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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ 9ページ目

朝起き立てによろける原因

京都府長岡京市の 『痛みの探偵!』 楽水庵です。

最近来られた方々で、こういう症状を訴えられる方が連続してあったのでアップしました。

それは、「朝起きた時に足元がふらつく・、よろけるがしばらくすると大丈夫」という症状です。

まだその症状を訴えられた方はそんなにお歳ではないし筋力もあるので転倒の恐れは少ないのですが、高齢者で筋肉が衰えていると転倒・骨折のリスクは非常に高くなります。

そして、この症状が出ている方に多いのが 「後脛骨筋」という下腿部(ふくらはぎ)の筋肉の状態が悪くなっている事です。
この筋肉は足趾を踏ん張る機能を持っています。
その機能が低下している上に寝ている間に浅筋膜の流れも余計に悪くなる為に、起きた時にかなり低下していると思われます。

では、どうすれば良いか?
もちろん下腿部の浅筋膜の流れをテーピング等で改善するのが一番理想的なのですが、それができない場合は朝起き上がる前に寝床で少し足趾を動かす事をお奨めします。
特に押し込むような動作をするのが良いでしょう。


楽水庵



「座ってしばらくすると、ジワジワ腰が痛くなってくる」

京都府長岡京市、『痛みの探偵!』 kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

先日1ヶ月ぶりに来られた20代男性ですが、最近になって久しぶりに腰に痛みを感じるとの事。
仕事の関係で毎日乙訓から岸和田へ電車で通っておられるし、また仕事もパソコンでの入力なのでどうしても座っている時間が長く、その分「ひらめ筋」が弱っておられました。

ただ、ひらめ筋の調整をして今度はハッキリした痛みが出てきたようで、椅子に座ってもらってしばらくすると段々と右股関節周辺に痛みが出てきて、それが本当に不快な痛みだったそうです。

では、その原因は?
いろいろと探って、大殿筋・小殿筋、その他の調整をしてもあまり効果はなかったのですが、最後に大腿直筋の調整をすると痛みが全く出なくなりました。

確かに座位で大腿直筋が緩みにくい場合、股関節を引っ張ってしまうのでしょう。
特に大腿直筋の停止近く、膝蓋骨上部の筋繊維の硬さがどうか、これが非常に目安になると感じます。

もちろん、神経の繋がりも関係あります。
同側のL3神経、反対側のC3神経の流れもしっかりチェックしておくべきでしょう。


楽水庵



内転筋の重要性を再認識

京都府長岡京市 『痛みの探偵!』 kinesio ≒ pain buster &performance upper 楽水庵です。

最近新しく編み出した『筋膜リリース』ですが、非常に好評です。
特に首は斜角筋等のリリースをした途端本当に首だけでなく「頭も軽くなる」と言っていただいております。

それとは別にこの筋膜リリースをやりだしてから、かなり重点的にやるようになったのは、ズバリ『内転筋』。
大腿部の内側にある筋肉群です。

この内転筋、当院に来られる皆さん張りが結構強い。
それでは良く使っているのかといえば、その逆で上手く使われておらず伸ばされっぱなしなのです。

足のアーチ等の乱れにより正しい重心に乗れていないと、どうしても重心は外寄りになり内側の力が抜けてしまいます。
これは非常にモッタイナイ話です。

というのも、人間の大腿部で一番ボリュームのある筋肉群は、実は内転筋なのですから。

その内転筋が使われない分、中殿筋や大腿筋膜張筋に腸脛靭帯といった股関節や大腿部の外の部分ばかり使う結果となっており、その部分の張りも非常に強くなってしまっています。

内転筋と中殿筋や縫工筋・大腿筋膜張筋といった内と外のバランスを筋膜リリースやテーピングで整えていくと、非常に快適な状態になっていきます。

ともすれば、今までの私の施術は外側中心でしたが、やはりそれだけでは限度があると再認識しました。
また新しい筋膜リリースを使うと、内転筋のリリースがやりやすい事もあり、その調整の精度を上げていけるように精進していきたいと思っております。


楽水庵

こういう小物で腰痛対策!

『痛みの探偵!』 kinesio ≒ pain buster & performance upper 、京都府長岡京市の楽水庵です。

現場でお仕事をされている方よりも、どちらかというとデスクワークで座りっぱなしをされている皆さんの方がお身体の状態が良くない事が多々あります。
肩こり・腰痛等の症状も結構強く、頭痛持ちの方もかなりおられます。

身体をあまり動かさないので、血行不良も勿論あります。
ただ肩や首のコリも原因は腰にある事が多く、またその腰の悪くなる原因も実は「ひらめ筋」というふくらはぎの筋肉が座位だと伸ばされっぱなしである事から起こる事が多いのです。

ひらめ筋は膝関節を曲げた状態で爪先立ちする(底屈)する筋肉です。
だから、どうしても座って踵を着けたまま長時間の状態が続くと弱ってきます。

ひらめ筋が弱ると腰の仙腸関節に影響を与えます。
そして、仙腸関節の状態が良くないと首や肩に影響を与え、人によっては頭痛も引き起こされてしまうのです。
今日お越しになった、ある会社の工場長をされている方も、ずっとパソコンと睨めっこの仕事をされているのでひらめ筋が凄く弱っておられました。
その方は顎が痛くて来られたのですが、こういうマイナス要因も取り除いていかなければいけません。

このひらめ筋の機能低下を防ぐには、
1、時々立ち上がる
2、立ち上がらないまでも、座ったままで時々踵を上がてひらめ筋を収縮させてあげる
等あります。


とはいえ、仕事で根を詰めている中でこういう事を実践するのはなかなか難しいでしょう。

そういう時にはこれがお奨め!

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ホームセンターとかで売っている足台に時々足を乗せてひらめ筋を休めてあげましょう。
私も今こうやってパソコンに向かっている際に使っていますが、本当に楽ちんです。

もちろん、しっかり歩いたり、座った状態で踵を上げたりしてふくらはぎを鍛える事も重要です。
私が毎日行っている「エアー縄跳び」も効きます。

でも、お仕事にトレーニングという訳もいかないでしょうし、そういう場合は足台を上手く利用されては如何でしょうか。


楽水庵

『痛みの探偵!』 不遜ながらピッタリ!!

京都府長岡京市の kinesio ≒ painbuster & performance upper 楽水庵です。
今回これに加え、新たに当院を一口で表現するキャッチを通院されている男性からいただきました(^_^.)

それは、『痛みの探偵!』です!!

その男性は先天性の痙直型脳性麻痺で、特に下肢が思うように動かずに苦労されておられます。
15歳の時に一度「筋解離」という硬直している足首周りや大腿部の筋繊維を切断する手術を受けられました。
その時はそれまで車椅子がなければ生活できなかったのが、手術により杖無で歩けるようになったそうです。

ただ、その手術の効果は半永久的ではなくおよそ15年ほどで、やはりこの方も30歳前後で段々歩き辛くなり、当院に初めて来られた際は杖を突いて歩かれる姿が非常に危なっかしいものでした。
また当院は施術を2階でやっているので、本当に最初は階段の上り下りが非常に大変だったと思います。
今から考えれば、最初は備え付けてある階段昇降機を使ってもらっていたら良かったのかも知れません。

それでもいろいろ試行錯誤を重ねテーピングをしていくと、段々と状態が改善してきました。
最初歩行の際に浮かなかった踵がちゃんと上がるようになってきて、膝も曲がりやすくなったので階段を下りるのも以前と比べればかなりスムーズです。
かなりQOL(生活の質)が上がってきました。

その彼とある話題で話をしていた時の事。
実はあるポータルサイトに登録していて、そこからの直電でよく「マッサージしてもらえますか?」という電話が掛かってくる件についてでした。

もちろんマッサージというものを否定している訳でもなんでもないのですが、私はWEBサイトでも、また他のネット媒体でも一切「マッサージ」という言葉は使っておりません。
目指しているのは、浅筋膜のリリースやキネシオテーピングによる改善です。
つまり、身体の痛みや不具合をチェックして解決していく、という方法を採っているので所謂「マッサージ」ではないと思っているからなのです。


ですから、そういう電話を掛けて来られる方に、「どういうのをお望みですか?痛み等の原因をチェックして改善を目指されるのですか?それとも、ただシンドイ処をマッサージするのをお求めですか?」とハッキリ聞いていて、場合によってはお断りさせていただく事があります。

そんなこんなで「俺、マッサージという言葉は一切使ってないんやけど」とボヤいていたら、彼が「そうですね、ここは『身体の探偵』みたいな処ですからね」と応えてくれ、おおこれは名キャッチでは!と感じた次第です。

ただ、「身体の探偵」というのもちょっと何なんで、『痛みの探偵』というのはどうだろう?と訊くと「それが良いですね」との返答。

そこで、これからは不遜ながら『痛みの探偵』という言葉を使わせていただく事に相成りました。
よろしくお願いいたしますm(__)m

また、その彼から当院の施術にコメントをいただいております。

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楽水庵



腹横筋と前横隔膜のテープでコンサートで出し切りました!

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

去る24日長岡京記念文化会館に於いて、「渡辺真知子と京都フィルハーモニー室内合奏団 with 長岡京芸術劇場市民合唱団」というコンサートに市民合唱団の一員として参加してまいりました。

いや~、生まれて初めてオーケストラをバックに唄う、それもあの自分が高校生の頃に「ザ・ベストテン」でよく観ていた渡辺真知子さんと一緒に(1曲だけですが)という非常に贅沢な体験でした。

我々合唱団だけで「上を向いて歩こう」も唄ったのですが、リハーサルでは順番が逆(真知子さんに早く帰ってもらう為)になり「見上げてごらん夜の星を」からでした。

いきなりオーケストラの壮大な前奏が始まると、正直ビビりましたね(笑)
音に圧倒されたのもあるのか、まあほとんど合唱団全員ですが指揮者(井村誠貴さんという、これまた有名なオペラ指揮者)に「もっと声出せ!」と散々言われました(^_^;)
正直言って、やはり思った以上に出ていない感じでした。

まあ、やはり緊張感から来るものもあるのは事実で、それを払拭させる為に当日朝に腹横筋と前横隔膜にテーピングして臨みました。
これによって息が入りやすくなります。

当日朝もリハーサルがあったのですが、やはり前日よりは声が出ていましたね。

そして、本番。
ステージに立つと少し心臓がドキドキ!!
それでも控えのホールで皆で自主練をしていた事もあったので、精一杯唄い切りました。
特に「見上げてごらん・・・」のアレンジは、京都フィルのピアニストがしてくださったもので、我々のリードパートもふんだんにある素晴らしいもので、最後のコーラスは自分で唄っていても「凄いな!」と感じました。

我々はステージにいたまま、アンコールの「アメージング・グレース」を真知子さんが唄うのを聴く事もできました。
1週間前に幼馴染が肺がんで亡くなった自分としては、真知子さんの唄声(今でも高音が凄い!)で彼の魂も天に届くのでは、と勝手に解釈させてもらいました。

本当に貴重な体験をさせていただきました。

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楽水庵



「サーブの調子が悪い・・・」

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

ソフトテニスをされている20代男性。
最近サーブ(ジャンプサーブ)の調子が悪い、特にサーブの打点が判らないとの事でした。

まず足部の状態が良くありませんでした。
横アーチがない「開帳足」で、そのせいもあり足趾の踏ん張りができないのを無理しているせいか後脛骨筋が弱っていました。
これを調整する事で、ジャンプしやすくなりました。

それから全体をチェックしていくと、仙骨部分の左S3神経の詰りがありました。
このS3神経は恥骨周辺の皮膚を神経支配しています。
また恥骨に繋がっている筋肉、腹筋群でいえば腹直筋や外腹斜筋に影響を与えます。

この中で特にサーブ動作をする際に腹直筋は非常に重要です。
ましてや右利きの選手で左腹直筋の機能低下は致命的なのです。
トスからテイクバックに掛けて左腹直筋は思いっ切り伸ばされ、そこからフォワードからインパクトに掛けて急に収縮していきます。
この動作がスムーズにできないのです。

打点が判らないというのも、この腹直筋の動きが悪い為にタイミングが合わなかったからだと思われます。

今年のウインブルドンでの錦織選手が私から見て正にこのパターンでした。
ストローク等は何とかできるのですが、サーブ時に非常に痛がっていたのは腹直筋を傷めていたからでしょう。
「脇腹を傷めている」というよりも、S3神経が詰まっていたからでしょう。
時々傷めているようですが、座り癖等でそこが詰まりやすいのかも知れません。

ソフトテニスの選手に話を戻すと、S3神経の調整をしてシャドーをしてもらうと動きが非常にスムーズになりました。
「これだと良い感じで打てそう」との事でした。


楽水庵

前腕と首、ふくらはぎと仙腸関節

こんにちは、京都府長岡京市の kinesio-≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

当院ではお一人お一人に時間を掛け、可能な限り痛みが軽減し、日常生活・スポーツシーンで頑張ってもらえるようにお身体を『整える』ように努めています。

ただ、もし時間がどうしても足らず、細かいチェック無に大まかに全身のケアをしてくれと頼まれたなら、現時点の考えでは迷わず前腕とふくらはぎを調整するでしょう。

前腕とふくらはぎ(特に下腿部)は似たような構造をしています。
上腕部と大腿部が体幹から1本の骨で繋がっているのに対し、前腕部と下腿部は2本の骨が走っています。
膝に膝蓋骨があるのに対し肘にはそれに当たるものがない、ぐらいが大きな違いでしょうか。

前腕部の緊張をほぐすと首が楽になります。
セーターが袖口で引っ張られると襟元も引っ張られるのと同じ現象が起きるのです。
これは全身が『浅筋膜』という皮下組織にある膜に包まれているせいです。
「え、ここが?」というようなところの浅筋膜の動きが悪いせいで、一見関係なさそうな個所に痛み・張り・違和感などが生じる事が頻繁に起こります。
私も最終的に首は、下肢の浅筋膜の調整で整えます。

ただ、首の問題で一番関連が強いのは何と言っても前腕部です。
日常生活で一番負担が掛かる場所だからです。


同様の事が下肢にも言えます。
腰、特に仙腸関節の動きに制限を掛けているもの、それはズバリひらめ筋や後脛骨筋等のふくらはぎ(下邰部)なのです。
ふくらはぎも日常生活でかなり負担が掛かっています。
決して腰だけが悪くなっているのではないのです。

以前は仙腸関節の調整は、直接的、つまり仙腸関節自体にアプローチする方法を取っていました。
ただ、このやり方では症状の強く出ている方には逆効果になってしまう事もありました。

そこで、今では仙腸関節をひらめ筋・後脛骨筋の筋膜調整で整えていく方法に切り替えました。
受けられている方にもより負担が掛からない方法になったと自負しております。

首や腰(仙腸関節)は、ほとんどの方に問題がある部位です。
それを離れた所から筋膜調整をする事で、より体に負担の少なく、かつ効果の高い施術をできるように成長できてきたと喜んでおります。

楽水庵




片足だけ重心が外側のある場合は・・・

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

今回は『足の重心』 についてです。

両足共に重心が外側の方については、「開帳足」の可能性があります。
これは、足の横アーチがない為に真中の3本の足趾がしっかり接地できない「浮き指」も伴います。
こういった方は、母趾側、つまり内側に重心が乗らず外側だけで立っておられます。
筋力のある若いうちはまだ良いのですが、加齢で特に下肢の力が弱ってくると咄嗟の時に足趾で踏ん張れないので、非常に店頭のリスクが高くなります。

ただ、この場合でも自身で貼れるテーピングがありますので、こまめに貼り直して足趾の運動を続ければ改善します。
足趾を動かすのは、下腿部のほとんどの筋肉が関わっていますので、特にふくらはぎを鍛える事を怠ってはいけないでしょう。

そうではなく、片足だけ重心が外側の場合ですが、そういった時に一番疑われるのが下腿部の一番外側にある「腓骨筋」と呼ばれる筋肉です。
これは足関節を外向きにする筋肉で、これが緊張しているとどうしても下腿部が外方向に引っ張られます。

それで重心が外側になってしまうのです。

腓骨筋は、長腓骨筋・短腓骨筋・第3腓骨筋と3つあります。
この3つの中でどれが問題があるのかをチェックして整えると、外側だった重心が改善されます。

重心が整っていないとスポーツはおろか日常生活でもバランスが崩れていろいろと問題が出てきます。
このブログを読まれたら、一度ご自身の重心バランスをチェックしてみてください。


楽水庵

「健康豆知識」9月号です

今年4月から「ピロティニュース」のコラム『健康豆知識』に掲載させていただいております。

今回で6回目。
やっと折り返しです。

書きだしたらいくらでも書けますが、あまりマニアックな内容を取り上げても何ですので、結構ネタ選びには苦労しますね(^_^;)

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