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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ 14ページ目

腓骨神経の軽い麻痺、浅筋膜の調整で解消

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

20代の男性ですが、常に下腿部の外側、腓骨筋の近位付近の軽い神経麻痺があります。
そんなに重い状態ではありませんが、やはり下腿部の他の部位に比べ皮膚感覚が鈍い。

以前は神経的なアプローチで対応していました。
L5やS1ラインを攻めていました。
ただ、やり方としてはもう一つの感触だったので、今回は下腿部の浅筋膜のずれを正すようなテーピングをしてみました。

すると、感覚が正常に戻りました。

下腿部の浅筋膜は殆どの人がかなりずれています。
それによっていろんな障害を起こしています。
シンスプリントなども浅筋膜のずれを正すと痛みが軽減します。
そして、腓腹筋等の下腿部の筋機能もほとんど回復します。

下腿部の調整をする時は、必ず浅筋膜の調整をするべきと感じました。

ただ、この下腿部の浅筋膜は気を付けないと左右で違う事が多いのです。
特に女性は普段の癖(真っ直ぐ立たない・真っ直ぐ座らない)がそのまま浅筋膜のずれに直結しています。
正す向きをしっかり把握してからでないと逆効果になりますので、ご注意を。

楽水庵


「風邪はマシになったが寝ていると息がゼーゼーする」

こんにちは、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

インフルエンザの猛威も少し弱まってきているようですが、何せこの冬は寒暖の差が激しいので風邪をひきやすいですよね。
私も胃腸風邪とズルズルの鼻風邪をひいてしまいました。

さて、腰痛で通われている60代女性。
先週に風邪をひかれた状態で来られたので、あまり体に負担を掛ける訳にはいかないのでテーピングのみにしておきました。

1週間後に来ていただきましたが、まだ治り切っていない様子。
熱やだるさはないものの、帰宅した時や寝ていると息が「ゼーゼー」するとの事。

これは軽い喘息の症状が出ているので、喘息テープを貼りました。
愛媛の方に教えていただいたものを、πテープでアレンジしたものです。
テープを貼っている面積が非常に少ないので、貼られている方も楽ですし、何といってもお風呂に入っても剥がれにくい。

nagashima_20160222.jpg

写真を見てもらうと、胸骨の上に1枚貼っていますね。
実は下にもう1枚貼っています。
この2枚だけでも「胸が開いた」感覚が出たようです。
そして、顎の下の小さな2枚ですが、風邪をひいたら腫れるリンパ節に貼っています。
スーッと息が通ったようです。

更に小胸筋や大胸筋・下後鋸筋等の呼吸補助筋を調整しました。
非常に楽になられました。

最近では症状が出ませんが、私も若い頃から数年おきに夏「百熱ぜき」みたいな症状になり、一度なると2ヶ月ほど治まりませんでした。
もし、起こったら自分でこういうテーピングをしてみようと思っています。

楽水庵


寒暖の差が激しいせいか、肝機能低下や副腎疲労の方が多数・・・

こんにちは、京都市と高槻市の間にある、長岡京市の整体院 楽水庵です。

「暖冬」と言われながらもここ数日は結構寒いですね。
ただ、この冬は本当に寒暖の差が激しく、そのせいか全身のダルさや肩こりを訴えられる方の多くに肝機能の低下を訴えられる方の割合がかなり高いですね。

もちろん、肝臓本体の異常なんかは私には判りません。
ただ、内臓も筋肉で構成され、それを筋膜が覆っており、さらにその上を浅筋膜が走っています。
こちらが「どうも肝機能が弱っている」と判断するのは、その筋膜の動きが良くない事を指しています。

その判断基準としては、右肩のコリが激しい・右利きなのに右前鋸筋の機能が左のそれよりかなり弱い・足の反射区で陽性が出る・等があります。

また、こういう方に対しては、「肝臓マニュピュレーション」という施術をしております。
徒手で肝臓の筋膜の動きを良くしていきます。
これだけでも全身が楽になられる方がほとんどです。

肝機能低下には、飲酒・寝不足・ストレス等いろいろありますが、単に筋膜の動きが悪いという事もあります。
この冬に限っては寒暖差のストレスが考えられます。

また、今朝来られた女性は副腎疲労が足の反射区から出てきました。
やはりこれも全身疲労とかを起こすようです。

やはり昨シーズンの冬のように寒いなら寒い、と一本調子の方が身体の負担は軽いのかも知れませんね。


楽水庵

臀部痛でフルマラソンを連続3回棄権→無事完走、おまけに36分ベスト更新!

京都市と高槻市の中間点、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

今月11日にここ数年恒例になっている 奈良県斑鳩町の 「いかるがの里・法隆寺マラソン」 へテーピングサービスに行った際の事。

テーピングに来られた男性が偶然にも私のご近所で、また電車でお越しになっていたのでレース終了後に私の車で一緒に帰りました。

そして次に京都マラソンを走られるという事から、「お願いしようかな」と言っておられ、実際にレース2日前に来院されました。


斑鳩で臀部が良くないのは判っていましたが、もう一度詳しく話を聞くと、本格的に走り出してまだ数年、フルマラソンのベストタイムは4時間6分だが、ここ3回ほどフルマラソンは18~25㎞で右臀部の痛みがひどくなり棄権続きだったそうです。

施術を始めてみると、右臀部に痛みが出るのは主に頚部と左臀部に問題があると判明。
実際痛みを感じる側と本当に痛めている側は逆の事が多々あります。
ですから、痛みを訴えている個所だけチェックしても問題解決にはならない事態が起こるのです。
全身をくまなくチェックする必要があります。

そういった次第で、かなり楽になられたようだったので安堵していました。
するとレース終了後に男性からメールで、「無事完走でき、タイムも3時間30分ほどでした」とメールが届きました。
え、36分もベスト更新したの?!
スッゴイですね~

元々練習を積まれてポテンシャルがあったのでしょう。
私がやったのはそのポテンシャルを引き出して、痛みが出る要因を取り除いただけです。

また今回の京都マラソンは、当院に通っていただいている50代女性も出走されていて、この女性もレース2日前に調整に来られました。
最近左足裏が走ると痛いので、今回はとりあえず感想が目的と言われていましたが。痛みの原因が長趾屈筋と判明してテーピングしたところ、この女性もベストを更新されたとの事。

もちろん本人の頑張りが一番ですが、それを少しでも下支えできたようで嬉しい次第です(*^。^*)


楽水庵



前屈がしにくい時の盲点、大胸筋

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

腰痛で通われている30代男性ですが、残念ながらこの方の場合根本原因がなかなか見つかりません。
全身を絶えずチェックして疑わしい処はやっているつもりなのですが・・・(T_T)

特に前屈時に痛みが出ます。
本当にいろいろ原因を探しているのですが(^^ゞ

ただ、今回よく判ったのは、前屈時に上半身が下方ではなく前方に状態が突っ込むような形になっている場合、それは大胸筋の機能が低下している場合があるという事。
この男性もそういう、いわばぎこちない前屈だったので大胸筋にテーピングをして再度前屈してもらうと、今度はスムーズに上半身が下方に向かいました。

前屈時には大胸筋が「スーッ」と収縮する必要があります。
そうしないと胸椎が屈曲できません。
しかし、大胸筋の状態が良くないとこれができなくなるのです。

またよい勉強になりました。

しかし、この男性の腰痛はまだあります(涙)


楽水庵

「腹に力を入れると腰に響く」、やはり腹直筋の拘縮

京都と大阪の中間点、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先月のブログで、腹筋の使い方のイメージを間違って腹直筋の拘縮を起こしてしまい、椎間板の詰りも相まって重い腰痛を起こしていた大学生の事を書きました(リンク参照)。

こういう症状は高校生や大学生の男子に多く、女子にはあまり見られません。
何故かはもう一つ判りません、男女の構造上の違いがあるのかも知れませんね。

男性でも中年以上もあまり見掛けないのですが、先週そういう症状の40代男性が来られました。

昨年の春に3回ほど来られて、「最近身体が弛んできているからライ〇〇プに行こうかな」と言われていて、実際今も通われています。
身体はかなりスッキリされたのですが、ドローインを「お腹は上も下も引っ込める」とトレーナーに言われ実践していたら、普段でもお腹に力を入れると腰に響いていたそうです。

その後ある動作をした時にギックリ腰を発症し来院された次第です。

やはり腹直筋の拘縮が見られました。
その直前左小胸筋の肉離れもされたようですが、それもどうやら腹直筋を過度に締めていたのが原因のように思われます。

どうもドローインという言葉が独り歩きしているような気がしてなりません。
本来は腹直筋ではなく、腹横筋を収縮させてお腹を引っ込めるのですが、その場合は丹田は腹圧が掛かっていなければなりません。
歌手や吹奏楽者がよくいう「腹圧」です。
彼らが腹圧を掛ける時にお腹全体に圧を掛けているのではないのです。
下腹(つまり、丹田)にだけ圧を掛けています。

しかし、残念ながらドローインを丁寧に教えてくれる、それとその後もしっかりできているかチェックしてくれるトレーナーが多いように思われます。
それともトレーナー自体が間違ったイメージで覚えていて、その間違ったイメージのまま教えているか、でしょう。
これは一種の「手段の目的化」です。
運動中腹横筋を常に収縮させ体幹を安定させるのが目的なのに、「お腹を引っ込める」のが目的になってしまっている感があります。
「お腹を引っ込める」為に、アウターマッスルで普段はリラックスしていなければいけない腹直筋を常に収縮させてしまうのです。
いくら腹直筋を鍛えても本来腹直筋には持久力はありませんので、常に締めていると疲れて機能低下を起こしてしまいます。
これが「拘縮」です。

腹直筋の拘縮を起こしている人は、腹直筋の上の皮膚・筋膜を上に誘導してあげると楽になります。
筋機能を「抑制」させてあげるのです。
それだけでも、腰が随分と楽になる方もおられます。

何故か?
腰や背中の筋肉を収縮させる時に、腹直筋などの身体の前側の筋肉が収縮していると後ろ側の筋肉は動かすのにそれだけ負担が掛かります。
いわば、「ブレーキを踏んだままアクセルを踏む」状態だからです。

ドローインという言葉が結構普及している昨今、案外こういう事で腰痛を発症する方が増えているのでは、と危惧してなりません。

楽水庵






腕振り、これは有効な上半身のトレーニング

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近ズボラをしていてあまり歩いていませんが、歩いたり時々ダッシュをしたりする時に腕振りを物凄く意識しております。

この腕振りですが、試行すれば試行するほど所謂「ナンバ歩き」とも似た、肘を体側から離さず降るのが理想だと思えてきました。

普通の歩行・ランニングとナンバでは腕を振った時に出す脚が反対側か同側の違いはあるものの、肩関節の回旋(外旋・内旋)を上手く利用できるかどうかが、肘を体側から離さず振れるかどうかのポイントだと感じます。
それができないと、腕を振った時に肘が体側から離れてしまいます。
その結果、肩甲骨が外へいってしまい胸椎の良いアーチが保てなくなってしまいます。
肩甲骨どうしを寄せすぎるのも良くありませんが、離れすぎるのも良くありません。

普通の歩行・ランの場合ですが、肘の位置は殆ど前後左右に動かないとイメージした方が良いでしょう。
そして、前に振った時には肘を曲げ肩関節を外旋します。
この時に上腕二頭筋・大胸筋・小円筋等が収縮します。
結構胸に効きます。
反対に後ろに振る時は、肘を伸ばし気味に肩関節を内旋します。
そうすると上腕三頭筋や広背筋に効きます。

これを普段から意識して行うと、それだけでも結構な上半身のトレーニングです。
実は私も腕振りで胸を意識するという事はほとんどなかったのですが、これをやってみると違うものだと実感しています。

フルマラソンでいきなりこれをやると不安が出るでしょうが、普段からウォーキングやジョグで実践してもらうと、後は振り幅で加減できるでしょう。
もちろんダッシュの際には最大限振ります。
ただ、その時にも肩関節の回旋を意識して行う、肘は必要以上に前後に移動させない、を留意します。

毎日やっている「エアー縄跳び」の際にも実践していますが、これも結構効きます。

上肢にしろ下肢にしろ、屈曲・伸展には必ず回旋が伴います。
これを上手く利用すると身体の動きがスムースになるでしょう。


楽水庵

寒い時期は広背筋の外側を傷めやすい・・・

京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

暖冬と言いながらこの数日前は非常に寒かったですね。
うちも外置きの洗濯機のホースが凍結して水が出ませんでした(^^ゞ
昨年の冬は結構寒かったのですが、こういう事はありませんでした。
まあ、こうやってバランスを取っているのでしょうか…

さて、やはり寒くなってくると腰を傷めている方が増えました(私も少しあるのですが・・・)
そんな中でも傷めた部位に特徴があります。
多くの方が広背筋のそれも外側を傷めておられます。

何故なのかと考えると、寒さでから体幹を縮めた状態で腕を前に伸ばすような動作をすると推測されます。
また、寒い時は俯き加減で、そうすると普段から広背筋が伸ばされっぱなしになっているのも関係しているでしょう。
その時に少し横に身体を捻る動作が加わると、広背筋の外側を傷めてしまいます。

とかく、冬は姿勢が悪くなりがちですが、寒い時こそ意識して良い姿勢を保つよう心がけましょう!

楽水庵

膝を伸ばす時に内転筋を意識すると・・・

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

この前に歩く時の腕の振りについて考察しました(リンク参照)。
ランニングについても全く同様の事が言え、これを普段から実践すると走りの質も変わっていくのではと感じます。

今回は膝の使い方についての考察です。
ただ、ウォーキングやランニングで膝を伸ばす時とは、つまり足が地面から離れる時で、足趾、特に母趾でしっかり地面を掴み、真っ直ぐ後ろに送る(もしくは、蹴り込むと言った方が良いか)動作と連動します。

この為には後脛骨筋に足底筋という筋肉が非常に大事になってきます。
特に足底筋は母趾で地面を抑え込むという動作をするのに非常に大事な筋肉です。
そして、これがしっかりしていたら大腿部の内転筋が有効に使えます。
この内転筋が膝を伸ばす(伸展)際に非常に重要です。

一般的に膝伸展では大腿直筋と考えられています。
確かにそうなのですが、大腿直筋を意識しすぎると、この筋肉は大殿筋との関連が強い為(拮抗筋)なので、膝関節伸展だけしたい時に余計な股関節の運動も起こしてしまいます。

歩行やランニングで脚を後ろに送る動作は、つまり股関節伸展です。
大殿筋はその動作の最初に使われるべき筋肉で、アウターマッスルの典型です。
アウターマッスルは瞬発力はありますが持久力では劣りますので、股関節伸展の最初に使って後半では使わない方が良いのです。
そして、股関節伸展で最後に膝を伸ばしきる時に内転筋を意識します。
内転筋もアウターマッスルですので、瞬発力はかなりあります。
そして、人間の大腿部で一番筋肉量が多いのは、実は内転筋群なのです。

ただ、悲しいかな、内転筋は余程意識しないと有効に使われません。
そして、内転筋と大腿直筋は同じ動きをしてくれるので、膝関節伸展時に内転筋を意識して使うと、自動的に大腿直筋も作用します。

このようにイメージして脚を動かすと、ウォーキングにしろランニングにしろ、今までとは違ったレベルになります。
是非、一度試してみてください。

また、ボートやウエイトリフティング等の膝を伸ばしきる動作がある競技でも、同様に内転筋を意識すると下肢のパワーをフルに発揮できるでしょう

楽水庵





鼠蹊部リンパの詰まりはどこに流す?

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近寒いせいか、鼠蹊部の詰りを訴えられる方が増えています。

鼠蹊部の詰りの原因としては、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)や薄筋・大内転筋・長内転筋等の内転筋群の機能低下があります。

特に右利きの方の場合、おそらく縫工筋との絡みで右薄筋の機能低下から来る右鼠蹊部の詰りが結構見られます。
この場合、右下肢を叩いた時の感覚が左のそれよりも鈍くなります。
しかし、これは薄筋の機能をテーピング等で戻してあげると即回復します。

上に挙げた筋肉が原因の場合は案外楽なのですが、中には原因不明の詰り、それも両方とも詰まっている場合は少し困りものです。
片方だけならテーピングで詰まっていない反対側に流すという手もあるのですが、両方ともならこの手は使えません。

では、どこに流すか?

鼠蹊部に流れてきたリンパ液は、次に腰椎4-5番間に流れます。
そこで、強制的に手技もしくはテーピングで鼠蹊部からそこに流してあげます。
そうすると鼠蹊部の詰りはかなり軽減します。
よく詰まる方で原因がご自身では見つけるのが難しい方も、入浴時にでも手でやさしく鼠蹊部から仙骨の上の方へ流してあげると楽になります。
一度お試しください。

楽水庵


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