楽水庵ブログ

鼻・肩・背中に・・・

週に1度通っている高校生。
野球部でサードを守っている。

最初の頃はシンスプリントの症状が強く歩様もおかしくなっていたが、最近では走っても痛みが出なくなったそうだ。

その代り、守備練習の送球で肩を傷めた模様で、最近では肩周りがメイン。
それと左膝上の大腿直筋の部分断裂がある模様で、それも軽くテーピングしておくと楽だと言う。

そして、今回は当日にノックを受けていてイレギュラーした打球が鼻を直撃。
来院した時点では出血がまだ止まっていなかったので、もう一度絆創膏を貼ってその上に腫れを軽減させる目的でスリットテープを2枚クロスさせるように貼った(写真左)。
本来は直に貼ると効果がもっとあるのだが、出血が続いている状態では致し方ない。
骨折かどうか念の為病院で検査を受けるそうだが、単なる打撲なら出血が止まったら直にこのテーピングをしてくれると治りも早い。

そして、肝心の右肩。
ありがちなスポーツ障害だが、彼も上腕二頭筋の長頭腱の炎症を起こしている。
上腕二頭筋テープと大胸筋テープを併せたテーピングを先ず、それに小胸筋テープ、そして上部の筋膜がかなり内にずれていたので矯正の為のコレクションテープを貼付(写真中央)。

背部は、棘上筋テープに棘下筋テープに下僧帽筋テープを貼る(写真右)。

首も頚板状筋を傷めていたので、肩甲下筋と共にリリースを行った。

終わった後にシャドウでスローイングを何回かしてもらったが、痛みはなくなり「かなり良い感じ」と言ってくれた。

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