楽水庵ブログ

神経圧迫の原因の一つ、鼠蹊部リンパの詰まり

30代女性、2度目の来院。
前回右腰椎1番から仙椎1番まで神経圧迫があり、ジェルフィッシュテープを貼って改善した。

ただ、元々アトピーがあり痒くなるという事で、敏感肌用を貼るという選択もあったが、テーピングなしでどうすれば良いかと模索。

アクティベーターで打ってみたが、あまり良化が認められなかったので、次の可能性を探す。
すると、右の大腿部が左と比べ浮腫んでいるので、鼠蹊部のリンパ節を調べるとやはり右が詰まっている。

テープが大丈夫な人なら、下腹部に右鼠蹊部から左鼠蹊部に向かってバイパステープを貼り、リンパの処理を詰まっていない左鼠蹊部にも担ってもらうのだが、この方の場合はテープにかぶれ易いので、それはやらない方が賢明。
手でやさしく右から左に誘導。

それをしばらくやって、右の筋機能をチェックするとかなり機能が戻っていた。
皮膚感覚も正常に。
この方の場合、これが原因だったのか。

神経圧迫の原因は様々で、今回のケースが神経圧迫を起こしている全ての人に当て嵌まるとは思えないが、機械的にただジェルフィッシュを貼るのではなく、いろんな可能性を探り、その選択肢の中でジェルフィッシュテープ、という形が最善なのだろう。

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