楽水庵ブログ

ボート選手、キャッチの際に膝が痛む人は

こんにちは、テーピング整体師
「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」専門院の楽水庵です。

昨年末にキツイ腰痛を起こした常連の女性に対しての施術した時の事です。

年末年始と施術してだいぶ痛みは和らいできたので、もう一度最初からチェックしてみました。
するとやはり腸腰筋、それも大腰筋が左右共に機能低下しています。

こういう状態だと普段の生活ですと「靴下が履きにくい」とか「ズボンが履きにくい」という現象になります。
私も靴下は座って履く方ですが、本当に腸腰筋が弱ってくる立ったままズボンが履けなくなります。

せっかくエルゴメーターがあるのでシートに座ってもらいました。



ローイングの動作でシートを前に出す動作、この際に膝関節もですが主に「股関節の屈曲」を使います。
そして、その股関節の屈曲の役割を主に担っているのがまさに腸腰筋なのです。

この腸腰筋がしっかり働かないとシートを前に出しにくいし、無理して出そうとすると大腿四頭筋を引っ張る形になります。
そうするとキャッチ前の動作時に「膝が痛い」という事になってしまうのです。

もちろん、膝の関節に問題があり痛みが出る場合も多々あります。
ただ、それも元々この「腸腰筋の機能低下」を放置していて無理が掛かってしまい、その結果膝関節そのものに問題が発生するというパーターンがほとんどなのです。
ですので、膝関節の施術にはそういう事も考慮してしっかり膝周りの筋肉の機能が働くようにしていかなければいけません。


さて、この女性の話に戻ります。
施術前にシートを出してもらうとやはり膝に痛みが出ました。
先ほど説明したような理由からです。
そして、腸腰筋を調整してもう一度エルゴメーターに座ってシートを前に出しても痛みは出なくなりました。

是非、膝が痛い時はそういうケースも多いという事をご考慮ください。


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります


楽水庵 
 
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