楽水庵ブログ

反り腰?いや、出尻(でっちり)です!

腰痛で通院されている40代の女性。

まだ腰の違和感が少し残っているようだが、
最近ご自身でも自分の姿勢のチェックをされているようだ。

まず、肩の高さの違い。
左が上がっていると思われていたが、実は右が下がっている。
自分もそうなのだが、気を付けていないと右肩が下がってしまう人は多い。
一説によると、右には肝臓があり、肝臓は重い臓器なのでその重さに引きずられてしまうそうだ。

問題は、そういう傾向があるという事を認識しているかどうか。
時々、自分の真っ直ぐだという姿勢を姿見して、
イメージと実際の乖離を調整する必要がある。
そうでないと誤ったイメージが脳に擦り込まれてしまうのです。

また、「私、反り腰みたいなんですけど」と言われるので姿勢を再チェック。
う~ん、反り腰ではなくお尻が後ろに突き出した「出尻(でっちり)」ですね。
確かに腰は反っているように見えますが、ちょっと違います。

出尻になるという事は、立位で大臀筋等のお尻の筋肉が弛みきっているという事。
おまけに出尻状態だと顎が上がってしまうので、
ぜんしゃ
そして、そういう方は腸骨筋が拘縮(固くなっている)状態になっている事が多い。
だから、大腰筋や腸骨筋等の股関節の屈曲筋を弛めてあげると、
拮抗筋である大臀筋が収縮しやすくなります。
結果的に出尻状態が解消されます。

大袈裟に出尻状態を作って、そこからお尻を締め顎を少し引いて正しい姿勢を作る、
というエクササイズをするのも良いと思います。



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