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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2014年6月

反り腰?いや、出尻(でっちり)です!

腰痛で通院されている40代の女性。

まだ腰の違和感が少し残っているようだが、
最近ご自身でも自分の姿勢のチェックをされているようだ。

まず、肩の高さの違い。
左が上がっていると思われていたが、実は右が下がっている。
自分もそうなのだが、気を付けていないと右肩が下がってしまう人は多い。
一説によると、右には肝臓があり、肝臓は重い臓器なのでその重さに引きずられてしまうそうだ。

問題は、そういう傾向があるという事を認識しているかどうか。
時々、自分の真っ直ぐだという姿勢を姿見して、
イメージと実際の乖離を調整する必要がある。
そうでないと誤ったイメージが脳に擦り込まれてしまうのです。

また、「私、反り腰みたいなんですけど」と言われるので姿勢を再チェック。
う~ん、反り腰ではなくお尻が後ろに突き出した「出尻(でっちり)」ですね。
確かに腰は反っているように見えますが、ちょっと違います。

出尻になるという事は、立位で大臀筋等のお尻の筋肉が弛みきっているという事。
おまけに出尻状態だと顎が上がってしまうので、
ぜんしゃ
そして、そういう方は腸骨筋が拘縮(固くなっている)状態になっている事が多い。
だから、大腰筋や腸骨筋等の股関節の屈曲筋を弛めてあげると、
拮抗筋である大臀筋が収縮しやすくなります。
結果的に出尻状態が解消されます。

大袈裟に出尻状態を作って、そこからお尻を締め顎を少し引いて正しい姿勢を作る、
というエクササイズをするのも良いと思います。



寝違いによる頭痛

顎が痛いので通院されている20代の女性。

今朝起きると右の乳様突起辺りに頭痛が出たと言われた。

調べてみると、肩甲挙筋と板状筋の機能がかなり低下していた。

どうやら寝違いをされた模様。
その寝違いを起こしたのが頸椎1番周辺だったので頭痛に感じられたのだと思う。

上に挙げた筋肉をほぐすと頭痛は解消した。

月経不順の意外な原因、帝王切開

15日おきに生理が来てたのだが、
仙椎3番へのジェルフィッシュテープを貼ると4週間以上保った30代の女性。

皮膚が弱いせいか、テーピングで蕁麻疹が出たとの事だったので、
前回はテーピングを控えたのだが、そうするとまた15日で生理が来たそうだ。

そこで敏感肌用のテープとアストリンゼンで下地作りをしてまた仙椎3番へ貼付。
もう一人の、この方はなかなか来ない方だが、実質2日ほど貼っているだけでも効果があるようなので、
この方にも痒くなったりしたら無理せずに剥がしてくださいと伝えておいた。

何故仙椎3番の神経圧迫があるか原因を考えていたら、
この方は最初のお子さんを帝王切開で出産されていた。

帝王切開は縦に切るものだと思い込んでいたら、最初は横に切ると教えてもらった。
そして、その横に切った個所はちょうど仙椎3番の神経支配領域の処。

訊いてみると、やはり帝王切開をしてから生理が早く来るようになったそう。
それと、腰痛も。

切った個所の皮膚の動きが悪い為に奥にある子宮の働きも悪くなったと思われる。
この女性には縫合跡に向け皮膚を寄せるような事をしてもらうようアドバイス。
おそらく普段この部分はかなり突っ張っている筈。
この皮膚の突っ張りを緩めるだけでも、月経不順が改善されるのかも知れない。

女性が「骨盤の歪み」という言葉に敏感な理由

「骨盤が歪んでいるのではないでしょうか?」と訊かれる女性は多い。

「歪み対策」とかを謳っている処が結構あるので、その影響かと思っていたが、
最近になって来られている女性と話してみて、初めて合点がいった。

女性はスカートを履いた時にスカートがどちらか一方に回ってしまうケースがあるんですね~
だから、ズボンしか履かない男性(一部の趣味の人は除く)に比べ敏感になるのでしょう。
生憎、その趣味がないので判っていませんでした(^_^;)

それでも、自分はそういった方でも、
骨盤が歪んでいる人はあまりおられないと感じています。

ほとんどの方が左右の股関節の筋肉のアンバランスでどちらかに「回っている」事が多いのです。
筋肉のバランスを整えるとスカートを履いても「スカートが回る」事はなくなっていく筈です。

来週できるかな?

フットサルで右膝内側側副靱帯を損傷された男性

テープにかぶれやすい方なので1日テーピングを休んでいただいて2回目の施術。

やはりテープを貼っていないと、膝を曲げると痛いらしい。
ただ、サポーターをしないでも仕事に支障はない模様。

前回と同様膝蓋骨を覆うテーピングに、
膝窩筋テープ・膝窩X字テープ・大腿部の筋膜を内に戻すテーピング。

股関節をチェックすると梨状筋が弱いが、
元々肌が弱い方なので股関節に貼るのは無理と判断し、
足裏に代替テープ、そして腸骨筋のリリース。

そして、足関節のチェックをすると後脛骨筋も弱っていたのでテーピング。

股関節と足関節もカバーしたので、これで痛みもほとんど出ず歩様も更に良くなった。

自分の感触としては、来週水曜のフットサルはできると思ったのだが、
本人としてはまだ少し怖さが残っているよう。

来週通う夜にまた来てもらい、その時の感触で徐々に復帰してもらえればと願っている。

自分の指が楽(*^。^*)

リリース主体の施術をやっているので、忙しい時は結構指が痛くなった。
特に親指は以前仲間に診てもらったら、ばね指になりかけていて、
手根管もかなり詰まっていた。

それが、最近リリース前の準備運動をしてもらうようにして、
特に首は一緒に動かしている。

すると、そういう事を毎日何度もしていたら、
気が付くと指が痛くならなくなってきた(+_+)

もちろん、リリースをしている間はその方の状態によっては
指がかなりつらい時もある。

ただ、その状態が直ぐにリセットされるようになったようだ。

改めて、首と手や腕の関連性を身をもって自覚した次第です。

PNFの講習

昨日もBright Body さんの勉強会に参加。

今回はPNF 、所謂促通の為の手技の講習だった。

そして、その中でも腹筋のエクササイズを学習した。

う~ん、普段腹横筋は意識しているつもりだったが、
いざそういうエクササイズをやってみるとまだまだ(^_^;)
腹斜筋はちゃんと掛かっていてまずまずだった。

腹横筋は腹圧を保つ為にある、腹筋群のインナーマッスル。
最近腹が出てきているが、腹横筋が弱っているのか・・・
これをもっと活性化すれば腹も凹むかな(笑)

SNM20140602.jpg

僧帽筋へのアプローチ、足の反射区も利用

3か月ぶりに来た昔の仕事(八百屋)仲間。

とりあえず大きい男で、小柄な女の人の後だと結構キツイ(^_^;)

主訴は、頭・肩・背中の張り。
とにかく、左下僧帽筋の張りが強い・強い(T_T)
必死でリリースするが、まだ一つほぐれない・・・

そこで、また足の反射区を利用してみた。
非常に痛がっていたが、効果はすぐに出てその後関節の可動域が大幅に向上した。

こういう手もあったのかと今更ながら思い知らされた。

自分のポリシーは、、「利用できるものは全て利用する」であるからこれで良しと思う。

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