楽水庵ブログ

肋骨骨折から2週間でウルトラマラソン完走!

kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

少し前になりますが、花粉症から気管支喘息になりながら走り続け、動きが悪くなった肋間部をストレッチした際に肋骨を骨折された女性の事を書きました。詳細についてはこちらをお読みください(リンク)

その女性ですが、あのブログを書いた後に最終調整に来られ、5月3日の70㎞のウルトラマラソンを無事完走されました!
痛みもかなり軽くなっていて、少し筋肉痛がある程度になっていました。
もちろん、折った右側を下に横になれば多少の圧迫痛はしばらく残るでしょうが、動き出しで響くような痛みはもう出ないでしょう。

受傷直後に入浴(それもサウナまで!)したりして炎症を蔓延させたマイナス分もありましたが、何とか目標のレースに間に合いました。

しかし、私も10年程前に自転車に乗っていて、出会い頭に車にぶつけられ、ドアの部分に背中をしこたま強打して思いっ切り肋骨を折り、最初の2週間アクビをしかけたらあまりの痛さにアクビができなかったあの痛みも、こういう風に適切なテーピングをしていたらかなり違っていたのでしょう。

いつもこの仕事は、「元気でなければできないが、痛みを知らなければやれない」と思っているので、この肋骨骨折の痛みを体験していたのもこの女性への施術が上手くいった理由の一つなのだと思います。

骨折部分へのアプローチも大事ですが、それ以外の「何故その部分の筋膜の動きが悪いのか?」を診ないと、また動かすと痛みは出ます。
私のように交通事故なら別ですが、特にボート競技での肋骨骨折は動きの中にネガティブな原因が存在しています。
それは、肩関節の動き・腹筋の機能低下等であり、筋膜・靭帯・神経等のチェックも必要になってきます。

しかし、それらを解決すれば、これまで「日にち薬」しかなかったような肋骨骨折の回復が物凄く速まるのです。


楽水庵



過去の記事

全て見る