楽水庵ブログ

「だんだんと痺れはマシになってきて来ます」

以前に紹介した、「右手の機能喪失した方」

以前はいろんなテーピングを試してみたが、
この方の場合神経がどう走っているか全く判らない。

よって、無暗にテーピングをするよりも、
大元の首等の筋肉バランスを良くする事を心掛けている。
末梢の神経の走行は不明でも大元の神経の出所は確かなので。

そして、右手の機能喪失で右の首や肩甲骨は楽をしていると考えがちだが、
それはとんでもない誤解。
逆に自由に動かせないので、動かせる左よりも張りが強い。

そういう事が何回か施術してみて判ってきたので、そういう方針を立てている。

この間も来院され、痺れの具合を問うと、
「だんだんとマシになってきています」と言って下さった。

何よりこの冬の手の冷たさが段違いに楽になったのをを喜んでくださっていた。
やはり血行が良くなってきたのだろう。

薄皮を一枚ずつ剥いでいくようなやり方だが、
それでも一歩ずつ確実に前へ進んでいると確信しています。

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