楽水庵ブログ

野球部の高校生、大腿四頭筋の痛みの原因

動き出しに(特に左の)膝上が痛む症状。

総合的に検査すると、股関節周りの筋肉がほとんど使われていない。
スクワットをしていても、大臀筋を使って挙げるという意識・イメージが全くなかった。
本来股関節の筋肉を使って動かなければいけないのを、彼は大腿四頭筋ばかり使ってやろうとしている。
だから、動き出しがやはり鈍いらしい(本人及びチームメイト談)。

こういうケースの場合は、股関節を動かすというイメージをまず脳に刷り込んでもらわなければいけない。
手っ取り早いのは、テーピングで股関節周りの筋機能を上げ動きやすくする事。

大腰筋・梨状筋・大臀筋にテーピング。
これでフィールディングしてもらうと、動きが全然違うようなったらしい。

そして、次に大腿四頭筋テープ。
左は膝上に少し筋断裂があるので、コレクションテープを貼って隙間を作る(写真左)。

下腿部はひらめ筋テープを足底筋膜テープと併せて貼付。
母趾球から小趾球にかけて貼ってあるのが、梨状筋の代替テープ(写真右)。

次の日にチームメイトが来たので彼の様子を聞いたが、練習後は少し痛そうにしていたが、練習中は普通に動けていたそうだ。
こういうアプローチを続けていれば、光明は見いだされると信じている。

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