最近のエントリー
カテゴリ
月別 アーカイブ
- 2020年8月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年4月 (1)
- 2020年3月 (1)
- 2020年1月 (2)
- 2019年12月 (1)
- 2019年10月 (1)
- 2019年9月 (1)
- 2019年8月 (1)
- 2019年4月 (2)
- 2019年3月 (1)
- 2019年2月 (1)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (2)
- 2018年11月 (4)
- 2018年10月 (7)
- 2018年9月 (2)
- 2018年8月 (7)
- 2018年7月 (4)
- 2018年6月 (9)
- 2018年5月 (7)
- 2018年4月 (7)
- 2018年3月 (8)
- 2018年2月 (5)
- 2018年1月 (4)
- 2017年12月 (7)
- 2017年11月 (9)
- 2017年10月 (6)
- 2017年9月 (10)
- 2017年8月 (12)
- 2017年7月 (10)
- 2017年6月 (15)
- 2017年5月 (12)
- 2017年4月 (19)
- 2017年3月 (3)
- 2017年2月 (4)
- 2017年1月 (5)
- 2016年12月 (7)
- 2016年11月 (7)
- 2016年10月 (14)
- 2016年9月 (11)
- 2016年8月 (18)
- 2016年7月 (11)
- 2016年6月 (15)
- 2016年5月 (19)
- 2016年4月 (17)
- 2016年3月 (14)
- 2016年2月 (12)
- 2016年1月 (15)
- 2015年12月 (22)
- 2015年11月 (12)
- 2015年10月 (15)
- 2015年9月 (12)
- 2015年8月 (16)
- 2015年7月 (14)
- 2015年6月 (14)
- 2015年5月 (18)
- 2015年4月 (18)
- 2015年3月 (20)
- 2015年2月 (23)
- 2015年1月 (34)
- 2014年12月 (27)
- 2014年11月 (24)
- 2014年10月 (35)
- 2014年9月 (27)
- 2014年8月 (34)
- 2014年7月 (25)
- 2014年6月 (22)
- 2014年5月 (33)
- 2014年4月 (38)
- 2014年3月 (47)
- 2014年2月 (67)
- 2014年1月 (55)
- 2013年12月 (25)
- 2013年11月 (3)
- 2013年10月 (5)
- 2013年9月 (5)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (5)
- 2013年6月 (4)
- 2013年5月 (2)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (2)
- 2013年2月 (1)
- 2013年1月 (4)
- 2012年12月 (5)
- 2012年11月 (5)
- 2012年10月 (6)
- 2012年9月 (5)
- 2012年8月 (4)
- 2012年7月 (3)
- 2012年6月 (4)
- 2012年5月 (4)
- 2012年4月 (1)
- 2012年3月 (3)
- 2012年2月 (4)
- 2012年1月 (2)
- 2011年12月 (1)
- 2011年11月 (1)
- 2011年10月 (2)
- 2011年9月 (2)
HOME > 楽水庵ブログ > 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ > 「一歩目が安定しない&じっとしていると手が重くなる・・・」
楽水庵ブログ
「一歩目が安定しない&じっとしていると手が重くなる・・・」
こんにちは、
京都で唯一人になったキネシオテーピング協会認定指導員(関西支部所属)で、
「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。
スポーツ障害のみならず、内臓・頭蓋及び骨格調整を得意としております。
さて、足の外側の痛みを訴えておられる女性がおられます。
痛みの原因としては、様々な筋肉のバランスおよび足部のアーチが下がっている、等あります。
少しずつ問題は解消しつつあるのですが、困った問題が一つ。
それは左足の一歩目が力が入らず不安定になる、という点。
少し歩くと解消されるのですが、施術中少し横になってもらった後にでも起こります。
原因は、下伸筋支帯と呼ばれる足首の辺りにある一種の「バンド」でした。
伸筋支帯は足首を反らせる(背屈)際に使われる下腿部前方の筋肉群(伸筋群)を束ねるものです。
このバンドの一部分が硬くなる(硬結)する事により、特に動き出しの際に大きな抵抗になるのです。
ですから、少し歩くと伸筋群が働きだすので症状はマシになります。
ただ、放っておくといつまでも一歩目はしんどいですし、高齢者などは転倒のリスクが上がってしまいます。
よって、この方の場合下伸筋支帯の硬結している部分を緩めると、一歩目がスムーズに出るようになりました。
また、もう一つ困った問題がありました。
右手中指のばね指です。
ばね指の原因としては胸(特に小胸筋)や首の筋肉が主で、そこを緩めると症状は確かに良くなります。
ただ、一週間もするとまた症状が出てきて、このところそれの繰り返しでした。
今回も首や胸を緩めてばね指の症状が良くなったと安心していたら、仰向けで寝てもらっていると手全体の動きが重くなってばね指の症状も復活しました。
何故?とない脳みそをフル回転させてみて、ひょっとすると左足と同じように伸筋支帯のどこかが硬くなっているのでは、と推察して、触ってみると確かに硬い部分が。
そこを緩めると手全体の動きが軽くなり、ばね指の症状も解消。
やはり、手も伸筋支帯の「バンド」が硬くなり機能不全になっていたようです。
私自身も仕事柄(特に右)手の親指が少し腱鞘炎気味になる事があるのですが、この事例を体験し、私自身の伸筋支帯を緩めてみました。
すると、親指が凄く楽になります。
こういう事から考えると、スポーツ等で身体を動かす際にウォームアップで「まずは大きな筋肉から」と言われますが、実はこういう部分を先に緩めてからやって次に大きな筋肉を動かしていった方が、より良いウォームアップになる気がします。
浅筋膜の流れも格段に良くなります。
一種の「筋膜リリース」とも言えるでしょう。
スポーツだけでなく、仕事等でよく手を使われる方も伸筋支持帯の硬い部分を、少し痛いぐらいにほぐしてあげてから仕事にとりかかった方が指の痛みも出にくいし、指の動きが悪くなると肩や首にきますので肩コリ・首コリの予防にもなります。
そして、先にも書きましたが、特に高齢者には足の伸筋支持帯の調整をしてあげれば一歩目の安定が増し、よって転倒のリスクが減ります。
亡くなった私の母親は高齢になってから3回骨折しましたが、全て一歩目での転倒でした。
後悔先に立たずですが、あの時にこれが判っていれば筋肉はどんどん減っていっていましたが、そこまで転倒しなかったかもと今更ながら思います。
参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
さて、足の外側の痛みを訴えておられる女性がおられます。
痛みの原因としては、様々な筋肉のバランスおよび足部のアーチが下がっている、等あります。
少しずつ問題は解消しつつあるのですが、困った問題が一つ。
それは左足の一歩目が力が入らず不安定になる、という点。
少し歩くと解消されるのですが、施術中少し横になってもらった後にでも起こります。
原因は、下伸筋支帯と呼ばれる足首の辺りにある一種の「バンド」でした。
伸筋支帯は足首を反らせる(背屈)際に使われる下腿部前方の筋肉群(伸筋群)を束ねるものです。
このバンドの一部分が硬くなる(硬結)する事により、特に動き出しの際に大きな抵抗になるのです。
ですから、少し歩くと伸筋群が働きだすので症状はマシになります。
ただ、放っておくといつまでも一歩目はしんどいですし、高齢者などは転倒のリスクが上がってしまいます。
よって、この方の場合下伸筋支帯の硬結している部分を緩めると、一歩目がスムーズに出るようになりました。
また、もう一つ困った問題がありました。
右手中指のばね指です。
ばね指の原因としては胸(特に小胸筋)や首の筋肉が主で、そこを緩めると症状は確かに良くなります。
ただ、一週間もするとまた症状が出てきて、このところそれの繰り返しでした。
今回も首や胸を緩めてばね指の症状が良くなったと安心していたら、仰向けで寝てもらっていると手全体の動きが重くなってばね指の症状も復活しました。
何故?とない脳みそをフル回転させてみて、ひょっとすると左足と同じように伸筋支帯のどこかが硬くなっているのでは、と推察して、触ってみると確かに硬い部分が。
そこを緩めると手全体の動きが軽くなり、ばね指の症状も解消。
やはり、手も伸筋支帯の「バンド」が硬くなり機能不全になっていたようです。
私自身も仕事柄(特に右)手の親指が少し腱鞘炎気味になる事があるのですが、この事例を体験し、私自身の伸筋支帯を緩めてみました。
すると、親指が凄く楽になります。
こういう事から考えると、スポーツ等で身体を動かす際にウォームアップで「まずは大きな筋肉から」と言われますが、実はこういう部分を先に緩めてからやって次に大きな筋肉を動かしていった方が、より良いウォームアップになる気がします。
浅筋膜の流れも格段に良くなります。
一種の「筋膜リリース」とも言えるでしょう。
スポーツだけでなく、仕事等でよく手を使われる方も伸筋支持帯の硬い部分を、少し痛いぐらいにほぐしてあげてから仕事にとりかかった方が指の痛みも出にくいし、指の動きが悪くなると肩や首にきますので肩コリ・首コリの予防にもなります。
そして、先にも書きましたが、特に高齢者には足の伸筋支持帯の調整をしてあげれば一歩目の安定が増し、よって転倒のリスクが減ります。
亡くなった私の母親は高齢になってから3回骨折しましたが、全て一歩目での転倒でした。
後悔先に立たずですが、あの時にこれが判っていれば筋肉はどんどん減っていっていましたが、そこまで転倒しなかったかもと今更ながら思います。
参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります
京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
LINEで24時間オンライン予約ができます(1ヶ月先まで)
カテゴリ:
2020年6月19日 19:56
同じカテゴリの記事
坐骨神経痛と関わりの深い梨状筋、ところでどこにアプローチ?
こんにちは、テーピング整体師
「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」専門院の楽水庵です。
梨状筋という筋肉は、お尻の深層部にあります。
そして梨状筋と坐骨神経の走行が似通っている為に、梨状筋の筋低下は坐骨神経痛を伴う事が多いのです。
ただ、なんでもかんでも坐骨神経痛を含めた腰や下肢の痺れ・痛み等の原因が梨状筋かといえば、そうとも言えません。
中殿筋や大腿部の恥骨筋もよく痺れ・痛みを起こします。
ですから、梨状筋が原因かどうかをしっかり見極めなければいけません。
ここで役に立つのが「梨状筋と母趾内転筋の相関関係」。
おそらく私が見つけた(と思いたい・・・)ものです。
梨状筋が弱っている場合、同側の母趾内転筋も筋低下を起こしています。
テスト方法は非常に簡単で、母趾(親指)を2趾(人差し指)の方へ寄せられるかどうかを見ます。
母趾と2趾の間に手の指を入れ母趾側に少し抵抗を掛け、母趾が2趾側に寄せられるかチェックするのです。
ただ、この際気を付けなければいけないのが「代償行為」。
本来なら足趾の付け根の母趾内転筋が働いて抵抗するのですが、この母趾内転筋が収縮してくれないと拮抗筋である母指外転筋の伸張力で頑張ろうとします。
頑張っているのが「母趾の付け根」ではなく母指外転筋の走行、足の内側縁になってしまいます。
こういう場合、判定的には梨状筋の機能低下と判断します。
さて、ここからが本題です。
梨状筋と母趾内転筋は相互関係してますが、どちらにアプローチするとベターか?
ほとんどの場合は梨状筋にアプローチする方が良い結果をもたらしています。
しかし、今回のケースですと母趾内転筋にアプローチする方が良い結果を出します。
今回の方もチェックしていると、梨状筋に問題が見られました。
もちろん梨状筋独自のテスト方法もありますが、一度うつ伏せになった貰う必要があります。
母趾内転筋のテストだと仰向けのままチェックできるので便利なのです。
このチェックで母趾内転筋の働きが弱い場合に梨状筋の筋膜を誘導してみます。
それで母趾内転筋の機能が回復するのなら梨状筋にアプローチした方がベターでしょう。
あくまで可能性ですが、梨状筋の機能低下>母趾内手筋の機能低下、と判断するからです。
しかし、逆にアプローチした方が良い場合もあります。
例の母趾を内転させるテストで「母趾に痛みが出る」場合です。
このケースの場合は梨状筋の筋膜を誘導してもテスト時の母趾の痛みは解消しません。
そういう場合は、下の画像のように母趾内転筋にアプローチすると母趾の痛みは軽減します。
ただ、この場合は加えて長母趾伸筋等の機能低下も起こしているケースが多く、そちらへのアプローチも必要です。
最初に述べたように、関連性が深いので母趾内転筋にアプローチするだけでも梨状筋の状態は改善します。
両方ともアプローチする方が良い場合もこれから遭遇するかも知れませんが、今のところはどちらかへのアプローチで結構効果が出ています。
梨状筋という筋肉は、お尻の深層部にあります。
そして梨状筋と坐骨神経の走行が似通っている為に、梨状筋の筋低下は坐骨神経痛を伴う事が多いのです。
ただ、なんでもかんでも坐骨神経痛を含めた腰や下肢の痺れ・痛み等の原因が梨状筋かといえば、そうとも言えません。
中殿筋や大腿部の恥骨筋もよく痺れ・痛みを起こします。
ですから、梨状筋が原因かどうかをしっかり見極めなければいけません。
ここで役に立つのが「梨状筋と母趾内転筋の相関関係」。
おそらく私が見つけた(と思いたい・・・)ものです。
梨状筋が弱っている場合、同側の母趾内転筋も筋低下を起こしています。
テスト方法は非常に簡単で、母趾(親指)を2趾(人差し指)の方へ寄せられるかどうかを見ます。
母趾と2趾の間に手の指を入れ母趾側に少し抵抗を掛け、母趾が2趾側に寄せられるかチェックするのです。
ただ、この際気を付けなければいけないのが「代償行為」。
本来なら足趾の付け根の母趾内転筋が働いて抵抗するのですが、この母趾内転筋が収縮してくれないと拮抗筋である母指外転筋の伸張力で頑張ろうとします。
頑張っているのが「母趾の付け根」ではなく母指外転筋の走行、足の内側縁になってしまいます。
こういう場合、判定的には梨状筋の機能低下と判断します。
さて、ここからが本題です。
梨状筋と母趾内転筋は相互関係してますが、どちらにアプローチするとベターか?
ほとんどの場合は梨状筋にアプローチする方が良い結果をもたらしています。
しかし、今回のケースですと母趾内転筋にアプローチする方が良い結果を出します。
今回の方もチェックしていると、梨状筋に問題が見られました。
もちろん梨状筋独自のテスト方法もありますが、一度うつ伏せになった貰う必要があります。
母趾内転筋のテストだと仰向けのままチェックできるので便利なのです。
このチェックで母趾内転筋の働きが弱い場合に梨状筋の筋膜を誘導してみます。
それで母趾内転筋の機能が回復するのなら梨状筋にアプローチした方がベターでしょう。
あくまで可能性ですが、梨状筋の機能低下>母趾内手筋の機能低下、と判断するからです。
しかし、逆にアプローチした方が良い場合もあります。
例の母趾を内転させるテストで「母趾に痛みが出る」場合です。
このケースの場合は梨状筋の筋膜を誘導してもテスト時の母趾の痛みは解消しません。
そういう場合は、下の画像のように母趾内転筋にアプローチすると母趾の痛みは軽減します。
ただ、この場合は加えて長母趾伸筋等の機能低下も起こしているケースが多く、そちらへのアプローチも必要です。
最初に述べたように、関連性が深いので母趾内転筋にアプローチするだけでも梨状筋の状態は改善します。
両方ともアプローチする方が良い場合もこれから遭遇するかも知れませんが、今のところはどちらかへのアプローチで結構効果が出ています。
*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります
長岡京本院 京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
戸田分院 埼玉県戸田市新曽2114 090-1902-9553
2019年3月 4日 14:25
自分の体験からも、モートンを含む足趾附近の痺れ・違和感に
こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。
少し前にモートン病(足の3趾・4趾附近の痺れが出る症状)に対してのアプローチを紹介させてもらいました(リンク)。
あれはあれで効果があったのですが、なかなかすっかり解決という訳にはいかず次回来られた際にまた症状が出てきた、という繰り返しで結局対症療法に過ぎなかったようです。
ある時に足裏の痺れに関係しているのは膝窩(しっか、膝の裏)付近にある「脛骨神経(けいこつしんけい)」というのを教えてもらいました。
そこで、モートンの症状が出ている女性が来院された際に脛骨神経の辺りを触ってみると、やはり上層部の皮膚・筋膜の動きが良くない。
手で皮膚・筋膜の動きをスムーズになるように誘導するようにしてあげると、モートンの症状はピタッと治まりました。
その誘導ですが、膝窩筋にテーピングする際の動きと同じで、結局膝窩筋の動きが良くないと症状が出やすいという事だと解釈しています。
膝窩筋にテーピングして次回来られた際に経過を尋ねると、それからモートンの症状は出ていないとの事。
以前のアプローチは、末梢の神経に対してある種「モグラ叩き」みたいな事をしていただけなのかも知れません。
脛骨神経が主な原因なら、やはり膝窩筋からアプローチするべきでしょう。
次にリスフラン等の問題で通っている女子高生。
彼女もリスフランや足関節以外に足の甲の先端部分に嫌な感触がありました。
「ひょっとして」と思い、膝窩の筋膜を調整しながら足の甲の感触を尋ねると改善していました。
私なりにリスフランに対するアプローチはしっかりしてきたつもりだったのですが、なかなか回復が思わしくない。
脛骨神経が邪魔をしていたようです。
もちろん彼女にも膝窩筋テープを貼りました。
最後に私の例です。
私もたまに左の3趾(中指)に痺れが出る事があります、特に寝ている時に。
以前はお尻にデキモノがあり、それが梨状筋を圧迫して出る坐骨神経痛だと解釈していました。
数日前も寝ている時にその症状が出て寝付けない。
前述の女性に対するアプローチの結果が出た後だったので、「俺も膝窩筋かな?」と考え、まず膝窩の皮膚・筋膜を誘導すると良い感じ。
それで膝窩筋テープを貼ったところ、それから症状は出ず寝付けました。
こういった結果から考えると、お尻やハムストリングに出る痺れはまた違った原因ですが、足先だけの痺れや違和感なら先ず膝窩周辺を疑ってみるのが得策かも知れませんね。
*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。
楽水庵
少し前にモートン病(足の3趾・4趾附近の痺れが出る症状)に対してのアプローチを紹介させてもらいました(リンク)。
あれはあれで効果があったのですが、なかなかすっかり解決という訳にはいかず次回来られた際にまた症状が出てきた、という繰り返しで結局対症療法に過ぎなかったようです。
ある時に足裏の痺れに関係しているのは膝窩(しっか、膝の裏)付近にある「脛骨神経(けいこつしんけい)」というのを教えてもらいました。
そこで、モートンの症状が出ている女性が来院された際に脛骨神経の辺りを触ってみると、やはり上層部の皮膚・筋膜の動きが良くない。
手で皮膚・筋膜の動きをスムーズになるように誘導するようにしてあげると、モートンの症状はピタッと治まりました。
その誘導ですが、膝窩筋にテーピングする際の動きと同じで、結局膝窩筋の動きが良くないと症状が出やすいという事だと解釈しています。
膝窩筋にテーピングして次回来られた際に経過を尋ねると、それからモートンの症状は出ていないとの事。
以前のアプローチは、末梢の神経に対してある種「モグラ叩き」みたいな事をしていただけなのかも知れません。
脛骨神経が主な原因なら、やはり膝窩筋からアプローチするべきでしょう。
次にリスフラン等の問題で通っている女子高生。
彼女もリスフランや足関節以外に足の甲の先端部分に嫌な感触がありました。
「ひょっとして」と思い、膝窩の筋膜を調整しながら足の甲の感触を尋ねると改善していました。
私なりにリスフランに対するアプローチはしっかりしてきたつもりだったのですが、なかなか回復が思わしくない。
脛骨神経が邪魔をしていたようです。
もちろん彼女にも膝窩筋テープを貼りました。
最後に私の例です。
私もたまに左の3趾(中指)に痺れが出る事があります、特に寝ている時に。
以前はお尻にデキモノがあり、それが梨状筋を圧迫して出る坐骨神経痛だと解釈していました。
数日前も寝ている時にその症状が出て寝付けない。
前述の女性に対するアプローチの結果が出た後だったので、「俺も膝窩筋かな?」と考え、まず膝窩の皮膚・筋膜を誘導すると良い感じ。
それで膝窩筋テープを貼ったところ、それから症状は出ず寝付けました。
こういった結果から考えると、お尻やハムストリングに出る痺れはまた違った原因ですが、足先だけの痺れや違和感なら先ず膝窩周辺を疑ってみるのが得策かも知れませんね。
*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。
楽水庵
2018年5月 9日 16:52
リスフランが原因と思われる症状2例、時には痺れも
こんにちは、京都府長岡京市のキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵の水谷です。
2日間の全国高校選抜ボート大会のサポートを終え、昨日の夜帰ってきました。
今日(24日)・明日は東海支部の支部長を含め支部のメンバーが交代で大会をサポートしています。
さて、昨日帰る前に北海道の女子選手が「左足の甲が痛い」と言ってブースに来てくれました。
痛くて足首を全く反る事ができないとの事。
youtube で探したテーピングと湿布をしていましたが、残念ながら効果が出ているようには見えませんでした。
全く反る事ができないので足首を反る前脛骨筋のテストは不発。
ただ、母趾を押す事はできるので両母趾共に押すテストをしてみると、明らかに右に比べ弱い。
これは左足底筋が機能低下している事が原因で、リスフランが弛んでいる場合に多いケースです。
また痛いと訴えている箇所からして、これはリスフランと判断しました。
まずリスフランの箇所にアクティベーターを打ちました。
と、実はこれだけで足首を反る事ができるようになりました。
後は、リスフランが弛んでいる時には後脛骨筋も機能低下している事が多く、彼女の場合もまさしくその通りだったので調整。
更に、首のアンバランスを調整して全身のバランス調整。
無事にレースで全力を出してくれれば幸いです。
そして今朝は約1ヶ月ぶりに野球部に所属している高校生。
結構キツイ腰痛と脚の痺れで来ていました。
以前に比べれば随分マシだが、まだ軽い腰痛に走ると左ふくらはぎに「ジーン」とした痺れが出るとの事。
腰痛に関しては今回省きますが、その左ふくらはぎの痺れも後脛骨筋の機能低下からと疑われ、結局大元の原因はリスフランでした。
リスフランを調整して後脛骨筋にテーピング。
その他首とかのバランスも調整して、その場駆け足等いろいろと動いてもらいましたが大丈夫なようでした。
*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。
楽水庵
2日間の全国高校選抜ボート大会のサポートを終え、昨日の夜帰ってきました。
今日(24日)・明日は東海支部の支部長を含め支部のメンバーが交代で大会をサポートしています。
さて、昨日帰る前に北海道の女子選手が「左足の甲が痛い」と言ってブースに来てくれました。
痛くて足首を全く反る事ができないとの事。
youtube で探したテーピングと湿布をしていましたが、残念ながら効果が出ているようには見えませんでした。
全く反る事ができないので足首を反る前脛骨筋のテストは不発。
ただ、母趾を押す事はできるので両母趾共に押すテストをしてみると、明らかに右に比べ弱い。
これは左足底筋が機能低下している事が原因で、リスフランが弛んでいる場合に多いケースです。
また痛いと訴えている箇所からして、これはリスフランと判断しました。
まずリスフランの箇所にアクティベーターを打ちました。
と、実はこれだけで足首を反る事ができるようになりました。
後は、リスフランが弛んでいる時には後脛骨筋も機能低下している事が多く、彼女の場合もまさしくその通りだったので調整。
更に、首のアンバランスを調整して全身のバランス調整。
無事にレースで全力を出してくれれば幸いです。
そして今朝は約1ヶ月ぶりに野球部に所属している高校生。
結構キツイ腰痛と脚の痺れで来ていました。
以前に比べれば随分マシだが、まだ軽い腰痛に走ると左ふくらはぎに「ジーン」とした痺れが出るとの事。
腰痛に関しては今回省きますが、その左ふくらはぎの痺れも後脛骨筋の機能低下からと疑われ、結局大元の原因はリスフランでした。
リスフランを調整して後脛骨筋にテーピング。
その他首とかのバランスも調整して、その場駆け足等いろいろと動いてもらいましたが大丈夫なようでした。
*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。
楽水庵
2018年3月24日 13:35
あ、これが調子を崩した原因だったのか・・・痺れから判明
こんにちは、楽水庵です。
野球をやっていて、調子を崩して通っている中学生。
斜頸もあり結構大変ですが少しずつ良くなってきてくれています。
調子を崩した原因がよく判らなかったのですが、痺れがたまたま出たので判明しました。
今回左手小指に痺れがあるとの事だったので、広背筋・後斜角筋・小胸筋という私なりの鉄板アプローチ。
これで大抵の小指の痺れは収まる筈なのですが・・・範囲は狭まったものの痺れが依然残っていました。
「何故?」
前腕と小指をチェックしてみると、小指の関節、第1関節・第2関節が弛んでいる。
聞いてみると、昨年試合でヘッドスライディングをした際に骨折したとの事。
そこで、こういうテーピングで関節の弛みをロックしたところ、「あ、握りやすくなった!」、そして痺れもなくなりました。
現状を改善するのに一杯いっぱいだった為に、彼が最初に調子を崩した原因を聞いていませんでした。
どうも、小指の骨折以降調子をドンドンと崩していったそうです。
一番の原因は、先ほども書いたように「小指がしっかり握れない」事のようです。
小指はバッティングで非常に重要な役目をします。
これがしっかり握れないと思ったように打てなかったでしょう。
骨折した箇所がつながっただけでは本来の役目を果たさない事も多々あります。
一緒に靭帯が弛んでいたのが見過ごされていたか、もしくはリハビリで何とかなると判断されていたのでしょうか。
本当にちょっとした事なのですが、このちょっとした事が大きなパフォーマンスの差を生み出してしまうのです。
しかし、筋肉強化をしようにも一度弛んでしまった靭帯は自然に元に戻る事は非常に難しい。
まず靭帯がしっかり機能していないから筋肉も正常には働きません。
理想的なのは、こういうテーピングで靭帯の弛みを抑え筋肉を正常に働かす事です。
そうすると血流量が増え、あまり血流がないその部分の靭帯でさえ組織の修復にあずかる事ができます。
「まず筋肉を正常に働かすようにする」、これが最優先事項です。
ですから、余程の靭帯損傷(完全断裂)でない限りは、こういうテーピングでやっていく方が得策と思われます。
ギブスで固定とかすると、固定した部分の筋肉が働かないので弱ってしまいます。
このテーピングは固定している訳でもありません。
ただ、キネシオテープ(コットン製)の「縦には伸びるが横には伸びない」という特性を生かして靭帯がそれ以上緩まないようにしているだけなのです。
痺れの話に戻りますが、結構指先の痺れで最後に残ったのが指の関節、つまり靭帯の弛みというのは、他の方でもありました。
やはり筋肉が正常に働いていなかったせいでしょうね。
この彼も小指が正常に動くようになったのが、今度は首の方に好影響を与えてくれるかも。
首が指に影響を与える事が多いのですから、その逆も十分あり得ます。
来春から高校で活躍してもらう為にも、更に良くなってもらいます。
楽水庵
野球をやっていて、調子を崩して通っている中学生。
斜頸もあり結構大変ですが少しずつ良くなってきてくれています。
調子を崩した原因がよく判らなかったのですが、痺れがたまたま出たので判明しました。
今回左手小指に痺れがあるとの事だったので、広背筋・後斜角筋・小胸筋という私なりの鉄板アプローチ。
これで大抵の小指の痺れは収まる筈なのですが・・・範囲は狭まったものの痺れが依然残っていました。
「何故?」
前腕と小指をチェックしてみると、小指の関節、第1関節・第2関節が弛んでいる。
聞いてみると、昨年試合でヘッドスライディングをした際に骨折したとの事。
そこで、こういうテーピングで関節の弛みをロックしたところ、「あ、握りやすくなった!」、そして痺れもなくなりました。
現状を改善するのに一杯いっぱいだった為に、彼が最初に調子を崩した原因を聞いていませんでした。
どうも、小指の骨折以降調子をドンドンと崩していったそうです。
一番の原因は、先ほども書いたように「小指がしっかり握れない」事のようです。
小指はバッティングで非常に重要な役目をします。
これがしっかり握れないと思ったように打てなかったでしょう。
骨折した箇所がつながっただけでは本来の役目を果たさない事も多々あります。
一緒に靭帯が弛んでいたのが見過ごされていたか、もしくはリハビリで何とかなると判断されていたのでしょうか。
本当にちょっとした事なのですが、このちょっとした事が大きなパフォーマンスの差を生み出してしまうのです。
しかし、筋肉強化をしようにも一度弛んでしまった靭帯は自然に元に戻る事は非常に難しい。
まず靭帯がしっかり機能していないから筋肉も正常には働きません。
理想的なのは、こういうテーピングで靭帯の弛みを抑え筋肉を正常に働かす事です。
そうすると血流量が増え、あまり血流がないその部分の靭帯でさえ組織の修復にあずかる事ができます。
「まず筋肉を正常に働かすようにする」、これが最優先事項です。
ですから、余程の靭帯損傷(完全断裂)でない限りは、こういうテーピングでやっていく方が得策と思われます。
ギブスで固定とかすると、固定した部分の筋肉が働かないので弱ってしまいます。
このテーピングは固定している訳でもありません。
ただ、キネシオテープ(コットン製)の「縦には伸びるが横には伸びない」という特性を生かして靭帯がそれ以上緩まないようにしているだけなのです。
痺れの話に戻りますが、結構指先の痺れで最後に残ったのが指の関節、つまり靭帯の弛みというのは、他の方でもありました。
やはり筋肉が正常に働いていなかったせいでしょうね。
この彼も小指が正常に動くようになったのが、今度は首の方に好影響を与えてくれるかも。
首が指に影響を与える事が多いのですから、その逆も十分あり得ます。
来春から高校で活躍してもらう為にも、更に良くなってもらいます。
楽水庵
2017年11月13日 23:15
ムチウチ同様痺れも雨降りの前に敏感になる?自身の母趾の痺れ
こんにちは、楽水庵です。
ムチウチになられた方が「雨降りの前に痛くなる」と話されているのを聞きます。
そして、ひょっとしたら痺れも同じような傾向になるのかなというのを自身の痺れでこの間体験しました。
数日前に朝ロードワークしていると、どうも左母趾の感覚がおかしい。
何やら痺れているようでした。
そして、足趾の付け根の部分、ちょうど母趾内転筋の辺りの感覚が薄い。
画像の斜線で囲んでいる箇所です。
原因はどうやら梨状筋の機能低下です。
梨状筋と母趾内転筋は密接に繋がっているようで、以前は梨状筋に効かす為にここへ貼っていた時期もありました。
最近では、片足だけ外反母趾がきつい人は梨状筋が良くないのではとも考えるようになっています。
また、右前腕の尺側(小指側)もうっすらと痺れているよう。
これは後斜角筋が詰まっているからと判断しました。
私は寝ている時(仰向け)に首が左に回る癖があるので、左胸鎖乳突筋が少しオーバーストレッチになっています。
そして、こういう場合は右の後斜角筋の機能低下がパターン的に現れます。
この画像は右に回る方なので、これを逆にイメージしてください。
ですから、今回の母趾や前腕の痺れは帰ってからテーピングで即改善しました。
でも、何故あの時に限って症状が出たのか?
やはり冒頭のムチウチの方同様何かあるのでしょうか。
気圧も考えられますが、今自分が関わっている事柄から考察すると、雨降り前の「空気」が皮膚・筋膜に影響を与えている気がします。
非常にアバウトですが、そんな感じがしてなりません。
楽水庵
ムチウチになられた方が「雨降りの前に痛くなる」と話されているのを聞きます。
そして、ひょっとしたら痺れも同じような傾向になるのかなというのを自身の痺れでこの間体験しました。
数日前に朝ロードワークしていると、どうも左母趾の感覚がおかしい。
何やら痺れているようでした。
そして、足趾の付け根の部分、ちょうど母趾内転筋の辺りの感覚が薄い。
画像の斜線で囲んでいる箇所です。
原因はどうやら梨状筋の機能低下です。
梨状筋と母趾内転筋は密接に繋がっているようで、以前は梨状筋に効かす為にここへ貼っていた時期もありました。
最近では、片足だけ外反母趾がきつい人は梨状筋が良くないのではとも考えるようになっています。
また、右前腕の尺側(小指側)もうっすらと痺れているよう。
これは後斜角筋が詰まっているからと判断しました。
私は寝ている時(仰向け)に首が左に回る癖があるので、左胸鎖乳突筋が少しオーバーストレッチになっています。
そして、こういう場合は右の後斜角筋の機能低下がパターン的に現れます。
この画像は右に回る方なので、これを逆にイメージしてください。
ですから、今回の母趾や前腕の痺れは帰ってからテーピングで即改善しました。
でも、何故あの時に限って症状が出たのか?
やはり冒頭のムチウチの方同様何かあるのでしょうか。
気圧も考えられますが、今自分が関わっている事柄から考察すると、雨降り前の「空気」が皮膚・筋膜に影響を与えている気がします。
非常にアバウトですが、そんな感じがしてなりません。
楽水庵
2017年7月14日 18:02