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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ 7ページ目

顎の痛みや坐骨神経痛をお持ちの女性、顎編

ハッキリ言って、非常に難しい方です(^_^;)

坐骨神経痛の事は別のブログに書くとして、顎の方は鎖骨の動きが非常に悪い。
ここの動きが悪いと鎖骨下リンパ節への流れが阻害されてしまい、頚部から上の筋肉の機能が低下してしまう。

それと後頸部の状態も良くないので、乳様突起の周辺にストレスが掛かり「耳が詰まった」ようになってしまう。

テーピングやリリースで弛めてはいるが、まだまだ戻りが早く安定してくれません(T_T)

顎自体は外側翼突筋の張りが最初はかなり強かったし、(特に右の)側頭骨下顎骨靭帯が弛んでいたが、それも解消していて噛む力がかなり強くなってきている。

ただ、本人にも注意はしたが、そんな状態なのにテレビを見る時に首を曲げていたり布団の中でもスマホをやったりしていた。
こういう行動は、ただでさえ首に負担を掛けているのに、こういう状態なら尚更・・・

自覚していただいたので、改善の度合いも加速していってくれると信じている。

改善する為にはこちらからの一方通行ではなく、相互に努力する必要がある。

熊手テープで顎二腹筋の状態が大幅に改善、顎がメチャクチャ楽に

顎が痛いので通われているが、顎二腹筋と咬筋の状態がまだ悪く耳の下あたりの痛みが残っている20代男性(リンク参照)

2週間ぶりの来院でまだ違和感(軽い痛み)が残っていた。

首(後ろ)の張りがかなりあったので、それをリリース及びテーピングで状態を改善。

顎二腹筋もリリースするが、まだ違和感が残っていた。
前回はπテープを貼ったが、今回は1.25㎜の細いテープを3本に切った熊手テープを両耳の下から顎二腹筋に沿って貼ってみた。

すると、片方で既に効果を感じたようでもう片方を貼ると物凄く楽になった模様。

顔(というかアゴだが)のので本当は余りテーピングしたくなかったのだが、本人が嫌がらなければこのやり方もありかなとは思う。

そして、このリンパコレクションテープの貼り方が凄く有効だったという事は、顔の輪郭その他の問題でちょうど顎のライン辺りのリンパの流れが悪いとも考えられる。


肩・首の張りから頭痛・顎の圧迫感、ただ原因は腰かも?それとリンパ節

昨日他府県からお越しになられた20代の女性。
 
4年前から左の肩のこりを感じ、それから首のこりや頭痛に顎の圧迫感を感じられている。
左腰の張りも普段からある模様。
 
時間の関係上少し短縮バージョンになったが、検査してみるとかなり腰に問題がある。
特に股関節周りで、左ばかりでなく右の梨状筋や仙腸関節にもかなり張りがあった。
 
首や肩の張りも結構あったが、それは直ぐにほぐれた。
顎も左の下顎骨後頭骨靭帯が少し弛いのと外側翼突筋が少し張っていたが、重症の方のように奥が詰まっている感じはあまりなかった。
数回通っていただければ、かなり良くなる手応え。
 
ご本人曰く「直ぐにほぐれるがまた直ぐに戻る」との事。
今までいろんな施術を受けられたそうで、筋肉名も結構ご存知の様子。
 
ただ、この方の首や肩は腰をよくしないと根本治癒にならないと思われる。
首と腰は脊柱で繋がって互いにバランスを取っている。
「首を良くするには腰から、腰を良くするには首も」一緒に施術しなければ効果は出にくい。
 
それと、鎖骨下リンパ節や腋下リンパ節の詰まりが結構あった。
いくら筋肉をはぐし血液やリンパの流れを促しても、特に出口のリンパ節が使っていればリンパ液の滞留を招き、結果的に効果は続かない。
 
この2点に留意して施術をして、ドンドン良くなってもらいます!

広頚筋のリリースで喋りやすくなる!

仲間の子の施術をしていた時、最後に首の前が引っ掛かっていた模様。

そこは広頚筋と言い、筋肉という名前はついてはいるが実は筋膜ではないかと言われている処。

その広頚筋(右)をリリースすると非常に顔の筋肉が動きやすくなり、また喋りやすくなったと言っていた。

広頚筋の張りが下顎骨の動きに制限を掛けていたと思われる。

彼の場合、顎関節症とは言い難いが、こういう事でも喋りにくい人はひょっとしたら結構おられるのかも?

残るは顎二腹筋と咬筋

顎の痛みで来られている20歳の男子学生。

靭帯の弛みや外側翼突筋の状態はかなり良くなった。

ただ、時折奥歯に違和感や耳の下の痛みが気になる様子。

奥歯の違和感は咬筋の機能低下、リリースで楽になったが、また気になったら自分でさするだけでも効果があるとアドバイス。

もう一つの耳の下の痛みは顎二腹筋の不具合で、これも調整したが少し違和感が残ったのでπ(パイ)テープというテーピングテクニックを施す。

次回は顎二腹筋にもしっかりしたリリースをする予定、結構痛いが(^_^;)

この2点が解消されれば、顎の痛みはほぼ解決すると感じられる。

「前回はかなり痛かったので覚悟してきました・・・」

先週顎関節症で初来院された若い男性。

この前はその方の足関節の事を書いたが、今回はアゴの事を。

前回はモチロン首の張りとかも強かったが、何よりも右外側翼突筋の張りが非常に強かった。

施術後歯科医で麻酔を打たれたようなジーンとした痺れが出て電車に乗るぐらいまで痛かったそうだ。

その後楽になったそうだが、前回の痛みがあったので、「前回はナメて掛かってましたが、今回は覚悟して来ました」と。

ところが・・・既に前回で右外側翼突筋の張りがなくなってきているので、今回は非常にスムーズに済んで少し拍子抜け。

自分も前回の様子では少し時間が掛かるかなと思っていたが、案外早く良くなりそうな気配が感じられる。

ただ、この方は腰、特に左梨状筋の状態がまだまだ良くないので、それをしっかり良くしないと首に負担が掛かり、結局また顎にダメージを受ける可能性がある。

もっともっと腰が良くなってほしい。

左右交互に顎が痛い

移転作業をしている際に電話して下さった新規の60代男性。

ただ、住所が以前のものと思われていたらしくご迷惑をお掛けしたm(__)m

さて、元々首の状態が良くなかったが、半年ぐらい前から顎のアンバランスが気になり出し、2か月ほど前から痛みが出てきたとの事。
そして、交互に痛みが出ると言われた。

また、奥さんには顔がよくピクピクしていると指摘されているらしい。
これは、顎関節周辺の筋肉の状態が良くないので、三叉神経が悪戯しているせいだと思われる。

耳もよく痛くなるらしい。

今回は右顎が痛いとの事だった。
確かに右の外側翼突筋の状態も良くなく痛かったらしいが、左も結構状態が良くない。

これは首の張り等の諸条件次第で、左か右どちらかに痛みが走る模様。
首の状態をもっと良くする必要がある。

今回右顎は直ぐに楽になられたが、油断は禁物。
先ずは首から、そして腰からです。

外側翼突筋のチェック及びエクササイズの方法

いつも言ったり書いたりしている事ですが、顎関節症の原因は「全身のパランスの崩れ」と言って良いでしょう。

身体の他の状態に全く問題がないのに、顎だけ痛くなるという事はまずありえません。
まあ、よく声を出す方は顎の負担が他の方々よりかは増えていますが、そういった方でも顎だけに負担が掛かっている訳ではありません。

そういう風に原因は様々ですが、症状としてほとんどの方に共通しているのが、「外側翼突筋(がいそくよくとつきん)」という頬骨の奥にある下顎骨を開かせる筋肉の機能低下です。

この外側翼突筋の状態のチェック及び簡単なセルフトレーニング法を動画でアップいたしました。

気になる方は、一度ご覧になりやってみて下さい。
参考になれば幸いです。

こちらからどうぞ。

唇を捻らすと(^_^;)

顎の痛みがほとんどなくなってきた30代の女性。

前にも書いたが、痛みが出たのは最近だったが、症状自体は10数年前から顎のラインのずれという形で出ていた模様。

そういう事もあり、これからは月に一度通ってもらう事にした。

今回来られた際、試しに唇を片方ずつ斜め上に捻るエクササイズを試してもらった。
これは自分がやってみて感じたのだが、外側翼突筋がしっかり動かないとできない。

この方はかなり良くなってきてはいるが、外側翼突筋の機能が低下している。
やってもらうと、案の定右斜め上に捻る際にワンテンポずれが生じていた。

毎日のエクササイズとしてやってもらうと効果が出るだろう。

メンテナンスの重要性

特に顎関節症になられた方には、
通院して楽になられた後にも月に一度のメンテナンスを奨めています。

特に顎の場合は、症状が出る可能性は誰にでもあります。
ただ、実際に出る・出ないというのは、
その方の顎のキャパシティの大小というも現実ありまして、
症状が出やすい方というのは、他の要因に直ぐに影響を受けやすい。

ですから、首や肩等の良くない要因を早い目に取り除いておく事が
良い状況を長続きさす為の得策だと思うからです。

だから、私は「顎関節症には完治というものがありません」と言います。
何かのきっかけで再発する可能性が高いからです。

その点は坐骨神経痛などの痺れが出る症状と似ています。
ああいう痺れなども骨格等の生まれつきのものが関わってくるからです。

ただ、どちらも普段の心掛けでかなり変わってきます。




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