楽水庵ブログ

故障からの回復のスピードの差は...

バドミントンをしている中学生女子。
昨年暮れに右大腿部の肉離れをして、未だ前方のシャトルを拾う動きをするとかなり痛い。

内転筋の機能が低下しているので、長内転筋スリットテープと狭間コレクションテープを貼ると痛みがかなり軽減したが、問題は鼠蹊部リンパ節の機能が弱い点。
両方ともかなり詰まっている。
幸い坐骨リンパ節は正常だったので、そちらに迂回させるテーピングを施した。

傷めた所の掃除をしてくれるのがリンパ液で、掃除して汚れたリンパ液を素早く浄化してまた戻す、その繰り返しのスピードが遅いと回復の時間が掛かってしまう。
下肢のリンパ液は主に鼠蹊部リンパ節に戻ってくるので、そこが詰まっていると残念ながら故障から回復できないだろう。

首や肩なら、鎖骨下リンパ節や腋下リンパ節がそれに当たる。
施術をする場合、そこも見る必要がある。
また、その周辺の筋肉の機能が低下していると、リンパの流れも当然悪くなる。


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