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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ: 2015年6月

「食事時に鼻呼吸ができない」、その原因と対策

こんにちは、京都府の長岡京市でアゴに様々なお悩みを持たれている方に、少しでも楽になっていただけるよう努力しております 楽水庵です。

左顎のトラブル(特に側頭骨下顎骨靭帯の弛み)で通ってもらっている女子大生ですが、前々回の施術後に「食事の際に鼻呼吸ができない」、「料理をしていると、それだけで満腹してしまう」という悩みを打ち明けられました。

鼻呼吸がしにくいというのは判りますが、何故そうなるのか?と調べてみたら、どうやら原因は『舌』の動きが悪い事のようでした。

確かに舌に関しては、顎関節治療のセミナー時に説明は受けていましたが、実技はやっておりませんでした。
舌を動かす舌骨上筋・舌骨下筋という頚部前面を走っている筋肉も調整する必要はありますが、『舌そのもの』もほぐす必要があるようです。

丁度、最初顎の悩みで来て、最近は首や腰等の為に通っている男子大学生が来たので、試しに下を口から出して更に前に突き出せるかやってもらったところ、非常にやり辛い様子でした。
そこで、彼を実験台に舌の調整をしたところ、舌の動きも良くなり口の中も楽になったそうです。

そして、女子大生が来た時にやはり舌を出してもらうと彼女も前に出すのが辛そう。
全身の調整をして顎の調整をする前に舌をほぐしてみたところ、舌も楽になりましたがそれ以上に、今まで苦労した割にほぐれなかった側頭筋が柔らかくなって、結果的に側頭骨下顎骨靭帯の状態が良くなり「カクカクする」症状が大幅に改善しました。

側頭筋は外側翼突筋同様に口を開ける筋肉なので、この筋肉の状態が悪いと口も開けにくいし側頭骨下顎骨靭帯の弛みも改善しません。

この女子大生に関しては、まだ股関節に関しても改善の余地があるので、更に良くなる余地はまだまだあると思います。

とにかく、まだまだやりだしたところで本当に試行錯誤を重ねていかなければいけませんが、舌の調整というのが非常に大事なのだと今回思い知らされました。

楽水庵

顎口腔ジストニア?

こんにちは、京都府乙訓地区長岡京市で「アゴ・首・スポーツ障害」専門院をさせていただいている、スポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

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少し前の京都新聞に上の記事が載っていました。

何でもジストニアという、大脳や神経のトラブルで筋肉が思い通りに動かなくなり硬直を起こしたりする病気の顎板で、「顎口腔ジストニア」という病気があるそうです。

この病気のチェックポイントに、朝起きた時は症状がなく、その後次第に症状が出てくる事があるとありました。
当院に顎で来られる方のほとんどが、朝起きた時が一番辛いという症状でお越しになりました。
全く正反対ですね。

実は現在来られている方で、お一人朝起きた時は楽で徐々に口が開きにくくなる方がおられます。
最初の頃は、施術後数日経つと元に戻りかけておられてましたが、5回ほど施術を受けていただいた後は、かなり良い状態を保っておられています。

厳密に言えば、この方は「顎口腔ジストニア」だったのかも知れません。
私が勝手に決めつける事はできません。
医者でない私ができる事は、状態を「評価」する事だけです。
また、当院では例え顎の痛みで来られても、「顎は全身のバランスの崩れから来る」との考え方でやっており、それが結果的には皆さん良くなっておられるのでは、と感じています。

もちろん、人によっては時間の掛かる方もおられます。
ですから、最初から「どれぐらいで良くなります」とは言わないようにしています。
やはり、施術の途中でも紆余曲折はありますので。


楽水庵


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