楽水庵ブログ

足の爪が当たって痛い・・・

斑鳩法隆寺マラソンにテーピングサービスに行った際の事。

レース後にクールダウンに来られた女性が、「両足の爪(2趾)が痛い、一度爪が剥がれて生えてきたが、やはり痛いので何とかなりませんか?」と言われた。
見ると、両2趾に絆創膏を巻いている。
女性としては、キネシオテーピングを巻いた方が効果があるのではないか、という考えだったと思う。

別のメンバーがその女性を担当していたが、交代。
女性にまず、開帳足、つまり横のアーチが足らないので、2-4趾が浮き気味ですっと伸びていない。
その為に、本来は指腹で接地しなければならないのに、2趾が爪先で着地するような形になっている。
このままでは、何を巻いても爪を傷めてしまう。

外反母趾(特に右の状態が良くない)もあったので、矯正テープをまず貼る。
幸い母趾は外旋していなかったので、案外良くなるのも早い。
次に足底テープで横アーチを作る。
そして、右の母趾の力が入りにくいので、右腰椎5番にジェルフィッシュテープ。
右腰椎5番の神経圧迫は、右鼠蹊部リンパ節が詰まっていたので、日頃から手で誘導してもらえればジェルフィッシュを貼る必要もなくなっていくだろう。

そうして立ってもらうと、すっと指腹が接地して爪が当たる事はなくなった。
「こんなのは生まれて初めて!」と言われていたが、「10代の女の子がそう言えばかわいいんやけど・・・」と交ぜ返す自分(-_-;)
まあ、要らん事言いですわ(笑)

結構こういう方はおられ、高校で野球をやっている子も、自分が足底テープを貼るようにアドバイスをするまでは走ると、2-4趾のうちどれかは忘れたが、着地する時に第1関節が当たっていたらしい。
本当に足のアーチを整える事で、必要のないトラブルを避ける事ができる。

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