楽水庵ブログ

15年来の肩痛、上腕二頭筋長頭腱炎

今日初めて来院された30代男性。

顎の症状で来られたのだが、中高とバドミントンをされていて、以来右肩の痛みがあるとの事。
整形外科で診てもらったら滑液胞に問題があると言われたらしい。

調べてみると、野球のピッチャーがよくやる症状、「上腕二頭筋長頭腱炎」だった。
この症状の場合、上腕二頭筋と大胸筋のアタッチメント部分に炎症が起きる。
そして上2つの筋肉の機能が低下し、その部分に痛みを感じるかその真後ろの肩甲骨の外端付近に痛みを感じてしまう。

スポーツ障害としては典型的なもので、適切なテーピングをすればほとんど一発で痛みは消えてしまう。

この方も肩を傷めてからバドミントンをやめてしまったそうだが、肩が楽に動くようになったから「またやってみたい」と言われていた。
これぐらいのスポーツ障害で競技(例えお遊び程度にしても)から遠ざかっていくのは非常にモッタイナイ。

ちょっとした事で楽にスポーツできるのを知ってもらう為に、もっとPRしていかなければいけないと思った。


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