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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2015年10月

腹筋と仙椎3番の相関性、胃とも関係あるか?

こんにちは、京都府長岡京市でスポーツ障害を始めとする身体の様々な悩みに対応している、スポーツ整体院 楽水庵です。

昨日来られた40代の男性の検査をしていた処、左の内腹斜筋と外腹斜筋の機能低下が見られました。
今までなら普通にその2つの筋肉テープを貼付していたのですが、ふと仙椎3番の状態はどうかと感覚テストをしてみた処、思った通り陽性反応が出ました。
仙椎3番の感覚テストは、自分の場合恥骨周辺でやります。

そこで、左仙椎3番の神経の通りを良くするようにπテープを貼った後に、もう一度左内腹斜筋・外腹斜筋のテストをすると正常に戻っていました。

この男性の前日に来られた女子大生(ダンスを教えている)も腹直筋の拘縮が強かったのですが、両仙椎3番の神経の通りを良くするπテープを1枚ずつ貼ってみた処、腹直筋の状態はかなり改善されていました。
この女子大生は、元々生理痛がきつく冷え性というのも聞いていたので、余計に仙椎3番を疑ったのですが、腹筋にも影響を与えているのが今回判り、これは大きな収穫だと感じています。

仙椎3番からの神経は、恥骨周辺の皮膚を支配しています。
腹筋(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)は恥骨と繋がっている、もしくは恥骨周辺を走っているのでこういう結果が出ても不思議ではないのでしょう。
というか、なぜ今まで気が付かなかったのか、その方が不思議だったのかも知れません(・・;)

また、通われている方の多くが、胃に何がしかの問題を抱えておられる事が多いのですが、これも仙椎3番からの神経の通りを良くする事で改善しないかと考えています。
腹筋との絡みで言えば、何がしかの影響はあるのではないでしょうか。

楽水庵

外反母趾テープ、自分で貼って室内で雪駄履きを

こんにちは、スポーツ障害等の軽減を目指している、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

月に一度通われている40代の男性が結構な外反母趾なので、キネシオテーピングによる矯正を行ってみました。

先ず右をやってみました。
かなり良い感じになってきましたが、左がかなり手強い(・・;)
完全に母趾が2趾に載っています。

miura_20151025_1.jpg











原因の一つには、左腰椎5番からの神経が詰まっており、それによって左母趾を動かす筋肉の機能が低下しているも影響しています。
常々書いておりますが、外反母趾の原因究明及び改善を足元だけで判断するのは良くありません。
必ず母趾を動かす筋肉をテストして、ちゃんと神経が繋がっているのかチェックすのを怠ってはいけません。

この方の場合も、左の腰椎5番の神経の流れをテーピングで改善してから、右と同様のテーピングをしてみました。
結果は良好でした(*^。^*)

miura_20151025_2.jpg











ただ、足元のテーピングは結構靴下の脱着で剥がれてしまいます。
ましてや、月一の方ですから、普段は自分で貼ってもらう必要があります。

それと共に、普段から母趾外転筋を働かすような生活を送ってもらうのも大事でしょう。
外では靴履きですが、これはどうしようもありません。

そこで、家に帰ったら雪駄(別にゴム草履でも良いのですが)などの鼻緒のある履物を上履きにして、屋内生活を過ごしてもらうようアドバイスしました。
スリッパやクロックスは使わない方が良いでしょう。
鼻緒のある履物だと、普段から母趾外転筋が働きます。
テーピングの効果とそういう心掛けで、この方のような外反母趾でも少しずつ改善していくでしょう。
ただ、根気は必要です。

それにこの方は、趣味でフットサルをされています。
足元の改善が進めば、もっとパフォーマンスも良くなるでしょう。


楽水庵

小学生「体がフラフラする」、その意外な原因は?

筋肉・筋膜・皮膚・神経・関節、または内臓、様々なアプローチから、アスリートを始めとする皆さんのコンディション改善を目指している、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

この間、滋賀県のある処で行われたバドミントン教室に於いて、スポーツ障害のケアをさせていただきました。
その際に膝等のケアをしていた女性の娘さんが、「動くとフラフラする」というのでチェック。

片足立ちさせると右がかなりフラフラしていました。
まず、足関節を調べると足首の靭帯が結構グラグラ、そこで足関節テープで靭帯の弛みをロックしました。

しかし、それでもフラフラは変わらず。
これは体幹の問題と判断して、次に腹部のチェックを。
内腹斜筋の機能が低下しているのは間違いありませんが、他にも問題がないかと前鋸筋のテスト。

すると、右前鋸筋の力が全然入りません。
前のブログ(リンク参照)でも書きましたが、一般的に胃の関係(だと私は思っています)で左前鋸筋の方が機能低下しています。
それが、右の方が圧倒的に弱い。
何故か?

こういう場合、私はまず肝臓を疑います。
足の反射区を押してみると、かなり痛がりました。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていますが、反射区を押しての反応も然り。
目や鼻の反射区は直ぐに反応するのですが、肝臓の反射区は同じ圧で押していても最初は反応は薄く、後にだんだんと痛くなってきて痛くて堪らなくなってきます。

この女の子も同様の反応をしたので、肝機能の低下と判断、肝臓の筋膜の良くするテーピングをして、右で片足立ちをさせるとフラフラがピタッとやみました。

まあ、私は医師ではないので、親御さんに大きな病院で検査を奨めておきました。
次の日に看護師さんとたまたま話をする機会があったので、その事を言うと小学生がそういう状態になるとしたらB型肝炎の可能性がるのでは、と話されていました。
何か風邪を引いた時など免疫力が落ちている時にウイルスが入ったのでしょうか?
しかし、ここからは私の守備範囲ではありませんし、全く知識がないのでこれ以上憶測をするのは控えた方が良いでしょう。

ハッキリした事実は、小学生の女の子が肝機能低下で身体がフラフラしていた、という1点だけなのですから。

楽水庵





左季肋部の動きが悪いと内腹斜筋の機能も低下している・・・

アスリートのスポーツ障害対策を含め、皆さんの痛み・痺れ等の不快な症状を軽減するお手伝いをしている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

以前に左前鋸筋(肋骨の横に付いている筋肉)は、胃の動きとの関連でどうしても機能が低下していると書きました。

人間の身体は、特に内臓に関しては左右対称ではありません。
肋骨下部などは、右は重い肝臓があり、肝臓はほぼ一定の大きさを保っていますが、胃は空腹時はやや下垂気味、そして満腹になると上ってきます。
そして、横隔膜を押し上げ、結果前鋸筋の動きが悪くなってしまうのです。
「左の肋骨下部が右に比べ浮いている」とか、特に女性なら「くびれの位置が左右異なる、左のくびれの方が高い」という違和感もこの辺りから起こっています。

一見(特に女性なら)くびれの位置が高い、つまりハイウエストはプロポーション的には良いでしょうが、高いという事はそれだけ横隔膜が必要以上に高い位置にあるという事です。
そうなると、横隔膜から下にある筋肉群が全て伸ばされた状態にあり、結果的に筋機能が低下します。
ですから、この点を鑑みないと上に挙げたような状態にある方は、左下伸筋機能が右に比べて弱い、という結果になります。

前置きはともかく、以前はこのような状態にある場合、主に前鋸筋テープで対応していました。
しかし、それでは前鋸筋の機能は回復しますが、肋骨下部(季肋部と言います)の動き自体が回復しない方がおられます。

そこで、最近では「季肋部テープ」と呼ばれる、胸椎12番から肋骨下部に掛けてのテーピングをやるようにしてます。
それも最近では「πテープ(パイテープ)と呼ばれる丸いテープ1枚で、それまで25~30㎝貼っていたのを代用しています。
効果は、ほぼ一緒です。

更に、左季肋部の動きが悪い方は、これも高い割合で左の内腹斜筋の機能低下が見られます。
内腹斜筋は体幹を同側側に捻る筋肉です。
季肋部が詰まっている為に動きが阻害されるためと考えています。

内腹斜筋は股関節に繋がっている為に、こういう症状があるだけでも腰痛を発症する可能性もあります。

ただ、気を付けなければいけないのは、左内腹斜筋が機能低下しているのか、胃が悪いのかを見極める必要があります。
結構胃の調子が良くない方も多いのです。
自分の場合は、噴門や幽門の触診や胃の反射区を押したりして判断します。
腹部の場合は、内臓に対するアプローチも知っておかなければ、本当に改善してもらうのは厳しいと思っています。

楽水庵


「太腿の前が攣るのは?」

アスリートのコンディショニングをメインにした施術を行っている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近の当院の施術の流れは、まず全身の状態を頚部から始めて足趾や足底のアーチまでチェックして、キネシオテーピングで調整、その後にMUST(マッスル・ユニット・ストレングス・トレーニング)という私が考案したエクササイズを受けていただきます。
そうした流れにする事で、最初のチェックで漏れていた問題個所が見つかります。

MUSTは結構キツイもので、よく太腿やふくらはぎを攣りかける方がおられます。
ただ、私は、「攣るというのは、その筋肉が頑張ろうとしているので悪い事ではない」と確信しています。
本当にその筋肉の機能が著しく低下していると、攣る事さえできず単に力が発揮できないのです。

それでも、同じ攣るにしても、その筋肉自体に問題があるのか、それとも筋膜で繋がっている近くのインナーマッスル等に問題があり、結果その当該筋肉が力を発揮しにくい状態になったいるのか、を見極める必要があります。

例えば、大腿部前部の大腿直筋のMUSTをしている際に攣る場合でも、それが近位(体幹に近い方)で起こるのか遠位(体幹から遠い方)で起こるかでそれぞれ原因が異なります。

近位で起こる場合は、そのほとんどが腸腰筋、中でも腸骨筋の機能が低下しています。
ですから、攣るからといって大腿直筋にテーピングしたところで大した効果は得られません。
それよりも腸骨筋にテーピングした方が攣りにくくなります。
腸骨筋を機能回復させることにより、大腿直筋が機能を発揮しやすくなるからです。
前のブログで「歯車」という言葉を使いましたが、この場合腸骨筋が大腿直筋を動かす為の「歯車」になるのです。

また、大腿直筋遠位で症状が出る場合は、膝窩筋の疑いがかなりありますのでチェックしてみる必要があるでしょう。

楽水庵




「使った事のない歯車が動き出したよう」

こんにちは、アスリートのスポーツ障害軽減を含めたコンディショニングをサポートしている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

50代の男性、この方は別にスポーツをされている若ではありませんが、様々な身体のトラブルで通っておられます。

いろんなアプローチから改善を目指しています。
筋肉・関節・神経等。
筋肉に関しては、表層筋だけではなく深層筋、つまりインナーマッスルの筋機能アップを図っています。

そうした施術を繰り返していると、「使った事のない歯車が動き出したようになってきました」と、この間話しておられました。

靭帯の弛みがなくなってきたのもあります。
関節を動かしているのは大腿四頭筋や上腕二頭筋といった表層筋ですが、この表層筋の機能をフルに発揮させる為には、関節を繋いでいる靭帯に弛みをなくす事が必要です。
同様に関節を安定させているインナーマッスルも機能を上げなければいけません。

そうする事によって、身体のコンビネーションがよくなっていくのです。
「歯車」という表現でしたが、まさにインナーマッスルはそういう存在なのでしょう。
靭帯は「ワイヤー」だと感じます。

楽水庵


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