月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > ボート選手の様々な痛み・悩みについて > 大忙しで死にそう(?)だった・・・関西選手権

楽水庵ブログ

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

大忙しで死にそう(?)だった・・・関西選手権

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

先日8月11日・12日と大阪府立漕艇センターで開催された関西選手権のサポートに行ってきました。

関西選手権でのサポートは実は初めてでした。
昨年まではそういうものは認めないという頑固な一部の理事がおられ、その方と私がもうかれこれ30数年の仲だったので私も気分を害して「そんなら誰が行くか!」てな感じで全く興味が持てませんでした。

ところが、今年の1月に行われた「マシンローイング近畿大会」の際に大阪ボート協会の専務理事に「今年の関西選手権来ない!体勢変わったから」と言われ、それならと行かせてもらった次第です。

11日は3人体制。
場所は漕艇センターの2階にあるロビーの通路で、メチャクチャ目立つ所でやらさせてもらいました。




それにインターハイで野外テントのブース活動でかなり熱中症になっていたので、エアコンの効いた場所はありがたいですね。
外は2日間とも結構暑かったですので。

それなりに選手も来ましたが、まあ3人でやっていたので何とかなりました。

問題は2日目。
ただでさえ一人でやらなければいけないのに、うちに通っていたO阪大学のK君(5回生)が1回生を「無料やから行ってこい」とそそのかしたので、「すみません、O阪大の1回生〇〇ですけど・・・」というのがやたら沢山来て、本当死にそうになりました(笑)
ホンマ本人にも言いましたが、向こうの監督に一度ご飯をおごってもらわなければ割に合いません。

まあ、それでも皆さんの悩みを解決して、またアドバイスをする事によって感謝してもらえたのだから良しとしなければ。

それに、弟子の恩師(ボート)のサポートもして見事優勝されたのも報われた感がありました。



忙しかったですが、自由にやらせてもらえたのでまた来年もサポートに行きたいと思っています。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵

 

カテゴリ:

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

同じカテゴリの記事

大学ボート部に講習していて感じた事その2、特に女子選手の足首

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。

前回は肩について書きました。
今回は案外、というかほとんど見落とされている足首についてです。

男子の場合過去に明らかに捻挫した経験がある場合に足関節靭帯の弛みが認められます。
しかし、女子の場合はそういう覚えもないのに足首がグラグラ、という選手が結構います。

そういう選手は直立してもらっても、足関節が弛んでいる方に体重を掛けにくいのが無意識に判っていて、必然的に反対側の足に体重のほとんどを掛けています。


何故こういう症状があるかというと、「やはり普段の立ち方」が一番の原因でしょう。
女性は立っている時に足をクロスさせたりする事が結構あります。
またそのクロスして前に出した足を思いっ切り外反させて立ったりしますね。
ちょうど下の画像のように。



この画像の子はまだ年少ですが、女性はこの年頃からこういう癖を持っている事があり、それを長年続けていると知らず知らずのうちに前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい。足首の一番重要な靭帯)等が弛んでしまうのです。

その状態でハードなスポーツをするとバランスが崩れるのは自明の理です。
肩幅ぐらいのスタンスで直立してみて左右の体重の乗りがかなり違うと感じられたら、一度内踝(くるぶし)と外踝の中央を結ぶ水平線を触ってみてください。
体重が乗れていない側の方が、乗れている側よりも触って何か違和感がある可能性が高いです。
その場合ほとんどのケースで前距腓靭帯等が弛んでいます。

できるだけ普段からそういう癖を自重して、テーピングで靭帯の弛みをロックさせておくと徐々に良くなっていきます。
キネシオテープを適切に貼ると、靭帯の弛みだけロックして周辺の筋肉の動きを最大限使えるようにします。
結果的に周辺の血流が増え、それが靭帯組織の速やかな修復を促す期待が持てます。



*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵




 

ボート選手とビーチバレーボール選手、スポーツ障害の共通点

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

9月6日から9日まで埼玉県戸田ボートコースで開催されたインカレ(全日本大学ボート選手権)でコンディショニングブースをしてきました。
















その後福井県小浜市に直行して、国体ビーチバレーボール競技の救護班でテーピング担当をしてきました。

















一見異なる競技ですが、私が施術した選手達にかなりの共通点が見られました。

まず・腰椎・仙椎の神経が詰まっている点です。
特に仙椎の神経が詰まると腹圧が入りにくいので、腹筋が硬直して腰が反ってしまうのです。
その為に仰向けで寝ると「反り腰」になる選手が多い。

もちろん反り腰に対するアプローチ、主に仙椎・腰椎の神経の通りを良くするテーピングをします。
しかし、これは今の私の考えでは「対処療法」にしか過ぎないと思っています。

反り腰になる、腰椎・仙椎の神経が詰まるのは、なにか腰に大きなストレスが掛かってしまうという事です。
それが大腰筋・腸骨筋、所謂「腸腰筋」の機能低下から起こっていると思われます。

ボート選手の場合、腸腰筋が機能低下するとシートが前に出せません。
その分大きく漕ごうとすると状態を突っ込んでしまいます。
すると、ドライブに入った際に本来なら使わなくても良い、というより単なる姿勢保持筋であるべき「脊柱起立筋」を必要以上に酷使してしまうと考えられます。


ビーチバレーボールも同様の事が考えられます。

インドアバレーに比べ足元が柔らかいので跳ぶ際に必要以上に上体を被せて(前傾させて)いるのではと思われます。
床がしっかりしているインドアだと足関節・膝関節のバネでも跳べますが、ビーチバレーだと股関節でしっかり踏ん張らないと跳べないようです。
頼まれて急遽インドアからビーチバレーに出た選手は、ビーチ頚筋が長い選手に比べ跳び方を含めた動きが違うと、公式レェフリーの方も話されていました。

インドアもそうなのでしょうが、ビーチバレーの選手は更に腸腰筋の使い方が大事でしょう。
もちろん、ボート選手もです。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵





 

名古屋で大学ボート部に講習して感じた事 その1、肩編

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

先日(8月24日)に名古屋に行き某大学ボート部にテーピング等の講習をしてきました。



講習の主眼は、『整え鍛え、更に鍛え整える』という正の連鎖をしていく事。
そうすればもっと上のステージが見えてくる、その為には普段から自分の状態・バランスを確認する。
自身だけでチェックするのは難しいだろうから、常に決まった人とアップやクールダウンして相互チェックを勧めておきました。

皆さん錯覚されているかも知れませんが、トップアスリートだからといって皆バランスが良いとは限りません。
それでも強いのは、「ポテンシャルが高い」からです。
それをポテンシャルが低い選手が同じ事をしても強くなる訳がないのです。
ポテンシャルが低いのなら、まずバランスを整えて質の高い練習・トレーニングができるようになる必要があります。

えてして、皆さん練習・トレーニングに「質よりも量」に重きをなす傾向があります。
しかし、質を伴わず量だけを追い求めていくと、得られる効果はほとんど期待できず逆に怪我のリスクだけ増します。
強い選手達はポテンシャルが高いからそれだけの練習量をこなせるというのを忘れてはいけません。

これも何度も言っていますが、決して私は「ハードトレーニング否定論者」ではありません。
ハードトレーニングをこなせない状態の選手達にダラダラと長時間きつい事をさせる指導者達に怒りを感じているだけなのです。


さて、大学のボート部員、特に男子に多い症状の一つに「肩」の問題があります。
高校からボート部でやっていた経験者の多い大学もあるでしょうが、ほとんどの大学は未経験者が入部していきます。
そして、中高時代野球をやっていた選手がかなりの確率でいます。

そういう選手は皆と言っても良いぐらいの確率で利き腕側の肩関節を傷めています。
具体的には『肩甲上腕靭帯』という上腕と胸の筋肉をリンクさせる靭帯を損傷しています。



こういう「テイクバック」のポジションを頻繁に行う動作が多いと、肩の関節が開いた時に本来縮んでくれなければいけない靭帯に少しずつ弛みが生じてしまうのです。

このままだと、トレーニングだとベンチプレスをすれば利き腕側が挙がらず潰れるし、ローイングですと肩の状態が不安定なのでしっかりドライブ前半で「ハンドルにぶら下がる」事ができなくなります。
苦し紛れに無意識にドライブ前半から肘が曲がったような漕ぎになってしまうのです。
そうすると体重移動が上手く使えず、また変な身体の使い方をするので新たな故障の原因にもなります。

こういう状態になっている選手にその状態を指摘するだけでは、根本的な解決はできません。
「ぶら下がれない」本当の原因を見つけてあげなければいけないのです。

こういった選手は肩甲上腕靭帯にアプローチしてあげると肩の動きが格段に良くなりますし、ローイング自体も良くなります。

本当は入部した時にチェックして対策してあげる事ができれば、そういう選手達はもっともっと伸びる可能性を秘めています。
しかし、実際は肩が原因でパフォーマンスが思うように伸びず逆に怪我したりする事が多いのです。
ですから、これからもこういう事は啓蒙していこうと思っています。

野球以外には、テニス・バドミントン・バレーボール、そしてバスケットボールとかをやっていた選手もこういう症状を持っているケースが多々あります。
大抵が右利きなら右肩なのですが、中にはラクロスのように右利きの選手が左に振りかぶる動作をするスポーツもあります。
また、現在通っている大学生女子は中高時代に運動部に所属していなかったのですが、左の肩甲上腕靭帯を傷めていました。
これは彼女がブラスバンド部でコントラバスを演奏していたせいだと思われます。
コントラバスを支える左腕の形が、ちょうど野球とかでやる「テイクバック」に近いせいです。

このように新しく入ってきた人に対しては、運動歴を含めた活動歴みたいなのを聞きとり該当するようなものがあれば必ずチェックするのがお奨めです。
そうする事によって、スポーツ障害(すでに起こっている可能性が高いが)を未然に防ぎ、その人の競技パフォーマンスを容易に上げてくれるでしょう。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。

楽水庵

戸田で体験会を複数回開催してきました

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

この間(8月17日~19日)にまた戸田に行ってきました。
16日の夕方早目に京都を出たのですが、新名神で結構な渋滞に巻き込まれました。
まあ、お盆だから仕方ないですけど。

今回戸田では施術も行いましたが、大きな目的が2つありました。
1つ目は、来月のインカレでブースをやる場所を確保する事、
2つ目は、大学や社会人クラブに体験会を行う事、
でした。

1つ目は、間に入っていただいた方のお蔭でスッと決まりました。
インカレ及びオックスフォートレガッタは来月6日から9日まで開催されますが、その間フルで選手をサポートしたいと思っています。
一人でやれるか少し不安もありますが・・・


そして、2つ目。
これもいろんな方のお蔭で大学のボート部2校と社会人クラブに行ってきました。

18日には、大学2校に。
そのうち1校はほとんどの部員が参加してくれ、こちらもその多さに驚いたぐらいです。
講習だと参加者全員にこちらの意図を理解してもらうのは大変です。
しかし、体験会だとこちらがテーピングをした人の可動域や動きが変わったのを確認してもらえれば大丈夫です。
結構皆さん食いついてきました(^_^.)

もう1校は女子部員2名と男子マネージャー1名。
その前日にマネージャー君と話していて、私が「漕手は最後まで漕手であってほしい、怪我とかでマネージャー等になるというのを防ぎたい」と言ってら、「実は僕も腰が悪くてマネージャーになったんです」と。

そして、そのマネージャー君にテーピングをしたところ非常に腰が楽になって、これなら漕げそうな感じになりました。
例え対抗選手でなくても、マネージャーをしもっててで漕いでくれたら嬉しいですね。


そして、19日には社会人クラブ。
そこのシニア、仕事をリタイヤされてローイングライフを楽しんでおられる方々を対象に考えていましたが、残念ながらそちらは希望者無し。
その代わり(仕事では)現役世代の方々が興味を持ってくださり、そこに大学生も2名参加で行いました。








日頃から皆さんの悩みの「スカルで肘の引きが左右違う」等の悩みを建ったテープ1枚で解決したら大変驚かれたし、また喜んでいただけました。



こういう顔を見たい為にやっているのかも知れませんね。

何度も私のセミナーを受けてくれている東大OBの方もおられ、私のテーピングの進化に感嘆してくれました。

まだまだ戸田では私の知名度は高くありません。
今度のインカレ・オックスフォードレガッタでブースをやりつつ、更にまだテーピングを体験していないチームに受けてもらうように積極的に働きかけていくつもりです。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵



 

このページのトップへ