楽水庵ブログ

変な風潮、何故海外のアスリートはタトゥを入れたがる?

これだけ巷にスポーツトレーニング理論とかが溢れかえっているのに、
何故海外のトレーナーは選手達にタトゥを入れるのを止めさせられないのでしょう?

別に公序良俗の事に関して述べているのではありません。

身体をスムーズに動かす為には皮膚・筋膜の動きの滑らかさが欠かせません。
だから、火傷の跡や手術跡にしてもそれが原因で皮膚の滑走の妨げになり、
その為に筋肉や臓器の機能に支障をきたしている事が多々あるのです。

当院に来られている女性で、帝王切開の手術跡の為に月経不順になられている方もおられます。
ちょうど恥骨上の仙椎3番の皮膚支配領域に手術跡がある為に子宮や卵巣の動きに支障があるようです。

そういう事が判ってきているのに、選手達にタトゥを入れさせて平気なトレーナーを含めた指導陣。
よく理解できません。

顰蹙を買うかも知れませんが、自分は喫煙者です。
煙草は運動機能を低下させる可能性があるのは事実です。
しかし、ツール・ド・フランスを5勝したエディ・メルクス選手も現役時代を含めてヘビースモーカーでした。
勿論、メルクス選手は例外なのかも知れません。
メルクス選手が喫煙者でツール・ド・フランスを5勝したから他のアスリートも煙草を吸ったら良いとも思いません。

この逆が今流行のタトゥではないでしょうか?
たまたまタトゥを入れているアスリートの何割かがオリンピックやワールドカップで活躍しているからといって、
皆がタトゥを入れて良い、とはならないと思います。

ありがたい事に、この面に関しては良識のある日本のアスリート及び指導陣はこの点も踏まえて、
今後ともタトゥを避けていただきたい。

真似しなくても良い事はしない方が良いに決まっています。

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