最近のエントリー
カテゴリ
月別 アーカイブ
- 2020年8月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年4月 (1)
- 2020年3月 (1)
- 2020年1月 (2)
- 2019年12月 (1)
- 2019年10月 (1)
- 2019年9月 (1)
- 2019年8月 (1)
- 2019年4月 (2)
- 2019年3月 (1)
- 2019年2月 (1)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (2)
- 2018年11月 (4)
- 2018年10月 (7)
- 2018年9月 (2)
- 2018年8月 (7)
- 2018年7月 (4)
- 2018年6月 (9)
- 2018年5月 (7)
- 2018年4月 (7)
- 2018年3月 (8)
- 2018年2月 (5)
- 2018年1月 (4)
- 2017年12月 (7)
- 2017年11月 (9)
- 2017年10月 (6)
- 2017年9月 (10)
- 2017年8月 (12)
- 2017年7月 (10)
- 2017年6月 (15)
- 2017年5月 (12)
- 2017年4月 (19)
- 2017年3月 (3)
- 2017年2月 (4)
- 2017年1月 (5)
- 2016年12月 (7)
- 2016年11月 (7)
- 2016年10月 (14)
- 2016年9月 (11)
- 2016年8月 (18)
- 2016年7月 (11)
- 2016年6月 (15)
- 2016年5月 (19)
- 2016年4月 (17)
- 2016年3月 (14)
- 2016年2月 (12)
- 2016年1月 (15)
- 2015年12月 (22)
- 2015年11月 (12)
- 2015年10月 (15)
- 2015年9月 (12)
- 2015年8月 (16)
- 2015年7月 (14)
- 2015年6月 (14)
- 2015年5月 (18)
- 2015年4月 (18)
- 2015年3月 (20)
- 2015年2月 (23)
- 2015年1月 (34)
- 2014年12月 (27)
- 2014年11月 (24)
- 2014年10月 (35)
- 2014年9月 (27)
- 2014年8月 (34)
- 2014年7月 (25)
- 2014年6月 (22)
- 2014年5月 (33)
- 2014年4月 (38)
- 2014年3月 (47)
- 2014年2月 (67)
- 2014年1月 (55)
- 2013年12月 (25)
- 2013年11月 (3)
- 2013年10月 (5)
- 2013年9月 (5)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (5)
- 2013年6月 (4)
- 2013年5月 (2)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (2)
- 2013年2月 (1)
- 2013年1月 (4)
- 2012年12月 (5)
- 2012年11月 (5)
- 2012年10月 (6)
- 2012年9月 (5)
- 2012年8月 (4)
- 2012年7月 (3)
- 2012年6月 (4)
- 2012年5月 (4)
- 2012年4月 (1)
- 2012年3月 (3)
- 2012年2月 (4)
- 2012年1月 (2)
- 2011年12月 (1)
- 2011年11月 (1)
- 2011年10月 (2)
- 2011年9月 (2)
HOME > 楽水庵ブログ > スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ > 脳梗塞の後遺症で麻痺している手足へのアプローチ
楽水庵ブログ
脳梗塞の後遺症で麻痺している手足へのアプローチ
脳梗塞などの脳疾患の後遺症で、リハビリを長年続けても麻痺が残り、その部分が思うように動かない事がよくあります。
本当にご本人や介助される周りの方にしても辛い事です。
しかし、画像のような細いテープを少し貼る事で、劇的に症状が改善する事があります。
当院に通われている男性(Aさんとします)のお仲間で、脳梗塞を発症し3年になる70代の男性(Bさん)がおられます。
リハビリのお蔭でだいぶ動けるようにはなったのですが、今でも右手親指と右足親指に麻痺が残っていました。
そのせいで、達筆だったそうなのですが字が書けず、また右足親指の麻痺のせいで足の踏ん張り・足首の反りとかができないのでしっかり歩けません。
仕方なくカートを押して歩行されていたのですが、それを見たAさんが「あんな元気だったおっさんが・・・」と思われ、来院の際に相談されました。
以前そういう方を手掛けた事があったので、何とかなりそうだし、また少しテープを貼るだけの事なのでお家に行かせてもらいますよと答えました。
それからAさんは本当に辛抱強くBさんを説得されました。
しかし、なかなかこういう方って素直に「うん」と言わないんですよね(笑)
諦めの境地なのか、こちらへの不信感なのか、一体何なんでしょう?
あくまでこちらの見解なのですが、少しテープを貼るだけの事です。
何か危ない事をする訳でもないし、Bさんにも言いましたが「お金をもらうのに気が引ける」程度の事です。
効果が出なくても「ダメだったな」で済む話なのです。
しかし、このテープで効果が出ると大袈裟ですが世界が変わります!
なかった感覚が戻り、そうすると脳がその先の情報を感知できる事ができ、その上脳からの指令がちゃんと届くようになります。
Bさんにもまず右手親指に貼ってみました。
すると、感覚のなかった右手親指及び周辺の感覚が戻り、試しにペンを持ってもらったらまだ書く事ができませんがしっかり親指でペンを押さえる事ができるようになりました。
次に足の親指に。
貼った途端に感覚が戻り足首が反れるようになりました。
それまで歩いても右足が床から離れず引きずるように歩いておられたのが、しっかり右足が床から離れ歩幅が出るようになりました。
まだ歩き出しは恐る恐るですが、何歩か歩くと普通の歩き方になっていきます。
今のところは却って歩き出しはソロソロとしてもらう方が良いでしょう。
まだ筋力が戻りきっていないので1歩目から大股で出てもらうと転倒してしまうリスクがありますので。
こういうテーピングをしなければいけないのは、ほんの数回だけ。
皮膚の感覚が戻れば、というか既にそうなのですが勝手に今まで動かなかったところが動く出しますので、後は動かしていれば自然にリハビリとなります。
もちろん病院とかでやっているリハビリは大事です。
Bさんもリハビリを続けられていたので、現時点で不自由だったのは2箇所だけになっていたのですから。
ただ、所謂リハビリは中枢系といって身体の中心から末梢へ、という風にやっていきます。
これでほとんど回復される方もおられるのですが、どうしても麻痺の残る方も少なからずおられます。
そういった方にはこのテーピングのように「末梢からのアプローチ」も必要になってくるのです。
先ほども書きましたが、本当に少しテープを貼るだけです。
これでQOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)の大幅な向上ができるのなら、下賤な良い方ですが「ぼろ儲け」ではないでしょうか?
なかなか信じてもらえないみたいですが(^_^;)、こういう症状でお困りの方は是非一度ご相談ください。
今回はAさんの「粘り勝ち」でしたが、なかなかこんな熱心な方おられませんからね。
たいがいが数回言ってみて首を縦に振らなかったら、人間関係を悪くしたくないので口にしなくなりますから。
カテゴリ:
2019年9月 2日 13:27
同じカテゴリの記事
繰り返す股関節の痛み、その原因?
施術して楽になってもしばらくするとまた痛くなる股関節痛でお困りの方もおられるでしょう。
そのケースで是非チェックしていただきたいのが、ズバリ『肩』。
肩関節が靭帯が弛んでいるとかで不安定になっていないか調べてください。
実はそういうケースがここ数日続けてありました。
一人は野球(投手・左投げ)をやっている男子高校生。
1ヶ月ほど前からピッチングする度に左内転筋の付け根が痛くなり、段々とその部分が固くなります。
酷い時はランニング時もかなり痛かったとの事。
通っている接骨院でマッサージを受けたり、鍼を打ってもらうとその場では楽になったそうです。
しかし、またピッチングをすると症状が再発するので2年前に少し通っていた当院に来ました。
確かにかなり内転筋が固くなっていて、周りの筋機能も低下していました。
それをテーピングや筋膜リリースでほぐすようにしていたのですが、この症状が再発するのは他に原因があるような気がしてきました。
そこである程度ほぐした後、何度かシャドーピッチングをしてもらいました。
すると、どうも上半身と下半身がリンクしていない感じが。
そこで、左肩をチェックしました。
思っていた通り、左肩の不安定感が出ていて烏口鎖骨靭帯が弛んでいました。
テーピングして靭帯の弛みをロックして安定感を回復させ、再度シャドーピッチングをしてもらうと動きが良くなり、テーピング前にはまだ少し痛かった内転筋が軽減しました。
肩関節、その中でも烏口鎖骨靭帯等が安定していないと、広背筋の機能が著しく低下します。
そうすると股関節に余計に負担が掛かってしまいます。
もちろん股関節等にもアプローチする必要がありますが、全身をチェックする事は絶対に必要ですね。
2019年10月12日 17:13
咳のし過ぎで肋骨の痛みが出た
季節柄風邪が流行っています、それにインフルエンザも今頃になって流行しているようですね。
風邪などで咳が長引き、そのせいで肋骨に痛みが出る方もおられます。
以前にウルトラマラソン出走2週間前に咳込み気味で肋骨周辺の動きが悪くなり、それをストレッチで解消しようとして骨折された女性を施術した事があります。
さて、今回は30代後半の男性です。
この方も風邪から咳が続き右胸の下の肋骨が痛くなりました。
レントゲン等では大丈夫なようでしたが、触っても痛いし起き上がる際もかなり痛い状況でした。
先ず触って痛い部分にEDFテープを貼り皮膚・筋膜の動きを良くしました。
これで「触るだけで痛い」状況は解消。
その後皮膚・筋膜を誘導して楽になるという事で、大胸筋や季肋部(肋骨の下端部)にもテーピング。
ただ、起き上がる際の痛みは解消していません。
いろいろその他の箇所も試してみるものの結果は出ず。
その時、「同じ高さの腕」をチェックしてみようと判断。
理由は「脳の錯覚」です。
脳は同じ高さにある体幹と腕の違いを判断できないと教えてもらった事があるのです。
試しに同じ高さの上腕部をチェックしてみると、「外側上腕筋間中隔」という上腕二頭筋と上腕三頭筋の境目が非常に固くなっていました。
皆さんもよく詰まる処です。
ここをテーピングで緩めると、起き上がる歳の痛みもほぼ消えました。
本当に良かったです。
痛いところだけに着目せず、「何故そこに痛みを感じるのか?」をイメージしながら施術していく事が非常に大事とつくづく感じさせられました。
2019年4月25日 17:04
できるだけブースにエルゴも持っていこう
今年も3月に浜松市天竜ボート場で開催された「全国高校選抜ボート大会」でブース活動を行ってきました。
今回で5年目になります。
いつも選手の皆さんが待機している体育館でやらせてもらっています。
まだまだ寒い日もあるので暖房のある処は助かります
私は前半2日間担当しましたが、うちにあるエルゴメーターを持ち込みました。
というのも「ただ痛いだけ」でブースに来るのではなく、もっと「なんか漕ぎ方が崩れている」、「漕いでいて力が入らない」等の症状にも対応したいと思ったからです。
もちろん各種チェックして調整すると改善するのですが、やはりビフォー・アフターを選手の皆さんに実感してほしいと思いました。
「こういう処を良くすれば漕ぎが変わる!」というのを身体で理解してもらい今後の活動の糧にしてもらいたいのです。
本当に目的意識のある選手達だけが来てくれれば良いので、そんなにブースを訪れる選手の数には拘らなくなりました。
こちらから見ていて明らかにコンディションに問題がある選手は数多くいますが、本人に問題意識がなければそれは仕方のない事です。
こういうスタンスですから数は多くはありませんでしたが、実際にエルゴを引いてもらって調整した選手は物凄く違いを実感してくれました。
そしていろんな質問をしてきます。
嬉しい限りです。
本当にこういう選手達を相手にサポートをしていきたいです。
次は4月19日~21日に愛知池で開催される「中日本レガッタ」のサポートに参ります(私の担当は19日と20日)。
もし、これを読んでおられるボート関係者(選手その他)で今年の中日本レガッタに参加される方は是非ブースにお越しください。
監視棟1階でやっております。
2019年4月10日 16:42
これだけでもギックリ腰対策にもなりますね
大胸筋や広背筋等の肩関節と繋がっている体幹の筋肉がしっかり機能する為には、肩関節の靭帯が安定している事が必要です。
ところが、肩関節というのは可動域はありますがその分ちょっとした事で不安定になります。
特に烏口肩峰靭帯(うこうけんぽうじんたい)という外側にある靭帯ですが、これが本当にちょっとした事で弛んでしまいます。
そうすると先述のように広背筋が上手く機能しなくなります。
広背筋は大なり小なり腕を使う動作では必ずと言っていいほど使われます。
また腕の付け根から骨盤までカバーしている筋肉なので、広背筋の機能低下を放置するとギックリ腰の原因にもなりますね。
寒い時期は尚更です。
従来は直接広背筋にアプローチしていましたが、現在ではよほどの状態になっていない限りは「烏口肩峰靭帯の安定」を図れば広背筋の機能が回復する事が判ってきましたのでそうしています。
そして、その烏口肩峰靭帯の弛みを生み出しているのが、画像のライン上を走っている「長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)」という肘の外側から前腕を貫き人差し指と中指の間まで繋がっている筋肉なのです。
ですのでこの筋肉の機能を調整する事で烏口肩峰靭帯の状態が回復すれば、それだけで広背筋の機能が戻り違和感も消失します。
数日間仕事前に懸垂をしました。
その懸垂がいつもと違ったドリルをして異なった負荷が掛かったせいでしょうか、仕事をしていると物凄く左の背中に違和感が出ました。
放置するとギックリ腰になりそうな予感がしました。
また施術を受けていた男性も前日仕事をしていたら右広背筋に違和感があった模様。
そこで私は左の、その男性は右の長橈側手根伸筋が機能低下していたのでテーピングすると症状は治まりました。
もちろんスポーツ障害等で烏口肩峰靭帯そのものを傷めている場合、こういうテーピングでは間に合いません。
直接アプローチする必要がありますし、広背筋もかなり痛んでいる場合はやはり直接アプローチする必要があります。
2018年12月21日 15:18
人差し指と中指をチェックして調整すると「肩が入りやすくなった」
少し前に烏口肩峰靭帯について書きました(リンク)。
特にボート選手においては、この靭帯がゆるいと広背筋の出力が出ないので「キャッチでぶら下がる」事ができません。
ベテランでもこういう状態になっていると、何となく「引きが弱い」のを感じて無理に腕で引こうとします。
初心者なら尚更、コーチらに「キャッチでぶら下がれ」と言われてもイメージ自体掴みにくいものです。
そして、その原因を例のブログを書いた時点では過去のスポーツ歴等に求めていました。
野球・バレーボール等。
ところがやっている途中で辻褄の合わない事が結構出てきました。
加えて、長橈側手根伸筋を調整すると肩の痛みが軽減した女性とかもおられました。
確かに腱板断裂で肩を本当に損傷している選手もいるのは間違いありません。
そういう選手は烏口肩峰靭帯だけではなく、烏口鎖骨靭帯や下肩甲横靭帯も同時に傷めている事が多いのです。
しかし、大方の選手はそこまでではなく単に烏口肩峰靭帯が少し緩んでいる程度と思われます。
それも本人が気付かない程度に。
そう考えて最近は上肢のチェックでそこを重点的にチェックします。
少しでも怪しいなと思ったら、広背筋と大胸筋のテストをします。
烏口肩峰靭帯の弛みがあると、肩が不安定なのでこの2つの筋肉テストで陽性が出ます。
触診してみると烏口肩峰靭帯は肩峰(肩の骨の付け根)の傍にあります。
先ほどのテストが陽性で、かつその辺りを触って違和感があるなら、靭帯が弛んでいる可能性が高いです。
と、ここまでは以前のブログに書いた通りですが、今はここから新たなアプローチをします。
何故なら、長橈側手根伸筋と烏口肩峰靭帯がリンクしているのに気付いたからです。
浅筋膜での繋がりが密接なのでしょう。
それからというもの肩を動かしたりして少しでも怪しいなと思ったら長橈側手根伸筋のテストをしてみます。
それで陽性ならテーピングします。
ただ、やはり手の甲に貼ったテープは剥がれやすいので、自身で貼り直すかストレングストレーニングをするかをアドバイスします。
要は、人差し指と中指2本を反らしてみて、力がが入りやすかったら大丈夫です。
あくまで想像ですが、この症状は一種の「現代病」なのかも。
というのは、パソコンのマウスや携帯・スマホを多用する現代人は基本的に親指・人差し指・中指しか使っていませんから。
特に人差し指・中指で「握る」動作が多い為に長橈側手根伸筋がオーバーストレッチしているのでしょう。
ボート選手とこの症状の関連です。
もちろん普段の生活でのクセもありますし、本当に野球とかで腱板を損傷している場合もあります。
その場合は別のアプローチもしなければいけませんが、大抵の選手は長橈側手根伸筋だけで機能が回復します。
先日全日本選手権で戸田に行った際にある女子大の選手にこれを貼ったところ、翌朝の練習で「ぶら下がる感覚が判った」とコーチに伝えていました。
また、いつも教えている大学生が挨拶に来てくれた際に教えたところ、2日後に会ったらこのテーピングが好評で「キャッチで肩が入る」と喜ばれていたそうです。
ちょっとした調整で大きく漕ぎが変わる、こういうところにこの仕事をやっている醍醐味があります。
2018年11月 5日 07:32