楽水庵ブログ

内反小趾と鼻炎

「まだまだ時間が掛かる」で紹介した左手と左脚に痺れが出ている男性。
足元のチェックをしてみると、かなりの内反小趾。

内反小趾とは、外反母趾の症状が小趾に出ていると思ってください。
小趾球が外に飛び出し、小趾が内に入ってしまう状態。

この男性の場合は、小趾が4趾の下に潜ってしまっていた。
更に小趾がかなり外旋していた。
これではしっかり立ったり歩いたりできない。

また、鼻炎が強く薬を常用しているそうだが、
4趾・小趾がしっかり接地できていない為に、
足趾の腹にある副鼻腔の反射区への刺激が不足していると考えられる。
鼻炎の薬は結構副作用が強いので、それが頭痛の原因の一つと想像される。

そこで、足底アーチテープと小趾の外旋を矯正するテーピング。
これで立ったり歩いてもらうと「足趾の接地面が増えました」との感想。
そして、内に入ってしまっている小趾を外に戻すテーピング。
更に接地面が増えたとの事。

これで毎日しっかり歩いてもらうと、薬を飲まなくても鼻炎はかなり軽減できると思う。
今回は薬を飲んでおられて鼻炎の症状が出ていなかったので足趾への鼻炎テープは貼付しなかったが、
次回は他のテーピングと一緒に貼り方を覚えてもらう予定。




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