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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2016年7月

腹筋の調整がお腹の浅筋膜の調整で上手くいかない場合

kinesio ≒ pain buster & performance upper 京都府長岡京市の楽水庵です。

腹筋に関して2例ほど興味深いケースがありました。

一つは30代の女性で、全身の調整をしていくうちに右内腹斜筋を整える必要が出てきました。
ただどう浅筋膜を調整しても楽になる気配がなし・・・(^^ゞ
私はテーピングをするにしても、まず浅筋膜を私の指で誘導して楽になられるかどうか確認します。

しかし、明らかに内腹斜筋が良くないのに全く楽になる気配がない、
それも右腹部を触れると物凄くクスグッタイそうです(クスグッタイのはかなり良くない兆候です)。

このまま内腹斜筋へ直接アプローチしても効果がないと判断して、裏側をチェック。
そして胸最長筋(脊柱起立筋群の一つ)の浅筋膜を誘導したところ、お腹のクスグッタイのが収まりました。

もう一例40代の女性も内腹斜筋の状態が良くなく、この方も直接内腹斜筋の浅筋膜を誘導しても改善の兆しが見られず、上の方同様に胸最長筋の誘導で良くなられました。


今まで気付きませんでしたが、ひょっとしたら内腹斜筋と胸最長筋は拮抗関係にあるのかも知れません
そうだとしたら、また一つ勉強になりました。


楽水庵


キャリーバッグと肩甲上腕靭帯

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

以前のブログ(リンク参照)に書いた原因で、どうしても利き手側の肩にある肩甲上腕靭帯は弛みやすいと書きました。

それと、私は使わないのであまり意識していなかったのですが、うちに来られた方と話していて「なるほどな!」と感じた事がありました。

それは結構多くの方が使われている キャリーバッグ です。

確かにキャリーバッグは便利なようですが(私はリュック派なので使った事がない・・・)、油断すると後ろに肩を持っていかれるような体勢になってしまいがちです。
特に重い荷物を運んでいる場合要注意でしょうね。

使わないようにとは申しません。
どんな便利なものでも常に「諸刃の剣」のリスクがあると認識して使っていただきたい、という事を認識してくだされば幸いです。


楽水庵

上腕や前腕を調整すると腰の動きが・・・

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

左腰に違和感があり前屈をすると痛みが出る30代の男性。
足首が固いという問題(特にひらめ筋)等もあり、仙腸関節の動きも良くありませんでした。

そういう問題を少しずつクリアしつつあるのですが、今回終わりかけに起き上がりテストをすると最後の方(ほぼ身体が垂直になった時点ぐらいから)で左腰に痛みが出ました。

まだどこか見落としているところがある筈・・・

そこで何度か直角付近までの起き上がりをしてみてどこの動きが引っ掛かっているか感じました。
全身の浅筋膜の動きは一応パターンはありますが、それはあくまで一般的なもので全員に当て嵌まるものではありません。
あくまでその方の浅筋膜の流れはその方に動いて(動かして)確認しなければいけません。
座学ではなく実践でなければいけないのです。

そうすると、右前腕の動きがどうやら引っ掛かていると判断して筋膜リリースを行い再度起き上がりテストをしてみました。
痛みがかなり軽減して起き上がりもスムーズになりました。
更に良くが出て(笑)上腕もやってみると、更に向上しました。

今まで前腕・上腕等の上肢が直接腰に影響を与えているとは思った事がなかったのですが、こういう事実を目の当たりにすると腰痛等の主訴であっても上肢の状態はしっかりチェックしなければいけないと思い知らされました。

この方の後に来られた男性も少し腰に問題があり、やはり上肢の調整をすると症状が大幅に改善しました。

日々勉強ですが、本当に良いものを学ばせていただきました。


楽水庵






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