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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ 26ページ目
クロールでバタ足をすると足首が痛い小学生
母親が以前当院に来られていたので連れて来られた。
痛くなり始めた時に変わった事は?と尋ねると、その頃から上のクラスになり、練習日と練習時間が増えたとの答え。
実は水泳選手のスポーツ障害は初めて。
先ず痛い処を確認すると、長趾伸筋のライン。
そして、長趾伸筋の筋機能低下を見るには下腿部の腓腹筋やひらめ筋をチェックしなければいけないのは当然だが、仙椎1番の神経支配領域なので神経的なものも調べなければいけない。
腓骨筋の下に腰椎5番と仙椎1番の神経が走っているので、まず腓骨筋をチェックしてみるがこれは大丈夫。
次に本丸の仙椎1番の神経根を調べると両方共に圧迫が認められたので、ジェルフィッシュテープを貼付。
貼付前は俯せでバタ足の動きをすると痛かったらしいが、貼付後は痛くなくなったらしい。
それでも念の為に腓腹筋テープと長趾伸筋テープを貼っておく。
それ位で良いかと思っていたが、母親が「この子はうまくしゃがめない」と言っていたので、もう一度股関節をチェックすると両方共に腸骨筋・縫工筋の機能が低下していた。
その2つに効かすπテープを貼付。
恐らく、腸骨筋と縫工筋は元々弱かったのだろうと推測される。
両仙椎1番の神経障害は、座位の姿勢がかなり猫背らしいのでそれで圧迫されているのかも知れない。
座位の姿勢が悪いので首の張りも強く、片頭痛持ちでもある。
腸骨筋と縫工筋の機能が弱ければ、バタ足をする際に股関節からの出力が小さいので膝関節に頼るしかない。
ところが縫工筋は膝関節にも関わっているので、膝関節も十分には機能していない。
増してや、仙椎1番の神経障害があればバタ足をして痛くならない方が不思議だろう。
そこへ持ってきて、練習日と練習時間が増えたのだから・・・
多分これでしっかりと動けるとは思われるが、用心の為にしばらくは下のクラスで様子を見て大丈夫なようなら元のクラスに戻ったら、とアドバイス。
母親も同意見だったので、来週また来てもらって状態と相談という形にする事に。
考えてみればクロールのバタ足は、常に足関節を底屈させたままなので、かなり特殊な動きかも知れない。
だから水泳のクロールの選手と同じようなスポーツ障害を持っている可能性があるのは、ひょっとしたらバレリーナなのかも。
内腹斜筋の問題かと思ったら・・・
検査をしている段階で、左大腰筋の状態が良くないのが判明。
トリガーポイントを押すとかなり痛がっていた。
即、テープを貼付。
その後に左内腹斜筋のリリースをしていると、かなり痛い様子。
もう一度腹圧検査をしてみると、どうやら胃の調子が悪い模様。
聞いてみると、昨日栗ご飯を沢山食べたとの事(^_^;)
胃のモービライゼーションをしかけたが、どうも動きが良くないし痛みも伴いそうなので、足の反射区を利用。
結構反応があったので、反射区にテーピングした。
その後もう一度内腹斜筋のリリースを行ったが、もう痛みは出なくなった。
あまり食べすぎないように(自戒も込めて・・・)。
試合で首を傷めて・・・
ラグビーを趣味にされていて、試合中に首を傷めて来院された30代男性。
2週間前の試合中にラックに参加された際に傷めて、その後マシになっていたそうなのだが先週の試合で(おそらく)タックルに行った際にまた痛くなったとの事。
病院で検査してもらったが、頸椎とかに問題はなかったらしい。
また、仕事でマウスを使うと右の肩甲骨が突っ張ると言われていた。
現状では、首を前に倒すと後頸部辺りの詰まりが強い。
チェックしてみると、先ず右の小菱形筋の張りが強かった。
次に右肩甲挙筋の筋機能が低下していた。
また、右下僧帽筋も状態が良くなかった。
言ってみると、一種の「寝違い」状態だった。
もう既に急性期は過ぎているので、リリース主体で腰から弛めていき、上に挙げた筋肉等をほぐしていく。
念の為、肩甲挙筋だけはキネシオテーピング。
肩周りも動きやすくなり、頚部も前に倒してもスムーズに動くようになった。
最初に傷めた時にアイシングをしましたか、と尋ねたがやっていなかったそうだ。
スポーツ障害であろうと単に寝違いであろうと、やってしまったなと感じたら、即アイシングすると結構効きます。
また、この間来られた女性もそうだったのだが、首周りの筋肉の中でも小菱形筋の機能は自然に良くなりにくいようです。
ただ、リリースをすると一発で効く筋肉のよう。
頸椎7番に繋がっているので、この筋肉を傷めると本当にしんどいようです。
「足裏の浮腫みがひどい」
仕事柄夜行バスでの移動が多く、今回は全身のダルさと足裏の浮腫みで来院。
他の箇所はリリースで改善できたが、足裏はなかなか浮腫み・ダルさが取れない。
足底筋膜テープを貼ってもまだ取れない(^_^;)
右は腓腹筋、左はひらめ筋の機能がまだ低下していたので、それを狙ってそれぞれダブル熊手テープを貼ってみる。
すると、見違えたように楽になったようだ。
足裏の反射区で特に良くなかったのは、消化器官。
続いて肺の反射区もかなり反応があった。
これは、長距離(夜行)バスでの移動で少し「エコノミー症候群」になりかけている可能性がある。
エコノミー症候群になると肺の機能が低下するらしい。
それで合点がいった。
彼には、移動先でできるだけウォーキングするようにアドバイスした。
昨日のヘベルケンのブログを見て
やはり、ヘベルケン結節に悩まされている模様。
昨日の女性は第2関節だったが、今日の女性は第1関節。
ただ、全体的には第1関節に症状の出る方の方が多いそうだ。
確かにより遠位になるので当然といえば当然かもしれないが・・・
冬になると特に辛いらしく、よく「霜焼け?」と訊かれると言っておられた。
痛い時は指でテープ(多分サージカル)をグルグル巻きで固めて指を曲がらないように、特に辛い時は中の3本の指を縛りつけているとの事。
気持ちは判らないでもないが、元々結構不良の為になってしまっているので、縛りつけると一時的には痛みから解放されるが、長い目で見ると余計に症状を悪化させてしまう恐れがある。
という訳で、昨日の女性に対してのと同様のテーピングをしてみる。
やはり楽になるみたいで、できれば家で自分で(もしくは家族に)貼ってもらい継続されると、元に戻るかどうかは保証しかねるがそれ以上の悪化は防げるだろう。
「ヒールストライク」を防ぐには・・・
最近ランナーの間で、「フォアフット」というのが流行っているのを最近知りました。
何でも通常の踵着地をすると「ヒールストライク」、つまり衝撃が強いので爪先寄りで着地した方が良いとの考え方のようです。
従来の踵着地にフラット着地(足底全体で着地)、それにフォアフットといろいろ論議を呼んでいるようです。
一説によれば、ケニアやエチオピアの選手は子供時代に裸足で走って学校に通うのに、固い石の上とかを踵着地で走ると痛いので自然と爪先寄りで着地するようになったとも聞きます。
ただ、気を付けなければいけないのは、そういうケニアやエチオピアの人達はそういう風に裸足で走っている事によって非常に足底筋膜が強くなっています。
また、足のアーチも素晴らしいでしょう。
実際に彼らの足を見た事はありませんが、欧米人の足は以前にアルティミットの世界大会へテーピングサービスに行った時に見た事があります。
現在の日本人同様(というか、彼らの方が先達ですが)、小さい頃からの靴文化で皆さん足のアーチはよろしくありませんでした。
それを形だけ真似をしようとしても、恐らく逆に脛骨の前とかに強いストレスが掛かり傷めてしまう恐れがあると考えます。
自分なりの考えですが、「ヒールストライク」に何故なるかといえば着地した時の大臀筋の作用の有る無しではないでしょうか?
着地してその反発力を直ぐに大臀筋の股関節伸展に変換する、つまり着地した下肢を後ろにやろうとする作用があれば、衝撃ではなく上手く推進力になります。
「ヒールストライク」になりやすい方はその大臀筋の使い方に問題がある、もしくは大臀筋等の筋機能が低下している可能性があります。
これはウォーキングでも同じ事が言えます。
如何に素早く後ろへ下肢を動かすか、ではないでしょうか?
人間の自然な着地は踵からと自分は思っています。
逆に爪先着地等で上手くいっている人は、上記のようにいろんな諸条件が整っているからできるのであって、流行だからとかでやるのは考えものです。
今一度、自分の歩行やランニングフォーム等を見直してみては如何でしょうか?
帝王切開の悩み
まあ、いろんな事で心を傷つけられた方々がおられる事を不勉強なもので初めて知りました。
そうは言っても男ですので、正直言って本当に共感できるのかといえば、スミマセン、それは無理ですm(__)m
ただ、身体の方は来ていただいている方でもおられますが、ある程度私でも判ります。
帝王切開をすると下腹部に手術跡が残ります。
そこが丁度子宮上の皮膚神経支配をしている仙椎3番状に当たります。
手術痕により皮膚の動きが悪くなり、その方も帝王切開後からずっと月経異常が起こっています。
こういう場合には、仙椎3番の神経根へアプローチするという方法もありますが、原因が手術痕によって皮膚の動きに制限が掛かっているので、手術痕の所の皮膚の動きを良くしてあげるだけでもかなりの効果が期待できます。
「朝起きた時だけ臀部が痛い」
胸郭出口症候群の方はすっかり良くなって症状は全く出なくなった模様。
梨状筋症候群の方も脚の痺れとかはなくなってきてるが、朝起きた時だけ臀部に痛み・少しの痺れが出て、それが起床後体を動かしていると解消していくとの事。
ハッキリと統計的な事は判らないが、こういう症状の出ている方は梨状筋の状態が良くない事が多い。
以前に来られていた女性も似たようなパターンだった。
強い痛みや痺れは解消してきていても梨状筋の機能低下はまだ続いている。
少しずつエクササイズで機能アップを図ってもらう必要があります。
以前にyoutubeにアップしたエクササイズがかなり有効だと思いますので、もう一度リンクを貼っておきます。
「坐骨神経痛や膝の痛みに効く!梨状筋のエクササイズ」
無理な角度でやるよりも、控えめな開き具合で少しずつ強度を上げていくのが、一番改善の近道でしょう。
剣道をやっている高校生、腱鞘炎
剣道をやっていて、1か月ほど前から特に右が尺屈(小指側に曲げる)と痛みが走るとの事。
まあ、いろんな原因が考えれられたが、案外直ぐに見つかった。
前腕の皮膚・筋膜が内にずれていたのが主な原因。
テープで皮膚・筋膜を外に戻してあげるとかなり楽になった。
そして、右の方がより痛かったのは首の張りの強さだった。
首をリリースでほぐすと、更に手首は楽になった。
リリースの方向が・・・
首とかの張りも強いが、上体を屈ませると右肩甲骨の上部内側が非常に痛いとの事。
首や肩をほぐし、最後これは小菱形筋だという事でリリースをしてみたが、まだ痛みが残っている。
これはテープを貼るかと思って貼る方向を確認してみたら、どうも通常と反対の方向に皮膚を誘導すると楽になった。
それで、ひょっとしたらという事で通常やっているのと逆の方向でリリースをしてみたら、結果痛みがなくなった。
判っているつもりでも、、慢心があったのかも?
やはり人それぞれ違うという事をもっと心に刻んでおかなければ・・・m(__)m
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