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HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ > 3ページ目
楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ 3ページ目
末端の筋肉を調整すると・・・
2枚の画像を紹介しますが、これでかなりコンディションが良くなります。
1枚目の画像は、手の母指球にある筋肉の『筋膜トレーニング』を指導している場面です。
この母指球の中には、「母指対立筋」「母趾内転筋」と呼ばれる母指(親指)を他の指に近づける筋肉があり、親指を反らす筋肉と密接な関係を持っています。
手仕事やデスクワークをしていると、ここが非常に疲れます。
私も(特に冬)仕事が忙しいとここが固くなり親指が曲がりにくい「バネ指」の症状に結構なりました。
そうなると今度は筋膜の繋がりで首も張ってきて、結構辛いものでした。
しかし、この筋肉達を筋膜トレーニングでしっかりと収縮させると、却って非常に柔らかくなります。
私自身がそうです。
施術の度に、お越しになっている方に指導する際に見本を見せているものですから(笑)
この筋膜トレーニングをした後に頸椎や肩関節の可動域をチェックすると、する前に比べてかなり可動域が向上します。
運転中の信号待ちや通勤・通学途中等どこでも直ぐにできます。
特にスマホで指を結構酷使している方は是非やってもらいたいですね。
2枚目の画像は、小趾外転筋(しょうしがいてんきん)と呼ばれる小趾(足の小指)を外に動かす筋肉に対するテーピングです。
SLRテストと呼ばれる、仰向けに寝た方の片方の脚を、膝を伸ばしたまま上げていくテストがあります。
この際何がしかの原因でどうも挙がりにくい場合、この筋肉が正常に働いているかチェックしてみる必要があります。
この画像の男性の場合、自身で「どうも左の小趾が動かし難い」と言っておられたのでテーピングしてみました。
するとテーピング前と比べてSLRテストをすると、本当に軽く左脚が挙がりました。
可動域も向上しています。
やはり末端の筋肉等に問題があると動きの制限が強いようです。
てこの原理でもそうですよね。
可動域が向上すればそれで良いという訳ではありませんが、スムーズに動くという事自体抱えていた問題が解消したと考えて良いでしょう。
楽水庵
無意識に座っている時踵を上げていた←坐骨結節、そしてその対策
結構当院にお越しになっている方々ですが、結構な割合で坐骨結節が固いのが判ってきました。
坐骨結節が固いと座っている時に坐骨が押されて痛く感じる事が多いようです。
左右共に固いと長時間座り続けるのが困難になります。
また片方ですと、ある男性が左坐骨結節が固かったので、
「座っている時に痛くなかったですか?」と尋ねると「そういえば、無意識に左の踵を上げていますね」と。
やはり何となくハッキリ痛いという感覚はなくとも、正に「座り心地が悪い」状態なのでしょう。
さて、その原因はと言えば「大内転筋のオーバーストレッチ」が先ず考えられます。
この大内転筋が外側に引っ張られる為に坐骨結節が固くなっているのでしょう。
現に大内転筋にテーピングをすると、途端に坐骨結節が柔らかくなります。
と、考えるとO脚の方とかは坐骨結節が結構固いと予想できます。
それでなくとも、ほとんどの方が内転筋のトラブルを抱えていて、全部といってもいいほど『オーバーストレッチ』が原因です。
しっかり普段から内転筋を意識して鍛えておく必要があるでしょう。
楽水庵
「オーバーワークしている方」よりも「仕事をしていない方」へ
最近よく考えさせられるのは、人の身体を調整していく時に「ゆるめる」とか「ほぐす」という事が最優先事項なのか、という点です。
僧帽筋、特に上僧帽筋を例にとってみましょう。
当院に来られるほとんどの方に、左の上僧帽筋の辺り(肩の付け根付近)が凄く張っている傾向が見られます。
では、最初にここへアプローチすれば良いのか?
パンパンに張っている、つまり拘縮状態ですが、何故そうなるのでしょう?
答えを先に書きますが、どこか仕事をしていない処があるから左上僧帽筋付近がオーバーワークをしているのです。
一般的な考え方では左上僧帽筋を先ずほぐす(ゆるめる)事をするのでしょうが、これだけではまた直ぐにまたオーバーワークをしてしまいます。
どこの筋肉も単体では動けません。
特に「拮抗筋」と呼ばれる反対の動きをしている筋肉との「収縮と弛緩」のコンビネーションが崩れていると、この場合左上僧帽筋が孤立してしまい、またオーバーワークになってしまうのです。
では、この場合の「拮抗筋」はどこになるでしょう?
細かく言いだせば結構ありますが、左上僧帽筋の場合は反対側、つまり右の上僧帽筋がイの一番に挙げられます。
首や肩の場合、反対側の筋肉と拮抗関係になっている事が非常に多いのです。
試しにパンパンに張っている左僧帽筋の筋肉テストをしても反応しますが、パッと見で問題なさそうな右上僧帽筋のテストをすると反応が良くありません。
ですから、この場合に先ずアプローチしなければいけないのは、左上僧帽筋ではなく「右」上僧帽筋なのです。
右上僧帽筋にテーピング等すると左は勝手に良くなっていく事がほとんどです。
もちろん、他の筋肉等に問題があるのならそこにもアプローチしていかなければいけませんが。
よく陸上競技短距離のランナーがレース中にハムストリング(大腿部裏側)の肉離れをする事がありますね。
あれもハムストリング自体に問題がある訳ではありません。
どちらかというとハムストリング自体は正常です。
ほとんどが股関節の他の筋肉達(腸腰筋・中殿筋、あるいは大腿四頭筋等)が正常に働いてくれていないので、正常に働いているハムストリングが『オーバーワーク』してしまった結果なのです。
もちろん、肉離れをしてしまったらそれの処置もしなければいけません。
ただ再発防止の為に一番重要なのは、「ハムストリングにオーバーワークさせない」事です。
ハムストリングにだけアプローチしているだけでは、その選手はハムストリングの肉離れを何回もやってしまう危険があります。
そして、また僧帽筋に話は戻りますが、上僧帽筋の張っている側は上僧帽筋自体は働いていますが、下方の「下僧帽筋」が機能低下している事がほとんどです。
これは、上僧帽筋の筋肉がオーバーワークで長さが短縮される為に下僧帽筋がオーバーストレッチになっているからだと思います。
このように「仕事をしていない方」にアプローチする事によって、更にバランスの良い調整ができますし「怪我の再発防止」にもなります。
楽水庵
ドライビングポジションと身体の不調
昨年と同様軽自動車で東北や東京へ結構行っていますが、私自身は近場でも遠距離でもドライビングポジションは変えません。
一昨年春に今のワゴンRに乗り換えました。
最初は左の肘置きがあったので使っていましたが、どうも姿勢が崩れ却って疲れてしまう気がしたので以後使っておりません。
ハンドルを握る位置も、走る距離に関わらず最近は常に「10時10分」の位置です。
加えて前のブログにも書きましたが(リンク)、脊柱起立筋を鍛えだしてからかなり長距離の運転が疲れなくなってきました。
さて、少し前から通っていただいている20代後半の男性、配送のお仕事をされています。
お越しになった理由は、肩・腰の不調で特に右側でした。
だいぶ楽になってこられて今では2週間に一度のペースで来ていただいていますが、やはり今でもその2週間の間に徐々に右が辛くなってこられています。
チェックをしていると、右広背筋の機能低下が気になります。
そこで今回、「ひょっとして運転中右腕を伸ばして、突っ張った状態で運転していません?」と尋ねたら、正にその通りでした(*_*)
このポジションで運転していると、広背筋がオーバーストレッチされてしまいます。
そこが不調の大元なのではないかと考えられます。
もちろん、そのポジションは以前からなのでしょう。
それでも年齢と共に身体の回復力は落ちていきます。
こういうポジションで運転を続けていくと、徐々にボディ・ブローのように効いていくのでしょう。
この方もこう指摘されて思い当たる節が多いらしく、ドライビングポジションを修正されるのと運転後広背筋のエクササイズをアドバイスさせてもらいました。
後、この方の場合下腿部が右はひらめ筋・左は腓腹筋、という具合に機能低下がありました。
これも運転と関係があると思われます。
配送車のミッションを尋ねるとAT(オートマチック)との事。
ATだと左足はフットレストに置いたまま、膝はどちらかというと伸ばした状態で足関節は背屈、という感じになってしまいます。
これは腓腹筋のオーバーストレッチ状態です。
MT車だと左足でクラッチを踏むという動作が入るので、このオーバーストレッチ状態から解放される時があるのですが。
また、右下腿部はアクセルをベタ踏みしている状態でない限り「膝が曲がって足関節が背屈」された、ひらめ筋のオーバーストレッチ状態になりやすいです。
私もアクセルを絞って走っていると、脛の部分にある前脛骨筋が張ってくる事が結構ありますし、その時ひらめ筋はかなりオーバーストレッチ状態になっています(前脛骨筋は拘縮状態)。
この状態を楽にするには「アクセルベタ踏み」か「思いっ切りブレーキペダルを踏み込む」が有効ですが、危ないですよね(^_^;)
AT車なら、信号待ちなどの際にサイドブレーキを掛けて、Pポジションで「踵上げ」を何回かする事をお奨めします。
Nポジションでも良いのでしょうが、万が一の事があるのでやはりPポジションでしょうね。
まあ後半の下腿部に関しては、ある程度車の構造上致し方ない処はありますが、前半のドライビングポジションに関しては改善の余地が大です。
これを読んでくださった皆さんで車を運転される方は、一度是非ご自身のポジションが適正かどうか確認してみてください。
楽水庵
職業病か、先ず鍛えるべきは脊柱起立筋
最近またウエイトリフティングの練習に行くようになって(と言いつつ半月以上行けてませんが・・・)以前に練習していた時より背中のアーチ(「バックアーチ」)が取れていないのを思い知らされました。
高重量になればなるほどバックアーチがしっかり取らないと、練習で腰や膝を傷める可能性が上がります。
恥かしながら、9月に体育館でスクワットをした時に左膝をやりました。
その時はスクワットをやった後のレッグエクステンションを高重量でやったのが原因だと思っていたのですが、今から思えばスクワットの際にバックアーチがしっかり取れていなかった為に不完全な体勢だったのですね。
内側側副靱帯や前十字靭帯を傷めて結構長い間各種テーピングしていましたが、先日体育館でまたスクワットした際は後述するようにバックアーチをしっかり取れるようになっていたせいかテーピングをせずにやっても(スクワットをする際には膝サポーターはします)全く問題ありませんでした。
昨日も1時間半ほど早歩きしましたが大丈夫でした。
ちょっとフォームが変わるだけで大きな違いです。
とはいってもこの「ちょっと」が非常に大事で、私みたいに8年ほどウエイトリフティングから離れていた者にとっては「イメージと現実の解離」が大きく、自分勝手にやっていたらもっと悲惨な目にあっていたでしょう。
その点京大ウエイトリフティング部で皆と一緒に練習させてもらえるのは非常にありがたい事です。
昔は上体反らしが得意でブリッジなんかも簡単にできました。
それがブリッジはおろか上体反らしもあまりできないようになっているのは薄々判っていました。
しかし、実際ここまでバックアーチが取れないようになっていたとは。
それとこれも薄々気づいていたのですが、同じような背丈の人と一緒に写真を撮ったらどうも私のほうが背が低く写っている(5㎝ぐらい)。
そんなに自分では猫背になっている風には見えなかったのですが。
これも脊柱起立筋がしっかり収縮していないので、所謂「背中が伸びる」状態になっていないので背中が縮まっていたのですね。
自分でも判るのが胸椎と腰椎の境目。
ここからの神経がよく詰まって大腰筋等の機能低下を起こすのですが、その主たる原因は(私の場合です)脊柱起立筋の収縮不足によるものだったと思われます。
加えて、この数年ヘビーに腰を傷めた時に必ずやっているのが、脊柱起立筋。
脊柱起立筋は「抗重力筋」で大抵どんな時にも使われるので、これが原因のギックリ腰は本当に辛いものです(T_T)
振り返ってみれば、元々転職組ですが最初は足で行う施術も行っていました。
それが4年程前からテーピングと手による施術に切り替えました。
そうすると以前よりも前屈みになっている時間が増えたのですね。
考えてみれば4年程前にやったギックリ腰も、ジェルフィッシュテープを貼りまくっていた時期でどうしても連続して前屈みになっていましたね。
最近ブース活動をしている写真を摂ってもらっていても、やはり前屈みになっています。
ベッドの高さを上げれば少しは前屈みがマシにはなりますが、その分施術を受けられる(特に身長の低い)方の負担が増えます。
最近ブース用の折り畳みベッドをアルミパイプ製のものに買い替え、それが8段階に高さ調整できるので一番高くしてみました。
しかし、この高さでは受けられる方には身体的・心理的負担が強いので極端に上げるのは止した方が無難でしょう。
とすると、自衛策としてはやはり脊柱起立筋の強化、これに付きます。
ちょっと前から施術を終える毎に立位で後屈をしていたのですが、これは脊柱起立筋よりも「臀筋」を使いますのでほとんど効きませんでした。
この問題(バックアーチが取れない)という切実な問題に直面し、所謂「尻に火が付いた」状態でやはり一番有効なのは「うつ伏せで」状態を反らす事だと再認識。
ただ、一人でやるには足を支えてくれる人がいないので元ボクシング世界チャンピオンの具志堅さんがやっていたうつ伏せで足首を掴んで状態を反らすものに切り替えました。
具志堅さんはこれで跳んでましたし、このトレーニングが「具志堅ジャンプ」と呼ばれているのを今回初めて知りました。
しかし、悲しいかな最初は足首を掴むのに一苦労でハムストリングを攣りかけた事もあります(^_^;)
それでも段々と足首も掴みやすくなってきました。
これをやりだしてスクワット等も安定してきたのは間違いありません。
足裏全体で床を押す感覚が増してきました。
それと毎日ちょっとした障害物を「左右に跳んで跨ぐ」というのをやっていて10回ぐらいしか連続でやれなかったのが、脊柱起立筋を鍛えだしてからは40回ぐらいできるようになってきました。
体幹が安定してきたせいでしょう。
なお、脊柱起立筋はひらめ筋・肩甲挙筋等は前述したとおり「抗重力筋」で、活動している間(流石に寝ている時は休んでいていいですが)は常に収取していて良い筋肉です。
しかし、何かを運動をする際の「主働筋」ではありません。
ボート競技で、特に中学生のレースを観ているとレンジを大きく取りたいが為に前に思いっ切り前に突っ込んで「脊柱起立筋で身体を起こす」ようなフォームで漕いでいる選手を見ます。
これは腰椎のヘルニア等を起こす要因にもなりますので、体格に合ったフォームで漕いでほしいですね。
最後に私の場合は職業柄「後ろが弱い」のですが、最初にも書いた通り多くの方は腹筋が入りにくい「前が弱い」状態です。
大事な事なので繰り返させていただきました。
楽水庵
知らん間にエルゴ講習会になってしまった(笑)、公開セミナー
この間(10月21日)の夕方から第8回公開セミナーを開催しました。
今回も名古屋から学内トレーナーの子が来てくれました。
今回のテーマは一応「肩・首のテーピング」だったのですが、全身のバランスみたいに話になってしまいました(^_^;)
最近力を入れている内転筋の施術等も紹介しました。
そんな中でボート関係者ばっかりなのでエルゴを実際引いてのコンディショニング&コーチングに。
まあ、一応公認ボートコーチなので。
そうすると、前回一番弟子のO君がタイムトライアルをしている時に「もっと前で貯めろ」とアドバイスしていたのですが、その意味がもう一つ判らないと解説を求められました。
私らの年代だと今みたいに長いレールが長くなかったので、勢いよくシートを前に出していしまうと「ガッツン!」とストッパーに当たるのを防ぐ為に、ジワーッと最後の5㎝程は出して行くように教えられました。
そのお蔭でキャッチの為の準備もできていたのです。
ところが、今の長いレールで漕ぎ始めた選手達は、単に「前に出しておしまい」に見えてしまいます。
O君にしても、特に疲れてきてから更に前での「貯め」がなくなってきていました。
疲れてきたら、もっと為を作りできるだけ良いリズムで大きく漕がなければパフォーマンスは更に落ちてしまいます。
それで私がエルゴを引き、「お前のリズムはこんなん」とやってみたら腑に落ちたよう。
更に「本来はもっとこういう風に貯めてほしい」とやってみたら、私の漕ぎが皆物凄く参考になると言ってくれたので、調子に乗って更に強く漕いだらラップが超久しぶりに1分28秒ぐらいまでいきました(*^。^*)
瞬間ラップが最近落ちてきたのが癪に障りいろんなトレーニングをやってみているのですが、今のところは正解なようです。
ボートにいくら持久力が大事と言っても筋力が弱ければそれなりのタイムしか出ません。
やはりしっかりした筋力トレーニングや神経系を鍛える為にもウエイトリフティングは必要でしょう。
またエルゴはドライブ後半だけ強調してもそこそこラップは出てしまいます。
しかし、実際乗艇している時に前半からしっかり漕いでいない、つまりキャッチがしっかりしていないと後半だけ強調してもブレードが流されてしまい艇速は出ません。
エルゴばかり引いて、ましてタイムばかり気にしていると変な癖がついてしまうような気がします。
それよりは、オフシーズンは他のいろんなトレーニングをすべきでしょうね。
総合的に鍛えていった方が結果的に故障も少なくなると考えられます。
まあ、それでも公開セミナーに関してはこれから「エルゴ指導」の時間を増やして行く事になりました(笑)
次回は11月11日(土)の17時からです。
楽水庵
お袋のケースを教訓に、目下骨密度回復中・・・
私事ですが(というより、このブログは私事が多いのですが)先日母を亡くしました。
満84歳、老衰です。
少し世間の平均からすると早いかも知れませんが、あの人はあの人なりに人生を駆け抜けていったものと解釈する事にしています。
まあ、それでも骨粗鬆症だったのは間違いなく、それが原因で転倒して骨折、を何度も繰り返してしまいました。
やはり骨は丈夫に越した事はありません。
昨年秋のブログで骨密度を測定したら、骨年齢が実年齢以上の57歳(当時55歳)という結果が出て、翌年の測定でリベンジする為に禁煙しよう、といった類の事を書きました。
書いた後ですが、半月ぐらい禁煙できたのですが、ある切っ掛けでまた再開(^_^;)。
まあ、それでも最近は質の良い葉巻を2日ぐらいで1本吹かしています、紙巻はこの間通夜・告別式の際にホープを久しぶりに1箱吸いましたね。
それと、骨密度・骨度を上げるには重力に逆らう動きをドンドンしなければという事で、走ったり跳んだり、果てはウエイトリフティングの再開と何かしらエスカレートしてきました(笑)
それでなのかも知れませんが、先週また骨密度の測定に行ってきたら骨年齢が「38歳」に回復していました。
測定の誤差というのも考慮しなければいけませんが、自分の生活パターンとかを振り返ってみても何がしか納得できるところもあります。
男女差というものもあるでしょうが、「隣のおっさんの子」「橋の下で拾ってきた子」(関西人でないと判らんか・・・)でない限り、放っておくと骨が弱りやすいというDNAを受け継いでいる可能性もあります。
現に父方の従姉妹は全員血液障害があり子供を授かれません。
たまたまですが、近所で骨密度を測定してもらえ、また変化を確認できたことは僥倖でした。
やはり骨粗鬆症で骨が脆くなるのは辛いものです。
幸か不幸か本当に一人になってしまったので、まず「骨の健康」には留意していきたいと思います。
楽水庵
柔らかい餅をスッと伸ばすように
この間中高生を含めて「内転筋が弱すぎる」(リンク)と書きました。
それにも関連する事ですが。
ほとんどの方が内転筋をほぐそうとストレッチングをされます。
つまり、開脚の方です。
しかし、前にも書きましたが皆さん内転筋は『オーバーストレッチング』になっているのです。
伸ばされて固くなっています。
余談ですが、首の症状などもまさにこういう事なのです。
「薄く伸ばされ固くなった鉄板を、更に板金で延ばそうとしている」と表現すれば、イメージしやすいでしょうか?(^_^;)
この内転筋の機能を正常にするには、逆の動き、つまり「股関節を閉じる」動きをすれば良いのです。
ただ、それだけで動きにくいので私は浅筋膜の誘導をして、かつ抵抗を掛ける「ストレングス・エクササイズ」を施します。
その上で開脚してヒットマッサーでほぐします。
これを何セットか繰り返すと、内転筋の機能が回復して非常に脚が軽く感じられます。
「薄く伸ばされ固くなった鉄板」を「餅のようにフワッと丸めて」かつ「スッと伸ばす」、このようにイメージしてやっています。
実際筋肉を収縮させてみるとカチカチに固くなるという印象ですが、実は「しなやかに」なっているというのが私の感想です。
ストレッチングをするのでも、一度収縮させてからのそれは全然効果が異なりますね。
楽水庵
踵痛の盲点
踵痛の主な原因は、ひらめ筋や後脛骨筋の機能低下が先ず考えられます。
しかし、それだけでは痛みが取りきれないケースもあり、そういう場合追加でどこを調整すれば良いでしょう?
ひらめ筋や後脛骨筋は下腿部背面に走行している筋肉です。
そして腓腹筋・足底筋もそうなのですが、これらの筋肉は条件は多少異なりますが足関節を底屈させる、つまり爪先立ちさせる筋肉です。
そうすると、それらの筋肉に拮抗する、つまり足関節を背屈させる筋肉に着目すると、ちょうと脛の部分を走行している「前脛骨筋」があります。
主働筋と拮抗筋がバランス良く「収縮・弛緩」のリズムを繰り返せないと、どこかで痛みが生じます。
ひらめ筋や後脛骨筋等の一番原因がありそうな筋肉を調整しても痛みが取りきれない場合、こういう調整法は非常に有効です。
先日来られた50代男性の踵痛はこれで解消しました。
アキレス腱痛も同様なアプローチで痛みが軽減する事が多々あります。
楽水庵
ボートの公認コーチになったのに、現役のウエイトリフターに復帰?
こんにちは、楽水庵です。
お蔭様で10月1日から日本体育協会公認ボートコーチになれました。
昨年8月に新大阪での共通科目5日間、11月に戸田で専門科目5日間を受け、試験も何とか合格していた模様です(笑)
まあ、公認ボートコーチになったからといって何か急に変わる訳ではありませんが、少しずつ良い方に変わっていければと思っています。
そんな中で、ちょっと面白い事をやろうと思っています。
というのも、うちに来るボート選手に漕いでもらって施術のビフォー・アフターを感じてもらう、もしくは私のアドバイスを聞いてやってもらい変化を確認してもらうつもりで購入したエルゴメーターの件です。
やっぱりというか、たまに自分で漕いでみると、長時間のスコアはともかく瞬間のラップが以前ほど上がらなくなりました(泣)
これはやはり脚力の低下が一番だと確信しました。
上半身の力は仕事でも使う事から今でも結構ありますが、高負荷のスクワットなんかここ8年ほどやってませんでしたからね。
また、それを補う為にもしっかりした「四股」を踏み続けなければいけなかったのですが、最近は四股を踏む回数も減り気味でした。
そして、たまたまエルゴをしっかり漕ぐ為にウエイトリフティングシューズを買っていたので、スクワットをやりに近所の公営体育館に。
「何でエルゴを漕ぐ為にウエイトリフティングシューズ?」と思われるかも知れませんが、ヒールが高いのとソールの堅さですかね。
もちろん、シマノさんのSRDを買ったら尚の事良いのでしょうが、エルゴを漕ぐ為だけに買うのも勿体ないし、自分以外の人に漕いでもらうのに靴のサイズが合わないと意味がないのでやめときました。
結局、こちらにしといた方がウエイトリフティングもでき、一石二鳥でしたが(*^。^*)
スクワットをやりに行ったものの、70㎏が関の山。
まあ、やっぱりというか落ちていましたね。
せめて100㎏程度は挙げられるようにならないと駄目ですね。
これも昔に戻ろうとするのではなく、「新たな自分」を造りらないといけませんね。
もっとしっかりスクワットをじっくりしたい、それにその体育館のスクワット用の設備が完全なフリーウエイトではないので、やっぱり以前通っていた京大ウエイトリフティング(WL)部に再び(およそ9年ぶり)に行きだしました。
ここの設備は監督が凝り性(マニアとも言う)なので、秀逸の物が揃っています。
これであと冷暖房があれば最高ですが、種々の事情からそれだけは適いません・・・
それでもここのスクワットラックは良い!
本当にやりやすいです。
それで折角だからスクワットだけでなく種目も練習するようになって、来年度から登録して以前のように「京大OBクラブ」で試合に出るつもりです。
まあ、京都ローカルの大会だけですけど・・・
そして、来年1月のマシンローイング近畿大会に出ます!
いつもはブースでのサポートだけですが、今度は漕ぎます!!
もちろん、ウエイトリフティングだけの練習だと心肺能力の向上は望めません。
ですから、1時間近く一定ペースで走ったり、サーキット・トレーニング等もやっています。
また長岡京市は峠もあるので、自転車で何セットか登ったりもしています。
そうやって総合的にトレーニングをしたらどうなるか挑戦してみたいのです。
最近ボート選手のウエイトトレーニングを見ていると、「本当にそれで良いの?」と思う事が多々あります。
明らかにちゃんとしたウエイトリフティングの練習をしていない・教えてもらった事のない選手が非常に多い。
それなのに低重量で高レップ(回数が多い)練習ばかりしているように思えます。
そうなると、どうなるか?
ある程度重い物を持ち上げるにはしっかり下半身の力を使う必要があります。
なおかつ腕とかに要らない力が入っていると、絶対と言うほど挙がりません。
そうやって力の入れ方・抜き方等の身体の使い方を覚えていくのです。
ところが、軽い重量だとクリーンも腕で振り回してもできてしまうのです。
結局、何でも「力任せ」になってしまうのです。
そういう悲しい現実を、私がこういう練習をしたら56歳のおっさんでもどれぐらいのパフォーマンスを出せるか証明したい。
だから、公認ボートコーチになったけれども現役で復帰するのはウエイトリフティングです。
まあ、口ばっかりでは駄目なのでしっかり練習しなければ(^_^;)
また商売柄、怪我では逃げられませんからね(笑)
楽水庵
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