高い。
全て右側に負担が掛かり過ぎていた。

ちょっと後戻りしてしまったが、今日アドバイスした事を実践してもらえれば挽回は十分可能。
頑張りましょう!!



少し光明が...(*^。^*)

この間少し泣きが入った「もっとも口が開かなかった方」の施術。

やはり外側翼突筋の癒着が強いという事を理解していただきたかったので、手袋を着けてもらって私の口の中に指を入れ、外側翼突筋の状態が良い場合はどうなっているかを触っていただいた。

そして、全身のリリースを行ってから顎関節へのアプローチ。
まず顎二腹筋のリリースを行ってから口腔内への手技。
今回は「できるだけ奥へ」という意識を捨て、より手前を十分にほぐしてからという事を心掛けた。
すると、段々と手前がほぐれていって癒着がかなり取れたhappy01
奥の外側翼突筋にもかなり触れることができた。

かなり自分も挫きかけたが、これでこの方もどんどん良くなってくれる筈。
懐妊されているので、お腹があまり大きくならないうちに目途を付けてあげたい。



顎二腹筋のリリースを考案

以前に顎関節症の方は顎二腹筋も状態が良くないと書いた。

今日近所の仲間のところへ行ったら、ちょうど顎の下のところが痛いと言っていた。
院ではアクティベーターを打っているところだが、持ち合わせていなかったのでリリースをやってみると非常に効果的だった。

うん、これは新しいやり方がまた一つできたhappy01
最近いろんなリリース法のアイデアが出てくるので、大変嬉しい。
また、それが役立ってくれるので尚更だ。

管楽器をされている女子大生、3回目

昨日までかなり楽だった模様。

前回アドバイスした腕の使い方等に気を付けてくれ、そしてあまり歩いていなかったので「歩け」と言ったら、楽器を担いで学校まで通っているらしい。

かなり厳しいことを言っているが、卒業後プロの演奏家でやっていくのに、「顎が痛いから吹けません」とは口が裂けても言えない状況になるので、今のうちに修正できるところは修正してもらわねければいけない。

逆にまだ学生のうちに発症したのが、「不幸中の幸い」だとも言えるのではないだろうか。

とは言っても、今回も肩甲下筋や前斜角筋の張りが強かった。
寒い時期はある程度仕方ないと言えば仕方ないのだが、ここをもっと普段の生活から改善してもらいたい。

顎関節周辺はかなり改善している。
だからこそ、首や肩の状態に十分留意してもらいたい。

こちらの施術を受けていれば、肩や首が張っていく過程が判る。
その時に早め早めに対策をしてくれれば、長い間好調を保てる。

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