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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2016年3月

右脇の痛み、「乳がんかも?」

こんにちは、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

『痛み』 というのは、その痛いと思う箇所が「痛いですよ」と脳が認知しなければ痛みとして感じません。
そして、脳は案外いい加減なもので、どこの痛みかハッキリ認識できていない事が多いのです。

特に腕と体幹は関連性が高く、立った状態で同じ高さにある部位を傷めると、「脳」はどちらの痛みか判断ミスをして間違った方に痛みを感じるサインを送る事があります。
また、厄介な事にそのサインが出てしまうと、本来はそんなに悪くない箇所も状態が悪くなってしまいます。

ただ、「捨てる神あれば拾う神あり」で、それを逆手にとって施術したりする事もあります。

今回のケースは60代女性。
何か右脇の大胸筋付近にコリのようなものがあり、「ひょっとして乳がん?」と気にしておられました。
大胸筋は既にほぐれていたので、このコリは大胸筋由来のものではないと判断しました。

では、どこか?という事で、ここに悪戯しているところを探しました。
同じ高さという事で、最初は上腕二頭筋を疑いましたが、ここは関係なし・・・
そこで、次に上腕三頭筋上の皮膚を誘導してあげると、これが正解だったようでコリが消えました。

考えてみると、大胸筋の外側の問題だったので、腕も外側と疑わなければいけなかったのです。
これは、私が臨床でやってきた数々の例から関連性が非常に高いと思っております。

お医者さんではないので断言できませんが、これでコリがほぐれたので「乳がん」の可能性は低いでしょう。


楽水庵



自分の右親指・左膝の痛み、その原因と対策

京都市の南西に位置する長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

どんな仕事でも職業病というのがあります。
現代社会においては、デスクワークの方の首や肩のコリなどは正しく職業病と言っても良いでしょう。

私の場合は、パソコン等を使う事はあっても、デスクワークの方達と違い1日中パソコンと睨めっこという事はないので、首や肩のコリはそれほど感じません。

私の職業病は、右親指と左膝に出ます。

まず、右親指は腱鞘炎、もしくはバネ指のような症状で出す。
特にテープの剥離紙を剥がすような動作をすると痛くて堪らない。

じゃ、何故?というとやはりテープを貼ったり剥離紙を剥がしたり、また筋肉・筋膜リリースで「グっ」と押したりする事が多いからと思われます。

そして、その原因となっているものを見つけるのが結構骨でした。
最初は、骨間膜かなと疑っていたのですが、テープを貼っても改善せず、
次に腕橈骨筋もやってみたのですが、これも効果あまりなし、
前腕の浅筋膜は、元々私はそんなにずれていないので、これも駄目でした。

ふと、「もしからしたら回外筋?」と思い筋肉の走行を擦ってみると、確かに皮膚の滑走が良くない。
それで回外筋テープを貼ってみると、さっきまでの親指の痛みが嘘のように軽くなりました。

確かに普段仕事をしている時の手の動きを分析してみると、テープを貼ったりする動作では回内の動きになっており、なるほど拮抗筋である回外筋に負担を掛けていたのだなと感じました。
断っておきますが、私の場合は回外筋に症状が出ましたが、同じ事をしていても人によっては円回内筋に症状が出る場合もあります。

左膝に関しては、私が行っているMUST(マッスル・ユニット・ストレングス・トレーニング)という筋肉・筋膜を刺激する運動療法を行う際、ベッドでうつ伏せになったいる方の腰を押さえる為に私の左膝で支える動作を行っているからと思われます。
これによって膝窩筋を傷めてしまう事が多く、鵞足(左膝下部内側)が痛みます。

どちらもテープを貼るとかなり楽になります。
特に左膝に関しては、痛かったのを忘れてしまっています。

このように自分の仕事の癖を把握していると上手く『痛みと付き合う』 事ができるようになります。

楽水庵

腓骨神経の軽い麻痺、浅筋膜の調整で解消

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

20代の男性ですが、常に下腿部の外側、腓骨筋の近位付近の軽い神経麻痺があります。
そんなに重い状態ではありませんが、やはり下腿部の他の部位に比べ皮膚感覚が鈍い。

以前は神経的なアプローチで対応していました。
L5やS1ラインを攻めていました。
ただ、やり方としてはもう一つの感触だったので、今回は下腿部の浅筋膜のずれを正すようなテーピングをしてみました。

すると、感覚が正常に戻りました。

下腿部の浅筋膜は殆どの人がかなりずれています。
それによっていろんな障害を起こしています。
シンスプリントなども浅筋膜のずれを正すと痛みが軽減します。
そして、腓腹筋等の下腿部の筋機能もほとんど回復します。

下腿部の調整をする時は、必ず浅筋膜の調整をするべきと感じました。

ただ、この下腿部の浅筋膜は気を付けないと左右で違う事が多いのです。
特に女性は普段の癖(真っ直ぐ立たない・真っ直ぐ座らない)がそのまま浅筋膜のずれに直結しています。
正す向きをしっかり把握してからでないと逆効果になりますので、ご注意を。

楽水庵


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