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楽水庵ブログ

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咳のし過ぎで肋骨の痛みが出た

こんにちは、テーピング整体師
「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」専門院の楽水庵です。


季節柄風邪が流行っています、それにインフルエンザも今頃になって流行しているようですね。

風邪などで咳が長引き、そのせいで肋骨に痛みが出る方もおられます。
以前にウルトラマラソン出走2週間前に咳込み気味で肋骨周辺の動きが悪くなり、それをストレッチで解消しようとして骨折された女性を施術した事があります。


さて、今回は30代後半の男性です。
この方も風邪から咳が続き右胸の下の肋骨が痛くなりました。
レントゲン等では大丈夫なようでしたが、触っても痛いし起き上がる際もかなり痛い状況でした。


先ず触って痛い部分にEDFテープを貼り皮膚・筋膜の動きを良くしました。
これで「触るだけで痛い」状況は解消。

その後皮膚・筋膜を誘導して楽になるという事で、大胸筋や季肋部(肋骨の下端部)にもテーピング。



ただ、起き上がる際の痛みは解消していません。
いろいろその他の箇所も試してみるものの結果は出ず。

その時、「同じ高さの腕」をチェックしてみようと判断。
理由は「脳の錯覚」です。
脳は同じ高さにある体幹と腕の違いを判断できないと教えてもらった事があるのです。


試しに同じ高さの上腕部をチェックしてみると、「外側上腕筋間中隔」という上腕二頭筋と上腕三頭筋の境目が非常に固くなっていました。
皆さんもよく詰まる処です。



ここをテーピングで緩めると、起き上がる歳の痛みもほぼ消えました。
本当に良かったです。

痛いところだけに着目せず、「何故そこに痛みを感じるのか?」をイメージしながら施術していく事が非常に大事とつくづく感じさせられました。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります


 
長岡京本院 京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
 
 
 
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できるだけブースにエルゴも持っていこう

こんにちは、テーピング整体師
「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」専門院の楽水庵です。

今年も3月に浜松市天竜ボート場で開催された「全国高校選抜ボート大会」でブース活動を行ってきました。
今回で5年目になります。
いつも選手の皆さんが待機している体育館でやらせてもらっています。
まだまだ寒い日もあるので暖房のある処は助かります


私は前半2日間担当しましたが、うちにあるエルゴメーターを持ち込みました。
というのも「ただ痛いだけ」でブースに来るのではなく、もっと「なんか漕ぎ方が崩れている」、「漕いでいて力が入らない」等の症状にも対応したいと思ったからです。






もちろん各種チェックして調整すると改善するのですが、やはりビフォー・アフターを選手の皆さんに実感してほしいと思いました。
「こういう処を良くすれば漕ぎが変わる!」というのを身体で理解してもらい今後の活動の糧にしてもらいたいのです。

本当に目的意識のある選手達だけが来てくれれば良いので、そんなにブースを訪れる選手の数には拘らなくなりました。
こちらから見ていて明らかにコンディションに問題がある選手は数多くいますが、本人に問題意識がなければそれは仕方のない事です。


こういうスタンスですから数は多くはありませんでしたが、実際にエルゴを引いてもらって調整した選手は物凄く違いを実感してくれました。
そしていろんな質問をしてきます。
嬉しい限りです。
本当にこういう選手達を相手にサポートをしていきたいです。



次は4月19日~21日に愛知池で開催される「中日本レガッタ」のサポートに参ります(私の担当は19日と20日)。
もし、これを読んでおられるボート関係者(選手その他)で今年の中日本レガッタに参加される方は是非ブースにお越しください。
監視棟1階でやっております。


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります


 
長岡京本院 京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
 
 
 
 
 
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これだけでもギックリ腰対策にもなりますね

こんにちは、テーピング整体師
「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」専門院の楽水庵です。

大胸筋や広背筋等の肩関節と繋がっている体幹の筋肉がしっかり機能する為には、肩関節の靭帯が安定している事が必要です。

ところが、肩関節というのは可動域はありますがその分ちょっとした事で不安定になります。
特に烏口肩峰靭帯(うこうけんぽうじんたい)という外側にある靭帯ですが、これが本当にちょっとした事で弛んでしまいます。
そうすると先述のように広背筋が上手く機能しなくなります。

広背筋は大なり小なり腕を使う動作では必ずと言っていいほど使われます。
また腕の付け根から骨盤までカバーしている筋肉なので、広背筋の機能低下を放置するとギックリ腰の原因にもなりますね。
寒い時期は尚更です。


従来は直接広背筋にアプローチしていましたが、現在ではよほどの状態になっていない限りは「烏口肩峰靭帯の安定」を図れば広背筋の機能が回復する事が判ってきましたのでそうしています。

そして、その烏口肩峰靭帯の弛みを生み出しているのが、画像のライン上を走っている「長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)」という肘の外側から前腕を貫き人差し指と中指の間まで繋がっている筋肉なのです。



ですのでこの筋肉の機能を調整する事で烏口肩峰靭帯の状態が回復すれば、それだけで広背筋の機能が戻り違和感も消失します。

数日間仕事前に懸垂をしました。
その懸垂がいつもと違ったドリルをして異なった負荷が掛かったせいでしょうか、仕事をしていると物凄く左の背中に違和感が出ました。
放置するとギックリ腰になりそうな予感がしました。

また施術を受けていた男性も前日仕事をしていたら右広背筋に違和感があった模様。
そこで私は左の、その男性は右の長橈側手根伸筋が機能低下していたのでテーピングすると症状は治まりました。

もちろんスポーツ障害等で烏口肩峰靭帯そのものを傷めている場合、こういうテーピングでは間に合いません。
直接アプローチする必要がありますし、広背筋もかなり痛んでいる場合はやはり直接アプローチする必要があります。

それでもちょっとした違和感程度でしたら、このアプローチはかなり有効だと実感しております。
これでギックリ腰が防げたらこんなにありがたい事はないですね。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります

 
長岡京本院 京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
戸田分院  埼玉県戸田市新曽2114 090-1902-9553
 
 

人差し指と中指をチェックして調整すると「肩が入りやすくなった」

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。

少し前に烏口肩峰靭帯について書きました(リンク)。
特にボート選手においては、この靭帯がゆるいと広背筋の出力が出ないので「キャッチでぶら下がる」事ができません。
ベテランでもこういう状態になっていると、何となく「引きが弱い」のを感じて無理に腕で引こうとします。
初心者なら尚更、コーチらに「キャッチでぶら下がれ」と言われてもイメージ自体掴みにくいものです。

そして、その原因を例のブログを書いた時点では過去のスポーツ歴等に求めていました。
野球・バレーボール等。
ところがやっている途中で辻褄の合わない事が結構出てきました。
加えて、長橈側手根伸筋を調整すると肩の痛みが軽減した女性とかもおられました。

確かに腱板断裂で肩を本当に損傷している選手もいるのは間違いありません。
そういう選手は烏口肩峰靭帯だけではなく、烏口鎖骨靭帯や下肩甲横靭帯も同時に傷めている事が多いのです。
しかし、大方の選手はそこまでではなく単に烏口肩峰靭帯が少し緩んでいる程度と思われます。
それも本人が気付かない程度に。

そう考えて最近は上肢のチェックでそこを重点的にチェックします。
少しでも怪しいなと思ったら、広背筋と大胸筋のテストをします。
烏口肩峰靭帯の弛みがあると、
肩が不安定なのでこの2つの筋肉テストで陽性が出ます。


触診してみると烏口肩峰靭帯は肩峰(肩の骨の付け根)の傍にあります。
先ほどのテストが陽性で、かつその辺りを触って違和感があるなら、靭帯が弛んでいる可能性が高いです。

と、ここまでは以前のブログに書いた通りですが、今はここから新たなアプローチをします。
何故なら、長橈側手根伸筋と烏口肩峰靭帯がリンクしているのに気付いたからです。
浅筋膜での繋がりが密接なのでしょう。

それからというもの肩を動かしたりして少しでも怪しいなと思ったら長橈側手根伸筋のテストをしてみます。
それで陽性ならテーピングします。



ただ、やはり手の甲に貼ったテープは剥がれやすいので、自身で貼り直すかストレングストレーニングをするかをアドバイスします。
要は、人差し指と中指2本を反らしてみて、力がが入りやすかったら大丈夫です。


あくまで想像ですが、この症状は一種の「現代病」なのかも。
というのは、パソコンのマウスや携帯・スマホを多用する現代人は基本的に親指・人差し指・中指しか使っていませんから。
特に人差し指・中指で「握る」動作が多い為に長橈側手根伸筋がオーバーストレッチしているのでしょう。


ボート選手とこの症状の関連です。
もちろん普段の生活でのクセもありますし、本当に野球とかで腱板を損傷している場合もあります。
その場合は別のアプローチもしなければいけませんが、大抵の選手は長橈側手根伸筋だけで機能が回復します。

先日全日本選手権で戸田に行った際にある女子大の選手にこれを貼ったところ、翌朝の練習で「ぶら下がる感覚が判った」とコーチに伝えていました。

また、いつも教えている大学生が挨拶に来てくれた際に教えたところ、2日後に会ったらこのテーピングが好評で「キャッチで肩が入る」と喜ばれていたそうです。

ちょっとした調整で大きく漕ぎが変わる、こういうところにこの仕事をやっている醍醐味があります。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります


楽水庵

長岡京本院 京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
戸田分院  埼玉県戸田市新曽2114 090-1902-9553
 
 














 

転倒してブロックで手を突いて指が曲がらなくなった

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。

部活を引退した高校3年の男子。
下校時に自転車で転倒し、ちょうどヘッドスライディングのような体勢で前へ滑っていたそうです。
その上どうやら左手をブロックで突いたらしく、痛みも勿論ですが特に人差し指と中指が曲がらなくなった走です。

あまりにも痛いので病院でレントゲンを撮っても「異常なし」。
それが2週間ほど続いたので、現役の時に通っていたうちを頼ってくれました。

おそらくMRIを撮ったら靭帯損傷が判った可能性があります。
人差し指に中指は3つある関節の靭帯が全て弛んでいました。

どの関節でもそうですが、靭帯に弛みが出るとその関節を動かす筋肉が正常に働きません。
工事現場のクレーンを連想してください。
いくらクレーンの性能が高くてもワイヤーに弛みが出てしまうと物は吊り上げられませんね。
靭帯が弛んでいる状態はまさにそういう状態なのです。


アプローチとしては、キネシオテープの「縦には伸びるが横には伸びない」特性を生かして靭帯の弛みをロックさせました。
これで指は曲がるようになりましたが、人差し指は腫れもあり痛みが残ります。

そこで、今度はスリットテープで腫れている組織に隙間を作ります。
指の背側だけ貼ってみたのですが、腹側も先端から第1関節までの腫れが強かったので同様にスリットを。


指がスッと曲がりやすくなって非常に喜んでくれました。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります


楽水庵

膝上の、椅子から立ち上がる際の『チクッ』とした痛みには

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。

先ほど私にあった左膝の痛みです。

歩いている時とかは大丈夫なのですが、椅子から立ち上がったりした際に「チクッ』とした痛みがありました。
本当に立ち上がる時だけです。

私は右C3神経が詰まるタイプで、どうしても左大腿直筋の機能が低下しやすいのですが、この痛みの原因はどうもそうではなさそう。

そこで、下の画像にある左大腿部の「外側大腿筋間中隔(がいそくだいたいきんかんちゅうかく」という、簡単に言うと筋肉と筋肉の隙間を触ってみるとかなり固くなっていたので、スリットテープを貼ってみました。



この隙間が固くなって隙間が狭くなっていて、特に座っている時は大腿直筋が伸ばされていて立ち上がる際収縮しようとするのを邪魔して痛みが出たのでしょう。
テーピングしてから立ち上がる際の痛みは出ません。


上腕部でも「外側上腕筋間中隔」という上腕二頭筋と三頭筋の隙間によくアプローチしますが、大腿部でもそれと同じ事があります。


全身は浅筋膜で、いわば「全身網タイツ」状に覆われています。
この全身網タイツのどこか動きの悪い箇所が出ると他の処にも影響が出ます。
それを解消していくと、主訴の部分の痛みが解決する事も多いのです。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵

 

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