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「脳性麻痺」で手足が不自由な方へ

どこまでお役に立てるかは判りません。
まだ私も実際のところ2例しかしておりませんので・・・
ただ、下の画像のようにキネシオテープを少し貼るだけで、手が動くようになったお二人は貼った途端に「電気が走った」と言われ、直ぐに手が動くようになりました。

お一人は脳梗塞でリハビリをされたのですが、右手が上手く動きませんでした。
近所(元)の方だったので、一度試してみますかと誘ってやってみましたが、2回貼っただけで、それまでやろうとしてもできなたかった「チョキ」ができるようになりました。

もう一人は前腕の動脈を切るほどの大怪我をして小指・薬指が全然動かず医師に腱移植手術を受けるよう促されたので相談してこられました。
一度貼っただけで指がしっかり動きだし、家に帰ってからちゃんとグラスが持てたそうです。
それから来られていないので、以後は知りませんが(笑)

いろんな原因で麻痺、特に脳性麻痺を起されてリハビリをしてもなかなか元に戻らない方は多いと思います。
そして、リハビリの現場でよく言われるのが「筋肉を付けましょう」という言葉です。

だけど、筋肉を付けても神経系統でトラブルがあれば末梢の筋肉は動いてくれません。
ここで見落とされているのが、どこで神経伝達が途絶えているのか?という事です。

我々キネシオテーピングの専門家は、「皮膚」に着目しています。
麻痺を起されている方は動きにくい手足の近位(体の中心に近い方)のどこかに皮膚感覚の非常に薄い個所があります。
皮膚には電気が流れいます。
その電気の流れがそこで途絶えているので、末梢の筋肉にまで指令がいかないので動かせないのです。

間違っているかも知れませんが、この脳性麻痺は胴体部分には出ず四肢に出ます(顔面には出る方もおられます)。
右脳のある部分にダメージを受けた場合左半身に麻痺が出ますが、左半身にある内臓には影響はなく胴体の左側を触っても感覚はある筈です。
問題は肩から先・骨盤から先なのです。

PNFというリハビリ法があります。
中枢から働きかけて末梢にまで指令が届くように働きかけるやり方です。

先ほども書きましたように、私がするのは末梢から皮膚感覚のないところまでテープを貼り、その先の情報を脳に伝える、という方法です。
例え脳にダメージが残っていたとしても、脳と皮膚は元々同じ外胚葉からできたもので、ある程度脳の代わりもしてくれます。
キネシオテーピング協会加瀬会長の口癖ですが、「皮膚は脳の一部である」という訳です。

全てのリハビリが無駄と言っている訳ではありませんが、こういう臨床例があるのも事実です。
信じる信じないは読まれた方にお任せします。
ただ、いつまでも不自由な生活をされるのであれば、危険な事や痛い事もないので「ダメ元」(私は決してそうではないと確信していますが)で試してみない人は、ご自身もご家族も以後も辛い生活を覚悟されている方と解釈する他ないでしょう。

筋力トレーニングも必要な場合もありますが、罹患期が短い方ならほとんど必要ないと思われます。
長期罹患されておられた方は少しずつ筋力を取り戻す必要があります。

間違ってはいけないのは、筋力がないから動かないのではなく「指令が伝わっていない」から動かないのです!

施術としては、そこのテーピングしかいたしません。
料金は1回 2,000円です。

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