楽水庵ブログ
第3回公開セミナー、体幹が安定すると非常にシンプルなドライブに
こんにちは、楽水庵です。
先日13日に第3回公開セミナーを開催しました。
前回のセミナーではあまり上手い事いかずに苦労しましたので、今回は名誉挽回のつもりで臨みました。
今回のテーマは、「股関節」
腰とかを含めてやっていきました。
今回からエルゴメーターを購入しましたので、それも使って効果を確認できるようになりました。
セミナーの前日に届き一応は上げときましたけど、私自身はエルゴと縁遠かったので組み立てはセミナー当日弟子(甲南大ボート部OG)と遠路はるばる来てくれた名古屋大の学生トレーナーにやってもらいました・・・
まあ、私自身は使う気がありませんけど(笑)
ロードワークに出ている方が好きなのですが、しばらくすると梅雨の時期になりますし、外へ出られない時は仕方ないかな(^_^;)
さて、最初にモデルで呼んだのは朝日レガッタで大阪大学のコンディショニングをした時にやった女子。
彼女は仙椎の神経が詰まっている等の状態で、そのままでは体幹が安定していない。
懸垂も以前は1回するのがやっとでしたが、前回テーピングしてから数日後向こうのコーチに指示して懸垂をさせたところ3回できるようになったそうです。
いきなり10回とかは流石に無理ですが、こういう調整を続けていくと近いうちにできるようになるでしょう。
セミナーの際には、前回から10日ほど経っているのでほとんど元の状態に戻っていました。
どうしても最初の頃はテーピングの効果が続いてくれません。
そこで、一から調整。
朝日レガッタ時は多くの選手達を短時間でやっていかなければいけなかったので省略したものもあったのですが、今回はできるだけ調整してみました。
この図をご覧ください。
ボールペンで書いた図はどうも薄くて読めないとセミナーの際に指摘されたので、今回はマジックで書いてみました(笑)
まあ、相変わらず下手な図ですがm(__)m
私が先ずやるのは、座ってキャッチの姿勢を取ってもらいます。
そこで私が相手の両手を持って引っ張り合いをします。
その時に背中のどこに力が入るかをチェックしました。
すると、広背筋の停止部付近、腕の付け根から肩甲骨付近にしかか入っていませんでした。
おまけに体幹が安定していないので、腰も落ちますので余計故障しやすい。
これでは一から大殿筋等を収縮させ、なおかつ大腿直筋等で膝関節も伸展させなければいけません。
ドライブのリズムも複雑になるし、水中の強さ・スピードも期待できません。
詳細は省きますが、仙椎の神経の通りを良くして腹筋群の機能を向上させ、その他諸々の調整をして先ほどのキャッチの姿勢で引っ張り合いをしたら、今度は先ほどの場所ばかりでなく、背中全体から臀部まで力が入るようになりました。。
つまり、背面全てで抵抗できるという事です。
言い換えてみれば、これでドライブ前半何をしなくても既に股関節が使えているという事です。
後は膝関節を伸展させていけば良いだけなので、考えてみれば非常にシンプルなドライブになります。
実際この後エルゴを引いてもらいましたが、非常に良い漕ぎになっていました。
まあ、シングルスカルの場合はリズムが複雑でも本人に圧倒的なポテンシャルがあればパフォーマンスを出す事は可能でしょうが、フォアやエイトになるとそうはいきません。
やはり、シンプル・イズ・ベストです。
特に2000mのレースでは尚更です。
こういう調整をしながら練習を重ねるとドンドン強くなっていくでしょう。
楽水庵
先日13日に第3回公開セミナーを開催しました。
前回のセミナーではあまり上手い事いかずに苦労しましたので、今回は名誉挽回のつもりで臨みました。
今回のテーマは、「股関節」
腰とかを含めてやっていきました。
今回からエルゴメーターを購入しましたので、それも使って効果を確認できるようになりました。
セミナーの前日に届き一応は上げときましたけど、私自身はエルゴと縁遠かったので組み立てはセミナー当日弟子(甲南大ボート部OG)と遠路はるばる来てくれた名古屋大の学生トレーナーにやってもらいました・・・
まあ、私自身は使う気がありませんけど(笑)
ロードワークに出ている方が好きなのですが、しばらくすると梅雨の時期になりますし、外へ出られない時は仕方ないかな(^_^;)
さて、最初にモデルで呼んだのは朝日レガッタで大阪大学のコンディショニングをした時にやった女子。
彼女は仙椎の神経が詰まっている等の状態で、そのままでは体幹が安定していない。
懸垂も以前は1回するのがやっとでしたが、前回テーピングしてから数日後向こうのコーチに指示して懸垂をさせたところ3回できるようになったそうです。
いきなり10回とかは流石に無理ですが、こういう調整を続けていくと近いうちにできるようになるでしょう。
セミナーの際には、前回から10日ほど経っているのでほとんど元の状態に戻っていました。
どうしても最初の頃はテーピングの効果が続いてくれません。
そこで、一から調整。
朝日レガッタ時は多くの選手達を短時間でやっていかなければいけなかったので省略したものもあったのですが、今回はできるだけ調整してみました。
この図をご覧ください。
ボールペンで書いた図はどうも薄くて読めないとセミナーの際に指摘されたので、今回はマジックで書いてみました(笑)
まあ、相変わらず下手な図ですがm(__)m
私が先ずやるのは、座ってキャッチの姿勢を取ってもらいます。
そこで私が相手の両手を持って引っ張り合いをします。
その時に背中のどこに力が入るかをチェックしました。
すると、広背筋の停止部付近、腕の付け根から肩甲骨付近にしかか入っていませんでした。
おまけに体幹が安定していないので、腰も落ちますので余計故障しやすい。
これでは一から大殿筋等を収縮させ、なおかつ大腿直筋等で膝関節も伸展させなければいけません。
ドライブのリズムも複雑になるし、水中の強さ・スピードも期待できません。
詳細は省きますが、仙椎の神経の通りを良くして腹筋群の機能を向上させ、その他諸々の調整をして先ほどのキャッチの姿勢で引っ張り合いをしたら、今度は先ほどの場所ばかりでなく、背中全体から臀部まで力が入るようになりました。。
つまり、背面全てで抵抗できるという事です。
言い換えてみれば、これでドライブ前半何をしなくても既に股関節が使えているという事です。
後は膝関節を伸展させていけば良いだけなので、考えてみれば非常にシンプルなドライブになります。
実際この後エルゴを引いてもらいましたが、非常に良い漕ぎになっていました。
まあ、シングルスカルの場合はリズムが複雑でも本人に圧倒的なポテンシャルがあればパフォーマンスを出す事は可能でしょうが、フォアやエイトになるとそうはいきません。
やはり、シンプル・イズ・ベストです。
特に2000mのレースでは尚更です。
こういう調整をしながら練習を重ねるとドンドン強くなっていくでしょう。
楽水庵