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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2014年3月

胸の痛みを取るためにも広背筋のリリース

もう1年以上定期的に来られている30代前半の女性。

今回は、胸の外側が痛いとの事。

大胸筋に問題があるのは間違いないのだが、
大胸筋の動きを良くする為には隣の前鋸筋、
そしてその隣の広背筋をまず弛めると非常に効果的。

「急がば回れ」とはよく言ったものだと思う。
表現を変えれば、「外堀から埋めていく」と言った方がピッタリか。

皆、頚板状筋が具合悪い・・・

今朝起きると右肩甲骨の内側が痛い…

何処の具合が悪いのかなと思っていたら、どうやら頚板状筋。

板状筋は以前にも書いたように、この筋肉の機能低下は頭痛を起こすこともあるし肩甲骨の内側も痛くなったりする。
かなり痛かったが、さっそくリリースをすると痛みがかなり軽くなる。
ただ、まだ首を前屈させると引っ掛かる。
その他、前鋸筋や広背筋も少し状態が悪いようなので、軽くテーピングしておく。
まあ、だいぶマシになった。

ところが、今日来られた方がまた自分と同様に頚板状筋を傷めておられた。
何たる偶然(*_*)
今日は、頚板状筋を傷める特異日だったのだろうか(-_-;)

私以外の皆さんは、リリースでかなり楽になられた。
自分も今晩来る高校生にポイントを押さえてもらって、もう一度リリースをやってみよう。
ちょっと自分では押さえにくい処なので・・・・・

続、広背筋のリリース

何度も登場してもらっている、来られた時はとても立っていられない・椅子に座ってもいられなかった30代の男性。

順調に改善していたが、2月に少し家庭の事情でブランクがあった際に腰が悪化。

特に梨状筋の機能が低下していたので、テーピングやリリースで対応し、更に家で梨状筋のエクササイズをアドバイス。
そうするとかなりマメにやっていただいているようで、梨状筋の状態が大幅に改善してきた。
元々右の方がかなり悪かったのだが、上転的に右のエクササイズをされているようで、今では右の機能の方が良くなっている。

そして、「広背筋のリリース」でも書いたように、というか、この方はもっとリンダーテストでの起き上がりが難しいのだが、先に広背筋のリリースを行うと起き上がりができるようになった(^_^.)

う~ん、リリースの可能性はまだまだありそう。
もっと効果のあるリリースを開発していこう。

広背筋のリリース

月に1度のペースで来院されている30代の男性。

主に肩のこりで来られているのだが、昨日は最初の検査で左腰に問題が出た。

先月も左の腰方形筋に問題があり、リリースで改善したが、今回はまた別の原因もありそう。
というのは、リンダーテストという起き上がりの検査で左腰背部に結構抵抗を感じた為。

腰方形筋のリリースをしてもう一度リンダーテストをすると、どうも広背筋の処で引っ掛かる・・・

そこで、広背筋のリリース。
広背筋は背中半分を覆っている大きな筋肉だが、停止(筋肉の終着点と言うべきか)は腕の付け根。
この筋肉の状態が悪いと、その腕の付け根が詰まってくる。
そこをリリースするだけでもかなり効果が出る。

この男性も少広背筋リリースを施すと、起き上がりが結構スムーズになった。

高校の野球部員(ピッチャー)、股関節の筋機能低下

現在京都でも強豪の野球部の高校生が2人通院しているが、そのうちの投手の子。

最近走り込みが多く、それもかなり柔らかい土の上(本人曰く、砂浜で走っているような感覚)で結構長い距離を走っていて、ハムストリング(大腿部の裏面)の痛みが強く、投球しようとしても脚が上がりにくいと言っていた。

調べてみると、左右共に腸骨筋の機能が著しく低下していた。
柔らかい所で脚を上げる動作が続いたからだろう。

両腸骨筋に、左の大腰筋と右の梨状筋へテーピングをすると非常に楽になった。

左腓骨等の辺りも痛いと言っていたが、大体二頭筋テープを貼ると痛みが取れる。

また、左の踵の痛みもあったが、原因はひらめ筋だった。
テーピングで大幅に改善した。

踵内側の痛みと腰痛

顎関節症で来られている20代後半の男性。

この間、趣味のスノーボードに行かれたのだが、それから軽い腰痛と右踵の内側の痛みがあるとの事。

踵の痛みは、まず母趾外転筋によるものなのだが、他の母趾を動かす筋肉(長母趾屈筋・長母趾伸筋)も同様に機能低下を起こしていた。
この場合は腰椎5番の神経圧迫が考えられるので、触診するとハッキリと圧迫あり。
腰椎5番にジェルフィッシュテープを貼ると筋機能が回復。
ただ、まだ少し踵が痛いので、今度はひらめ筋を疑い筋肉テストをすると反応が弱い。
そこでひらめ筋テープを貼付すると、痛みが消えた。

また、同様に左仙椎1番・2番にも神経圧迫があり、各々の神経支配領域の筋肉テストをするとやはり陽性。
右腰椎5番同様にジェルフィッシュテープを貼付すると、筋肉テストの結果が陰性になり、そして腰痛もなくなった。

1~2分で前屈が10~20cm向上!!

最近考案した脊柱起立筋と中臀筋のリリースをすると、面白いほど前屈がイクイクflair

まず、脊柱起立筋のリリース。
これだけで、前屈が苦手な人でも大体指先が床に着く。

次に中臀筋のリリース。
これで指の第2関節、いく人は指全体が着くようになる。

少しコツがいるが、案外簡単なのと非常に短時間で出来るので、スポーツ前にするとかなりのパフォーマンスアップになるだろう。

故障からの回復のスピードの差は...

バドミントンをしている中学生女子。
昨年暮れに右大腿部の肉離れをして、未だ前方のシャトルを拾う動きをするとかなり痛い。

内転筋の機能が低下しているので、長内転筋スリットテープと狭間コレクションテープを貼ると痛みがかなり軽減したが、問題は鼠蹊部リンパ節の機能が弱い点。
両方ともかなり詰まっている。
幸い坐骨リンパ節は正常だったので、そちらに迂回させるテーピングを施した。

傷めた所の掃除をしてくれるのがリンパ液で、掃除して汚れたリンパ液を素早く浄化してまた戻す、その繰り返しのスピードが遅いと回復の時間が掛かってしまう。
下肢のリンパ液は主に鼠蹊部リンパ節に戻ってくるので、そこが詰まっていると残念ながら故障から回復できないだろう。

首や肩なら、鎖骨下リンパ節や腋下リンパ節がそれに当たる。
施術をする場合、そこも見る必要がある。
また、その周辺の筋肉の機能が低下していると、リンパの流れも当然悪くなる。


神経圧迫からシンスプリントか?

久しぶりに以前肩や腰、そして腰の神経圧迫等で通っていた、野球をやっている中学生。

今回は、右下腿部後面中央の脛骨沿いが痛い、接骨院で診てもらったらシンスプリントだと言われたそうだ。
3日前の練習中に発症して、昨日今日はほとんどまともに歩けていなかったらしい。

チェックしていたら、右腰椎5番に神経圧迫があった。
ひょっとすると、これが原因で筋機能が低下していて発症した可能性もある。

腰椎5番にジェルフィッシュテープを貼り、後脛骨筋スリットテープ・腓腹筋テープをメインに、筋膜コレクションテープや狭間スリットテープを貼ると痛みはほとんど消え、駆け足させても大丈夫だった。

シンスプリントを発症すると運動を休止するよう勧められる事が多いようだが、原因を突き止め痛みを大幅に減少させることができれば運動を続けても差し支えないと感じる。

頭を下げると首の後ろが痛い

「鎖骨がずれているようなのですが…」と言って来られた男性の3回目。

肩を回すと若干両肩鎖関節からクリック音がするので、肩甲上腕関節テープを貼る。
これで、かなり音が出なくなった。

そして、鎖骨の動きの悪い最大の原因であった前斜角筋や中斜角筋の状態もかなり改善してきている。
中斜角筋と密接な関係のある肩甲下筋(特に左)の張りはまだまだ強いので、それがもう少し良くならないといけない。

今回は、「頭を下げると首の後ろが痛い」と言われていた。
今までは、しんどいところが多すぎて何が何だか判らない状態だったのが、ハッキリとどこが痛いと自覚できるのは随分と良くなった証拠。

調べてみると、左は頚板状筋と肩甲挙筋、右は頭板状筋の状態が良くなかった。
これらのリリースを行うと、随分と楽になられた。

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