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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ 2ページ目
乱視がほとんどなくなった!首?
これも全くエビデンスのない話で申し訳ありませんm(__)m
ただ興味深い話なのでアップさせてもらいます。
私は小学生半ばから近視で乱視も結構ひどく眼鏡では視力補正が厳しいので、ずっとハードコンタクトレンズを使用していました。
ハードレンズだと乱視がかなり矯正できますので。
それでも夜疲れた状態で運転していると、街灯がダブって見えたりしていました。
それが最近遠征が多く、夜遅くまでコンタクトを着けたままでは眼に良くないので、コンタクトを外し眼鏡で運転しています。
眼鏡も主に読書を目的としたコンタクトよりも少し度を弱めたものなので、昼間はともかく夜に運転するのは最初不安でした。
ところが案外大丈夫でした。
コンタクトに比べて特別見辛いという事もなくスムーズに運転できています。
そうした中、3ヶ月に一度行っている定期検診にこの間行ってきました。
ハードコンタクトのクリーナー等の購入も兼ねてです。
こういう用品は1年分纏めて買えますが、そうすると定期検診になかなか行きません。
この歳になってくると眼には結構神経質になるので、用品も3ヶ月分にしておいてそのサイクルで定期検診にここ数年行くようにしています。
そうすると、着けていたハードレンズが流石にもう限界でこれ以上装着するのはお奨めできないので作り直しましょうという事になりました。
眼鏡もセール中でフレーム・レンズ共に割引中だったので、一昨年に作ったのがフレーム・レンズ共にやばくなってきていたので作り直してもらったところでした。
少し散財になり辛かったのですが、眼に必要以上の負担を掛けられないのでコンタクトも作り直す事にしました。
その際に最近戸田とかの遠征が多いので、ハードレンズだと何かと大変なので使い捨てレンズ(ソフト)が良いと判断。
以前カヌーに乗る時だけ使い捨てレンズを使っていて着けるのに手こずっていた事があり少し不安でしたが、テスト用を着けている時にスタッフの方にアドバイスをもらったら結構容易に着けられるのが判り安心しました。
それでもう一度補正視力のチェックをしたのですが、その時に意外な事が判明。
依然強かった乱視がほとんどなくなっていたのです。
左に少し残っていたので一応乱視用のレンズにする事になりましたが、それも極めて弱い乱視との事。
2年前に眼鏡を作る際には右に乱視用を入れましたが、それは必要なくなりました。
その事で眼鏡を作り直す際に、「前のと同じ度で良い」と言ってしましましたが、それでは具合悪いだろうともう一度検査をし直しました。
レンズに在庫がなく取り寄せだったのでラッキーだったかも。
正直眼鏡で最近ハッキリ見えるようになったのでコンタクトは必要なくなったので眼鏡オンリーでも良いぐらいなのですが、眼鏡無しだと開放感があるのでこれからは体調やスケジュールでどちらにするか決めようと思っています。
後気付いたのは、使い捨てレンズを使っていると「目ヤニ」があまり出ないという事。
毎日新しいレンズを付けるのでアレルギーが出にくいようです。
長々と書いていますが(笑)、さて本題です。
向こうのスタッフによると、乱視が勝手に改善するというのはかなり珍しいとの事。
では、どうしてなのでしょうか?
最近毎朝四股を踏んでいます。
今週になって160回踏めるようになりました。
通っておられる方によると四股を踏んで乱視が軽くなった人がいると聞いたとの事。
四股の影響もあるのでしょうが、私自身が一番感じるのが『首が楽になっている』、これが一番の要因ではないでしょうか。
20代の頃少しの間鍼に通っていた事がありますが、その時にかなり首の張りが強いと指摘された事がありました。
それが現職に転職し、それもここ最近C3テープの効果を発見し、もちろん施術にも使っていますが自分自身にも常に貼っています。
散髪等で剥がした後も必ず貼り直すようにしています。
そうすると、確かに楽です。
ただし、「いきなり楽になった」というより「自然に楽」なのです。
それが眼にも好影響を与えている可能性があります。
特に私は右C3が詰まっているので、右乱視が改善されたのかも知れませんね。
首の張りと乱視、この関連性がデータとしてあるのかどうかは判りません。
試させてくれるところがあればやってみたいですね。
腰椎椎間板の詰りと向う脛の張り
当院に通っていただいている皆さんも、この時期は身体のバランスが特に乱れやすいように見受けられます。
その中でも顕著なのが、腰椎4-5番間の詰りです。
腰椎4-5番間の詰りは、頚椎1-2番間ともリンクしていますので、一概に腰ばかりに原因があるとは言い切れません。
ただし、腰椎4-5番間の詰りが出ると、やはり下肢に大きな影響が出ます。
中でも一番影響が出るのが、向う脛です。
腰椎4-5番間が詰まると、腰椎5番下部から出ているL5神経の流れが阻害されます。
そのL5神経の皮膚支配領域が、正に向う脛なのです。
片側だけ向う脛が張っているのなら、原因は裏側の腓腹筋やひらめ筋の機能低下から引き起こされる「コンパートメント症候群」の疑い、もしくはその片側だけ何らかの原因でL5神経の走行が阻害されている、等考えられますが両側共に張りがあるのなら椎間板の詰りが真っ先に疑われます。
ただ、即「ヘルニア」という訳ではありません。
単なる椎間板の詰っているだけという事も多く、その詰りを除去してあげると向う脛の詰りはかなり改善します。
普段から左右共に向う脛がパンパンに張っている方は一度腰椎4-5番間のチェックをしてもらうと良いでしょう。
うつ伏せで腰椎4-5番間を動かして、ほかの椎間板よりも動きが悪かったり嫌な感じがすると要注意です。
瞑想体験、自律神経のバランス回復に良さそう「息が・・・」
少し前になりますが、当院に通っていただいている女性の紹介で瞑想体験をしてきました。
「瞑想」というとスピリチュアルとか「何か降りてきた」的なイメージをもたれるかと思いますが(実は私もそうでした)、少なくとも紹介していただいた処は違いました。
中国で武術も修行されたきた出家僧の方が、「いかに仏教というのか科学的なものか」という座学に始まり、「悩み」や「苦」に対しての心構えとかの講義もありました。
とかく、我々は漠然と将来に対する「悩み」を持っており、如何にそこから逃れるかを考えがちです。
自論かも知れませんが、「悩み」や「苦」というものはどんなにお金を持っていても逃れる事はできないと思います。
話を瞑想の方に戻します。
瞑想には「静的瞑想」と「動的瞑想」の2種類があります。
「静的瞑想」はイメージしやすいですよね、まあジッとして瞑想するものです。
この時に「座禅」のように「邪念」が出てきてはダメというような事はなく、例えば「帰りにコンビニでパンを買おう」みたいな事を思い浮かべても全然構わないとの事。
大事なのは、「自分自身に向き合う」。
「今何をしているのか、何が頭の中によぎっているのかをしっかり把握する」事が非常に大事だそうです。
呼吸に関しては、腹式呼吸とか胸式呼吸とか、またお腹に力を入れるとか、そんな事は全く意識しなくて良く、ただ単純に「鼻で息を吸って鼻で吐く」(鼻呼吸が基本)するだけです。
そうして静かに目を閉じ呼吸に集中していると、本当に息が普段の倍ぐらい吐けている事に気付きました。
私の感覚では、普段より「あと一息」どころか「あと二息」ぐらい吐けています。
瞑想後に感想を述べましたが、私と同じような感想を言う方は多いようです。
「残気」が減るからでしょう。
残気とは息を吐ききっても肺に残っている空気で、一般的に加齢によって増えるとの事。
「息がしっかり吐ける」というよりは、普段の我々はどちらかというと「過呼吸症候群」に近い感じなんだなと実感します。
もちろん、症状を起こしている人(若い女性に多い)のようにパニックを起こす事はそうないでしょう。
ただ、こういう状態がボディブローのようにジワジワと私達の身体に悪影響を及ぼし、引いては自律神経のバランスを乱す要因になっている可能性はあります。
呼吸するには横隔膜を動かさなければいけません。
その横隔膜辺りには自律神経が集中しているとの事。
興奮状態にする交感神経、鎮静状態にする副交感神経、これが程よく調和していないと自律神経のアンバランスになります。
良い呼吸をする事がいかに大事なのか判ります。
「1日1分でも良いからやってみてください」とお坊さんは言われていました。
本当に毎日少しでも実践する事によって、自律神経のアンバランスをリセットする事ができる気がします。
その他、「動態瞑想」なるものも体験してきました。
自分の身体の重心移動や床(もしくは地面の反発)を感じながら、足を少しずつ動かすものです。
これが結構難しいですね。
ただ、太極拳とかも非常にゆっくりとした動きですね。
あれもこういう事を意識しているのだろうなと感じます。
相撲をされている方に聞いた事がありますが、「四股」もそういう発想ですね。
「大地を感じながら踏みしめる」事が非常に大事だと聞きました。
そうやってゆっくり動かす事によって自分の身体の動き・癖を自覚するのが大事なのですね。
そういう貴重な体験をさせていただいて、少しずつですが毎日実践するようにしています。
3分ほど音楽等を止め眼を閉じ呼吸に集中する、身体の動きや大地(あるいは床)の反発を感じながらゆっくりと四股を踏む、という風にです。
お蔭で毎日元気です!というような事は申しません。
ただ、精神的には受ける以前よりもかなり安定してきたような気がします。
これからも瞑想体験をやられるそうなので、リンクを貼っておきます。
一度お時間のある時に試されたら如何でしょうか。
きっと得るものはあると思います。
*プロモーションビデオも作られました。私も出ています(笑)
*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。
楽水庵
肩が下がっている?→いや、反対側の肩が上がっている原因
4月20日・21日と毎年恒例になっている愛知県東郷町の愛知池で行われている「中日本レガッタ」へのサポートに行ってきました。
本当に主催者の愛知県ボート協会の皆さんには大変お世話になってありがたく思っております。
大会は22日までやっていて、毎年の事ながら最終日は仲間にお願いして一足先に帰りました。
ありがたい事に、高校生や大学生が大勢来てくれて非常にやりがいがありました。
まだまだ未熟ですが、これからも精進して更に選手の皆さんの役に立ちたいと思っております。
そんな中で名古屋の男子大学生の調整をしていた時に気付いた事がありました。
彼は普段から右肩が上がっているのが気になっていました。
その原因は何か?
彼は左のC3神経に問題があります。
という事は、この図で見ると右の外腹斜筋に問題がある可能性があるのです。
彼の上半身をチェックしていた時に気付いたのは、正にそこでした。
右外腹斜筋テープを貼ってみました。(少し判り辛いでしょうが・・・)
すると、下の画像の左がテーピング前、右がテーピング後です。
右肩が下がってきているのが判ると思います。
原因としては、外腹斜筋が収縮し辛くオーバーストレッチを起こしている、と解釈しています。
その2日後に当院にお越しになった男性は左C3の詰りがありました。
左肩が下がっているという自覚をお持ちでしたが、実は右肩が上がっているのです。
テーピングをしたら右肩が下がって左右ほぼ同じ高さになりました。
最後の例がこの私です。
私は右C3 神経が詰まっています。
私が写真を撮ってもらうと、大抵右肩が下がって見えます。
先程の例のように、私も「右肩が下がっている」と思っていました。
しかし、実は「左肩が上がっている」のです。
これに関してはビフォー・アフターの写真はありませんが、これに気付いて左外腹斜筋にテーピングしました。
その後時々姿見しても肩の高さは揃っています。
という事は、私も結構左外腹斜筋の機能が低下していたという事になりますね。
写真とか見て「肩の高さがいつも違う」と気になる方は、一度チェックしてみては如何でしょうか?
*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。
楽水庵
戸田でボートを漕いでおられる40代男性の感想
ご本人の許可をいただきましたのでアップさせていただきました。
戸田でボートを漕いでおられる40代男性で、ご縁があり私のセミナーも参加されてますし、実家が関西で帰郷された際当院に施術を受けに来られたりされています。
今回私が戸田で開いたセミナー当日は生憎関西に来られていました。
ただ、気になるところがあり、私が長岡京市に戻った時に空きがあればお願いしたいとの事でした。
戸田でセミナーを終え夜なべで帰った直後最初に来られたのが戸田在住の方、というから世の中は面白い(*^。^*)
施術を終えた直後に述べられた感想です。
約2時間、しっかり身体を見ていただきました。
最近調子が良くなかった足裏、腰、肩を整えていただき、ずいぶん楽になりました❗
ただ痛いところだけ診るのではなく、しっかり原因を突き止めてから整えていく(ほんと、意外なところに原因があり、いつもびっくりです‼️)、身体のバランスが悪いままトレーニングをしても効果的ではなく、またケガをしやすくなるので、より良いトレーニングにする為に、またケガを未然に防止する為にも、身体を整えてからトレーニングをする、その理念に心から賛同いたします❗
(某大学のボート部の選手・トレーナーさん達は、遠方にも関わらず、毎月勉強、メンテナンスにいらしているそうです。ちょっと母校ボート部も見習ってほしいと思います)
水谷さま、ありがとうございました❗
そして、それから1週間ほどして戸田で乗艇された後の感想が下です。
先週楽水庵さんで施術していただいたテーピングが元気なうちに練習したかったのですが、先述の事情で今日になりました。
テーピングも剥がれたものもありますが、入浴等を丁寧にしてきた甲斐もあり、何とか8割がたキープして、今日の乗艇を迎えることができました。
実際浮かべてみると、久しぶりなのに最初からバランスが良く、前にもしっかり出られてちゃんとキャッチがかかり、そして筋肉に力がみなぎる様に力が入るのが感じられ、決して力むことなく力を込めて漕ぐことができました。
もちろん、進みは良かったです。
改めてテーピングの効果を実感しました。
しかし、久しぶりだからか、体力が落ちているので、休み休みのローイングではありました(^^;
ここは、水谷先生も仰っていましたが、あくまで強くするのは自分自身なので、コツコツと練習していきたいと思います。
お役に立てたようで、本当にありがたい事です。
これからもこのような形で皆さんのお力になっていきたい所存です。
*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。
楽水庵
寒い時期に機能低下する膝周りの筋肉、その機能の向上方法
この冬は近年稀に見る寒さのせいでしょうか、お越しになられる皆さんの足元に大きな特徴がみられます。
それは、「足の中指(3趾)に力が入らない」点です。
以前にこれは「S1-2椎間板の詰まり」と書いた事もありました。
しかし、最近ではそういった方も中にはおられますが、ほとんどの方は「膝窩筋(しっかきん)という膝の裏にある筋肉の機能が低下しているだけと思うようになってきました。
膝の裏にはリンパ節(膝窩リンパ節)も走っており、膝窩筋の機能低下は即リンパの詰まりを意味します。
「膝から下がよく浮腫む」方は特にこの筋肉の機能を向上させるべきでしょう。
膝窩筋の機能を向上させる動きは、実に簡単です。
水泳のクロールをする際にする「バタ足」、あの要領をうつ伏せでするだけです。
実際クロールをする際は股関節の動きもありますが、これは今のところ考えないでおきましょう。
クロールのバタ足では膝はあまり曲げませんね。
だいたい15度ぐらい、それぐらいでやってほしいのです。
というのは、関節は「浅く曲げる時と深く曲げる時では使われる筋肉が異なる事がある」からです。
膝関節の屈曲もまさにそうで、浅く曲げる時は膝窩筋が働きますが深く曲げるとハムストリングの運動になってしまいます。
今回の場合ターゲットは膝窩筋なので、あまり深く曲げない方が良いのです。
写真はこれをやってもらった男性にバタ足をしてもらっている際のものです。
これをする前は両足共に全く3趾に力が入りませんでしたが、バタ足を20回ほどやってもらった後にもう一度チェックすると両足共にしっかり力が入っていました。
起床時・就寝時、そして運動される方は運動前にやってもらうと良いのではないかと思います。
楽水庵
「変なタコがなくなった」
こんにちは、京都府長岡京市の楽水庵 水谷です。
もともとは顎の痛みでお越しになって今も定期的に通っていただいている20代女性ですが、通うようになって今まで気になっていた足裏の変なタコがキレイになくなったと前回お越しになった際に行っておられました。
足裏のテーピング及び全身の調整が功を奏したと喜んでおります。
テーピングでアーチができ、全身の筋機能がスムーズになる事によってしっかり立てるようになったからでしょう。
私自身はアーチが良いものであまり変なところにタコができないのですが、結構足趾の付け根の中央部分にタコができてしまっている方がおられます。
そうなると、元々「3点支持」といい「母趾球・小趾球・踵」の3点で身体を支えるものですが、それができていないので中央部分にできたりします。
タコがあると更に3点支持は困難になってしまいます。
結構小まめに足裏のテープを貼り替えてもらっているのもあるでしょうが、なくなると本当に楽でしょうね。
楽水庵
「ぬけぬけ病?」せめてネックウォーマーを
私自身は最近テレビを観ないのですが、今年の箱根駅伝でも走行中に片脚に力が入らなくなって失速する選手が何名かいたそうです。
実際大学時代に箱根駅伝を走った事のある俳優さんが「ぬけぬけ病」と名付けておられるようです。
厳密に言うと診断権は医師だけにある特権ですから、勝手に名付けたりしたら「医師法違反」に問われかねませんがね(笑)
さて、ネットニュース等でこの症状が「原因不明」と書かれていますが、そんな事はありません。
以前のブログでもこういう図をアップした事がありますが、今一度。
これは私を含めて多少なりとも全ての人といっても良いでしょう、左右の違いはあるにしてもこういうクセはあります。
この図のように右の胸鎖乳突筋という首の筋肉の一つが機能低下している場合、一番影響が出るのは右大腿部です。
外側から前面に掛けて左のそれに比べ感覚が鈍くなっていて、力も出辛くなっています。
一言断っておきますが、この図の場合でも右の首ばかり状態が悪いという訳ではなく、左は左で機能低下している筋肉もあります。
ただ、今回話題にしている「ぬけぬけ病」には関係ないので割愛します。
件の俳優さんは、この症状は約20年前から出だしたと書かれています。
その時分に何か我々の生活に大きな変化が起こったでしょうか?
実は携帯電話が普及しだして、携帯でメール等やインターネットができるようになったのがその時期ですね。
最近では「スマホ病」と言われていますが、折り畳みの携帯でもメールの入力を数多くすれば親指の酷使にもなりますし、首もやられます。
元々就寝時の態勢等でその人の首のクセは決まると私は思っております。
ナチュラルな状態で全く左右均衡な状態の人はほぼ皆無でしょう。
それに携帯やスマホの長時間使用が状態を増悪させています。
いくら良いトレーニングをしてもそれ以外の時間選手がスマホばかりして所謂「スマホ首」になってしまっていたら台無しです。
また寒い時期に限ってこの症状が出るのは何故?という事ですが。
恐らくレース本番ぐらいでしかそんなひどい症状は出ないと感じます。
それは要するに冬は練習時とレース時のウエアがあまりにも違いすぎますよね。
練習時はウインドブレーカーとかで結構ガードしているのに、レース時は物凄く薄着ですね。
「脚が冷えるから」と思われるかも知れませんが、運動し続けている限りそれほど冷えません。
それより首むき出しで走っている選手が結構いるような印象です。
先ほども書いたように脚は運動し続けている限りは大丈夫なのですが首は直ぐに冷えます。
積極的に首の筋肉を使って運動している訳ではないので発熱がないからです。
元々のクセ、それを増幅させるスマホ等の仕様、それに首の冷えで一気に胸鎖乳突筋の機能低下している側の脚が動かなくなる、これが「ぬけぬけ病」の正体でしょう。
もちろん首の状態をリセットするのが理想です。
しかし、それを理解しているトレーナーや施術家は多くはありません。
とにかくレース前には特にスマホとかの使用を控え、レース本番ではせめてネックウォーマーをして走りましょう。
「首」と名の付くもの、「首・手首・足首」は暑い時は熱を放散するように、寒い時はむき出しにせず保護してあげる事が大事です。
楽水庵
手に力が入りにくい原因の一つ、ひょっとして腰痛も
こんにちは、京都長岡京市の楽水庵 水谷です。
最近手に力の入りにくい女性がお越しになりました。
残念ながら、この女性の症状については頚部等の問題もありまだまだ解決していかなければいけません。
ただ、そのお蔭で判ってきた事があります。
そしてこれは大なり小なり皆さんにもほとんどこの傾向が見受けられます。
それは上腕(二の腕)の外側の『筋膜がずれる』事によって、その部分の筋出力は影響ないものの、他の部分の筋機能を低下させているという事です。
「外側上腕筋間中隔」という上腕の外側にある、ちょうど上腕二頭筋(肘を曲げる筋肉)と上腕三頭筋(肘を伸ばす筋肉)の間にある、言わば「筋」みたいなものですが、そこの筋膜がずれが大きくなってしまうのです。
すると、上腕二頭筋や上腕三頭筋の筋出力は影響ないのですが、そこから先の前腕に感覚の薄くなる箇所が出てきます。
外側上腕筋間中隔の筋膜のずれが大きくなる事により神経の流れが阻害されるからでは?と思われます。
そして、皮膚感覚が薄いという事はその奥にある筋膜・筋肉の働きも悪くなります。
結果として「手に力が入りにくくなる」のです。
余談ながら、小指に力が入りにくいのは、そのほとんどが後斜角筋の機能低下が影響しているので、こことは原因が異なります。
また、外側上腕筋間中隔の筋膜がずれると広背筋の外側も機能低下します。
広背筋は背中の下半分を覆っている大きな筋肉で、これが機能低下すると腰痛の原因にもなります。
そして、広背筋が原因でギックリ腰になる事はかなり多いのです。
何故広背筋の外側の機能低下を起こすのでしょう?
これも推測ですが、広背筋の停止部(終点)と外側上腕筋間中隔の筋膜がずれている箇所が近い事で影響を受けているのでしょう。
一度左右の手で握り合いをやってみてください。
そして、どちらか力の入りにくい方の前腕を軽く叩いてみて感覚が薄い箇所がある、そしてその側の背中の外側に痛み・違和感があるとすると、その原因は上腕にある可能性が非常に高いと言えるでしょう。
楽水庵
「足趾が床・地面を押さえられない」
最近お越しになられる方に多く見られる兆候が、「立っていても足元がフラフラする」というものです。
踵の方にばかり重心があり、足趾(足の指)を動かしている感覚がないそうです。
そういった方のひらめ筋をテストしてみると、左右共に筋低下が見られます。
ひらめ筋は「抗重力筋」と呼ばれる筋肉の一つで、立っている時に常に使われています。
その機能は「足趾を踏ん張る」、つまり足の指で床・地面を支える事です。
よく解剖学の本で、『身体が前に倒れるのを防ぐ』と書いてありますが、もう少し親切に書くと「身体が前に倒れそうになったら足趾で踏ん張って防ぐ」という事です。
『身体が前に倒れるのを防ぐ』だけではもう一つ意味がピンとこないものです。
また、仰向けになって足元の方向に私が指を引っ張りそれに抵抗してもらうテストをすると、母趾(親指)や小趾(小指)は抵抗できるのに対して3趾(中指)は全くというほど抵抗できません。
その際に皆さんが口を揃えて言われるのは、「どこに力を入れていいか判らない」。
この現象はどこから来ているのかというと、仙骨内にある仙椎1-2番間の椎間板が詰まっているせいです。
ここの詰りが仙椎2番から出ているS2神経の流れを圧迫します。
先ほどの3趾に力が入らないのは、正にS2神経の圧迫が原因なのです。
S2神経は下肢の背面(後ろ側)を通っています。
ですので、こういった現象の方の太腿の前と後ろを触ってみると、後ろの皮膚感覚が前のと比べてかなり薄いのです。
こういった現象はS1-2番間にジェルフィッシュテープというテーピングを貼って隙間を作ってあげると神経の通りがよくなって解消されます。
貼った直後に立ってもらうと、皆さんしっかり立てておられます。
そして、「足の指を感じられる」という感想を述べられます。
そしてもう一つ、このテーピングでS1-2間の詰りを解消すると後頭部の張りも緩和される方が多いのも特徴です。
神経の繋がりかどうかまでは私は判りませんが、ひらめ筋の機能低下などにより足首の動きが良くなる事が理由ではないかと推測されます。
足首と首や頭部は密接に関連しているものですから。
最後に、では何故こういった症状になるかというと、寒さで首をすくめることが多いからではと考えています。
首をすくめると、脊柱のアーチが乱れがちになり仙骨付近にストレスが掛かる可能性が十分考えられます。
スマホを長時間やっているのも原因の一つになるかも知れませんね。
楽水庵
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