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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ: 2015年12月

男子大学生、就活等でアゴがまた痛くなる

京都府長岡京市で「アゴ・首・スポーツ障害専門院」を開いている 楽水庵です。

「口を開くと顎が痛い」・「口を開くと顎がカクカクする」・「食事で物を噛んでいると顎が痛い」等の所謂 『顎関節症』の施術も行っております。
これはあくまで症状であって、大なり小なり条件が揃えば誰でも起こりえます。
ただ元々のアゴの構造(歯も含む)が頑丈かそうでないかの違いでしかないでしょう。

そして、症状が改善して痛み等をほとんど感じなくなっても『完治』というものはないでしょう。
単に症状が出なくなっただけで、再度条件が揃えば痛み等が起こりえます。

また、何度もブログ等で書いていますが、顎の症状は口腔周りだけの問題ではないのです。
頭部の、首の、またそれらに大きな影響を与えている腰の問題でもあります。
ただ、症状を自覚しているかしていないか、の違いにしか過ぎません。

正直、顎の施術をしだして最初の頃は直接手技に頼っていました。
しかし、最近では上記の要因によって顎の症状が出ている事をより重視してますので、口の開きの左右の違い等は首の簡単な調整で済むのが判ってきた事もあり、それほど直接手技に頼る事はなくなりました。
それよりも、顎に負担を掛けている他の症状を解消する方を重視しております。

とはいえ、やはり直接手技をした方が良い場合も勿論あります。
経験から「カクカクする」といった靭帯の弛みで起こる症状は、仙腸関節や側頭筋を調整する方を優先した方が良いのですが、顎関節の奥の外側翼突基筋の癒着みたいな場合は直接手技もした方が良いと思われます。

さて、昨年の秋から通っている男子大学生です。
最初は、顎が痛いという事で来てくれたのですが、高校生の頃から色々なトラブルを抱えていて、このままでは社会人の生活を送るのは難しいといった状況でした。

それが徐々にですが全体的に改善してきて、彼も最近は就活に励んでいるようです。
首とか腰、足首とかはまだ完全にスッキリとはいきませんが顎に関してはそれほど痛みはなかったようです。

ところが今回は直前にインターンを3日間やってきたそうで、緊張していたのと座りっぱなしだったのが答えたか腰にかなり来ていたとの事。
それにつれて左顎も結構痛いと。
また、左の親知らずを治療したのも影響していたようで、少し歯が当たる場所が変わったのが関係しているのでしょう。

そういう訳で、全身の調整をした後に久しぶりに顎の直接手技を行いました。
靭帯とかは大丈夫だったのですが、やはり左外側翼突筋の張りが強く、結構奥の癒着がありました。
それがほぐれたので、痛みはだいぶ治まりました。

直接手技をしなければいけない状況とは、かなり全身のバランスが崩れている時なので、普段からそうならないように調整していく必要がありますし、彼自身もエクササイズ等で整えてもらいたいと思います。

楽水庵




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